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災難な通信士?のお話11

/災難な通信士?のお話11

作者:ぽーにょ
ページ名間違ってアップしてた\(^O^)/
―――――――――――――
炎が消え、横たわったバンギラスをジャック達はただ見ていた。
「・・・・・・」
「強く・・・なったわね・・・」
「!・・・長官!?」
「私は・・・もう長くないわ・・・
・・・これを」
「カードキーの・・・一部?」
「残りは・・・ホウエンとカントーの指揮官が・・・持ってるはずよ・・・」
「長官・・・」
「ジャック・・・」
「喋らないで下さい!・・・長官」
「動きが・・・まだ荒いわ・・・
平常心を・・・忘れないでね・・・」
「グスッ・・・長官・・・」
「コリン・・・あなたはその弱虫を・・・直しなさい
っ!?ゲホッ・・・」
「「長官!」」
「ルギア・・・皆さん・・・後は・・・・・・頼み・・・まし・・・た・・・・・・・・・」
そのまま「ライス長官」は事切れた。
「長官・・・?嘘・・・ですよね?」
「まだ3秒経ってないぞっ・・・!
まだ・・・間に合っ・・・て・・・」
「結局・・・名前・・・聞けませんでした・・・」
「だが・・・彼女は・・・安らかな顔をしている」
ルギアが呟く。
「彼女の遺志は・・・生き続ける・・・お前達の中に・・・」
「・・・・・・だ・・・」
「?」
「貴様が・・・グスッ・・・長官を殺さなかったら・・・」
「ジャック、落ち着きなさい」
「うあああああああっ」
ジャックは携行していたナイフをルギアに向けて・・・
「「そこまでだ(よ)・・・」」
シリウスとアシュリーがジャックを制止する。
「落ち着くんだジャック・・・お前なら解るだろう?」
「・・・彼女の遺志は・・・彼にも託されたのよ?」
「ぐっ・・・ち・・・畜生おおおぉぉっ!」
戦いが終わって静かになった基地に
ジャックの叫び声だけが響いた。
――――――――
夜・・・彼女はシグとクリスにより丁重に葬られた。
「長官・・・僕達は・・・負けませんからね!」
「ああ、絶対に・・・絶対にな!」
燃える炎を前に、ジャックとクリスは
何か踏ん切りがついた様子だった・・・
ライスの灰はジャックにより、シロガネ山からの風に乗って
遠くへと消えて行った。
「・・・長官・・・・・・っ」
ジャックの手(鋏)に、一枚のメディアが残る・・・
「こんな俺達でも・・・最後まで見守って下さるんですね・・・!」
司令室のコンピューターにメディアを挿入する。
『・・・ジャック、コリン・・・』
「「・・・・・・」」
『これを見るときは私が死んだ時だから・・・
時期がズレてたら済まないね』
「長官・・・」
『ちょうかんー・・・なにやってるんですかー・・・?』
『ジャック!いつから起きてたのさ!?』
『ボクがおこsてしまいました・・・(噛』
『今は忙しいから向こう行ってて!』
『『はーい』』
「うっ・・・グスッ・・・」
昔が懐かしくなったのか、コリン・・・?
『もう・・・!時間が無いから手短に話すわ。
特殊武器庫のパスワード、一回しか言わないからよく聞いて・・・
「JoKer」よ・・・忘れないでね・・・』
「ジョーカー・・・拾われた時の・・・
僕達のあだ名でした・・・」
「ライスはおまえ達の事を大切にしてきたんだな・・・」
その時、また司令室のモニターに干渉が入った。
「今度は誰なんだ・・・っ?」
『キシシ!あの「化け物」殺っちゃうなんて流石だね!』
「あなた・・・!」
「アシュリー・・・抑えろよ?」
『アシュリーもシリウスも元気そうで
・・・キシシっ、何より!』
「誰だお前は!」
『おや、バシャーモ達か。初めましてかなー?
ボクは「ロトム」。
ま、種族名だけ言えば十分かな?』
「失礼な奴ね、頭に来るわ!」
『用事は特に無いの、
ただ残りのポリゴンを頂きに来ただけ。
ノーと言うなら警備システムを「誤作動」させるけど・・・どうする?』
「なんて・・・汚い・・・!」
『まずはシリウス、キミからだ!』
「く・・・っ!」
しかし、しばらく経ってもシステムは作動しない。
『キシシっ!?どうなってる?』
「残念だが、そう簡単にやらせはしないさ」
司令室入口には・・・ノワールが佇んでいた。
「・・・!ノワール様!」
「俺の息子達がえらく世話になってるみたいだな・・・ロトム」
『キシシシ・・・あの時負けたお前が
今更になって何をするんだい?』
「・・・基地の仲間が全員殺られた上に完全包囲だったな・・・」
『キシシ、残念だったよなぁ!』
「そんな基地を残す意味がどこにある?」
『・・・え・・・まっ、まさかっ!』
「ああ、お前にはわざと自爆させるように仕向けただけだ。
調子に乗ってくれて大助かりだったぞ・・・おかげで警戒されずに裏工作ができた」
『そんな・・・ウソだ!ウソなんだ!』
「さて・・・お前の周りの機械にとびっきり上等なウィルスを仕込んだ。
早急にデリートしないと大変なことに・・・」
『おっ・・・脅しなんて効かな・・・うわあああっ・・・』
そこで通信が切れた。
「今頃奴のコンピューターは暴走状態、
ロトムにとっては大災害だろうな・・・」
「ノワール様・・・助かりました・・・」
「お前がシンオウ自警団副リーダー・・・ギラティナのノワールか・・・」
「・・・あんたは誰なんだ?」
「俺はジョウト軍元帥、ルギアのラシャだ。
以後、よろしく頼む」
「ああ・・・」
「もう夜です。・・・僕達が宿舎まで案内します」
俺達は重い足を引きずる様に基地の宿舎に向かった・・・
――――――――
>>災難な通信士?のお話12
まだ一日は終わりませんよ!
いつもより話短いからね!(^ρ^)

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • ルギアの名前が・・・
    ――MPO愛好家 ? 2009-11-29 (日) 23:40:09
  • ウルスラ「あなた、いいわ!」
    ・・・みたいな感じでしょうか?
    がっつりと察知されてますね!
    ――ぽーにょ 2009-11-30 (月) 00:11:36
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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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