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月下翡翠第4話

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作者:28×1

月下翡翠 第四話
第四話 3日目


「・・・ん・・・」
マグマラシがベッドから身を起こした。
わずかな隙間から見える太陽は、まださほど昇ってはいない。
さまざまなポケモンたちが起きてそれぞれの一日を始める時間だ。
そしてマグマラシもまた――。
マグマラシはまとわりつくシーツをのけて起き上がろうとした。
刹那、下半身に何かしらの不快感を覚える。
「やべっ・・・」
何か覚えがあるかのように、シーツをまくる。
白く濁った粘る液体が、一面にしみこんでいた。
「・・・またか・・・」
仕方ないのかあきれているのか、彼は薄ら笑いを浮かべてシーツを丸めた。
そしてそのまま、シーツは床に崩れるように落ちた。
けれどもそれにも気がつかなかった。
マグマラシはほかのものを見ていて気をとられていた。
夢精したといえど、まだ赤くはれている自分のモノを。
「リーフィア・・・か・・・」
小さく口に出したかと思うと、またすこしモノは大きくなる。
生き物のようなそれは、まっすぐ上を示していた。
今にも噴出しそうな勢いで、まっすぐ上を示していた。
『好きなのかもしれない』
彼はずっとそう思っていた。
あるいははじめて見たその時からそうなっていたのか。
どれほどまで彼女を汚れた世界に引きずり込んでしまうと思っても、
そしてそれを知りながら彼女を乱れさせている自分に嫌悪感を覚えても、
彼は彼女のことを夢に見てはこうして吐き出す。
「だとしたらどうして・・・?」
彼はこのことを考えるたびに初日のことを思い出してしまう。
処女ということを確かめて、それを破れずに今日に至る。
本当に自分のものにしたいのなら、彼女を犯してしまうのが一番早い。
それなのに。
それなのにどうして彼女を支配してしまわないのか――?
でもここで彼は笑みを浮かべた。
自分はあのありのままのリーフィアが好きだから、と。
犯せば彼女を傷つけてしまう。それはすでにありのままではない。
もしかしたら、精液をかけたことがないのも、汚したくないからかもしれない。
今の、清らかなままのリーフィアが好きなのかもしれない。
自分を信じているリーフィアが好きなのかもしれない――
マグマラシはふとリーフィアの部屋を覗いてみる。
まだ眠っているリーフィアは、初めて会ったときと変わらなかった。
同じ可愛らしさがあった。
「くッ・・・」
耐え切れなくなった彼のモノは、大きく弾けたように脈打った。
その先からあのシーツにかかったものと同じ液体が飛び出す。
あわてて閉めようとしたドアに、粘るように吐き出した。
「・・・」
マグマラシはそのまま滑り落ちる精液をみつめる。
ドアにかかった白い液体は、彼の思いそのものだった。
「・・・ッ」
なにか耐え切れなくなったかのように、マグマラシはドアを閉めてきびすを返す――。



