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第四話 旅は道連れ水路を抜けて

/第四話 旅は道連れ水路を抜けて

writer is 双牙連刃

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 その体より少し大きめのリュックを背負った二つの影が並んで歩いていく。
町を出た二人の目の前には……海。って、当たり前だよね。港町だし。
それにしても、二人ともどうやってコトブキまで行く気なんでしょ? だって、コトブキまでの道は……。
「……水路、だね」
「うん! この先にコトブキがあるんだ! さ、行こう! アツ!」
 行こうって……タクミ、君の手持ちはエレブーのショックとズガイトスのメットでしょ? 波乗り使えないじゃないですか。そもそもバッチ持ってないし。
アツシもどう見ても水タイプではないし、え? もしかしてこの二人……これ以上進む術が無いのでは?
「行くって……どうやって? まさか泳いで行くんじゃないよね?」
「当然! コトブキシティまで行く船があるんだよ! ……もしかしてアツってミオから出たこと無い?」
「う、うん……」
 あ~……それでさっきからアツシ君キョロキョロしてるんですね。初めて尽くしな訳か。
しっかし、コトブキまでの定期船か……単純に考えればあるよね。じゃなきゃ、トレーナーじゃないとミオからコトブキへ行けなくなるしね。
問題は……。
「それってさ、僕……乗っちゃって大丈夫かな? その、この姿だし……喋っちゃってるし……」
 やっぱりそこだよねぇ。そもそもがここいらには居ないポケモンだし、喋ってるし、あまり人の多い所は避けるべきかもね。
「だいじょぶだいじょぶ! 俺の手持ちの一匹で、ボールに入ってるのが嫌いって事にしちゃえば良いんだもん。平気だよ!」
「そうかなぁ……」
「そうだよ! ほらっ、待つのはあそこだから、早く行こう!」
「あ、待ってよ~」
 待合所に駆け出すタクミをアツシが追いかける。この二人は……まぁ、こんな感じなんだろうね。

