ポケモン小説wiki
今夜はあなたがご主人様 の変更点


#author("2023-10-07T07:45:03+00:00","","")
''注意事項''
-♂同士の露骨な性描写があります
-この話に登場するジュナイパー♂は総排泄孔(総排出腔)なので一物がありません
-着衣、&color(transparent){主従逆転、臭いフェチ、腹ボコ、快楽堕ち♂};があります




&size(30){''今夜はあなたがご主人様''};




 とある場所に、ポケモン達が集まって出来た町があった。路地には日々露店が並んで賑わい、学校や博物館等の施設も存在する、文化的な中心地として繁栄を極めていた。
 町の中心部、大広場へ向かう大きな通りを歩いて町に入る、土汚れの目立つ大柄なルカリオ。
「山外したかーい?」
 露店を出している馴染みの住民に声を掛けられる。
「おっしゃる通りで」
 ルカリオは笑顔で答えた。
「次こそお宝が見つかるといいねー期待してるよ!」
「いやいや簡単に見つかったら面白くないですよ! ありがとうございます!」
 言葉を交わして町内の自宅へと向かうルカリオは、若くして探検家として名を馳せ、町中では知らない者がいない程。持ち前の聡明さと波導を自在に使いこなす能力に加え、恵まれた大柄で筋肉質な肉体を駆使して、未踏の地へ足を運ぶ事で新たな発見を求めていた。それでも実のある探検は多くても一割程度。一見低いようでこれでも並の探検家より高い確率を誇り、これこそ名を馳せる最たる理由だった。


 大通りを外れ、家へ向かって通りの少ない路地を歩いていると、ピクッと何かに反応して歩みを止める。頭の房に気を集中する。一帯では最大の町であるため、雑多な波導を感じるが、その中に微かに、恐怖と絶望、そして助けを求める強い波導を捉えた。行かねば、ルカリオの足は即座に動いていた。その出所を辿ると、所謂スラム街めいた一角だった。目に映ったのは、複数の暴漢に取り囲まれた、囚われのジュナイパー。
「お願いします! いっそここで殺してください! どうかそれだけは!」
「残念、もう決まっちゃったことなんだな~。組織に捨てられてお役御免のお前は、もう奴隷として売り飛ばされるんだよ!」
「恨むならド派手にしでかしたお前自身を恨むんだな!」
 ルカリオはとんだ瞬間を目の当たりにしていた。町が賑わう陰で、悪質な奴隷売買、ないし性風俗売買が横行しているのは彼も把握していた。断じて許し難い行為。ルカリオは固唾を呑んだ。とは言え、下手に飛び出したらジュナイパーに更なる危害が及びかねない。ルカリオは息を殺し、機を窺った。
「よし、連れて行け!」
「うっす!」
 暴漢全員の注意が一斉にジュナイパーに向いた。ここぞとばかりにはどうだんをリーダー格の後頭部に当てる。
「ぐわっ!」
 突然の衝撃に倒れ込む。他の者が驚いている隙に、しんそくとはっけいで次々畳み掛ける。
「がぁっ!」
「くそぉっ!」
 余りの早業に、暴漢達は成す術なくその場に倒れた。
「クッ、よりにもよってテメェか……!」
「おあいにくさま。看過できない事態だったのでね」
「ぐおぉぉぉぉっ!!!」
 立ち上がろうとするリーダー格にとどめのはっけい。暴漢は全員情けない姿で伸びていた。そしてルカリオはしゃがみ込んでジュナイパーを縛るロープを解き、手を差し出した。
「怖かっただろう。でももう大丈夫だ」
「ル、ルカリオ様……!」
 ジュナイパーはルカリオに抱き着き、わっと号泣した。
「よく頑張った。君が無事で本当によかった」
 ジュナイパーを撫でつついやしのはどうを送る。通報を受けた警察が駆け付け、手際よく暴漢の身柄を確保していく。
「ルカリオさん、いつもお尋ね者の逮捕にご協力いただき、感謝申し上げます!」
 保安官の敬礼に、放っておけませんから、とルカリオが笑顔で答えた。
「あなたのようなお方が町にいらっしゃると、とても頼もしいです!」
 笑顔を見せる保安官にも一目置かれるルカリオ。普段から本業の探検のみならず救助やお尋ね者討伐等の依頼をこなし、実績を積み上げてきた事も、彼が名を馳せる一因であった。


