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新緑の結晶

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・新緑の結晶


ー1ー 動く歯車

サッーと風が吹き抜け、辺りの森や草がゆっくりとなびく……
風でなびく草原の中、同じ様に毛をなびかせている者が居た……
種族名レントラー。その目つきからそれなりのレベルの高さが伺える。
しばらくレントラーは風を静かに感じていたが、後ろの気配を感じ取り言葉を発する。
「何やってるんだホゥカ?」
そう言ってそのレントラーは振り向く……
草むらの中を這ってレントラーに接近していた影がビクッと反応して動かなくなった。
「馬鹿だな、見えてるぞ」
レントラーの視線の先には風でなびく草むらの中、毛で覆われた九本の尻尾が不自然に出ている……
「もっと上手くやれよ……ホゥカ」
「何よ〜」
そう返事が返って来て草むらからホゥカと呼ばれたキュウコンが這ったまま顔を出す。
「気付かないふりをしてくれても良いじゃない……!」
ホゥカというキュウコンの頬が膨らむ。
キュウコンの言葉を他所にレントラーは森へ向けて歩き始める。
「ちょ、ちょっと待ってよシャウラ!」
シャウラと呼ばれたレントラーは振り向き
「しょうがないな……連いて来いホゥカ」
と言ってまた歩き始める。
ホゥカと呼ばれたキュウコンは嬉しそうな表情を浮かべてレントラーの後ろを連いて行く……

だが、この時既に物語の歯車が動き始めていた事に
レントラーのシャウラとキュウコンのホゥカが気づいているはずが無かった……

ー2ー 雨雲

「まだぁ~シャウラ?」
後ろから不満そうな声が聞こえて来る。
「もう少しだ」
「それ言ったの何度目?」
「五回目」
俺はそう返事し、再び歩き始める……
実は先日、散歩をしていたら珍しい宝石を見つけたのだが道具が無く引き返したのだ。
今日は道具を持って改めて来た訳だが……
「もしかして迷った……?」
ホゥカの言葉に俺は頷く……
「何か目印とか無いの?」
「いつもと違うコースだったから……」
互いに溜息をつく……
「どうするの?帰り道も分からないのよ、それに雨が降って来そうな雲行きよ?」
ホゥカの言う通り空は黒い雲で覆われている……
「とにかく進んでみよう、じっとするよりは良い」
森の中を更に奥へと進む……
不安を感じながら進んでいるとやがて森の奥で何が輝いたのが見えた。
「シャウラ、あれ……」
自然に俺とホゥカの歩が速くなる。
差程距離は無かったのかすぐに輝いていた物の元へたどり着いた……
透き通った緑色の淡い光を放つ2m近くある細長い宝石が三本揃って地面から生えていた……
「これが……?」
「そうだ……俺が先日、見つけた宝石だ」
「綺麗……こんな綺麗な宝石初めて見たわ……」
その時、頬に雨粒が当たった……
「雨だ……」
「せっかく見つけたのに……!」
「何処かで雨宿りすれば良いさ……掘り出す時間は幾らでもあるさ」
俺は辺りを見回す……少し先に巨大な岩があり、下部分が崩れていて
空洞が出来ているのが目に入った。
「ちょうど良い、彼処で雨宿りしよう」
俺とホゥカは岩の下の空洞に向けて走り始めた。
雨は次第に強くなっていく……
「ところで、帰り道の件はどうなってるの?」
「……問題無い、今思い出した」
そう会話を交わしているうちに岩の元へたどり着き、空洞の中へ入った。
俺とホゥカが入っても少し余裕がある広さだ。俺とホゥカは地面に腰を下ろす……
「これで一安心ね……」
「……そうだな」
既に外は大雨になっていた。
地面には水溜りが出来、森の木々は葉から雨粒を滴せる……
大雨で視界は霧が少し掛かった様に薄く曇っている……
「シャウラ?」
「何だ?」
互いに雨が降っている外を眺めながら会話する……
「少し寒いわね……」
「そうだな……此処まで来る間に少し濡れたからな」
「だから、その……寄り添って良い?」
「なっ……⁉」
思わずホゥカに視線を移すとホゥカは頬を赤くし、もじもじしていた。
「わ、私だって恥ずかしいわよ……!でも寒くて……」
「分かったよ……幼馴染だし、ほら」
俺は少し詰めて空いてる空間を作ってやるとホゥカがそこに詰める。
ホゥカのふさふさした毛で覆われた体が俺の背中に密着する……
背中と背中が触れている状態だ。
「温かい……」
「そうだな……」
互いに頬を赤くしながらしばらくそのままで居るとある事に気が付いた……
岩の空洞の壁側から僅かだが風が流れているのが分かった。
俺が岩の壁を手探りで探すとある所に穴が開いていた。
「どうしたの……?」
指で叩いてみると軽い音が返って来る……
「ホゥカ、下がってくれ」
「う、うん……」
ホゥカは首を傾げ、立ち上がって後ろへ退く……
俺は壁に軽い十万ボルトを放つ。軽く土埃が空洞内に立ち込める……
「ち、ちょっとシャウラ……⁉」
土埃が消えると壁に穴が開いていて階段が下へと続いていた。
「コレって……」
「行ってみよう……!ホゥカ」
「ち、ちょっと……!」
俺はホゥカの腕を掴み、階段を降り始めた……

