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oh! pants!

/oh! pants!

Lem
R18かどうかでいえばR15寄りだよ。でもお子様見ちゃ駄目だよ。

oh! pants! 


 唐突だが家族の話をしよう。
 とはいえ別に家系から話そうという訳ではない。飽くまでこれは自分の持ち得る主観性が家内でどう食い違っているのか、大まかな指標として話題に取り上げただけだからそこまでお前の家族構成になんて興味無いよという顔をせず、どうかしばしの間だけ耳を傾けて貰えないか。
 では先ず僕――ではなく長男である兄から語りたいところだが、その前に我が家には[三匹の猫]が居るという事を補足しておこう。
 察しの良い者ならもうこの後の流れが読めたのかもしれないが、そこは唇に指を当ててお付き合い願いたい。
 名前まで覚える必要は無いのでここでは兄という認識だけでいい。
 その長男こと兄と、兄のパートナーを務める猫。
 ん、何の猫かだって? その因果性についても追々語るつもりだからとりあえずここでは……そうだな。
 三匹とも尾に星を持つ子だと思ってくれればいいだろうか。またその子等も僕等と同じ様に血に縁を持つ繋がりでもある。
 違うところがあるとすれば年の差による見た目くらいだろうか。
 うん、それも僕等と同じ共通点を持っているね。
 まぁ兎も角その長男の兄と、兄のパートナーを務める長女の猫だ。
 続いて次男の僕――は飛ばして三男の弟と、弟のパートナーである末っ子の猫。とはいえこちらはまだお互いに幼い部分もある故どちらかといえば遊び相手という定義の方が強いかもしれないがね。
 上と下での歳の差がありすぎて正直をいえば僕も現実味が沸かないから、君が不思議がる気持ちも分からなくはないよ。
 兄は成人済みで、弟は此間誕生日を迎えて猫とともに三つになったばかりだ。
 その中間に居る次男の僕はそろそろ受験勉強という地獄が待ち受ける身にあるのだが、まぁそんな事はどうでもいい。後一年待たせておけばいいさ。今はそれどころではない。
 これから本題に入るのにそんな楽しくない話題なんて萌えないゴミ袋に包んで捨ててしまえ。
 今は燃える話をしているんだ。僕が熱中している事を客観的に整理する為にもこうして君に付き合って貰っているんだから。
 聞いているのかい、僕の猫よ。



