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忙しい人のためのイーブイズ!/第03回-クリスマス-


忙しい人のためのイーブイズ!
第03回 -クリスマス-


11月24日、25時30分。時計は既に25日の時間帯。
部屋で眠っているイーブイをドアの隙間から見つめるいくつかの目。イーブイと共に過ごす進化系の7匹だ。


「あぁ、やっぱり寝てるイーブイもかわいいわぁ……キュンとしちゃう……」
覗きながら呟いているのはグレイシア。側には少し大きめのプレゼントボックスがある。
「ちゃんと寝てる?」
側にいたブースターが小声で問い掛けた。彼も小さな箱を持っている。
しかしグレイシアはイーブイを見つめたまま反応を返さない。
「……聞いてる?」
「あぁ、ごめんごめん。多分問題ない……と思うわ。」
二度目の呼び掛けでグレイシアはようやく我に返った様だ。
「早くプレゼント仕掛けてトンズラしようぜっ!」
ブースターとブラッキーの間からサンダースもイーブイの部屋を覗こうと身体をねじ込ませる。彼もプレゼントを用意している様だ。「うわっ、ちょっ、邪魔っ!」
「痛いからこの狭い隙間で暴れるなトゲ束。まともなプレゼント用意してきたんだろうな?」
「そんくらい言われなくてもしてるってー。」
「あなたたち、騒いでイーブイ起こさないでよ?」
雄3匹の横でエーフィが呆れたように呟く。
「みゅふぁ……プレゼント置いてぇー、早く寝ましょうよぉー。」
リーフィアは眠そうに呟きながら、音をたてないようそっとドアを開け、部屋に入る。
他の6匹も後に続いて部屋に入り、枕元に各々プレゼントをそっと置き、部屋を去っていった。


翌朝、12月25日の午前8時。
イーブイ以外の7匹は少し早めに起きての朝食中。
「おはよー!プレゼントいっぱいもらったよー!」
イーブイが嬉しそうに部屋に入ってきた。
「お?何が入ってたんだ?」
サンダースは前日のケーキの残りからイーブイの取り分を切り分けながら尋ねる。
「んっとねー、おかしと、おっきいぬいぐるみと、あったかいふくと、きれいなスカーフと、あとしんかのほんとかあったよ!」
「へぇ、よかったなー。ほい、イーブイの分だ。」
「ありがとっ」
嬉しそうに話すイーブイに、サンダースはケーキの皿を渡した。
「よくわからないのがちょっとあったんだけど、これってなにかなぁ?」
そう言うとイーブイは首から提げた石を見せた。
「進化の輝石のお守りだね。」
答えたのは横から覗いていたブースター。
「なかなか見つからないめずらしい石だね。大切にするんだよ?」
「うんっ!」
ブースターの言葉にうなずくと、イーブイは輝石のお守りを大事そうに首元の毛にうずめた。
「じゃあこれもなにかのおまもりなのかなぁ?」
次にイーブイが取り出したのは、数珠状に繋がった真珠。
「ん?……真珠?」
ブースターも困惑気味だ。
「分かったわ!それは間違いなくアレよ!」
突然横からシャワーズが荒い息と共に割り込んできた。
「……アレって何なのさ?」
数秒の硬直の後、ブースターが尋ねる。
「その形状、サイズ、そこから察するに、それはイーブイサイズのポケモンぴったりに作られた……」
一区切り置いたシャワーズの高らかな宣言は――

「ア ナ r
「洗濯物よろしく!」
狙い定めたエーフィの洗濯物マウンテンにつぶされた。





クリスマスケーキが翌日の朝食になる現象は俺だけではないと思いたい


ちなみにプレゼントは
ブースター:進化の輝石
シャワーズ:お団子真珠
サンダース:七色スカーフ
エーフィ:進化についての本
ブラッキー:ふさ毛防寒具
リーフィア:お菓子箱
グレイシア:等身大ブイぐるみ


サンタさん!今年のプレゼントはこれが欲しいです!!!!111!


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Last-modified: 2011-12-24 (土) 00:00:00
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