ー3ー 渦と葉

「光が見えるぞ……」
「えっ、此処って地下よね……?」
「とにかく進んでみよう」
俺は急いで階段を下る。
「ちょっと、暗いんだしもう少し遅く歩いてよ……!」
そうホゥカが訴えるがそうしているうちに階段は終わり、光が視界を包んだ……
やがて目が慣れてくると地下とは信じられない程、広い広い空洞が視界に映った……
空洞の大部分は湖の様に沢山の水が溜まっていて
天井からは所々から滝の様に水が流れ落ちている……
空洞中の天井や壁には先程地上で見た透き通った緑の光を放つ細長い宝石が彼方此方に生えていた。
水中にもあるらしく水が緑色に輝いている。
「凄い……」
「ああ、そうだな……」
二人共、目の前光景に釘付けになり、しばらく空洞内の景色を眺めていた……
だが、やがて空洞内に変化が起こり始めた……
空洞中の細長い緑の宝石が突如光り輝き始めたのだ!
眩い光が空洞内を照らし水は回転し、渦が出来る……!
目の前光景に俺とホゥカが戸惑ったその時だった‼
空洞中に雷の様な轟音が鳴り響いた!
その轟音に俺とホゥカは思わず耳を塞ぐ。
やがて渦巻く水面の中心辺りに緑に輝く球体が現れた。
球体は回転しながら徐々に浮き始め、天井に球体が触れた途端に球体は風船の様に割れた……
そして中から何かが飛び出して渦巻く水の中へ水しぶきを上げて落下した。
同時に空洞中の宝石の輝きが収まり、渦巻く水が静かになった……まるで嵐が去った後の様だ。
しかし、何だろう……この胸の内のざわざわとした感じは……?
(助けて……)
そう声が耳に響いた瞬間、俺は水中へ既に潜っていた……
体中を凍りつきそうな程冷たい水が包む
水は澄んでいて視界は問題無い。一生懸命に水を掻き、どんどん進む……
「!」
やがて底に一匹のリーフィアが倒れているのが視界に映った!
さっき空中から水中に落下したのは、このリーフィアだったようだ……
リーフィアの体に手を廻し、上昇を始める。
潜る時とは違い、上昇はすぐに終わり、水面に辿り着く……
「シャウラ何してるのよ!急に飛び込んで!……って、そのリーフィアは⁉」
ホゥカの手を借りてリーフィアを水から引き上げる。
リーフィアは体の彼方此方に酷い怪我をしていた。
「酷い……!誰がこんな事……」
「良いから、お前の家に行くぞ!確か、こういうのに詳しい姉が遊びに来てるんだろ?!」
ホゥカは頷く。
「行くぞホゥカ!」
リーフィアを背中に乗せて俺とホゥカは走り始めた。
外に出ると雨はまだ降っていたが気にせず、
ホゥカと俺は大雨の中、全力で走り始めた……