「聞いているのかい、僕の――」
 あーうんはいはい聞いてる聞いてる俺の糞相棒。
 正直興味が無いので俺は主人に背を向けて寝そべり、星の尾を西へ東と描きながら生返事を交わしている。
「全く興味ゼロなのだな君は」
 くるりと星が飛ぶ。その通りだよ糞相棒。
「長年悩み苦しんでいる僕の問題解決へ、これっぽっちも協力しようだなんて気もゼロなのだな君は」
 知るか馬鹿。何で俺がお前の問題解決に労力を奮わねばならないのだ。
「思春期に悩む健全な男子の性の悩みはそれはとてもデリケートなもので、それこそ肉親においそれと相談するには荷が重い物なのだよ。だから誰にも言わずに僕の胸にだけ秘めておこうと思っていた」
 へぇ。それは大層御立派な決意だことで。
「だが状況が変わった。何で僕が君に先の話を持ちかけたか分かるかい」
 知らないよと言いたいところだけど、先の話を嫌々掘り起こすにそれは糞相棒のみに限る問題ではないらしい。多分に俺等にも関わる問題の話なのかもしれないが、それはそれで尚更聞きたくない類の問題でもある。本心を語ればこのまま狸寝入りしていたいが止むを得ないか、と首だけを回す。瞳の奥に気だるげな猫が写るのが見えた。
「それでこそ僕の相棒だよ。やっと此方を振り向いてくれた」
 煩い。早く用件を言え。そのにやけ顔に星を叩き込むぞ、と自分の意思に反して星が地上に落ちる。
「先週の休日にさ、見ちゃったんだよね僕」
 応。
「君のお姉さんなんだけどさ」
 姉が?
「兄ちゃんと交わってたんだよね」
 星の動きがぴたりと止まった。
「いつからあんな関係だったのかまでは知らないけれど、少なくとも今日始めてって感じのやり取りでは無い事だけは分かるかなぁ。あ、やっとこっちを完全に向いてくれたね」
 本日のしまった。
「やっぱり身内の問題には否が応でも目を向けざるを得ないよね? それが肉親なら尚の事にさ」
 不本意だがその通りである。そもそも姉は何を考えているのか。どうしてそういう関係に及んだのか。そもそも姉とその主人とでは根本的な種族の壁だってあるはずだ。訳が分からない。
 雑他な思考の回路に頭がショートを起こしそうになり、また不機嫌なのだろう自らの体からぱちりと弾ける音が左右に飛び交っている。
「とは言っても証拠を見ない事には君も納得なんてできないよね? 僕もたまたま発覚しちゃった出来事だから正直手を焼いててさ。ほらこれが証拠なんだけどさ」
 ながら作業で相棒が携帯機器を操作しつつ、目当ての物を俺に向ける。
 小さな液晶画面に表示されたその先には確かに姉がベッドの上に寝そべっていた。
「一応動画も取っといたんだよね。はいこれ」
 ワンプッシュで動画が開始されると同時に艶めく声や淫音が混じった雑音が走る。画面の中で踊る俺の知らない姉の姿は他人の様にも映り、むしろ姉に良く似た猫であると信じたかったが、姉の上に跨る人物が嗄れ染みた声で名を呼ぶ事でそれも否定された。
 動画は一分程度で終り、用済みになったそれを相棒がポケットに仕舞いこむと如何し様かと訝しげな表情を向けた。
「吃驚しちゃったよね。好奇心でたまたま仕掛けておいた盗聴器に変な声が入るものだからさ。気になってこっそり監視カメラも仕掛けておいたらこれだもの」
 ……色々突っ込む所はあるが敢えて触れないでおこう。今はそれどころじゃない。
「それで僕は知っちゃった訳だね。こういう形の愛もあるんだなぁってさ」
 認めたくは無いけどな。馬鹿なのかあいつらは。
「それを切欠に僕もヒントを貰って自分なりの思春期の解決方法を模索してみたんだよね」
 怒りで冷静じゃないのもあってか、この時点で相棒の企みを看過する程の余裕は無くそのまま聞き流す形で傅いていた。面倒事に対する悪い癖が何時まで経って直らないのもこの相棒ありきの頻度故だった。
 だがこの場合は決して聞き流すべきではなかったのだ。相棒の言う通りに性の問題はとてもデリケートなもので、特に思春期における今のこいつに対して適切な態度ではなかったと後々反省する事になる。
「と言っても僕は兄みたいな繋がりを君と持ちたいって訳じゃあないからその辺は心配しなくていいからね。種族差は兎も角同性愛なんて趣味は僕はまだ持ち合わせてないしね」
 そいつは重畳。まだというのが多少引っ掛かるが、少なくとも自分の思う最悪な未来からは一時的に反れた事を喜ぶべきだろう。
「去年卒業しちゃったから今はもう見かけないんだけれど、僕が通っていた小学校は覚えてるね? そこでよく見かけた光景のひとつにさ、女子のスカート捲り対決なんてのが男子達の遊びに入ってたんだよね」
 人間基準の遊びを説明されてもいまいちパッと思いつかず、怪訝そうに首を傾げる俺へ相棒は携帯機器を再び取り出し、それに括り付けてある飾り尾を俺の目前で左右に激しくかつ不規則に揺らしては止める。堪らずそれに喰いつく俺へ、例えるならそういう事だよとフォローが入る。
 ついつられて手を出してしまい、慌てて今のはノーカウントだと自制を律する為に毛繕いを始めてしまうが、成程概ね理解した。要するに本能的に逆らえない高度な遊びなのだろう?
「まぁ僕はあんまりそういう遊びには興味無くてさ。委員長って立場もあったから逆に悪ふざけをする男子を諌める事が多かったな」
 うわ、ムカつく。何故か知らないが本能的にこいつは敵だという認識を覚えた。でもこんなんでも俺の相棒だしな。糞だけど。
「でさ、小学校を卒業してからはそういう真面目なキャラを演じる事にも疲れちゃってさ。まぁこれはどうでもいいな」
 演技だったのかよ。尚更糞だな。
「先の僕の兄が君のお姉さんとそういう只ならぬ関係にあるという事が露見して、僕の抱える性の意識もどう捉えるべきかと先ず小学生にあった出来事を振り返っていたんだよね」
 嗚呼、だから唐突に昔語りなんて始めたのか。演じ分けができるとしてもそんなキャラじゃないだろうと若干不安を覚えていた所だ。意外とまともな理由だった。
「それで僕もあの頃の同級生を見習ってスカート捲りを体験してみようと思うんだけど、流石に僕の年代相手でそれをやる訳にはいかないだろう?」
 ごめん、今のは忘れてくれ。動悸が不純過ぎた。
 そもそも真面目な顔でそんな事をさらりと述べるな。
「それでだ。今から君にはこれを履いて僕の抱える悩み解決の糸口を照らして貰いたい訳さ」
 満面に屈託の無い笑顔を浮かべながらクローゼットの片隅から取り出した紙袋の中身を、恥ずかしげも無くよく見えるように広げてみせる。
「持つべきものは友って言葉があるけれど本当に持つべきものは身内だよねぇ。いやあ頼りになる兄ちゃんを持てて弟は誇らしいよ」
 何だろう。最近テレビか何かで流れていた気がする。うろ覚えだが多分こんな台詞だった。
 吐き気を催す邪悪って奴だ。
 相棒の事は今でも糞だと思っているが訂正するべきかもしれない。今のこいつにはそれすら生温い。
「大丈夫だよ。盗聴器も監視カメラのデータも全部兄ちゃんに渡したし、今見せた動画もさっき消去したから。兄ちゃんはこれで僕に脅かされる心配は無くなったって訳さ。でも本当助かったよ。兄ちゃんが婦人物のファッション会社に勤める立場でさ」
 実の兄を本気で褒めてるのか、貶しているのか正直分からない。その笑顔に張り付いた得体の知れなさに立ち竦み、全身の毛がやや逆立つ。
「さぁこれを履いて僕に見せてよ。こんな事頼めるの君しか居ないし、長年連れ添った君だからこそ君にしか頼めないんだ」
 放つ言葉のどれもが嘘臭いにも拘らず現実は真実しか映さない。なんて腐った世界なんだろう。こんな世界をどうして神は見逃しているんだ。神鳴を穿つなら今がその時だというのに。
「うーん。何でそんなに警戒しているんだろう?」
 しらばっくれているのか本気で理解していないのかそれすらも定める事ができない。何れにしても今俺が成すべき事は糞相棒の傍に近寄るべきでないのは明らかだ。
「それっ!」
 掛け声とともに眼前に小さな星の飾り尾が踊り、不覚にも気を取られて手を伸ばしてしまう。
 しまった。
「つーかまーえたー」
 俺を抱くその手が首に宛がわれる。宛ら死神の鎌の如き鋭利さを喉元に突きつけて。
 最後に思う辞世の句とともにこの世界に生きる自分の不幸を呪った。