 暴漢を連行していく警察を、ジュナイパーと共に見つめるルカリオ。ジュナイパーはルカリオの手を取って感謝の言葉を伝えた。
「あなたのおかげで命拾いできました! 本当にありがとうございます!!」
「僕も、君のその笑顔が見られてよかったよ」
 ルカリオが笑みを見せる中、ジュナイパーは突如畏まった。
「あなたは高名な探検家と伺っております。所詮私は身を置いた組織から見放された落ちこぼれ。このご恩をお返ししたく、あなたにお仕えしとう存じます!」
 ルカリオの笑顔は、途端に吃驚に変わった。
「あなた様がおひとりなのは存じ上げております。探検の準備諸々に加えて日々の家事もすべてなさっていることでしょう。不肖ジュナイパー、家事諸々はそれなりにできます! さすれば、あなた様はより探検や日々の仕事に集中できるでしょう。その一助となりたく、あなた様にお仕えしとう存じます!」
「とんだ話だな……」
 深々と頭を下げるジュナイパーを見てルカリオは苦笑したが、即座に思案した。しばしの沈黙を経て、ルカリオが口を開く。
「わかった、僕からも是非、お願いしたい」
「ほ、本当ですか!?」
 ジュナイパーの目は途端に潤み、輝いた。
「ありがとうございます! 精一杯尽力致します!!!」
「これからよろしく頼むよ」
「こちらこそ! よろしくお願いします!!!」
 この瞬間、探検家のルカリオとエージェント落ちのジュナイパーは、晴れて主従関係を結んだのであった。


 そうと決まれば早速ルカリオはジュナイパーを自宅へ連れて行く。名を馳せている割には地味で質素だが、そこそこ快適で暮らしやすい。これまで冒険先で見つけたお宝は、町の博物館に寄贈したりして全て手元になく、お宝・財産目当ての輩に対する策は抜かりない。ここでルカリオ様、否、主様と共に暮らすのかとジュナイパーは心躍らせていた。
「ジュナ、早速だが君にはこれを着て欲しいんだ」
 ルカリオが奥から持ってきたのは、フリフリした布地が目立つ、黒と白の衣装。
「あ、主様、それはメイド服では……」
「いかにも。君は僕に仕える身だからね」
 予想外の展開にジュナイパーは目が点になっていた。その服はよく見ると、とても大切に保管されていた事が窺える。
「承知致しました。では早速……」
 ジュナイパーが着ようとするが、思わぬ問題が。サイズが合わない。双方困惑する。
「あぁ、私が大きいばかりに……」
「参ったな、このサイズしか持っていなかったんだ」
 ジュナイパーもジュナイパーで標準個体より大きく、無論並んで立つと、大柄と言われるルカリオよりも遥かに背が高い。
「仕方ない、僕が新しいものを」
「いえ、主様が変な目で見られないよう、私が買います!」
「い、いいのか?」
「はい!」
 突然見せた気遣いに驚きつつも、ルカリオはジュナイパーにお金を渡した。よからぬ事をしても波導で全部筒抜けだと、ジュナイパーに釘を刺す。大丈夫ですよと答えたジュナイパーは家を出て、そのまましばらく独りになったルカリオ。その顔に笑みを浮かべている事など、ジュナイパーは気付く筈もなかった。
 ジュナイパーが買ったばかりのメイド服を持って戻って来た。早速それに身を包む。普段服を着ないせいか窮屈さは禁じ得ない。
「似合ってるな。君、本当はメスだったりして?」
「な、何をおっしゃいますか! これでも私、&ruby(、、、){一応は};オスでございますっ!」
 突然見せた膨れっ面の可愛らしさに、ルカリオの表情が緩んだ。
「すまない、失礼した。君がオスなのは波導で分かるから安心したまえ」
 未だむすっとしていながらも、似合っていると言われたのが満更でもないジュナイパー。下ろしたての布の香りが心地よかった。
「これからは家のことを頼むよ、ジュナ」
「お任せください、主様!」
 ジュナイパーは慣れないフリルやスカートでぎこちなく畏まった。


