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かわいい娘のロコンが進化したらえっちすぎたので僕の息子も進化しそうです(7)

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かわいい娘のロコンが進化したらえっちすぎたので僕の息子も進化しそうです [#97q6BTg] 

(7)孤児 


 「これは――」
 リングマとワルビアルは近隣に目ぼしい何かがないか探すために森に出ていた。消沈したワルビアルはリングマがなんとか持ち直させたのだった。
 が、いざ森に出てみると、それ以上の問題に出くわした。
 「こいつはひでェな……」
 ワルビアルでさえその残虐を極める凄惨な死体を見て柳眉を逆立てていた。烏羽色(からすばいろ)の鱗に覆われた何かが、乾いた血がこびりついた状態で、百はあろうかという数だけ散乱していた。それぞれの断片はリングマが手に取れる程度の大きさにまで散り散りになっている。鱗や血の跡がなければ、それが元々ポケモンだったものと認識することすら難しそうだった。
 「種族はハブネークか? ちょっと自信がねェ」
 ワルビアルは、漆の塗られたような刃状のものを拾い上げた。ちょうど、ハブネークの尾先にはそれと同じような刃が備わっている。このパーツがなければ、エンニュートやドラピオンが犠牲者とも思えた。
 「だろうねぇ。……ハッサムとかガブリアスとかに殺られたのかな」
 「これだけ切り刻まれるとなると、『きりさく』かそれに近い技が使えるポケモンでちがいねェな」
 猪突猛進を絵に描いたようなワルビアルが周囲を警戒した。これの犯人がまだ近くにいる可能性を見ているのだ。リングマはなおもリラックスしている。
 「帰るぞ。ブーピッグにも知らせなきゃいけねェ」
 「そうだねぇ」
 二人は今来た道を引き返すことにした。
 「こりゃ三日ぐらいは休んだ方が良さそうだな……商売あがッたりだ」
 「こんなえげつないことするやつがいるかもしれないのに、森に入っていくのは危ないよ」
 「わかッてる」
 どれほどリングマが強く、ワルビアルが無鉄砲だといっても、みすみす命を危険に晒すような蛮勇さはなかった。探検隊として長くやっていけてるのも、保身と冒険の判断が優れているからだった。



 キュウコンはブーピッグと別れた。日没になるまでには父の元に戻るべきだと考えたのだ。この一日を過ごした街の中を潜り抜け、どこかうわついた雰囲気をかもしている遊郭の外縁をなぞり、昨日父に施しをした天幕へ帰った。
 太陽は山脈に沈みかけて真円でなくなっていた。天幕があるべき場所まで戻ると、既に天幕はしまわれていて、ウインディだけがぽつねんと立っていた。ウインディはこちらに気がついていない。何か様子がおかしい。
 「父さん」
 少しだけ離れた場所から呼ぶ。ウインディはそれに気づいてキュウコンを認めると、彼はキュウコンに駆け寄った。
 「キュウコン」
 ウインディはそれだけ言って、キュウコンの体全体を包み隠すように、彼女を抱きしめた。キュウコンが進化したとは言え、二人の体格差はかなりのものがある。キュウコンはメス臭さとオス臭さのないまぜになった妙な匂いをさせる父の体を踏ん張って支えながら言った。
 「何? 父さん」
 「キュウコン、よく帰ってきてくれた」
 ウインディはしんみりと言葉をこぼした。その声色だけで、キュウコンが父の感情を読み取るに十分だった。お前が戻ってきて嬉しい。父さんは一人で寂しかった。そういった類の感情だった。
 昨晩のことがあっても、「彼氏を作ってきます」という書き置きで当てこすりを受けても、キュウコンがいることを掛け値なしに喜べる父に、キュウコンはいたたまれなくなった。