ドアが閉まる大きな音でリーフィアは目を覚ました。
耳をそよがせるが、すぐには体が起き上がらない。
やはり、毎夜毎夜繰り返される行為は疲れるものである。
それでもなんとか前足に力を入れて起き上がった。
まだそれとなく寝起きと疲れてしっかりとはしていないが、それでも立っていられないことはない。
そのままベッドから降りると、昨日と同じくドアのほうへ向かった。
が、ドアの向こう側では物音がする。
「――いるのか、な」
静かにドアを開けると、そこには予想したとおりにマグマラシの姿があった。
そのマグマラシは驚いたかのようにリーフィアの顔を見た。
が、すぐに顔を背ける。
「おはよう・・・ございます・・・」
今までは朝に出会うことなどなかったために、リーフィアはすこし動揺している。
そしてマグマラシのほうも、すこし違う意味で。
一度止めた手をもう一度動かしながら、マグマラシはリーフィアの声を聞いていた。
「ああ、・・・おはよう」
「あの」
それ以上の会話を想定していなかったマグマラシはビクッと跳ね上がった。
必死で顔を赤らめるのを防ごうとしたがどうにもならない。
けれども彼女はそのことに気付かずに言葉を続ける。
「出かけてきても・・・いいですか・・・?」
拍子抜けしたような質問に落ち着いた。
なんだか恥ずかしさを隠したくて、マグマラシはすこしぶっきらぼうに答える。
「ああ、でも夜までには帰って来い」
その答えに微笑った彼女の顔を見た瞬間にマグマラシの胸は高鳴った。
今にも駆けていって押し倒したくなる衝動を抑えようとする。
けれどもそれは荒い息遣いとなって、結果的にマグマラシの外に出た。
「じゃ、行ってきますね」
最後に笑って、リーフィアはドアをゆっくりと閉めた。
軽い彼女の足音が段々遠ざかって、最後に外に出るドアの音にかき消された。
と、その瞬間にマグマラシはベッドに腰を下ろした。
「押し倒したらダメだ・・・!」
頭を抱えて、マグマラシは高鳴る胸と荒い呼吸とを落ち着けようとした。
そして自分の興奮した精神を。
どうしてもあの顔を見るたびにそうした衝動が彼を襲う。
あるいは、最初に出会ったときからもう彼をとりこにしていたのかもしれない。
"じゃ、行ってきますね"
最後に見せた彼女の笑みが、彼のモノを一層大きくさせる。
すでに彼のものは熱く滾っていた。
先ほど絶頂に到達したというのに、また彼のモノの中で精虫がうずうずしている。
"じゃ、行ってきますね"
清らかな彼を魅了した瞳を、声を、顔を思い出しつつ、彼は自分のモノを握る。
はっきりと分かるほどに熱い。
握ったその手をマグマラシは激しく上下させた。
始めて見たリーフィアの桃色の性器。
自分の剛毛とは違う、ふさふさのやわらかい毛。
それらのイメージが脳裏をよぎっては消えていく。
「リーフィア・・・!」
ビュクッ!と大きく痙攣したかと思うと、彼のモノはまた精液を吐き出した。
今度はシーツでもドアでもなく、床に零れ落ちる。
それを拭こうともせずに、彼は後ろに倒れた。
『好きなのかもしれない』
先ほど思ったことを、彼は笑った。
「好きなのかもしれない、じゃない・・・好き、なんだ」



昨日と同じように、リーフィアは駆けていた。
昨日と同じあの川原に行くために。
が、その目つきはすこしばかりきびしかった。
それは・・・そう、あの、ヘルガーのことがあったがために。
さすがに朝には出ないだろうが、それでも気になってしまう。
「あの人のことだわ、もしかしたら昼にもでてくるかもしれない・・・」
そう思えば思うほどに、彼女はその足を速める。
と、やっと見えたあの場所には先客がいた。
その影に驚いてリーフィアは身をすくめる。
目を細めてその輪郭をなぞった。
「・・・テイルね」
安堵してリーフィアはテイルのいる場所へと向かった。
浅瀬を走ると水を切る音がして、それがまた新鮮だ。
その音に気付いたのか、テイルは振り返ってリーフィアに向けて手を振る。
「おはよー!大丈夫だった?ごめんね」
最初のあいさつがそれだったが、リーフィアはすぐには理解できなかった。
が、すぐに昨日のことを思い出して首を振る。
けれどもその顔は笑っていた。
「大丈夫。心配するほどのことじゃないから」
テイルは今度こそ心配のない笑いを返した。
「いや~、昨日はびっくりしちゃって。・・・あ、そうだ、一緒に木の実でも取りに行かない?」
大きくリーフィアはうなずいた。
それに答えてテイルは腰を上げ、森のほうに向かう。
彼女の家があった、川の支流が流れる森のほうへ。



