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災難な通信士?のお話10

/災難な通信士?のお話10

作者:ぽーにょ
携帯用PC閲覧ソフトでは
改行、文字サイズの変更出来ないです\(^O^)/
――――――――
「・・・あれ?」
やっぱりおかしくない?
「ねぇメロディ・・・」
「クリスさんも・・・気付いたのですね・・・」
そう!今までこいつら雑魚を相手にしてきたけど、
ここは軍基地なのよ?
なのに誰も武装してないなんて変よね?
「くそう!斬っても斬っても斬りがない!」
「15点ですね・・・面白くないでs(噛」
「あんた達、こんな時にふざけないで!」
まったく・・・あの二人ったら!
でも・・・やっぱり見られてるわね。近くでカクレオンのバカがカメラ回してやがる・・・
背後から鈎爪で襲って来るニューラを思いっきり殴り飛ばす。
「そーんな所に居やがったかこの出歯亀野郎があああ!」
この上なく鬱陶しいからね、そいつの居る方に飛ばしてやった。
「ぐへっ!」
「あんた、焼き加減はどれがいい?
ウェルダン?ウェルダン?それともウェルダンかな?」
「ぜ・・・全部ウェルダンじゃないですか・・・」
「ホラさっさと選べ」
カクレオンに銃口を突き付ける。
「あ・・・じゃあウェルダンで」
「残念だったな!あたしが準備してるのは
コゲ肉だけなんだよォォーッ!
オラァ!ブラストバーンだあああ!」
「ひゃああああ!」
カクレオン・・・どこかに逃げやがったか!
とりあえずカメラは没収、と
「見付けたぞ!司令室だ!」
ジャックが一回り大きな扉を指す。
「時間が無い!突撃よ!」
――――――――
「ハァ・・・ハァ・・・」
どうだ、すごいだろう?
っと・・・某駿足の傭兵知ってる人なんて少ないからノーカンでお願い。
俺は今クリスから「司令室を見付けた」との連絡を受けて走ってる。
その時、司令室の扉が勢いよく吹っ飛んだ!
「内側から・・・!?」
出て来たのは・・・ルギア!?
クリス達・・・メロディが盾になって
やっと持ちこたえてる感じだな・・・
距離は・・・ダメだ!遠すぎて走ってたら間に合わない!
『狙撃プロセスに移行しましょう、シグさん』
「分かった!」
俺はスコープを覗いた。
――――――――
「大丈夫ですか・・・?」
「助かったわメロディ!」
あれが・・・ルギアのエアロブラスト・・・!
威力が半端ないわね・・・
「まったく・・・おまえらの上官は大したタマだったぞ・・・!」
よく見たら奴の片目は閉じてるし、左腕も折れてたみたいね・・・回復してるけど。
「貴様のせいで・・・長官は・・・っ!」
「ジャック、コリン・・・ここは冷静になるのよ」
「・・・」
「まあいい。ここで関係者全て消せばいい話だ」
ルギアが銃を構える。
「・・・!みんな伏せて!」
「それ」から放たれた弾丸は後ろにあった柱を粉々に打ち砕いた。
PTRS・・・対戦車ライフルね!
『ジャック、コリン・・・聞こえる?』
『ぬ・・・テレパシーか』
『奴の武器、威力は半端ないけど装填は一発ずつなの・・・』
『エアロブラスト、結構ルギアには負担かかる様でsね(噛』
『おう!つまり次の攻撃までに倒せばいいわけだ!』
『そういう事!』
「テレパシーで秘密の会話か・・・呑気なものだな!」
「次弾、来るっ!」
私達はかわすのに精一杯だった。
「今だ」
なっ・・・!雑魚が集まって・・・動けなく・・・!
「この状態でコイツを撃ったら・・・どうなる?」
ま・・・まずい!エアロブラストが・・・!
――――――――
『誤差修正、右に2ミリです』
「くっ・・・間に合うのか・・・?」
『照準クリア!』
「頼む・・・!」
――――――――
「終わりだ」
エアロブラストが・・・放たれ・・・
「ぐぅっ!?」
・・・え・・・
「これは・・・麻酔弾・・・!」
「シグっ!?」
『待たせたな・・・何とか間に合った』
「ぐう・・・だが、この程度の薬量ならまだ時間は・・・」
その時、司令室のモニターに見覚えのある顔と声が・・・
『まったく・・・使えないしもべですね、あなたは』
「なっ・・・ミュウツー様!」
『君がいつまで経っても始末しないから「被検体」そちらに送りました。
私は結構せっかちなものでね』
「『被検体』・・・まさか!」
『無能な部下は要らないのですよ・・・』
「そんな・・・や、奴が来る・・・!」
「奴って誰ですか!」
その時、巨大なバンギラスが上から落ちてきた。
『あなたはもう用済みです。それでは』
通信が切れた。
「・・・まさか・・・長官・・・!?」
『グルルルル・・・』
「催眠術で・・・いや、そんな気配は無いわね・・・」
『ガアアァァッ!』
バンギラスが鈎爪を勢いよく振り下ろすと、
地面はバターの様にあっさりと刔れた。
「『被検体』は・・・本来死んだポケモン・・・
生命力は弄られ、理性も消えた・・・
『悪魔』・・・」
『ガアアァァッ!』
「うわああああっ!」
「コリン!」
「うう・・・グスッ・・・そんな・・・!」
「コリン・・・やるぞ」
「ジャック・・・」
「いつまでも長官に守られてたら俺達は弱いままだ。
今、それを乗り越える時なんだ!」
「・・・」
『グルルルルアアアアッ!』
バンギラスが地震を起こす。
「行きますよ、長官!」
ジャックはハープーンナイフ*1を投げる!
『グルル・・・っ!』
ナイフがバンギラスの腕に刺さり、痛みに怯んだ。
「今だ、コリン!」
コリンはナイフ伝いに頭上まで跳び、糸をはいた。
『ガアァッ!』
まずい!コリンが・・・
「ぎゃああっ!」
コリンの腹を爪が襲う!
そのまま横倒しになったコリンに・・・
「させるか!」
シグがすかさず弾を撃ち込み、バンギラスの腕がだらし無く垂れる。
「うわああああっ!」
コリンがC4爆薬をばらまき、バンギラスの身体を覆った。
「よし、スイッチを!」
『ガッ・・・ガアアアアアアッァァッ!』
錯乱したバンギラスが地震を起こす!
「しまった!リモコンが!」
バンギラスの足元に転がったリモコンはそのまま踏み潰され、粉々になった。
「まだ・・・私が居ます!」
メロディがグレネードを次々と撃ち込む。
「みんなでとどめを!」
『・・・了解っ!』
ブラストバーン、破壊光線、メタルクロー、ミサイル針・・・
『グルルルル・・・』
「まだ倒れないの!?」
その時バンギラスに衝撃波が襲った。
「今回だけだからな・・・!」
「エアロブラスト・・・お前・・・!」
『・・・タイプエンチャントシステム作動、
使用者情報確認。
炎タイプ、付加します』
「いけるか・・・!?
・・・発射!」
炎を纏った弾丸がバンギラスを撃ち抜き、爆薬に火が点いて・・・
・・・バンギラスは爆炎に包まれた・・・
「・・・長官・・・」
バンギラスの表情は




・・・穏やかだった・・・
――――――――
>>災難な通信士?のお話11
さて、シュークリーム食べるか(^ρ^)

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*1 9話参照

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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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