 殺せ。神よ。この俺の姿を見て嘲笑う趣味が無いのであれば今一思いにこの場で俺を殺してくれ。
 思い出したくも無いが、昔に連れていかれた動物病院で見た光景のひとつに今この状況と同じ様な姿をした老犬や老猫等を見かけた事がある。
 あれがどのような意味を持っているのかは今でも分からないが、見るに堪えない光景である事だけは誰の目にも必然らしく、とても恥ずべきものの一つと認識している。
 だから今の自分に置かれているこの状況が、今自分が履かされているそれが例え男物であろうが女物であろうがそんな事は関係ない。こういう状況に置かされている事が問題なのである。
 早く殺せ。一秒一分一時間たりともこの世界に存在していたくない。
「うーん……寝転がってばかりでちっとも風情がどういうものなのか理解できないなぁ」
 知るか。貴様の都合で俺の尊厳は粉々に打ち砕かれ、二度と元に戻らない心の傷を負っているのだという事実に気づくべきだろう。それでも相棒なのか。糞が。
 不貞腐れている俺に構わず相棒は携帯機器を片手にもう片方の手で俺の後足を掴んでは上げ下げたり裏返す都度に「ほぅ」や「へぇ」等いちいち呟きを漏らしながら俺を観察する。それだけなら飽き足らず親切にも客観的な感想を述べてくれる。死ねばいいのに。
「女物のパンツを履かせた上でペットショップに売ってた犬用のミニスカートも履かせ、再現性に完璧を持たせてみたつもりだけれど残念ながら同級生の言う楽しみというものはちょっと理解できそうになさそうだね」
 そうかそれは良かったな。死ね。
「対象を人間として捉えた上での感想は以上だ。でも対象を動物に置き換えてみたら成程これはこれで愉しいのかもしれない」
 最低で最悪過ぎる意見をありがとう。死ね。
「柔和な毛に食い込んだパンツ、隙間から零れ跳ねた毛先の数々、そして履かせなければ気づかなかったであろう尻から脚へと流れる美しいボディライン、その延長線上に聳え立つ隆起した小さな双丘……神はこんな美しい生き物をどうして御作りになられたのか、今の僕には理解したくてもし足りたい位に敷居が高すぎる」
 黙れ貴様が神を語るな。死ね。
「正直言うとここまでのめり込みそうになるとは思ってなかった。だって君達って僕等で言う所のスパッツ履いてる様な姿形だからさ。スパッツとパンツを同列的な物だと認識していたんだよね。うん、間違ってたね。スパッツの上にパンツ履かせると業が深くなるんだって事を僕は一番に学んだよ」
 俺達にパンツを履かせるという業の深さには触れないのかよ。死ね。
「でも同時にまた一つ疑問が生まれた。これはパンツがエロスを醸し出しているのか、それともスパッツなのか。仮にパンツではなくてスパッツこそが真であるとすれば僕は定義の捉え方を一つ間違えている事になりかねない。そんな事はあってはならない……ふむ」
 一人勝手に議論に入り、一人勝手に私論に耽り、真一文字に結んだ口から零れた言葉はまたしても俺の淡い期待を裏切るものだった。
「協力者を呼ぼう――もしもし兄ちゃん? あのねちょっともう一つ頼みたい事あるんだけれどお願い聞いてくれる?」
 地獄はまだ終わりそうになかった。
 俺にとっても。
 相棒の兄にとっても。