 その日以来、ジュナイパーはあの時の恩を返すが如く家事やルカリオの手助けを献身的に行った。初めこそメイド服に慣れない様子であったが、次第に体に馴染んできて手際よくこなせるようになった。
 一方ルカリオも、以前より探検等に集中出来るようになり、更なる成果を上げたり、探検家の副業とも言える救助等の依頼も捗ったりと、ジュナイパーのお陰でこれまで以上に仕事に精を出せるようになった。ジュナイパーに感謝して自ら普段手に入らない食材で料理を作って振る舞ったり、一緒に家事を行ったりして、ジュナイパーとは良好な主従関係を構築していった。



 ある日の事。ルカリオは遺跡の探検でお宝を見つけ出し、約一月振りの成果に町全体が湧く中で博物館に寄贈した。すっかり日が沈んだ宵の口、家に戻ると出迎えたジュナイパーも功績を大いに称えて喜んだ。
「さぞお疲れでございましょう。私がお体を揉んで差し上げます」
「ああ。頼んだ」
 ルカリオは寝床でうつ伏せになり、ジュナイパーに背中を晒す。生まれ持っての格闘タイプと探検等で鍛えられた背中は、ジュナイパーには大きく見えた。指状になった翼の先端で、背中の筋肉を揉み解す。ルカリオはすっかりリラックスして、時折長い吐息に低い声が混ざる。
「私もこの家の留守を預かるべく矢羽を射るために鍛錬しておりますが、主様のような体にはまだまだ程遠いです」
「君はそのスレンダーな体形だからこそ魅力的だと思う」
「そんな……滅相もございません」
 ジュナイパーは頬を染めてはにかんだ。ルカリオの背中に顔を近づけると、獣臭に混ざる魅惑の雄の香り。初めて彼に助けられて号泣した時に、強く鼻に感じていた匂いだった。高鳴るジュナイパーの胸。探検から戻って軽く体を洗っただけ。落とし切れない体臭はかの雄姿と強くリンクして、ジュナイパーの理性を揺るがしていた。
「終わりましたよ、主様」
 ジュナイパーが声を掛けるも、ルカリオは起き上がる気配がない。
「いかがなされました?」
「しばらくこのままでいさせてくれ……」
 そう答えたルカリオは、少しばかり紅潮していた。それを見逃す筈がないジュナイパー。
「主様、もしかして……」
 強引にルカリオの体を仰向けにすると、びんと突出して主張する大きな雄の証。ルカリオはごくりと生唾を呑んだ。
「まったく、君の波導に気付いちゃったせいで、僕としたことが無様な姿だよ」
 頭を掻きつつ、ルカリオは苦笑していた。
「いえ、雄々しさに満ち溢れております。……今夜は私が、『主』になりましょうか?」
 ジュナイパーは目を細め、ニタリと笑みを浮かべる。ごくり、とルカリオの喉仏が動いた。
「お、お願い、します……!」
 ルカリオは恥じらいながらも、ジュナイパーに対して敬語を使い始めた。



 ジュナイパーの翼は、ルカリオの犬柱を包み込むよう握り、優しく擦り始める。
「ん、んぅ……!」
 口を閉じる代わりに、鼻から甘やかな声が漏れる。
「私があなたを心地よく導きますから、遠慮なく身を委ねてくださいね……」
「承知、致しました……ジュナ、様……!」
 もたらされる快楽に身震いし、呼吸を乱しながらメイド相手に様付けした。