「ここ、ここ!あたしが見つけた秘密の場所だよ、ずぇったいに教えないでね!」
彼女らしい言葉に笑いながら、リーフィアは導かれて茂みの中に入った。
このあたりには詳しいリーフィアも知らなかった場所である。
テイルはよっぽど探索をしたのか、はたまたリーフィアが世間知らずなだけか。
「うわ!」
リーフィアは思わず叫ぶほど、そこにはたくさんの木の実がたわわに実っていた。
テイルが掘り返したのか誰かが掘ったのか、ふかふかの土が続いている。
その土に埋められて育った木々は、この土地でしっかりと育った。
もはやその空間は「果樹園」といっていいかとも思われる。
リーフィアが知っている木の実はそのほんの数種類に満たなかった。
「えへへ、あんたが初めてだよ、ここに案内したの」
テイルが自慢げに腰に手を当てながら木の実の具合を見る。
彼女はその木の実が熟れていることを確認すると、二つをもいだ。
「ほれ、食べる?」
彼女が差し出したその実は、大きく、ベージュ色で、オレンジの色模様がある――
「イアの実・・・」
彼女の脳裏に昨日の会話が浮かぶ。
"この実を絞ると媚薬になるんだ"
それを塗りたくられたあとの強い快感。
"媚薬になるんだ"
媚薬、それは快楽で人を縛る薬。
"媚薬に――"
「だいじょぶ?」
ハッと我に返った彼女の目の前には、心配そうなテイルの顔があった。
「あ、うん、ちょっとぼぅっとしてただけだよ」
あわてて笑顔を取り繕って、目の前の木の実を見る。
「あたしこの木の実大好きなんだー♪リーはすっぱいの大丈夫だっけ?」
「いやー、どうもすっぱいのは苦手で・・・」
「あ、そっか」
テイルは手に持った木の実を口に含む。
と、それと同時に滴った果汁が、テイルの口端から垂れた。
「・・・!」
それを捕らえようとした自分に気付いて、自粛した。
(だめだよ・・・ね)
脳裏にその言葉を置いて、リーフィアは笑った。



「・・・ただいま」
リーフィアがドアを開いたのは、夕陽がオレンジの光を投げかけているころだった。
おかえり、と小さくドアの向こうから声が聞こえた。
彼女はかまわずに自分の部屋に向かって、ドアを開く。
「!」
今までは気付かなかったが、彼女の部屋は西に向いているようだった。
おかげで彼女の部屋は西日でオレンジ色に輝いているようだった。
彼女はその光をさえぎるためにカーテンをかけて、そのままベッドに横になる。
大きく息をつくと、そのまま目を閉じた。
「疲れた・・・」
あのあと彼女は、テイルの畑仕事を手伝った。
どうやらあの場所はテイルの畑・・・果樹園らしい。
彼女と一緒に土を掘り返してやわらかくし、そこに木の実を植えた。
見たことのない木の実に関してはテイルが説明してくれた。



