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緑と赤の新たな旅人13

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-第13話-  新たな仲間

僕は、どうなったんだろう・・・
肩に槍を刺されて・・・・隕石が急に爆発し、虹色のポケモンが
レナ達を光で包んでた・・・そこから記憶がない
第一に僕は、生きているのか?それとも死んでいるのか?
それさえも分からない・・・辺りは、暗闇で黒く染まり
僕の体は、半透明で、白黒であり・・・変に浮遊感も感じる
僕は、そこにボーッとして、漂っている・・・
肩の痛みは、ない・・・でも体が動かない
動かそうとしても、体が反応しない・・・・
一体どうなってるんだと、内心思った。
しばらく、僕は、そのままでいた・・・
どれくらい経っただろう・・・体内時計は、だいたい、1時間ぐらいと
指していた・・・その時だ!
辺りの暗闇がいきなり、晴れて・・・
暗闇で、染まっていた、空間が・・・・虹色になった。
辺りが急に眩しくなったため、僕は、手で目を覆う
(なんだ?!この、まぶしい光は!)
僕の体が半透明だったのに元に戻っていく・・・・
白黒だったのも、いつもの色に戻っていく・・
やがて、体も動くようになった。
浮遊感は、変わらないが・・・・
5分ぐらい経った頃・・・距離は、分からないが、僕の前方に
白い眩しく光る、リングが出現した。
眩しくて、よく見えないが
リングの中から、何かが出てきた。
その何かは、虹色に光っていた・・・
『アナキよ・・・』
「あの時の?!もしかして、虹色に光るポケモン!?」
『そうです・・・』
その虹色に光るポケモンは、僕を抱きついてきた
「!」
『目覚めの時です・・・』
そっと、僕の耳元で、囁く
次の瞬間!
僕の体は、高速で回転し始めた!!
僕は、吐き気とゴチャゴチャになる視界を感じていた
やがて、僕は、その空間から消えた・・・・・・
ドシン!!
僕の体にドシンという音が響いた・・
僕は、そっと、目を開けてみる・・・
まだ、視界がぼやけている・・しばらく時間が経って・・・・・
視界が回復した。僕は、上半身を起こす。
僕は、木で出来た
簡易ベットの上に横たわっていたようだ・・・
此処は、何所か情報収集する為に僕は、ベットから降りて
辺りを見回した・・・
僕の寝ていた、ベットの左右に同じ構造のベットがあった
2つ共、空いているが・・・
僕のベットを中心に丸く落ち葉が地面に落ちていて
木がそのスペースには、無い
スペースは、半径10M程だ。
スペース外は、木が所々に生えていて、ふかふかの土だ
僕は、歩き始めようとした時・・・
タッタッタッ
足音が聞こえてきた・・・
僕は、音がする方を見る・・・
緑色の動く何かが見える
「あれは・・・・」
僕は、正体を確かめようとよく見る
4本足で、茶色の綺麗な瞳、体のあちこちに植物が生えていて
綺麗な毛並みのポケモン・・・・背中には、木の実を沢山背負っている
「イレス!!!」
イレスは、あんな瀕死以上とも言える攻撃を喰らったはず・・・・
しかし、現に生きている!!
僕の心は、うれしい気持ちでいっぱいになった。
僕の歓喜の声が聞こえたのか、イレスが木の実をその場に下ろし走ってくる
「!」
イレスは、驚いた様子を見せる
僕は、イレスに近づく・・・
「アナ・・・キ・・・さん・・」
イレスは、涙目になり僕に飛びつく
「わわっ!」
僕は、イレスに押し倒される
イレスは、僕に這うような体勢になり僕の顔のまえに
自分の顔を持ってくる
「グスッ・・アナキさん・・・寂しかったよ・・・」
イレスは、僕の首に抱きつき、泣き始める・・
イレスの瞳から大粒の涙が流れてくる
大粒の涙は、僕の首を濡らす・・・
僕は、イレスの寂しさの証を全て、首で受け止めてあげた・・・・・

【20分後】

イレスは、泣き止んだ・・・
「アナキさん」
「何だ?」
イレスは、這うような体勢を止めて、話しかけてきた
「その・・・アナキさんは、いつ起きたんですか?」
「あぁ、起きてすぐ、イレスが来た・・・」
「じゃあ、起きたばかり・・・という事ですか・・・」
僕は、上半身を起こした
「僕は、どのくらい気を失ってた?」
「2週間・・・です。」
前より、一週間増えてるな・・・
僕は、立ち上がり・・・ベットに腰掛けた
イレスは、同じようにベットに飛び乗った
僕の左側に座り、尻尾を左右に振っている
笑顔で、僕を見てくる
「あっ!そうだ!なぁ・・・イレス、リバァナに襲われたときに助けてくれた奴は・・・」
「それは、k・・「俺が話す」
イレスが喋ろうとした時に誰かが割り込んできた・・・。


