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災難な通信士?のお話13

/災難な通信士?のお話13

作者:ぽーにょ
気が付いたら最後に更新してから一週間経ってた!(^ρ^)
―――――――――――――
俺達は司令室に集まってる。コリンとジャックは来てない様だ・・・
「皆、揃ったかな・・・?」
ノワールとラシャが司令室に入って来た。
早速、ラシャが話し始める
「さて、今回の議題だが・・・そろそろ人数が増えてきたので『別動隊』を作ろうと思う」
「別動隊?」
「ああ、ジョウト基地の内部情報を漁ってみたのだが
やはりセキュリティの厳しい所まで入らないとミュウツーの居場所については何も解らないのだ」
ノワールは困った顔でモニターに向き直る。
「しかしセキュリティーを相手にすると時間がかかってしまう・・・」
「そこでだ。確かコイツに・・・」
ラシャが一枚のメディアを差し込み、パスワードを入力する。
「よし・・・コイツを見てくれ」
司令室のメインモニターに地図らしき物が表示される。
「何かしら、・・・カントーでもジョウトでもないわね」
「そうだアシュリー、一般的には『オレンジ諸島』と呼ばれている所だ」
「ラシャ、質問だ」
「何だ、シグ?」
「もしそこにミュウツーが居るとするなら・・・いくらなんでもセキュリティー脆過ぎないか?」
「メディアには『住所録』と書いてあるだろう・・・
奴の居場所が記されたメディアは3つのかけらにされ、
カントー、ジョウト、ホウエンそれぞれの指揮官が持ってる。
ライスが持っていたのもそれだ」
クリスが手を挙げる。
「じゃあ今表示されてる地図は何を示してるの?」
「私の師、アバカン・スペクトラ・ドラグノフ三人の居場所だ。
仲間にはなってくれないとは思うが、今後のために
お前達には稽古をつけて貰おうと思う」
ラシャは懐かしそうに話す。
「誰なんだ?そいつら」
「三人とも所謂プロだ。私とは旧友といった仲だな」
シリウスも食いつく。
「確か・・・『炎帝』のアバカンは爆炎の如き火力で数多の敵を一撃に沈め、
『雷皇』のスペクトラは雷の如き速さで標的を捕捉、奪取し、
『水君』のドラグノフは的確な狙撃技術と明鏡止水の如く冷静な指示で二人の任務を成功に導いた
・・・らしいな」
ラシャも感心した様子で頷いた。
「よく知ってるな・・・

ちなみに私とシグはドラグノフに、メロディはアバカン、
クリスはスペクトラに稽古をつけて貰う」
「ちょっと待て!俺達はどうするんだ?」
・・・そうだった。それだとシリウス、アシュリー、ガナードやサラザール達はどうするんだ?
ノワールが口を開く。
「私達シンオウ組はジョウト基地の防衛だ」
シリウスも残念そうにうなだれる。
「ちぇ・・・仕方ないか」
その時、ジャックとコリンが帰って来た。
「すまない遅くなった!」
「お・・・遅れてsまいました(噛」
ノワールが二人に質問する。
「・・・で、『特殊武器庫』には何があった?」
「これです!」
ジャックとコリンが何かを取り出す。
これは・・・スティンガー*1と・・・ジャベリン*2だな
「うーん・・・出番はまだなさそうだな。元に戻しておいてくれ」
「「はーい」」
二人が司令室から出ていくのを見届けた後、ラシャが俺達に話す。
「よし、ではシグ・クリス・ジャック・コリン・メロディと私は
オレンジ諸島でしばらくトレーニングをする。ノワール・・・ジョウト基地を頼むぞ」
「分かりました・・・ガナード、サラザール」
「「何だ?」」
「二人は物資及び資金の管理を頼む」
「「へっへっへ・・・分かったぜ」」
二人は早速司令室を後にする。
「シリウスとアシュリーは機器のメンテナンスを頼む」
「「了解!」」
シリウス達も司令室から出ていく。
「では、行ってくる」
「成長したお前達を待ってるぞ」
――――――――
「皆、準備はいいか?」
ラシャの号令がかかる。皆はすでに荷物をまとめていた。
「シグ、準備オーケーです」
「クリス、いいわよ!」
「ジャック、出発はいつでも!」
「コリン、大丈夫dす!(噛」
「メロディ・・・行けます」
「よし、クリス以外は私に乗れ!」
シグ達がラシャの背中に上っていく。
シグ・・・
ジャック・・・「うっ」
コリン・・・
メロディ・・・「うぐふっ!?」
ラシャが咳込む。
「ケホ・・・い、行くぞ・・・!」
シグ達を乗せてラシャは羽ばたき、身体は宙に浮く・・・
「(やっぱり・・・私の重さは負担になるのでしょうか・・・?)」
メロディの表情はやっぱり凹んでいた。
――――――――
場所は変わってオレンジ諸島・・・
――――――――
「ねえアバカン、ドラグノフ・・・さっきラシャのボウヤから連絡があってね、
『自分と連れのトレーニングをお願いしたい』だってさ」
ライコウが隣でチェスを打っていたエンテイとスイクンに話し掛ける。
アバカンと呼ばれたエンテイは嬉しそうな表情で駒を進める。
「グハハ、あのガキもツレを持つまでになったか!」
ドラグノフと呼ばれたスイクンは落ち着いた表情でアバカンの駒を取っていく。
「ほう、興味深い話ですね・・・チェックメイト」
「なっ!?」
「あらら・・・慎重なドラグノフでも盤上ではガッツリ攻めるのねぇ」
今回もドラグノフの圧勝の様である。
「ぐっ・・・これで50戦全敗かぁっ・・・!」
アバカンは悔しそうにしながら前足をテーブルの縁にかけて・・・
『ラシャだ!誰か開けてくれないか?』
「おっ、来たわね・・・ちなみにアバカン、
ソレやったら駒が無くなるからいい加減止めてね?」
スペクトラが扉を開けると、ラシャ達が入って来た。
「あら、久しぶり~」
ラシャが会釈する。
「久しぶりだな、皆」
「おう!ラシャ坊、元気だったか?」
「後ろの方々があなたの連れですね・・・」
俺達は順に自己紹介する。
その時、アバカンが異変に気付いた。
「ん?人数が増えたのか?」
「ああ、二人には『屋敷』に入ってもらう」
「屋敷?」
ジャックが首を傾げる。
「通称からくり屋敷、二人にはぴったりのトレーニング場だと思う」
「とりあえず、今日は遅い。明日からはビシビシ強くなって貰うからな!覚悟しろ!」
打倒カントー、打倒ホウエン!
打倒ミュウツーへとまた一歩近付いた。
――――――――
>>災難な通信士?のお話14(シグ、ラシャ編)
>>災難な通信士?のお話14(クリス編)
>>災難な通信士?のお話14(メロディ編)
>>災難な通信士?のお話14(ジャック、コリン編)

クリスマス商戦って・・・怖いね!

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*1 ロックオンできる地対空ミサイル。携行できるタイプ
*2 ロックオン可能、一旦急上昇した後に真上から爆撃する地対地ミサイル

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Last-modified: 2009-12-20 (日) 00:00:00
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