「姉さん!」
「どうしたの?そんなに焦って」
ホゥカが大声でそう言うと家の奥からホゥカとは別のキュウコンが姿を現した。
「このリーフィア怪我してるの!結構弱ってるみたいだし……」
「分かったわ、ホゥカ其処の鞄取って!」
姉に指示されたホゥカは鞄を素早く渡した。
「連いて来てシャウラ君!」
俺は階段を使い、二階へ上がって行くホゥカの姉の後ろに連いて行き、リーフィアを運ぶ。
とある部屋に入り、ホゥカの姉に指示され俺はリーフィアをベットに降ろす。
「他に何か手伝う事はありますか?」
「有り難うシャウラ君。もう大丈夫よ、あとは任せて」
俺は部屋から出て階段を降りる。
「ホゥカ」
「どうしたの?」
「お前の姉とは初めて会ったのに何故俺の名を……?」
「私がよく貴方の事を話してるのよ、幼馴染だしね」
「そうか……」
外は相変わらず雨が降っている……
そろそろ帰るか……あまり長居してても仕方がないしな……
「ホゥカ、俺は家に戻る」
「えっ、どうして?」
「雨が強くなって来てるからな、あまり長居する訳にも……」
「だったら泊まれば良いじゃない」
「はっ⁉」
「泊まれば良いって言ったのよ、結構降って来てるしね」
ホゥカはそう言って微笑んでタオルを俺に渡す。
「体中濡れて寒いわね……ちょっとお風呂入って来るねシャウラ、とりあえずそれで体拭いて」
「あ、ああ……」
俺はホゥカがお風呂場に向かったのを見届けて濡れた体をタオルで拭いて階段を上がる。
先程の部屋の扉を叩く。
「シャウラですけど……」
「どうぞ」
扉を開けて中に入るとホゥカの姉がリーフィアの傷口に薬品を塗っていた。
「どうですか?」
「怪我はたいした事無いわ、恐らく衰弱していたのは過度のストレスと
長距離をずっと走っていたからね、何かに追われていたのかも……」
「追われていた?どうしてですか?」
「分からないわ、あくまで予想よ」
「そうですか」
ホゥカの姉は笑みを見せる。
「心配なのね、このリーフィアが……」
「ええ、まぁ……」
「シャウラ君は私の妹の事はどう思っているの?」
リーフィアの傷口に薬品を塗る手を休ませ、ホゥカの姉は質問してきた。
「この歳になっても仲の良い幼馴染って所かな……」
「これからも親しくしてやって下さい……」
「そのつもりです」
そう会話して互いに笑顔になる。
「シャウラ!お風呂空いたわよ」
下からそうホゥカの声が聞こえ、俺はホゥカの姉に挨拶して部屋を後にした。
階段を下るとホゥカが姿を現した。
「何を話してたの?」
「ちょっと色々と……てか、本当に泊まって良かったのか?」
「ええ、むしろ泊まって欲しかったし」
「どうしてだ?」
「姉に貴方を見せたくてね、どういう人か詳しく知りたいらしいから」
「そうか……じゃ、俺は風呂に入って来る」
ホゥカが頷いたのを確認し、風呂場へ向かった……

ー4ー 対面

弱い明かりと冷えた空気を感じ、俺の瞼が開く……
太陽も地平線から少し顔を見せたばかりの様で辺りはまだ少し薄暗い……
時刻は午前五時頃。ホゥカとその姉は静かな寝息を隣で立てている。
昨日の夜はホゥカ付き添いの元、ホゥカの姉の質問に答えていた。
そうしているうちに三人共眠ってしまった様だ……
薄暗い部屋の中を歩き、部屋から出る。何だか散歩したい気分になったのだ。
下へ降りるとある事に気が付いた。風呂場の灯りが点いているのだ……
ホゥカ達は上で寝ているのに何故……。もしかして消し忘れたのか?
「あの……?」
「!」
不意に後ろから聞こえて来た声に驚き、俺はサッと身構える。
振りかえるとそこにはあのリーフィアが立っていた。
「そんなに警戒しないで下さい……」
「君は……」
「初めまして、私の名前はリミュウです」
リミュウと名乗ったリーフィアは丁寧に頭を下げる……
「貴方が私を助けてくれたのですよね?」
「そうだが……俺一人の力じゃない」
リミュウは俺に近寄り「失礼します」と言い、俺の匂いを静かに嗅ぐ……
その際に気が付いたのだがリミュウの体に生えている全身の葉の先がピンク色になっていた。
「シャウラさんですね……?」
名前を教えて無いのに俺の名をどうやって……?!
俺の疑問を感じ取ったのかリミュウはこう答えた。
「匂いで分かるんです私。その人の名前や性格が」
「そうなのか……」
「話が変わるのですが私、お風呂に勝手に入ってしまったのですが……」
「気にするな、ホゥカはそういうの気にしないから」
「そうですか……」
リミュウはホッとした表情を見せる……
「その……何だ……。散歩に行くんだが連いて来るか?」
「はい、ご一緒させて下さい……」
こうして俺はリミュウと散歩をしに外へ出た……