 タクミが走り出した先、そこには……数人が座れる位のベンチが置かれた小さな船着場があった。三人しか船を待つ人は居ない……皆、泳いだりポケモンに乗っていったりしてんだろうな。
そこに二人を加えた五人が乗客みたいだな。アツシは……どうなるか分からないけど。
「よ~し、次の船が来るのどれくらいだろ? アツ見に行こうよ」
「ちょ、ちょっとタク……普通に話しかけちゃ駄目だよ。僕はポケモンなんだから」
 それはそうだけど、アツシ君、君も普通に返してるじゃないか。下手に身振り手振りなんかすると余計目立つのは分かるけど。
待ってる人達……おばあちゃんが一人と男の子、アツシ達より年下の子が一人。あと一人居るんだけど、何とも不思議な雰囲気を纏ってる人だな。黒い服に長い金髪も目立つし。
でも特に皆気にしてる様子は無い。喋るニャースなんかも居ると聞いた事があるし、そこまで気にしなくてもいいのか?
「次は……あ、結構時間あるみたいだね。どうしよっか。タク」
「そうだなぁ……さっき草むらあったよね?」
「え? うん、あったけど……」
「よ~し! そこでバトルの練習だ~!」
「わっ! ちょっと~!」
 ……思い立ったが吉日、その言葉で脳が構成されてるような行動力だね。瞬発的な判断力に特出しているって言えば聞えはいいか。
その後ろ姿をさっきの女性が少し微笑みながら見送っている。悪い人ではなさそうだね。
さて、草むらに移動したタクアツコンビ。草むらには野生のポケモンが居る為、そのテリトリーを侵害すれば間違い無く襲われる。タクミはそれを利用してショック達を鍛えようって事さ。
トレーナーはそうやってポケモンを育てるのが殆どだけど、このやり方って野性のポケモンにしてみれば相当迷惑だよね。まぁ、実戦に勝る経験は無いけどさ。
「俺は草むら入るけど、アツどうする?」
「止めとく。戦い方分かんないし」
「オッケー! じゃあ、時間になったら呼んでよ! ショック、メット、行くよ!」
 腰のベルトから二個のボールを手に取り、投げる。そこから二匹のポケモンが出てタクミについて行った。
取り残されたアツシはその場に腰掛け、リュックから一つの機械を取り出す。ポケギアだ。
「えっと、これが電話で……こっちが地図。あ、ラジオまで聞けるんだ。へぇ~」
 機能の確認ですか。受け取ってすぐに旅立っちゃったからね。時間があるときにやるべきだよね。
それにしても、これから旅していくにしてもアツシの状態は深刻だよな。ポケモンなのに技の出し方が分からないんだよ。つまり、バトルが出来ない。
ポケモン的には死活問題だぜ。襲われたらひとたまりも無い。
ま、そうならないようにタクミが一緒なんだが……この調子でこの先大丈夫なんだか……。
「……ぃ……」
「ん?」
 タクミの耳が何かを捉えたようだ。ピクリと耳が音の方向を向く。更に良く聞く為に体が勝手にやってるんだろうか?
「痛い、よぉ……」
「誰か……いるの?」
 アツシが音のした場所を特定したようだ。草むらの近くの林に近付いていく。
少し木を避けながら進んでいく。別に広い訳じゃないし、薄暗い訳じゃないから迷う心配は無いでしょう。
入って数本の木を避けたところでアツシが止まった。何か……居るのか?
「ポケ、モン? えっと、何だっけこれ? オレンジ色で……そうだ! 確か、ブイゼル!」
 木の根元にうずくまるようにしてオレンジ色のポケモンが居る。アツシ君が言ったとおりうみイタチポケモンのブイゼル。
「誰ぇ? もう、苛めないでよぉ」
「この声……このブイゼルの? ……そっか! 僕自身がポケモンだから、ポケモンの声が分かるんだ!」
 あぁ、納得の理由だね。喋る言葉は人のままでも、他の器官はやっぱりポケモンのそれになってるって訳だ。
で、アツシの気配に気付いたブイゼルが動いた。苛めないでとか言ってたようだが……。
振り向いて、アツシの顔を見て固まった。どうも自分の予想とは違ってたみたいだな。震えだしてる。
「あ、あわ、あわわわ! 嫌! 来ないで! 私なんか食べても美味しくないよぉ!」
「あ、驚かせちゃったかな? 大丈夫、食べたりしないよ」
 すっかりブイゼルの方は怯えちゃってますよ。アツシ自身は優しいけど、見た目はかなり強そうだし、それに結構怖そうに見えるからね。
それをなだめる様に優しくアツシが語り掛ける。言葉は通じてるみたいだな。
しばらく警戒してたブイゼルも落ち着いてきたみたいだ。少しずつアツシに近付いてきた。
「何処か痛いところがあるの? 少し見せてくれない?」
「えっ、でも……」
「大丈夫。僕が手当て出来るかもしれないし、ね」
 優しいね~。ブイゼルも警戒を解いたのか、自分の右腕をアツシの方に向けた。
これは? 深くはないが切り傷か……少し血がにじんでいる。痛い訳だ。
アツシが傷口の様子を確かめる為に少しだけブイゼルの腕に触れた。
「あっ! 痛いよぉ!」
「わ、ゴメンゴメン。でも、少しだけ我慢してね……うん、傷口は汚れてないし、傷薬だけで何とかなりそうだね。少し沁みるけど我慢すればすぐ痛くなくなるよ」
「本当?」
「うん。信じて」
「……分かった」
 おぉ、素直な子だねぇ。沁みるって聞かされたからきゅって目を瞑ってる。
それを確認して、アツシが背負ってるリュックからスプレーを取り出す。液体の傷薬ね。
傷口に向けて……噴きかける。
「ひゃっ! ピリピリするぅぅ」
「ちょっとの間だよ。これで良くなるからね」
 笑いながらブイゼルの頭を撫でてあげてる。あ、ブイゼル嬉しそうだ。
普通に見てたけどさ、アツシ君、完全に人間としてブイゼルに接してるよな。不味いんじゃない?
「…………」
 ほら、なんかブイゼルが見つめてますよ。アツシくーんリュック背負ってる場合じゃないと思うよー。
あぁ、なんか構えてる。これはもう、ねぇ。
「ワーイ♪」
「ん? ぶわっ!?」
 アツシの顔にブイゼルが張り付きました。……懐かれたね。これ。
二本の尻尾ぶんぶん振ってますよ。イタチっていうか犬っぽいね。で、頭を抱えられてるアツシはもがいてます。単純に苦しいんでしょう。
アツシの両腕がブイゼルの脇腹を捉える。そのまま張り付いたブイゼルを剥がした。
「ふぅ……どうしたの? もう痛くないでしょ? 何処に行ってももう大丈夫だよ」
「じゃあ……お兄ちゃんと居る!」
「……へ?」
「お兄ちゃんと居ればもう痛いの平気だもん! 良いでしょ?」
 アツシ君どういう事か理解出来たかな? 手当てした事でこのブイゼルに完全に好かれちゃったわけだね。
やっとアツシ君がはっとしました。今頃は何で野生のポケモンの手当てなんかしてるんだろうと疑問が頭の中に渦巻いてる事でしょう。
「あ、えっとね。僕はこの辺に暮らしてるポケモンじゃないんだよ。君をたまたま見つけて手当てしたけど、もうここを離れないといけないんだ。だから、君は君の暮らしてるところに戻って。いいね?」
 突然根の前に現れて、自分を手当てしたアツシの事がブイゼル的には相当気に入ってしまったようです。さっきまで怯えてたのが嘘のようにニコニコしてますよ。
「僕の言った事、分かった?」
 確認しながらブイゼルを地面に下ろす。そう、アツシはシンジ湖に向かうという目的があるし、野生のポケモンという訳でもない。ボールで捕獲することは可能だけど。
「分かったよ。でも、ヤダ!」
 下ろしたブイゼルが再度アツシの足に抱きつく。厄介な事になったねぇ……。