-2-  二匹の命の恩人

僕は、振り返る・・・
「ガオッ!!!」
「!!!!!」
僕は、驚きのあまり、ベットから転げ落ちる
「ハハハ!!その反応うける!!」
僕を驚かした、本人は、笑い始める
なんだか僕は、腹立ってきた・・・
「はぁ・・・ルアノ・・・驚かす必要ないんじゃない?」
僕を驚かした奴の後ろから、声がした
そこから出てきたポケモンは、喋り始めた
「自己紹介するわ、私は、クレア・・・見ての通り、クレセリアよ」
「俺は、ルアノだ・・種族名は、ルギアだ・・・
よろしく【選ばれし人間】アナキ・・・」
そういって、目の前のクレセリアとルギアは、お辞儀する
「こ、こちらこそ・・・よろしく・・・」
僕は、お辞儀を返す
クレセリアの後ろから、レナが出てきて
僕に頬擦りする・・・
少し経ったら、レナは、僕を解放した
「それにしても、お前の反応は、面白かったよ!」
「ルアノ、やめなさい」
クレアは、ルアノを叱る
なんだか、親子みたいに仲が良いなと僕は、思った
(ん?待てよ・・・ルギアが地上に出ると嵐が起こると聞いたことがあるけど・・・)
僕は、不思議に思い本人に立ち上がり聞いてみた
「あの・・ルアノ様、ルギアが地上に出ると嵐が起こると聞いたことがあるんですが」
「あぁ、そのことか・・・最近は、空間がおかしくなっていて、俺が出ても何故か
嵐が起こらないんだ。まぁ、俺は、好都合なんだがな・・・」
ルアノ様は、そこまで、言って僕の顔の前に顔を持ってきて、こう言った。
「あのさ、アナキさぁ・・・俺達に・・・『様』は、付けなくて良いよ」
「えっ、でも・・・」
チュッ
「!」
ルアノ様が僕の唇にキスしてきた
「つけるんだったら、その度にキスするよ?」
「え!い、いいです!キスは、だから、しないで下さい!!」
ルアノは、笑顔になる
「ホモじゃないぞ・・・こう見えても俺は、♀だぞ」
「は?!」
「その驚いた顔もうける~!」
僕の顔が赤くなるのが分かった・・・
「私もルアノも♀よ」
クレアが言ってくる
「そろそろ本題にはいろうか」
ルアノがまじめな顔になる
「あら、ルアノがそんなにまじめな顔になったの始めてみたわ」
クレアがルアノをからかう
「はぁ?俺は、まじめな顔になるのは、初めてじゃないぞ!!」
ルアノが顔を赤くして、言い返す
「「まぁまぁ、仲良くしましょうよ」」
レナとイレスがとめる
「じゃあ、俺から話す・・・お前が見た、虹色のポケモンは、クレアだ・・・
俺は、お前の視界に入ってなかったようだな・・隕石があったろ、隕石は
俺のエアロブラストで、破壊した。んで、リバァナの頭は、
ハイドロポンプで、倒した」
「で、私が貴方のポケモンのレナとイレスを【虹の光】で、回復させたわけ
もちろん、貴方も回復させたけどね・・・」
「じゃあ、クレアさんとルアノさんは、僕達の命の恩人・・・」
「そういうことよ、アナキさん」
イレスが言ってくる
「有難う御座います。じゃ、なにか、望むことは、無いですか?
できる範囲であれば、叶えますが・・・」
僕がそう言うと、ルアノさんとクレアさんは、相談し始めた・・・

【3分後】

「じゃ、俺とクレアをお前の仲間にしろ」
「え!」
僕は、驚きで目を丸くする
「できる範囲に入ってるでしょ」
クレアさんが言ってくる
「分かったよ」
僕は、まず、クレアさんにボールを投げる
クレアさんにボールが当たり、ボールにクレアさんが吸い込まれる
「さぁ、今度は、俺だ」
ルアノさんは、笑顔になる
僕は、ボールを投げる・・こうして、僕は、
クレセリアのクレアさんとルギアのルアノさんを仲間にした。
僕は、ルアノさんを出した
「早速、何か用があるのか?」
「その・・・此処は、何所ですか?」
「わからないか・・・満月島だ。」
僕は、満月島にいることが分かった
「ノモセシティまで、運んでくれますか?」
「もちろん、いいよ・・・レナかイレス片方をボールに戻してくれ」
レナを戻して、僕は、ルアノさんの首に乗った
僕は、イレスを引き上げて、僕の後ろに座らせた。
「しっかり、摑まってろよ!」
そう言って、ルアノさんは、飛び立った・・・・


緑と赤の新たな旅人14



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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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