「ところで……」
「はい……何でしょう?」
先程から気になっていた事を聞いてみようと歩きながら話し掛ける。
「君の体に生えている植物の事なんだが、どうして葉の先がピンク色なんだ?」
「あっ、これですか?生まれつきこうなんです。特別な意味は無いです……」
「そうか……」
森の木々の間を歩いて行く内に今度はリミュウの方から質問してきた。
「あの……シャウラさんは人の目が届かないあの洞窟に何故居たのですか……?」
「それは……その……珍しい宝石があってだな……」
リミュウの耳が「宝石」という単語に反応する。
「新緑の結晶という澄んだ緑色の宝石の事ですか?」
「多分……だが、何故それを?」
「私の先祖様達が人の目を避けて護って来た物ですから……」
リミュウは空を見上げ、遠くを見つめる……
「そんなに大切な物なのか……」
「はい、世界のバランスを保っていますから」
「それは本当なのか?!」
驚きのあまり大声で返すとリミュウは俺の口を手で塞いだ。
「シャウラさん静かにして下さい……!他人に聞かれては駄目な話をしているのですよ?」
俺が「悪かった」と謝るとリミュウは話を続ける。
「新緑の結晶と呼ばれる宝石は私の一族が昔から人の目を避けて護って来ました。
何故なら、あの宝石はほんの小さな欠片でも火を与えると最低でも50年近くは燃え続けます……
中のエネルギーを使い果たすと結晶は白くなり、抜け殻になってしまいます……
エネルギー源になる訳ですがこの宝石はそれほど量は無く
特定の洞窟か地下深くにしか生えません……
それにこの結晶は地上の木々などの自然に栄養を与えていて
荒れてしまった土地も緑豊かな森にする事が可能です。
木々は光合成をし、余ったエネルギーを地下深くの結晶へ返す……と助け合っているのですが
森林が伐採されても結晶の力で簡単に元に戻りますが結晶には限りが有りますから
結晶を誰かがエネルギーとして使ってしまうと、やがて結晶を使い果たしてしまいます。
そうなると地上の植物は枯れて酸素が減って行くでしょう……
酸素を必要とする私達にとって致命的です。……ですが信じない人は居るもので
最近とある組織に新緑の結晶の存在が見つかり、説得するも信じて貰えず。
組織は父も母も既に他界しているので一族の生き残りである私を捕らえました……
新緑の結晶をエネルギーとして使うのは一族の血を持つ者の力がいるからです。
また、一族の血を持つ者の協力が無ければ結晶に傷を付けたり加工する事も出来ません
私は捕らえられましたが独房から逃げ出して近くの洞窟に生えていた結晶の力を借りて此処の洞窟に瞬間移動しました。
私が居なければ何も出来ないので……。衝撃で意識を失いましたがシャウラさんが……
長くなりましたが分かりましたか?」
「ああ、整理すれば何とか……」
リミュウの話を飲み込んでいる内にいつの間にかリミュウが現れた洞窟へ来ていた……
結晶が変わらぬ眩しい光を放っていた……
「ところで、そんな大事な話を何故俺に?
その話を聞いて君を襲うかもしれないのに……」
「シャウラさんがそういう人じゃないって匂いで分かりますよ
それに普通、悪い人が『大事な話を俺に言って良いのか』と聞きますか?」
リミュウはそう言って微笑みを見せる。
「負けたよ」
俺はそう言って笑顔を見せた。
「……ところで、どうして此処へ?」
「状況を整理しようと思いまして……」
そう言ってリミュウは適当に近くの結晶に触れる……
すると洞窟内の結晶が一層眩い光を放つ!
あまりの眩しさに俺は手で目を覆う。
リミュウは瞼を閉じて結晶に触れながら何か喋っている……
まるで結晶に向かって話しかけている様に見える。
実際、リミュウの表情が変化するのが近くに居る俺には分かる。
誰と話しているのだろう……そう思っている内にリミュウは話を終えたらしく
結晶の明るさが元に戻っていた。
「誰と話していたんだ?」
俺がそう問うとリミュウは微笑み。
「私の先祖のリクスさんという女性です。一族の始まりの人です」
「それって1代目って事だよな?リミュウは……」
「17代目です」
「えっ?!どうやって話しているんだ?もう歳は……」
「詳しい事は分かりませんが後世に結晶の事を伝えて行く為に自分の魂を結晶に取り込んだらしいです
ある事故で肉体は駄目になってしまったらしくて……」
「そうなのか……」
「結晶全体が彼女の肉体ですので結晶があれば彼女と話せます。
今のは例の組織の動きを聞いていたんです」
「それで、どうなんだ……?」
リミュウは俺に小さな何かの装置を取り出して渡した。
「先程、気が付いたのですが、どうやらこれで私の位置を特定していたらしくて……
組織が私を追跡する準備をしているとリクスさんが……。
これ以上シャウラさん達には迷惑を掛けたく無いので私は此処を去ろうと思っています」
「だったら俺も連いて行くよ」
「えっ?」
「此処まで君の事を知って、一人で困っている君の後ろ姿は見たく無い」
「シャウラさん……」
「そうね、私も賛成よ」
不意に聞こえて来た声に俺とリミュウは振り替える。
そこにはホゥカの姿があった。
「ホゥカさん……!」
「ずっと聞いてたわ、私も連いて行くわ」
リミュウは感謝の言葉を言った。
「組織が来る前に出ないとね」
「荷物をまとめるぞ」

こうして俺達はリミュウと此処を去る事になった……
だが、同時にそれは俺達の運命が大きく変わった瞬間でもあった……


続き:新緑の結晶.Ⅱ


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Last-modified: 2011-06-27 (月) 00:00:00
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