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忙しい人のためのイーブイズ!/第04回-モテ?期-


忙しい人のためのイーブイズ!
第04回 -モテ?期-


深夜0時30分、日付変更線を越えて半刻。
「うぅー……寒いぃ……」
震えながら廊下を歩いているのはリーフィア。
「冬なんてなくなればいいのにぃー……」
最近の冷え込みは特に厳しく、冷気に弱いリーフィアにとってはすばやさが下がるだけでは済まない。
そんな最近の夜は、リーフィアは体温の高いブースターと共に寝ることにしているのだが、今日は自分の部屋でうとうとしているうちに眠ってしまったらしい。
「ぶーすたぁー……」
リーフィアは弱々しい声と共にドアを開け、既に明かりの消えたブースターの部屋に入る。
部屋の隅の窓際のベッドでは、毛布をかぶったブースターが静かな寝息をたてていた。
「おじゃましますぅー」
リーフィアはブースターを起こさないように、そっと隣に潜り込んだ。
「にゃぁ……あったかいぃ……」
冷えた身体にブースターの体温が気持ちいい様で、毛布の中でブースターに抱きつく。
寒さがなくなった事で眠気も戻ってきたのか、しばらくして二つ目の安らかな寝息が聞こえてきた。


草木も眠る丑三つ時を過ぎ、寅の刻に近い時間。
「……ん……」
ブースターが薄目を開けた
「あ、リーフィア来てたんだ。」自分に抱きつくリーフィアを軽く撫でる。
「ちょっとごめんね。」
幸せそうな寝顔のリーフィアを起こさないように四肢から抜け出し、前半身を起こす。
「……ん?」
ふと尻尾に違和感を感じたブースターは毛布を捲って中を覗く。
眠り続けるリーフィアの足元で、イーブイがブースターの尻尾を枕代わりにして眠っていた。
「あぁ……今日は寒かったからなぁ……」
イーブイを起こさないようにそっと尻尾を抜き、冷えないように毛布を掛けなおしてブースターは部屋を出ていった。
しばらくして戻ってきたブースターは、イーブイをリーフィアと自分の間に置き、二匹をまとめて抱き締めるようにしながら再び朝まで眠りについた。



「何それ、すごく羨ましいッ!」
翌朝、グレイシアに夜の事を話すと、グレイシアは朝食の木の実を握り潰しそうなくらいに悔しがっていた。
「でも夏は私の番ね!涼しい私の隣で可愛い寝顔で寝てるイーブイを私が独り占めするんだからっ!」


寒い。ぶーすたんもふもふしたい。



朝マジ寒い。ぶーすたんもふもふもふもふむぎゅうすりすり


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 今宵は夏・・・シャワーズとグレイシアが冷たそうだ・・・
    イーブイ汗だくになってそう・・・
    ―― 2012-08-07 (火) 22:05:20
  • さっ寒い!ブースター……もふもふしたい
    ―― 2013-02-10 (日) 02:25:27
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Last-modified: 2012-01-08 (日) 00:00:00
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