時渡りの英雄
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時渡りの英雄、ついに終わりました。今まで応援のコメントをくださった皆さん、ありがとうございました。
実は当初の予定よりもずっと長くなってしまいまして……1秒に10文字読んでも24時間で読み切れないぐらい長いです。
なので、こんな長い物語よめねーよ! と言われる方が多い事多い事。
こんな長い物語ですが、最後まで付き合ってくれた方は多くいるようでして、本当に感謝感激です。
さて、この作品は昔の作品のリメイクなわけでして……昔は40万文字くらいしかなかったわけなのですが……シデンやアグニの動向を加えたり、サブキャラを多くしたり、会話シーンを追加したりとやっている内にこんなに長くなってしまいました。
まぁ、愛ですから仕方ないですよね。
今回のリメイクでこだわったのは、ラスボスの強さとより色濃い心理描写でした。
ラスボスが弱く、あっさりと倒されてしまった時のゲームや漫画でのがっかり感は異常ですし、そうならないように……ということで、『こいつどうやって倒すんだ』ってくらいに強く設定しました。
ただ、設定すると言っても描写が伴わなければダメなのは、色んなアンチ系の2ちゃんスレで言われていることですので、その強さを描写するために白羽の矢が立ったのがシャロットという事なのです。あのトキとの戦闘、リメイク前から私の作品を見てくれた人にはどう映ったのでしょうね? リメイク前からいろいろはっちゃけていたシャロットが、さらにはっちゃけたおかげで作者としては非常にノリノリだったのですが、若干引いてしまった人もいそうな気がしますw
DBの魔人ブゥ並みの絶望感を出すには、あれくらいでも足りないくらいなので……
そして、リメイク前も滅びの歌で勝負をつけてしまった最終決戦でしたが、今回はその展開を微妙に変えて、展開を変える前に6話目あたりから伏線を仕込んでみたり、かなり力を入れた思い出があります。
最終的に一対一にするために、あのアイテムを一つだけ残すべく、思えば宗教の設定やら、キャラの設定やらでかなり練りこんだもんです。そんなことを色々考えた結果、世界観も大きな広がりを見せまして……こんなに長くなっちゃったんですよねー。長けりゃいいってもんじゃないのは重々承知しているのですが、ついついやっちゃうんです。
もう一つ、心理描写についてですが……これについてはいろいろ頑張ったとしか言いようがないですねー。リメイクしてから加えたキャラには、未来組はともかく過去組はトレジャータウンの住人を起用しているので、それらの関係についても必然的に描写する必要があるのでイメージを壊さないようにするのは大変でした。
特に、ジュプトルと恋仲になるキャラについては、MADとかチャームズとかかまいたちのように、プレイヤーの思い入れの無いキャラが良く、なおかつ沙漠で再開する予定なのでそれに違和感のないキャラというのが理想でした。
その結果フレイムに落ち着き、あんなやり取りを繰り広げるに至ったわけです。
そして、アグニの養父についても、他のプレイヤーにはあまり誰も思い入れがなく、なおかつアグニを育てられるだけの貯蓄や実力がありそうなキャラということで、救助隊シリーズでは『カラミツキ』というチームのリーダーであったオクタンを使用することに。意外とはまり役だったので、動かしやすく使いやすくて助かったキャラでした。
そのほか、リメイク後に加わったキャラも多いですが、リメイク前からの読者さんも、新規参入の読者さんも、気に入っていただけたなら幸いです。
自分なりに物語を改変しまくった結果、チャームズやMADまで動いたりなんかして、本当に壮大な物語になってしまいました。文字数としては114万字ほど。
この文字数を消化する間、楽しんでいただけたならば幸いです。
これからまた新作をアップしていこうと思いますが、その前にしばらくお休みをいただきますねー。次回作の次回作を書いている途中なので、それを進めるほか、別のサイトでのコンテストなどに参加、BW2のプレイなどをしようと思います。
あと、22:00から記念ラジオでも開催しようかと……ツイッターをやっている方は良ければ来てみてくださいな。http://twitcasting.tv/ring_chatot/broadcaster
執筆期間 2011/4/17 ~ 2012/6/5
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