 電話のベルが鳴り、ディスプレイに表示された弟の一文字を見て気が重くなる。
 また何か人の弱みにつけこんで強請ってくるのではないのかとそう予想を立ててもいたからだ。
 だがそれは半分正解で半分はずれであった。電話先の弟曰く頼み事もといお願いに半信半疑ながらも見返りを用意してあるという。最後に私等の関係については一切触れる気はない旨を伝えた上でのそういう純粋なお願いらしい。胡散臭いが信じよう。従わなければ後が怖い。
 通話が済んだ所に通りがかった店のスタッフを呼び止め、ある物を持ってくる様指示を出す。出張先にサンプルとして提示する言い訳も忘れない様に付け加えて。
 仕事が終り、寄り道もせずまっすぐに自宅のベルを鳴らすと弟が玄関の鍵を開けて出迎えてくれた。その横には私のパートナーの姿もある。元々は私とパートナーの一人と一匹暮らしだったのだが、次男が通学先がここから近いからという理由で一方的に両親に頼まれ、止むを得ずにそれを承諾してからは二人と二匹暮らしになる。そのもう一匹の姿が何故か見えないのでどうしたのかを弟に訊く。
 それについても説明するからと、とりあえず頼まれた物を催促し出したので素直に革鞄からサンプル品を受け渡した。感謝の言葉とともに早急に二階へと駆け上がると、兄ちゃんも早くと部屋に来るよう急かされる。何とも忙しない弟だなと嘆息しつつ二階の部屋まで足を運ぶ。その際に愛妻との挨拶も忘れない。
 軽い抱擁に有りっ丈の愛を含めて。