イアの実が媚薬になるということは、テイルも知らなかったようだけれど。
そのまま彼女は体の力を抜いて、仮眠に入った。



浅い眠りのリーフィアは、自分の両脇が沈むのを感じて目を覚ました。
薄く開いた目に映ったのは、マグマラシの炎の瞳。
マグマラシが覆いかぶさるかのように、四つんばいになって彼女を眺めていた。
「・・・たまには、月明かりだけでっていうのもどうだ?」
静かな声でささやいた彼は笑っている。
けれどもリーフィアは寝起きでその言葉をなかなか理解できずにいた。
「っ!」
と、不意に彼女の唇にマグマラシの唇が重なった。
二回目のキスの味は、前と同じだった。
最初こそ動揺していたリーフィアだったが、やがて力をぬく。
それを感じ取ってマグマラシは舌を絡めた。
彼の唾がリーフィアの口の中に入っていくが、もはや彼女はどうでもよかった。
どうせ、これ以上の体験は何度もしている。
やっと口を離した彼とリーフィアの間には、また透明な橋がかかる。
「・・・前と同じ・・・ですね・・・」
彼女が小さくつぶやいたと同時に、橋が消える。
マグマラシはそれを見届けると、リーフィアの前足をつかんで、開いた。
すると、リーフィアの胸があらわになる。
そしてそのまま、彼女のふさふさの毛を払いのけた。
「・・・リーフィア、♀には敏感な三つの豆があるんだ」
彼は笑いながら彼女の顔を覗き込む。
リーフィアは「敏感」という言葉で赤面した。
「それは・・・」
無意識に後ろ足をぴったりと閉じる。
「クリトリスと・・・ここだよ」
彼がその「豆」に触れると同時に、彼女の体が跳ね上がった。
「はあぁっ!あっ!」
ビクンッ!!
痙攣している彼女の反応をみた彼は、その「豆」のあるふくらみをさすり始めた。
そう、そこは胸のふくらみ・・・乳房だった。
リーフィアは一応大人の体にはなっている。
そこそこの大きさのある乳房の先に着いた乳首に彼は触れたのだ。
乳首とはいってもその敏感さは人間の比ではない。
マグマラシのいう通り、クリトリスと並ぶ「敏感な場所」なのだ。
「軽くイったのか・・・そんぐらい敏感なんだ、お前の乳首は」
マグマラシは再び乳首を指先で転がすようにように刺激し始める。
コリコリ・・・コリ・・・
「あっ・・・ぅあん・・・ぁあ・・・」
クリトリスとはまた違う快感に、彼女は身をよじった。
「あぁっ・・・んんっ!あふん・・・」
思わず口から出てしまう声と反対に、彼女はますます顔を赤らめる。
数回転がされただけで彼女の乳首はすでに赤く勃っていた。
硬くなったそれを、彼は今度はつぶすようにつまみ始めた。
プニプニ・・・
「あっ・・・はあぁっ!あんっ・・・やめてっ・・・」
「やめて?」
「!」
思わず口から出てしまった潜在意識の言葉を聞いて、彼は意地悪そうに笑った。
「やめてほしいのか?こんなに喘いで・・・それに」
彼は彼女のアソコに手を伸ばして、二本の指で広げられるだけ広げる。
卑猥な音がして、濡れた彼女のアソコが開いたのが分かった。
「こんなに濡らしてるっていうのに・・・」
「・・・あ・・・」
もはや彼女はそれを取り消すことができなくなっていた。
赤らめた顔を前足でこすって、泣きそうになりながらマグマラシの顔を見ている。
「そんなにやめてほしいならやめてやるよ」
マグマラシは乳首から手を離す。と、リーフィアは泣きそうになった。
本当はもっとせめてほしい。もっと乱れさせてほしい。
本当にそう思っていた。