「で? どうするのそのブイゼル?」
「連れてく訳にはいかないでしょ? だから、タクのポケモンだって言う事で説明するために来たんだけど……」
 アツシがタクミと分かれた地点ですよ。事情は説明済み。離れないブイゼルを持て余してるんだよね。
現在ブイゼルはアツシに抱っこされてご機嫌です。結局そのまま付いて来たのね……。
「あのさぁ、何でそのブイゼル怪我してたの? そんでもって、アツは何で手当てしたのさ?」
「怪我してた理由は知らないけどさ、痛がってるの聞いちゃったし、可哀想だなって……」
「ふ~ん……別に良いんじゃない? 連れてこうよ。こいつだってアツと行きたいって言ってるんでしょ?」
「そうだけど……僕トレーナーじゃないし、何より今はやる事あるでしょ? 危ないかもしれないしさぁ」
 そうそう、その為に船に乗って……て、船はまだ大丈夫なのか? 時間は?
船着場を見れば……船はまだ来てないみたいだな。でもそろそろ時間でしょう。
「とにかくさぁ、コトブキまで行こうよ。別にシンジ湖へ行ったら帰って来れなくなる訳じゃないし、帰って来た時に戻せば良いじゃん」
「そんなんでいいのかなぁ? ……君は?」
「お兄ちゃんと行く!」
「本当に? 危ないかもしれないよ?」
「行く!」
 ……まぁ、ここまで言うなら連れて行っても良いんじゃないかな? 割と大人しいし。
「……分かったよ。ただし、僕から離れない事。良いね?」
「うん!」
 連れて行く事にしたみたいだね。ま、旅は道連れと言うし、良いんじゃないかな?
丁度船も来るみたいだ。船着場に移動した方が良いんじゃないか?
「う~ん……俺には良く分かんないけど、連れてくの?」
「付いて来るって。タク……良い?」
「俺は構わないよ。うわわ! 船来ちゃうよ! 後の話は船乗ってからにしよう! アツ早く!」
「分かった!」
 足早に船着場へと戻る事になる。やっとコトブキへ向かえるね。一応仲間も増えた……事になるのかな?