 「昨日は、ごめんなさい」
 二人の関係は許されないもので、それを承知で冒すなら、父も同じ気持ちにさせねばならない。ブーピッグが説いたことを、キュウコンは思い出していた。
 「私、ちょっとどうかしてたかもしれない」
 「いいんだ、キュウコン。父さんだって悪いことをした」
 昨日の出来事は、ほとんどキュウコンの無理強いだった。それにも関わらず、ウインディはキュウコンを責めるどころか、自分に非があると認めたのだった。
 「ここは危険だ」
 ウインディはキュウコンを抱きしめたまま、声色を堅くした。
 「すぐに拠点へ戻ろう。荷支度は済ませた」
 「何かあったのね」
 キュウコンが聞くとウインディは頷いた。キュウコンは、ウインディの受けた辱めの数々を知らない。彼女は気を引き締めるため、父の腕の間から抜けると、自分の体の水気を取る時のように全身を振るわせた。
 「いいわ。詳しくは聞かない」
 至って真剣な様子のウインディに対して、キュウコンは良いパートナーとして振る舞うことを選んだ。父が危険だと言うのだから、ここが危険なことを疑う余地はない。原因を知る必要はなかった。
 本当は、夜明けとともに出発するのが望ましい。今から出るとどうしても森の中で夜を迎え、野営することになる。一日待てば日の高いうちに拠点へ帰還でき、暗い森の中を歩く必要がない。危険性が段違いである。
 しかしそれはウインディも重々承知のことのはずなので、キュウコンは追求しなかった。
 「父さん、その代わりって言ったら難だけど、教えて欲しいことがあるの」
 彼女は、それ以外のことについて聞くことにした。
 「なんだ」
 「私の母さんについて、詳しく教えてほしいの」
 「病死だって言ってなかったか?」
 「本当にそうなの?」
 キュウコンは問い詰めた。ウインディはすぐに返事をよこさなかった。否定の回答だ。
 ウインディは目を伏せていた。今まで病死と偽っていたキュウコンの母の顛末を語るべきか迷っているようだった。キュウコンは、父が決心するのを辛抱強く待った。
 「いつか話した方がいいとは思っていた」
 ウインディ自身も、その問題を放置しておくのは良くないと考えたようだった。
 「お前ももう、小さいロコンじゃないんだ」
 「じゃあ」
 「ああ」
 ウインディは、荷物としてまとめられた天幕その他へとキュウコンを促した。
 「歩きながら話そう」
 二人はそうして、自分たちの根拠地へ戻ることにしたのだった。
 その道程には、ハブネークを惨殺したアブソルのいる森も含まれた。



 キュウコンがまだ卵だった頃まで話は遡る。
 当時ウインディは進化前で、救助隊を夢見るガーディだった。
 父はアシレーヌだった。吟遊詩人だった。歌声は無論のこと、そのオスらしからぬ美貌からどの街へ行っても彼は引っ張りだこだった。
 各地を回るうちに気の合う異性を見つけ、その人を付き従えるようになった。ガーディの母親にあたる人物である。必然、種族はウインディになる。しばしば雌雄を逆に勘違いされる二人だったが、仲は良かったらしい。
 彼らは隊商に相乗りする形で街から街を移動した。アシレーヌは「りくじょう」グループではあるものの、長い距離を歩くのは向いていない。まして家族ができてからは尚更長距離の移動は困難だった。
 その日の隊商は(ほろ)馬車隊だった。ギャロップやゼブライカが多くの物品を運ぶ際によく見られる形だ。食料や鉱石など賊に狙われやすい物も多く積まれているため、数人は用心棒を雇う必要がある。その隊も例に漏れずそうしていた。馬車を引くギャロップたち、それを守る用心棒、それとガーディ含め数人の同乗者。
 「女子供は奥へ、なんて、親切な隊商にあたってよかったわね」