 ――ジュナイパーがメイドになって数ヶ月経ったある日の事だった。ルカリオが依頼を受けて留守中に彼の寝室の掃除を普段通りこなすジュナイパー。次々と終えていき、ルカリオの寝床を動かした。
「おや?」
 下から何か出てきた。一冊の本のようだ。表紙には「今夜はあなたがご主人様」と大きな装飾文字で書かれている。開いてみると、それは小説だった。とある屋敷の主人と執事のお話らしく、ジュナイパーは家事を忘れて読み始める。ページを進める内に、ジュナイパーの頬は徐々に赤くなっていく。
「――何を読んでいるんだ、ジュナ!」
 依頼を終えて帰宅したルカリオが、乱暴に戸を開けて血相を変えて佇んでいた。家に着いた時から波導で察知しており、既に手遅れなのはルカリオ自身把握していた。
「主様、こういうものがお好きだったのですね……」
「僕としたことが、何たる不覚……」
 目を手で覆い、渋い表情で嘆息を漏らした。主従逆転もので、なおかつBL。言い逃れの余地はなかった。
「主様、こんな私でよければ、あなた様の『主』になりますよ……。好きなんです、こういうの」
「ジュ、ジュナッ……!」
 翼でそっと下顎を撫でられ、逞しい肉体がぞくりと悦びの片鱗を見せた。
「ご安心ください。情報収集のためにこの身をもって&ruby(ハニトラ){美人局};をした経験も多数ございますので……」
「は、はいっ!?」
 初めて逆転した彼らの主従。主となったジュナイパーに誘われる、ルカリオにとっては初めての、一線を超えた行為――


 その日を境に、彼らの主従関係は時折夜に逆転した。外は既に日が暮れ、今夜もその一時が幕を開ける。
「ん、あ、はぁ……!」
 ルカリオは仰向けのまま汗を滲ませて喘ぐ。ジュナイパーに弄ばれる立派な柱は、脈拍とは異なる躍動を交えて先端から透明な蜜を搾り出す。それはジュナイパーの翼にも徐々に吸い込まれ、ぬめりによって粘着質な音が次第に大きさを増していく。柱の先端は臍を大きく越えて腹筋の凹凸が浮き立つ黄色い毛皮に搾りたての蜜を垂らして濡らし、やがて蜜溜まりが出来ていった。
「さあ、立ってくださいルカリオ君」
 主となったメイド姿のジュナイパーは、年下のルカリオを君付けする。ルカリオは素直に従い、立ち上がった。ジュナイパーは再び犬柱を扱き始め、発情して汚れていく雄々しい肉体を堪能する。ルカリオは無抵抗に喘ぎ、無防備で卑猥な雄を曝け出す。滲み続ける汗が毛羽立ちを抑え、次第に探検家の肉体を形作る筋肉の凹凸がくっきり現れる。距離を詰めると、腋や胸などから汗混じりの強いフェロモン臭が立ち込め、しゃがむと立派な屹立やたわわな雄の果実から発せられる芳醇な雄の臭いが鼻腔を蹂躙する。
「今のあなたはどんな感じですか?」