 定期船船内。駆け込みで乗船した訳ですが、やっぱりアツシについてはスルーされています。何処行ってもこの分だと大丈夫なのかもね……。
「……そういえば、アツさぁ」
「ん? 何?」
「そのブイゼルと話……出来るの?」
「うん……体がこれ、だからね。ポケモンの声も聞く事出来るみたい」
「へぇ~……じゃあさじゃあさ。この船降りたらショック達とも話してみてよ!」
「面白そうだね。やってみよっか」
「うわぁ~良いな良いな~。俺もショック達と話してみたいな~」
「もし話出来たら、僕が通訳してあげようか。それならタクも話し、出来るよ」
「マジで! やった~!」
 やれやれ……幾ら何も言われないからって堂々と言葉喋り過ぎでしょ。幾らなんでも乗ってる人達の視線が注がれてますよ。
あ、アツシが気が付いたみたいだね。慌ててる慌ててる。
ブイゼルはアツシの膝の上に座って周りを見ている。タクミがゲットすればボールに仕舞えるけど……タクミにその気が無いみたいだね。
お? 二人の方に誰か近付いてきた。これは……船着場に居た黒服の女性だ。
「こんにちは。……少し気になったのだけど、そのポケモンは君の?」
「へ? いや、アツは俺の友だ……」「ふわわ! そ、そうです~」
 タクミ少年……アツシを君のポケモンだと説明するって提案したのは君でしょうに。すっかり忘れちゃってるねぇ……。
で、慌てて訂正するアツシ。喋れるかどうかより捕獲不可である事を説明する方が優先だよね。
「ふふっ、大丈夫よ。私が君達に何かする事は無いから。お友達って言おうとしてたわよね」
「うん、アツは俺の友達」
「ちょっ、タク……もぉ~」
「へぇ、アツ君ね。喋れるポケモンなんて珍しいお友達ね」
 女性がしげしげとアツシを眺める。敵意は無くても興味はあるみたいね。見られるアツシはあまり愉快じゃないだろうけどね。
「ねぇ、お姉さんさ、誰?」
 タクミ……聞き方が少し失礼だと思うんだがな……。
「あ、ゴメンなさい。私は……シロナ。このシンオウの伝説を調べて回ってるの。それでポケモンにも詳しくなってね」
「へぇ~、俺、タクミ! 始めまして!」
「あら私ったら、挨拶もしてなかったわね。始めまして」
 シロナと名乗った女性……タクミに挨拶をして今度はまたアツシを見る。よっぽど気になるのかな?
「アツ君……一つだけ、聞いて良いかしら?」
「は、はい? 何でしょう?」
「君、なんていうポケモン? 私の知らないポケモンみたいだから気になっちゃって」
 へぇ、それで見てたのか。まぁ、アツシ自身でも自分の事で知ってるのは名前ぐらいだからね。教えられるのはそれ位か。
「えっと、ゾロアークって、人には呼ばれました」
「ゾロアーク……聞いた事無いわね……シンオウに生息してるポケモンじゃないのかしら?」
「……分かりません。僕も、自分の事良く知らないんです」
「そうだったの……ゴメンなさいね。変な事聞いちゃって」
「いえ、大丈夫です」
 アツシの隣の席にシロナさんが腰掛ける。腰に六つのモンスターボールが見える。この人もトレーナーか。
こんなに普通にポケモンと喋るとは……変わった人だねぇ。
腰掛けてからは特に質問はしてこないようだ。タクミがどんなところに行ったかなんかの話しを聞きだしたからって言うのもあるにはあるけど。
アツシの膝の上ではブイゼルが退屈そうにしている。あ、アツシのほう向いた。
「ねぇお兄ちゃん。人間とお話出来るの?」
「え? あぁ、うん。出来るよ。さっきは自分の名前をこの人に教えてたんだ」
 ポケモン側から見れば人間と話せる事が不思議か……よくよく考えればそうだな。 つまり人間とポケモン、アツシはどっちからも不思議な存在って事になるのか……。
望まぬ力にしても、便利と言えば便利か。
「名前? あ、私にもあるよ! 名前!」
「そうか。君の名前まだ聞いてなかったね。僕も言ってなかったし。僕は、アツシって言うんだ」
「私、ルゼ! アツシお兄ちゃんだね! 覚えたよ!」
「そっか、ルゼだね。よろしく」
 ブイゼルのルゼ、か。アツシの初のパートナー……になるのかな? 仲間って言ったほうがしっくりくるかもね。
嬉しそうにしちゃってまぁ……膝の上に居るから顔同士が近い。あ、アツシ赤くなった。
「る、ルゼってその……どっちなの? 牡?」
「え? 私は牝だよ。どうしたの?」
「そ、そう……」
 ルゼを座り直させて一つ小さなため息。ようは女の子だからね。やっぱりあまり近付くとドキドキしちゃう訳ね。
さて、何故この二匹が普通に喋れているかと言いますと、タクミがシロナさんの横に移動したからなんですね。挟まれながらじゃ話し難いでしょ?