いつのまにか、そう思うようになっていた。
それなのにここで終わるなんて・・・。
「最終確認だ、やめてほしいんだな?」
「・・・いやです・・・続けてください・・・」
顔を真っ赤にして、彼女は答えた。
その答えを聞くと、ニヤリと笑ってマグマラシはもう一度リーフィアにキスをする。
今度はさっきのようではなく、彼女も積極的にマグマラシと舌を絡める。
そうしながら、マグマラシの唾を飲んでいた。
ようやく離して、マグマラシは続きとでもいうように乳首に手をかける。
彼は乳首を二つ同時につまんだ。
「!!ああ゙ッ!!!」
彼女は体を震わせる。それほどまで強い快感が彼女を襲った。
「へへへ・・・イったな・・・それくらい敏感なココを指よりもっと感じさせてやるよ」
「えっ・・・?」
顔を上げたリーフィアは、マグマラシの舌が乳房に近づいていることを確認した。
「へへ・・・いただくぜ・・・」
マグマラシの舌が乳首に触れて、そのまま嘗め回した。
ピチャ・・・ピチャァ・・・
「!あぁあっ!ふあん!あぁっんぁっ!」
やわらかい、けれどもザラザラした舌の先が彼女の突起を愛撫する。
もう片方の胸も、彼の指が絶え間なく転がしていた。
ペロッ・・・ピチャ・・・
「あぁっ・・・きゃあっ!うあん!あぅう!」
常に痙攣するようになった彼女は、荒い息のもとうっすらと目を開けている。
胸に顔をうずめて乳首を舐めているマグマラシをみつめていた。
その視線に気付いたマグマラシは涎を一筋垂らすと、また不敵な笑みを浮かべた。
そして勢いよくまた彼女の胸に顔をうずめた。
けれども、今回は、舐めてはいなかった。
「!?!!」
彼女を快楽が貫く。それは今まで感じたことのない類のものだった。
何がおきているのか分からず、耳を欹てると、奇妙な音を探り出した。
チュゥゥ・・・チュチュチュゥゥ・・・
「キャァァっ!あはあぁぁっ!うきゃあぁ!!」
彼は、彼女の乳首を、まるで幼児のように吸っていた。
が、敏感なところを吸われる快感は、触られたときよりも、舐められたときよりも数倍も強かった。
「!!!ぁぁあああ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!!」
ビシアァァァ!!
彼女のアソコから大量の愛液が噴射されて、ぐったりと身を横たえた。
絶頂を迎えて彼女は荒い息をしていたが、それは何より快楽のためだった。
そして、彼女は見つけてしまった。
『マグマラシに快楽を求めている自分』を・・・。
「おい・・・まだおきないのか?ったく・・・」
マグマラシはぐったりとした彼女の横に座ると、また意地悪そうに笑みを浮かべる。
「じゃあ・・・」



ゾワゾワ・・・
「・・・?!」
くすぐられるような、這われているような感覚を覚えて彼女は目を開けた。
ゾワゾワ・・・ゾワ・・・
「何なの・・・?」
気がつけば、リーフィアはマグマラシに尻を突き出すような姿勢で寝ていた。
いつの間にか恥ずかしい姿勢をしていたことに彼女は赤面する。・・・が。
ゾワゾワ・・・
「きゃっ・・・」
変な感覚がまた彼女を襲う。
「目が覚めたか?」
後ろから声がして彼女はうなずく。
突き出した尻の上から声をかけられていた。
「な・・・何してるんですか・・・!」
「へへへ、なかなか起きないから尻さすってただけだって」
このくすぐられるような感覚は、さすられている感覚だった。
彼女はまたゾワゾワする感覚に襲われて、びくっと体を震わせる。
「・・・それにしても、」
彼はふとさするのをやめて、リーフィアの尻の一点をみつめた。
恥ずかしいところを見られて、またリーフィアは顔を赤くする。
「こっちの穴もきれいだな・・・ピンク色で」
彼女はその言葉で尻の穴を見られていることに気付いた。
恥ずかしさでいよいよ泣きそうになる。




グッ!
「!?!!」
先ほどのゾワゾワした感覚を強くしたような快感が、彼女の体を貫いた。
「ななな・・・何ですかぁ・・・」
恥ずかしいけれども口を開いて質問してみる。
と、マグマラシはにやけてその質問に答えた。
「なぁに・・・お前の尻の穴に指の先いれてみただけだって・・・」
「!!」
恥ずかしさと驚きとで、彼女はビクンッ!と腰を浮かせた。
「汚いじゃないですかぁっ!!」
「汚くないって・・・。っていうか、体のどこにも汚いとこなんてないぞ」
マグマラシはアナルにすこしだけ入れた指を上下させる。
クイクイ・・・グッ・・・
「はあぁあっ!きゃあああ!!ふあぁッ!!」
初めて穴に入れられた快感は強く、リーフィアはもだえた。
予想以上の反応で驚きながらも、彼はアナルに指を突っ込んだままだ。
「・・・ちょっとピストンさせてみるか・・・」
彼はまだ指先数センチしか入れていない。
が、その指をアナルの入り口付近でピストンさせ始めた。
ズリュッ・・・ズズッズッ・・・
「!!きゃあぁぁあああああ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
まだピストンが始まって間もないというのに、彼女は盛大に潮を吹いて倒れた。
マグマラシはあわてて指を引き抜き、彼女の愛液でぬれた腹を見た。
「ほんとーにすごい量だな・・・ベトベトだぜ・・・」
うつろなに宙を見つめ、喘いでいる彼女は、その言葉は聞こえていないようだった。
マグマラシはこれ以上続けるのをやめて、彼女を抱きかかえて床に下ろす。
そのまま愛液で汚れたシーツをわきにほうりなげた。
「それじゃ、俺は寝るから・・・体洗って寝ろよ」
床で喘いでいるリーフィアを尻目にマグマラシは部屋を出た。