 目を細めてルカリオに問う。心地よい喘ぎを交えながら、彼は喜び悶えた。
「今の僕は……とってもエロいオスです……!」
「ですねえ……おかげで私も、体が熱いです」
 ジュナイパーも殊更に興奮を強調した。ルカリオの我慢の証を沢山吸った翼はぐっしょりと濡れて重さを感じる。ルカリオがじっくり「楽しむ」と、寝床の藁は総入れ替えに止まらず、その下の床までも拭かなければならない程であった。そんな彼を雄たらしめる股間の膨らみは流れる我慢汁で透明な糸が滴る程に濡れ、存在感のある中身の形状を浮き立たせながら締まって程よい弾力と表面のぬめりをジュナイパーの翼に伝える。立派な雄柱は主の甘露な施しを受け続けて血管を浮き立たせながら硬く筋張り、力強い瞬間を伴って我慢汁を漏らし、常に潤い続ける。
「焦らしが過ぎます……ジュナ様ぁ……んんっ!」
 普段は端整な顔立ちはすっかり蕩け、背の高いジュナイパーに対して自ずと上目遣いになって、攻める主をぞくりと震わせる。しとどに濡れながら初めの絶頂をさせてもらえず、物欲しそうに脈動して突出する、イヌ科の象徴たる根元の瘤は控え目ながらも存在感があった。
「ふっ、ぐうぅ!」
 不意に表情を歪めて歯を食いしばる。口元から覗く牙が彼の雄々しさを滲ませる。ジュナイパーも次第に興奮が体に現れ、スカートに隠れた股間の羽毛が濡れて徐々にその領域が広がっていくのを感じ取っていた。
「僕は……あなた様に、夢中です……っ!」
 ルカリオは突如マッスルポーズを見せ付け、筋肉を浮き立たせる。そして直後に嬌声を発して透明な粘りがドクンと漏れた。
「ええ、とても光栄ですよ……」
 見せ付けられた卑猥な雄に、ジュナイパーは昂るものを感じた。突出がよりそれに相応しくなるよう、与える刺激を少し強める。
「んっ、あ! うぅっ!」
 ルカリオも更に強い反応を示した。腰を突き出し、最も雄臭く汚れた部分をよりジュナイパーに突出させてアピールする。
「でっ、でちゃいます……!」
 そして気持ちいい瞬間を迎える事も宣言する。ジュナイパーはしゃがんで、快楽の山場を迎えようとする雄柱を眼前に捉えた。柱の真ん中を通る太い筋が、ブクッと盛り上がる。
「んっ! ぐうぅっ!」
 これまでよりも量の多い粘りが噴き出す。それは目の前のジュナイパーの顔やメイド服にも降りかかり、顔の汚れた部分から雄獣の熱が伝わる。その出所となった柱の雄臭さも先端から漏れ出た瞬間に染み付き、より近くからジュナイパーの鼻に飛び込む。
「僕……気持ちよくなって……ジュナ様、汚しちゃいました……!」
 弱まりながらも続く心地よい脈動に浸っている。
「私も喜んで……ルカリオ君に汚されたいです……!」
 ルカリオの粘りを味わいながら、ジュナイパーもうっとり。根元の瘤が徐々に大きくなっている事に気付く。