 ガーディは、(ほろ)馬車の最も奥まったところに乗っていた。所狭しと積み上げられた物品に押し潰されそうになるが、ガーディと、もう一人の同伴者――種族はキュウコン――が押し込められるには十分広かった。
 そのキュウコンは右耳の欠けた女性だった。彼女はまだあざとささえ残る年齢のガーディがかわいいらしく、ガーディは撫でられ攻めにあっていた。彼女は何かの荷物を持っていた。
 彼女の首元には、藍色に光る宝玉のようなものが下がっていた。
 「ねえぼく、お父さんは?」
 「ここには乗り切らないからもう片方の馬車に乗ってます」
 「お母さんは?」
 「強そうだから用心棒のフリしててくれって言われて外に出てます」
 「あはは」
 ガーディの母はウインディだ。彼女の性別を知らないものから言わせてみれば、屈強な男戦士にしか見えないほど、いかめしい見た目をしていた。本当はメスなりに華奢であるのだが、体毛のせいで目立たないのだった。
 「いいなぁ。こんなかわいいガーディが子供になるなんて、私もウインディに生まれてお母さんになりたかったなぁ」
 「お姉さんは何をしてる人なんですか」
 ガーディは不躾に自分を撫で回すキュウコンにもきちんと質問を返した。幼いなりに、最低限の礼儀は両親に教えてもらっていた。
 キュウコンはどこか陰のある顔で答えた。
 「救助隊、だけど、あんまり強くないの」
 自嘲気味に笑う。右耳が欠けているのも、何か任務の最中にヘタを打ったのだろうか。左耳だけが、しゅんと萎れた。
 「ぼく、救助隊になりたいんです」
 キュウコンが落ち込んでいることに気がつくにはガーディは幼すぎた。ガーディの言に、キュウコンは無理に笑顔を作ってみせた。
 「大変だぞ〜救助隊は。何回死にかけたか」
 「でもぼく、人のために働くってかっこいいと思います」
 「そうね」
 無理な笑顔は長く続かなかった。キュウコンはため息をついて、身勝手に独白した。彼女は胸元にぶら下げた(あお)い宝石に手をやった。
 「お姉さんね、救助隊辞めようと思ってるの」
 「どうしてですか?」
 「弱いんだー、私」
 それを示すかのように、片方しか残っていない耳を倒す。
 「流石にあなたのお母さんよりは強いけど、あのデンリュウには、全然勝てないと思う」
 デンリュウというのはこの馬車の用心棒のリーダーだ。彼を含め、三人の用心棒が二輌の馬車を守るという編成だった。
 「お姉さんも外で用心棒さんのお手伝いしないんですか?」
 「こんなナリじゃ(かえ)ってナメられるだけよ」
 キュウコンはほっそりした体格で、どうしても腕力のあるようには見えなかった。キュウコンには、鬼火など厄介な技が揃っているので、役に立たないということはないだろう。しかし何よりの問題は、本人の自信の喪失ぶりだった。
 「あなたは進化したらウインディになるからね」
 キュウコンはまたガーディを一撫でした。
 「良い救助隊になれるわ。頑張ってね」
 「はい!」
 幼稚ゆえの加減を知らない元気な返事をガーディは返すのだった。

 馬車の出発からしばらく経ち、日が傾き出した頃合いだった。(ほろ)馬車に迫る異変にいち早く気がついたのは、キュウコンだった。散発的な身の上話に飽きたガーディが、キュウコンを毛布にして眠りこけていた。
 キュウコンはガーディを起こさないよう、わずかに違和感のあった方を見た。(ほろ)に阻まれて見えないが、確かに嫌な予感がしたのだ。彼女の願いとは裏腹に、その予感は的中した。
 突然馬車が急激に加速した。裸道の砂利で振動して荷物がぐらぐら揺らいだ。ガーディはびっくりして飛び起きた。誰でもわかる異常事態だ。
 「な、な、何が起こってるんですか」