 夕食を済ませ、寝支度が済んだ所で主人から話を持ちかけられた。
 多分此間の件に関する話題なのだろうと踏んでいたので心構えは前以て用意していたつもりだったけど。
 それでも話の内容が一瞬分からなくなるのは自分が主人に対する理解度が足りていなかったのだろうかと不安を覚えるものの、どう冷静に見積もってみてもそういう事じゃないと結論が挙がる。
 どうして主人は自分にこんな物を履かせたがるのだろう。
 その様子たるやあまりにも性急で。いつもの主人からは想像もつかない位乱雑で。とてもじゃないけれど紳士的とは言えそうに無い。
 主人の様子が変わりだした切欠があるとすれば、主人の弟がこの家にやってきてからの事だった様に思う。
 それからの態度はどこかそっけなくて、物足りなさと満たされない心の空虚に隙間風が吹く連日だった。
 兄として威厳を保たなければならない役目も、姉という立場上自分も理解できていたからそんな主人でも直向に愛に応え続けた。
 だからこんな状況下になっても主人に身体を許している。身体だけではない。精神までも捧げて、彼に委ねている。
 下半身から伝わる圧迫した感覚に困惑しつつも彼から目を逸らさない。
 彼が何を求めているのか理解はできないけれど、愚直なまでに直向な愛情だけは確かにそこにあって。
 少々歪んでしまっただけで。
 自分の知る彼と違っていてもそれだけは本物であると肌を通して伝わってくる。
 彼の鼻腔から漏れる鼻息が足裏から太股へと吹き流れ、普段なら体感する事の無い感覚に相俟って自分の心がざわつく。
 両の太股を持ち上げられ、彼の眼前にあられもない羞恥が晒される。
 そこから見上げる彼の血走った表情へ自分ができる事といえば、自由な尾先を使って彼の首に巻きつけて。
 そんなに焦らないでもっとゆっくり歩きましょうと。
 鼻先を尾先で擽りながら彼を待つ。
 こちらの意図を汲み取ってくれたのかどうか。それともたまたまそうしたいのか。
 ゆっくりと降り立つ彼の星の。
 長い、永い逢瀬が始まる。



 後書

 エントリーは余裕を持って登録しましょう。
 いつもギリギリにエントリーする悪い癖が祟ってサーバーの不調で危うくエントリー期間過ぎかけました。私です。
 そろそろこのwikiが呪われてる事を自覚して5分前にはチェックインしたいですね。
 案の定闇の中へと堕ちてましたしね。怖いね。

 さて本作品ことおぱんつですけれども実はこれ中身が最初考えてた奴とは別物だったりします。
 wikiが設立されてから大分の時間が過ぎ、その間に幾つかの読者や作者の方々は社会人を迎えたり等、一種の巣立ちみたいな物がここ暫くの過疎化の風景にも見てとれます。
 そんな忙しない世の中を舞台として、本作品は「社会人とはかく語りき」をテーマにするつもりだったのですが……。
 いつもの如く投稿最終日まで書かない悪い癖と、気まぐれにゃんにゃんな悪い癖が「あ、これ面白くないわ」と即効で没にし、いつもの如く自由気ままに筆を走らせて全力ダッシュでゴールインしました。
 結果としてはまたしても票を入れられました。入れた人怒らないから自首してきて?