目を開けたリーフィアは、だるいけれども満足感を味わいながら起き上がった。
これ以上なく体が重い・・・。それはいろいろな疲れの故だった。
彼女は疲れた体を引き摺って外に出る。
月明かりの中、体の重みに任せて水の中に横たわった。
水を掬っては自分の体を流していく。
最初は顔・・・そして段々体に・・・
と、自分の股間まできたが、疲れた体で到底洗おうとは思わなかった。
いま洗ったら自我を失って自慰をしてしまうに違いないから。
彼女はぬれた体で川を出る・・・。



「・・・ふぅ・・・」
マグマラシは自分の部屋に入った刹那、ドアに寄りかかり、下を向く。
「こんなにビンビンだ・・・」
彼は床の上で喘いでいるリーフィアを、その温もりをその手に残したままだった。
その手で熱いモノを握る。
が、モノはすぐに射精してしまった。
「・・・あの状況で出なかったのが奇跡だな・・・」
自分に対する嘲笑を浮かべて、マグマラシは宙を仰いだ。
と、そのままベッドに横になった。
自分の体の上にシーツをかけながら、朝の出来事を思い出した。
「・・・この分だと今日も夢精しちまうな」
ひとりごちたマグマラシは、指に残る締め付けを思い出す。
あのリーフィアのアナルの締め付けを。
そして・・・彼女の真っ赤な可愛い顔を。
そしてその手で、あの締め付けを思いながらモノを握る。
そのまま、リーフィアを想いながら彼は眠りについた。




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  • いい話だな…
    マジで泣いた…
    ――マグチャン ? 2015-08-28 (金) 10:49:42
  • おそろしく久しぶりの閲覧だがまさか完結してたのか…
    お疲れ様です。最高でした。
    ―― ? 2015-09-23 (水) 15:10:19
  • 感動しますね…!
    リーフィアが生きててよかった…。
    ――[[.・><・.]] 2015-12-20 (日) 10:33:54
  • 感動しますね…!
    リーフィアが生きててよかった…。
    ――[[.・><・.]] 2015-12-20 (日) 10:34:28
  • やっぱり、何度読んでも泣けますね…。命の大切さを知ることができました! -- なおと ?
  • 自分がこの小説を読んだのが中一のときでしたのでもう10年程前になっちゃうんですね。今でもポケモンをプレイしてますが未だにこの小説の影響が大きくて毎回バクフーンとリーフィアを育成してます。ありがとうございました --
  • やっぱり泣けますね... -- ぽっぴ ?
  • 後半いい話になってき過ぎて普通の感動する系の話になっているじゃないか! -- 暇人 ?
  • 後日談書いて欲しいです! --
  • これは予想外の良い読み物でした。 私は各段落を読んでいるうちに没頭しました。 文章の構成も気に入りました。 --
お名前:

以下↓旧コメント

コメントを差し上げれば今でもかなり高水準な
貴方の小説のレベルも127倍ほどに上がりますね -- 名無しさん (2007-07-15 01:59:45)


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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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