 馬車に全身揺さぶられているガーディは声を出すだけで精一杯だった。キュウコンは低い声で返す。
 「賊よ」
 悲鳴、怒号、その他戦闘の始まりを告げるものがまだ聞こえないので、まだ賊の姿を確認しただけであると思われた。用心棒がいるとは言え、非戦闘員が多数いるのだ。逃げて済むならそれが一番いい。手荒に運べば荷物に傷がいく恐れもあるが、盗まれるよりも死ぬよりもマシだ。
 「大丈夫よ。ギャロップやゼブライカの脚に勝てるポケモンなんてそうそう――」
 言うが早いか、爆発音がして馬車が転倒した。車輪が破壊されたのだった。猛スピードを出しながらバランスを失った(ほろ)馬車はけたたましい騒音を立て、荷物とガーディとキュウコンを激しく撹拌しながら横倒しになった。キュウコンがガーディにのしかかる。彼女の荷物とガーディは、彼女に守られる形になった。
 「お姉さん」
 「大丈夫」
 キュウコンは無事だった。いくつか荷物が彼女の背中を直撃したものの、一つ一つの荷物は軽く、大ダメージは免れた。
 「でも、ごめんね。脚が挟まれちゃった」
 彼女の細い後脚は、折り重なって積まれた荷物を振り払うような力は出せなかった。キュウコンが動けなければ、その下にいるガーディも動けない。
 場所の外からものすごい地鳴りと、甲高い絶叫が聞こえた。「じしん」が使われた音だろうか。
 「お母さん」
 ガーディが言った。彼は聞いたこともない母親の叫びに臆していた。
 「助けなきゃ」
 「……っ」
 ガーディが健気にも母親の心配をする一方で、キュウコンは何もできないことに歯噛みしていた。荷物に脚が取られてさえいなければ、二人は加勢することができただろう。――そうしたところて猟奇的な光景を見るだけであろうが。
 (ほろ)の外の騒ぎは大きくなっていた。その中に離れていく蹄の音があるのがわかった。馬車引き役が命惜しさにすべてを放棄して逃げ出したのだろう。そうしたくなるほどの状況ということだった。
 何かを打ち付ける音、炎が燃え盛る音、誰かが吼え猛る声。ただ押し黙ってじっと伏しているには、苛烈すぎる状況だった。聞こえてくる全てが、外の惨劇を雄弁に語っていた。
 「お父さん」
 ガーディが呆然と声に出して親を求めるのも当然だった。キュウコンはそんな彼をきつく抱き締めてやることしかできなかった。
 何か、一際大きな着火音が聞こえた。キュウコンたちの馬車の(ほろ)に、炎が移ったのだ。「馬鹿野郎!」聞き慣れない声が聞こえる。「獲物燃やしてどうすんだ!」
 炎は瞬くうちに(ほろ)馬車の中にある荷物に引火していく。横転した(ほろ)馬車の上部から燃え移り始めているので、底に伏しているキュウコンやガーディにまで炎が達するまでは、まだ多少時間がある。それに二人とも炎タイプだ。炎自体は大した驚異ではない。
 問題は、この炎が(ほろ)を燃やし尽くして、二人の存在が露見することだ。
 「ガーディ」
 キュウコンは頭上でパチパチ音を立てる火に、ぎりぎり掻き消されない声量で話した。
 「このまま荷物が燃えれば私は動けるようになる」
 キュウコンを押し潰している荷物の一部は既に灰になりつつあった。背中が軽くなっている実感があるのだろう。キュウコンの声は冷静だった。
 「そしたら(ほろ)を破って、あなただけでもこっそり逃げなさい」
 「無理だよ」
 ガーディは敬語を使うことを忘れていた。目で見たわけでは無いとはいえ、父母が斃れた事実を受け入れて平然としていられるはずがなかった。ガーディは自失していた。泣く余裕さえないようだった。 
 「あなたの隣にある私の荷物がわかる?」
 ガーディが拒否するのも聞かず、キュウコンは続けた。キュウコンがガーディに覆い被さった時、ガーディとともにこの荷物も彼女は庇ったのだった。
 「ガーディ、あなたの最初の依頼よ」