「私に包まれたいですか?」
 立ち上がったジュナイパーはやおらスカートをたくし上げ、これまでの行為で床にまで滴る程にぐっしょり濡れた股間を曝け出す。翼を伸ばして羽毛を掻き分け、その出所となる紅色の穴をルカリオに見せ付けた。これこそ、初めての主従逆転でルカリオを未知の悦びへと誘った罪深き穴。
「お願いします……ジュナ様……!」
 本格的な生殖へ向かう変化を感じ取りながら、ルカリオは頷いた。ゆっくり距離を詰める。ルカリオの鼻は、これまでメイド服が遮っていた雄鳥の興奮の証たる蒸れと臭気を強く捉えた。すっかり熟れたであろう肉壺の入り口に、柱の先端が触れる。ここで初めて伝わる、秘められた生身の熱。肉壺からの負荷により、先端は入り口を抉じ開けて胎内に侵入する。よりはっきり伝わる肉感。それはルカリオには柔らかく包み込んで締め付ける凹、ジュナイパーには太く硬い凸として、それぞれの火照りが擦れ合う部分からじわりと広がる。
「包まれて……気持ち、いいですっ……!」
「ルカリオ君……大きい……!」
 それぞれの喘ぎが混ざり合う、交尾の始まりを告げる音。
 徐々に根元へと押し込んで、差し掛かった瘤。それは時間を経るにつれて隆々と膨れ上がっていく。このままでは愛しの若雄の希望は叶わなくなると直感したジュナイパーは、思い切って瘤を穴に押し込む。
「グルルルッ! 締め付けが……!」
 顔を歪めて身震いするルカリオ。胎内に包まれた突出も躍動して粘りが搾り出されるのが伝わる。最も太い部分を乗り越え、どうにか根元まで肉壺で捕らえた。ジュナイパーの腹部に浮き立つルカリオの突出。それを服越しに濡れた翼で撫でると、うっすら隆起した白い布地が翼に染み込むルカリオの粘りで汚れていく。直接見えずとも、ルカリオは波導で胎内の様子を見て取れる。噛み合う濡れた肉の凹凸の摩擦と圧迫、体温と脈動を強く感じる。ストロークこそ浅くはなるが、ジュナイパーからもたらされる性感は、動かずとも捕らえる雄獣を苛めるに十分。
「ジュナ様の、中……気持ちいいです……!」
 雄の脈動が命を生み出すものに変化したのを自覚しつつ、それを促す鳥膣に刺激されるまま雄柱が徐々に気持ちよく膨張して、先端の当たりが強くなるのを知覚する。
「私もですよ……! もっと、気持ちよくなってください……」
 ジュナイパーは空いた手をルカリオの逞しい背中に回し、スカートをたくし上げたまま浅く腰を動かす。ルカリオは新たな命を差し出す快楽に嬌声を零し、逞しい肉体を強張らせる。ジュナイパーはその力強さと擦れる刺激に艶やかに鳴いた。
「ルカリオ君……今のあなたがどんな感じか、私に教えてください……!」
 ルカリオは情けないよがり顔を晒して、素直に言葉にした。
「ジュナ様の、おまんこに、かわいがられて……おちんぽ、気持ちい……! っです……!」
「あなたのおちんぽ……すごく立派で、私も気持ちいい、ですよ……っ!」
 ジュナイパーが締め付けを強めると、ルカリオは甘く鳴いて胎内の突出を刹那に硬く張り詰める。先端に強く当たる柔らかな肉が、搾り出された粘りの強さを強調して彼らの交尾を一層強く実感させた。
「僕……熱くて汗だくで……すごく臭ってます……臭くない、ですか……?」
「えぇ……それはもう強く臭って私は夢中ですよ……! 探検帰り以上に強い、雄の臭いに……!」
「うあっ! やっぱり、僕、雄臭……あっんんっ!」
 逞しく雄臭い体を震わせながら、肉壺に捕らわれた雄臭い突出を刹那に膨らませ、ジュナイパーの胎内に雄臭い汁を漏らす。それぞれ異なる臭いこそ、雄の性感に身悶えるルカリオが疑う余地のない雄である事の証。加えて混ざる鳥臭さが、彼らが交わる証。
「私は、ここの臭いも、好きですよ……!」
 翼が触れたのは、すっかり縮んで硬くなったルカリオの金玉。円を描くように摺り込んでから、汚れたぬめりをマズルに近づけた。雄柱とは異なる熟れた芳醇な臭いが、交尾によって混ざった鳥臭さと合わさって鼻腔を甘く支配する。昂って更に甘く鳴いた雄の脈動を細身で受けつつ、ジュナイパーもその臭いに夢中になった。
「駄目です……仔作り……しちゃいます……!」
 先程嗅がされた部分に覚えるむず痒さ。経験の浅さ故に、本来孕まないジュナイパーが身籠ってしまうのではと、ルカリオは真剣に考えてしまう。彼が宣言する間にもわだかまりは強まり、完熟した雄の果実から始まる生命の大移動を実感する。
「あぁっ……ルカリオ君……!」