 没となった方の内容は簡潔に3行でまとめると。
・社会人辞めたい病の自殺志願者と、卵ハンターと相棒トゲピー。
・自殺しようとしたら卵ハンターに卵を巻き添えにするんじゃねえ!と止められる。
・卵ハンターの目的は孵った卵の殻を加工して相棒のパンツにする事。彼の中で今タマパンが熱い!
・色々事情を聞いてる間にトゲピーが進化してしまい、卵ハンターを閉業すると同時に救助した卵を彼に託してそのまま空の彼方へ新しい自分を求めて飛び去る。
・死ぬ気が削がれてそのまま自分も山を降りる途中で卵が孵り、卵の中から卵(タマタマ)が出てくるハプニングにそれまでの自分が馬鹿らしくなる。
・世の中が辛くなったらパンツを脱げ。そして新しいパンツを履け。それだけでも世界は変わる。

 ……二倍じゃねーか!
 3行でまとまらないこんなネタは没にして正解だったと思おう、うん。


キャラクター紹介

・次男(中2)
 兄弟の中で一番の性悪。盗聴器と監視カメラを何の躊躇いも無く身内に仕掛ける辺りで既におかしいが、別に兄の事が嫌いというわけではなく、彼なりの愛情表現であって悪気は無い。
 歳に似合わず冷めた性格をしているが元からそうだった訳ではなく、3年前に末っ子が生まれてそれまで受けていた両親の寵愛が一気に傾いたのが原因。
 始めは自分も弟の事を好いていたが時が経つにつれて段々妬ましくなり、一度暴力を振るった事がある。
 当然両親には叱られ、孤立無援に打ちひしがれてる所を兄に「お前も大人になっちまったなぁ」と慰められた事が彼の中では一番の思い出。

to ルクシオ(♂)
 年々酷くなる相棒の悪戯へ必死に堪えるその忠誠の裏には、過去に犯した罪からの贖罪によるもの。
 相棒が弟に暴力を振るう一部始終に同伴しており、それを阻止しようと相棒を突き飛ばした事がある。
 相棒に非があるものの、否定をしたという事実は変わらない為にそれが彼の心名残となっている。
 それ故に相棒の前では強く出れないが、そういう過去があったからこそ何があろうと自分だけは相棒の傍に居続けようと固い決意を共にする忠猫。


・長男(三十路手前)
 次男が生まれた頃にはもう物事の分別が完成されていたのか、嫉妬心を次男に抱く事は然程無かった。
 そもそも彼の中における優先順位の頂点には彼女が座しており、それ以下のものに関してはあまり興味が無い。
 盲目的なまでに彼女を愛し続けるその様を、彼は長年誰にも告げずに隠し続けている。
 尚、次男に向けた慰めの言葉ですら本人は全く記憶していない事からかなりの希薄さが伺える。

to レントラー(♀)
 彼女にとっても別の道があったにも拘らず、ただただ愛される事の、至上の悦びに溺れてしまい、主人の歪んだ愛情を諌めもせず傍受し続けている。
 それでも主人程に希薄ではなく、時には弟の愚痴を聞く姉としての立ち振る舞いも見せる。
 然しながら見せるだけであって彼女にとってそれは無意識かつ無自覚な演技の一つでしかないのかもしれない。
 秘密が多い程女は美しい。彼女もまたそんな美の体現者である。


・三男(みっつ)
 か わ い い 。

to コリンク(♂)
 か わ い す ぎ る 。


投票コメント返信

・ポケモンに服を着せると業が深くなるのはしかたないね。 (2015/02/08(日) 11:50)
 あなたが投じた一票の業の深さも忘れないであげて下さい……。

・えろいひとが言っていた……着ている方がえろい、ってな! (2015/02/09(月) 02:20)
 「パンスト 動物」でぐぐろう。

・変態DA!(褒め言葉
 スパッツ、好きかい?


 それでは最後になりましたが、参加者の方々様、読者の方々様、管理人様にお別れの挨拶と感謝の言葉を乗せて。
 ありがとうございました。次の夜までおやすみなさい。

p.s.
 実は8日誕生日でした。このwikiにきてからもう……数えまい(面倒になった)

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Last-modified: 2015-02-12 (木) 17:46:01
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