 キュウコンは、唯一自由になる口で、その荷物をガーディに託した。
 「私の卵を、子供を助けて」
 「そんな――」
 無理だ、とガーディが答えようとすると、キュウコンがその口を自らの口で塞いだ。ロマンスの欠片もない、ただ相手の言葉を封じるためだけのキスだ。それに何ら性的な意味はなかった。キュウコンが自分の意思を押し通すためだけのキスだった。
 キュウコンは口を離した。
 「私が気を引くから……」
 だからなんとかしろという意味だ。
 燃え盛る荷物のバランスが崩れて、キュウコンを圧迫しているものが崩れた。その拍子に(ほろ)の天井が打ち破られて、ガーディは空を見た。うず高い荷物に隠されているためまだ賊には気づかれていないが、猶予は迫っていた。
 「私はこの先望みがないけど、」
 キュウコンが、最期の言葉を(のこ)す。
 「あなたたちには未来がある」
 言って、キュウコンは全力を発揮した。燃えて軽くなった荷物を辛うじて跳ね飛ばし、そのままガーディに目もくれず、殺戮の最中に躍り出た。彼女の飛ばした荷物は、ガーディと彼女の卵が隠れるように、都合よく積み重なった。
 「こっちよ!」
 キュウコンが叫ぶのを、ガーディは聞いた。ついで、遠ざかるように駆け出す音。それが、いくつか、複数、四つほど。ガーディは打ちひしがれていたが、初めての依頼をこなすだけの思考力は保っていた。キュウコンに託された荷物を、自分の体に巻きつけ、自分が積もる荷物の死角から出ないよう、匍匐(ほふく)するようにして、(ほろ)を出た。幸い、馬車は路の端で止まったようだった。逃げるには頃合いの森が、目の前に広がっていた。
 ガーディは右も左もなく駆け出した。父親、母親、そしてキュウコンの末路を確認する度胸はなかった。走り始めた時に茂みの音を立ててしまったので、賊に気づかれたかもしれなかったが、振り返って確かめる勇気もなかった。森に逃げ込めたからと言って、安全になったわけではない。賊が潜んでいたような森だ。今のガーディにはただひたすらにこの場から離れることしかできなかった。
 彼の体力はそう持たなかった。日が完全に沈むのを待つまでもなく、ガーディは走ることもできなくなっていた。代わり映えのしない景色の中、方向もわからないまま、ただ走るのは困難だった。森が深まるほど、時間が経つほど、彼は自分が全てを失ったことを噛み締めずにはいられなかった。助けてくれる父も、甘えさせてくれる母も、今の彼にはなかった。涙は知らぬ内に涸れていた。
 運良く、彼は暗くなりきる前に川にあたることができた。水タイプでもない限り到底渡りきれなさそうな、大きな河川だ。空腹と悲嘆でガーディは疲れ果てていた。せめて喉だけでも潤せるのは、不幸中の幸いと言えた。
 彼はこの逃避行中一度も離さなかったキュウコンの卵を傍らに置き、水を浴びるように飲んで、気絶するように眠りに落ちた。決して油断していい場所ではなかったが、精も根もとうに尽きはてていた。
 彼が次に目を覚ました時には、自分ではない他の誰かが傍らにいた。彼よりずっと大きい存在だった。起床と同時に知らぬ者に見入られていたため、極度に憶病になっていたガーディは飛び起きて、そしてひっくり返った。
 爆竹のように逃げようとするガーディを、その大きな体の持ち主がひっ捕まえた。その人物――リザードンは、各地に配達するために体に巻きつけた荷物をガラガラ鳴らしながら、素っ頓狂な声で聞いた。
 「何やってるんだ? こんなところで」
 それが、将来ウインディになるガーディと、リザードン、そして将来キュウコンになるロコンの出会いだった。


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