 迫る佳境によってムクムク膨らむ快感に身悶えながら、ジュナイパーは腰を少し引き、鳥穴を少し拡げてルカリオの立派な瘤を一部覗かせる。それでも尚、雄柱は肉壺の最奥の圧迫感を徐々に強め、ルカリオは歯を食いしばって強い性感に耐えようとする。
「ぐるっ! 締め付け、すごい、ですっ! くぅっ!」
 より太くなる事で強まる締まり。そこに先端が肉を抉じ開ける刺激も加わる。
「あっ! つ、突き抜けちゃいますっ!!」
 内なる弱点を攻撃され、ジュナイパーは急に戦慄き出す。彼らの嬌声が混交して部屋の空気を大きく震わせた。分厚い肉の扉は、膨らみ続けて爆発寸前のルカリオによって無理やり開かれ、閉じようとする抵抗を受ける中、濃厚な粘りを漏らし続ける先端が、その先へと届く。牙を剥いて悶えながら耐えるルカリオは、危険な領域に差し掛かった事を知覚して心拍がより強く感じられた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 ジュナイパーは心地よく仰け反り、胎内を強く締め付けて絶頂に至った。腹部に盛り上がったルカリオが、メイド服越しにも一層明瞭になる。
「ぐうぅ! 僕っ! ジュナ様にぃっ!!」
 力を込めて爆発に抗おうとするが、睾丸からの大移動の末にパンパンになった前立腺がはち切れる快感に襲われ、抵抗する強張りが、逆に鳥膣を押し退ける太い雄塔の中を突き進む濃厚な命のエキスの勢いを強めてしまう。一連の様子は、房で感じ取る波導によって脳内で鮮明に映像化され、背徳的な昂りの一助となった。
「お許し、くだ、さ……ぐぅぅぅぅぅあぁぁぁぁぁぁ!!!」
 漏らすまいと歯を食いしばって力を込めるルカリオだったが、既に搾り取られた粘液で汚れる胎内の最奥に到達した雄々しい肉塔から命のジェルが漏れた瞬間、それは制御不能な噴出となって解放感に咆哮した。体の芯に響く重厚な命の衝動は快楽物質を逞しい肉体に拡散し、同時にジュナイパーの最奥に屈強な探検家の遺伝子を発砲する。
「あぁ、ルカリオ君、すごい、ですぅ……!」
 雄の発射に呼応するように、奥底を突き破られた肉壺は吸い付くかの如く締め付けを強めた。ルカリオはくぐもった声を零し、性感を存分に味わった。結合部から覗き続ける大きな瘤によって、注がれた子種は鳥穴から殆ど漏れ出さず、胎内に溜まっていくばかり。ジュナイパーの腹部に現れていた柱状の隆起は、その先端から徐々に丸く膨れて、服越しにも腹部全体が丸くなっていくのが見て取れた。
「ジュナ様のお腹……膨らませてしまいました……」
 徐々に射出の躍動が弱まり、快楽の余韻で呆然とするルカリオ。ジュナイパーは力なく垂れ下がる手を、丸々と張った自らの腹部に直接触れさせた。その手の奥で起きている事を、ルカリオは再び波導で読み取っては頬を染めて心地よく唸る。
「私はそんなルカリオ君の雄々しさに、惚れ惚れしているのですよ」
 強く臭う逞しい肉体を、汚れた翼で愛撫して嗜む。
「ジュ、ジュナ、様ぁ……!」
 数々の性感帯を的確に責められ、再び嬌声を伴って呼吸を乱される。ジュナイパーの胎内では、爆発を遂げて更に膨張した雄の象徴が楔となって抜けなくなり、確実な種付けを遂行すると同時に、萎まない限りメイド姿の主から逃げられなくなっていた。無論その部分への刺激も抜かりなく、太さを増した分、少しの締め付けでも性感を強くもたらされる。
「だ、だめ、ですっ! ジュナ様ぁ!」
 普段の端整な顔立ちと似ても似つかない、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになって無様によがる顔は、ジュナイパーの秘めた加虐欲を大いに刺激した。
「あなたも、こんな風にめちゃくちゃにされたかったんですよね、ルカリオ君?」
「あっ、ひゃい……あ、ぁ、あぁぁぁっ!!!」
 甘い快楽を受け続け、再び訪れる高まり。隆々とした肉体を戦慄かせ、犬楔は強く律動してジュナイパーに注ぎ続ける体液の量を増やす。
 成功体験を積み重ねてきた者ほど、性的に乱れ狂わされたい欲望を潜在的に抱えている傾向が強い事は、元エージェントとして体感しているジュナイパー。今目の前で快楽に興じるルカリオとて例外ではなかった。昔と違うのは、これは&ruby(ミッション){仕事};ではなく&ruby(プライベート){私情};だと言う事……。
 ジュナイパーは攻め手を緩めず、ルカリオはこの先一時間程続くであろう長い仔作りの間、快楽に甘く鳴き続ける雄犬に成り下がっていた。