   間もなく~、コトブキ~、コトブキに到着します~。

「着いたみたいね。楽しかったわタクミ君。ありがとう」
「こっちこそ! いろんな話ししてくれてありがとシロナさん!」
 到着ですか。街から出ただけでこれだけの出会いがあるとは……中々に刺激の多い道のりになりそうだねぇ。
船がこっち側の船着場に止まった。もうコトブキシティのビルが見える……。果たして、大都会を無事に抜けれるのかな?
おや、シロナさんがまたアツシを見てる。今度はなんでしょ?
「アツ君……君は特殊なポケモンのようだから、街に入る時は気をつけてね。喋るのぐらいならきっと大丈夫だと思うけどね」
「……分かりました。ありがとうございます、シロナさん」
「しっかりしてるみたいだから大丈夫そうね。ところで、あなた達はこれから何処に行くの?」
「シンジ湖だよ。そこに会いに行かなきゃならない人が居るかもしれないんだ」
 ほほぅ、タクミにしてはごまかした言い方じゃないかな。悪い奴やっつけにいく、なんて言わなかっただけ。
まぁ、間違ってないからね。アツシの両親が居る可能性もあるし。
「そう……あそこには感情の神と呼ばれるエムリットが居るわ。くれぐれも騒いだりしないようにね」
「はーい! 分かりましたー!」
「また何処かで会えると良いわね。それじゃ、気をつけてね」
 金髪をふわりと揺らしながらシロナが街の方へと消えていった……。
「……不思議な人だったね」
「うん! でも良い人だったよ」
「そうだね……よし、僕達も行こうか」
「おっしゃー! いこう!」
「また走っていくのね……まぁいいか。タク待ってよ~!」
 一人の少年と、ブイゼルを抱えたゾロアークという何とも不思議な組み合わせがコトブキシティへと入っていく。
はてさて、この街では何が待っているんでしょうかねぇ……。

 新たな出会いとは、何気ない一瞬の出来事か……それとも運命の導きか。
黒狐の少年が出会った人、そして、行動を共にするようになったブイゼル。この出会いはどちらなのか……。
この出会いが、少年達に善き導きを与えん事を……。



第五話できました! こちらからどうぞ!

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Last-modified: 2010-07-04 (日) 00:00:00
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