 外はすっかり暗闇に包まれ、夜が更ける。長時間ジュナイパーを捕らえて種付けし続けたルカリオの一物がようやく勢いを失い始める。
「よくがんばりましたね」
「ありがとう、ございます……!」
 ジュナイパーがゆっくり腰を引くと、萎んだ瘤は容易く抜け、胎内を犯した棒諸共白くぬめって空気に晒された。白糸を引いて離れる二匹の凹凸。ルカリオは力が抜けて寝床に仰向けに寝転んだ。険路に次ぐ険路を踏破してお宝を見つけ、博物館に寄贈して町民の注目を一斉に浴びてからのジュナイパーとの数時間に及ぶ性行為。屈強な探検家ですらぐったり横になる程の疲労感。ましてやルカリオでなく一般の町民であれば書くまでもないだろう。
 スカートを捲り、どこからか取り出した張型を物欲しそうに開いた穴に挿入するのを、ルカリオに見せ付ける。足元への滴りが途端に治まった。そして自らメイド服をゆっくり脱ぎ、蒸れた艶姿を露にした。事後に於いても色めき立つジュナイパーにルカリオは苦笑しつつも、萎えて鞘に収まり掛けた突出はぴくりと反応した。
「まだ、あなた様は主ですか……?」
「いえ、もう結構です」
「そうか……」
 丸くなった腹部を目立たせながら、ジュナイパーはルカリオの眼前に畏まった。
「すまない。僕の望みとはいえ、いつも君に負担を強いてしまって」
「そんなことはございませんよ」
 ジュナイパーは腹部を摩りながら微笑んだ。
「私もこうしてあなた様と交われて、幸せの境地にございます。叶うならば、あなた様とのお仔も設けたい程でございます……」
「君……本当にオスなのか?」
 ごくり、と喉仏を動かして生唾を呑んだ。
「ええ。でも愛しい者の前なら、オスであることのプライドは捨ててもいいと思えるようになりました」
「ジュナ……」
 ルカリオはこれまでになく胸が熱くなるのを感じた。仰向けのまま、真横の藁を軽く叩く。ジュナイパーはルカリオを腕枕にして身を横たえ、密着した。端整な顔立ちと魅惑の腋が目の前に鎮座する、最高の場所。
「君に出会えて、僕は幸せ者だ」
「そのお言葉、私もオウムがえしさせていただきます」
 &ruby(ピロートーク){睦言};を交わしながら、ルカリオは空いた手でジュナイパーの腹部を撫でつつ、いやしのはどうを送る。ジュナイパーはキュルルと喉を鳴らした。



 ――爽やかな快晴の青空の下、町の大広場でタキシードを着て並ぶ二匹。周りを囲む町民から絶えず飛び出す祝福の言葉。あの日、細やかな波導を拾った事で運命的な出会いを果たした彼らは、時を経て主従関係から家族になった。
 青空へと飛び立つ鳥ポケモン達と共に紙吹雪が舞い上がる中、彼らはマズルと嘴を触れ、誓いの口付けを交わす。その瞬間を頭上から見守る草羽がいた。





----
【原稿用紙(20x20行)】	34.1枚
【文字数】	11333文字
【行数】	239行
【台詞:地の文 台詞率】	123:101行 55% / 2841:8492文字 25%
【かな: カナ: 漢字: 他: ASCII】	5637: 1237: 3156: 1293: 10文字
【文字種%】	ひら50: カタ11: 漢字28: 他11: A0%
----






-[[戻る>P-tan]]


#pcomment()


トップページ   編集 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.