ポケモン小説wiki
Trident

/Trident

Writer:&fervor


R18につき注意。

Trident [#2x1oE7T] 

朝日が差す 

 燦々と降り注ぐ日の光。木の葉がそれを遮って出来た陰の下にはクリーム色の大きな毛玉が一つ。もぞもぞと動いたかと思えば、やがてそれが大きな耳の形にぴょんと伸びる。
その下に現れるのは短い茶色の毛で覆われたしなやかな体。すらりと細い腰のラインから、ぴょこんと丸い尻尾が飛び出ている。
ぐん、と両腕を空へ向け、背中をぐっと反らせれば、太腿から徐々に細くなる足先まで、見る者を魅了するスレンダーなボディの全体像が露わになる。
「んんー……っと、よく寝たなぁ。さてと、そろそろお昼の時間かな」
 遠く彼女が見つめる先には、地面がせり上がって出来たであろう岩の壁。彼女の求める食事がどうやらそこにあるようだ。
「昨日はチイラのみだったっけ。今日は何持ってきてるのやら」

真昼は誘う 

「ごめーん、待たせちゃった?」
 彼女が駆けていく先には、灰色の体に白い毛を生やし、首元には岩を携えた四つ足の獣が一匹。彼女を見るなり、その獣はぱあっと表情が明るくなる。
「いやいや全然。僕もさっき来たところだよ。ほら、これ。君のために見つけてきたんだ」
 彼が足下で小突いている木の実を見て、彼女は目を輝かせる。青と緑の二色に分かれた、ズアのみと呼ばれる珍しい木の実だ。
「わぁ、ありがとう。さっすがオノンくん! 私の為にわざわざ?」
「もちろん。だって君は、僕の大切な彼女なんだから。ほら、食べて食べて」
 つつ、と差し出されたそれを彼女は両手で大事に抱え上げ、端の方を恐る恐る一囓り。むぐむぐと口の中で転がして、じっくりとその味を確かめる。
「んー、酸っぱくて渋くて、大人な味だね。でも私、甘いの苦手だから、こういう方が好きだな」
 二口、三口と木の実が欠けていき、やがて根元の固い部分だけが残る。それをひょいと地面へ投げ捨て、彼女は満足そうに笑みを浮かべる。
「本当かい? 良かった、頑張って採ってきた甲斐があったよ。また見つけたら持ってきてあげるから、楽しみにしてて」
「うん、ありがと! それと、これはお礼代わり、ってことで」
 突然、彼のマズルが彼女の両手に覆われた。彼が驚き動けなくなったその隙に、彼女は軽く唇を彼と重ね合わせる。
ほんの一瞬の出来事に固まったままの彼。目線が合うよう彼女はしゃがみ込んで彼の様子を間近で見つめている。その距離の近さに彼はますます慌てながらも。
「あっ……あ、ありがとう、クレーヴェちゃん。その……どう、かな?」
 何とかお礼の言葉だけでも、と発した言葉。その勢いに乗じてか、彼は顔を赤らめつつ、何やらお願いがしたいようだ。
「ふふ、どうしたの? 顔真っ赤だよ? って焦らすのも良いけど……いつものやつ、始めたいんでしょ」
 "いつものやつ"、と彼女は軽々しく口にするが、彼にとっては一大イベント。そのために彼女と付き合っている訳ではないにせよ、求めていないと言えば嘘になる。
いや、あの、と吃りながらも、最終的には吹っ切れた様子で、こくんと頷く。そうこなくっちゃ、と返す彼女はどうやらその行為を心待ちにしていたらしい。
「……敵わないなあ、君には」

  ◇

「どう? 気持ちいい? 手がない、っていうのも不便だよね。いつもはどうしてるの?」
 肌と肌が触れ合う度、彼女の事で頭がいっぱいになる。彼は赤く滾る大事な部分を彼女に握られながら、恍惚とした表情で息を荒げる。
「そ、それは……地面に擦りつけたり、とか」
 脚を投げ出して横たわる彼に寄り添うようにして、彼女はその右手を彼の物に這わせ上下に擦る。時折先端からしみ出す蜜を手に絡め、わざとらしく音を立てつつ。
当初の小さく先端が覗いていた状態が分からなくなるほど、彼の物は張り詰めていた。彼女の手に時折前足を乗せるのは、限界が近い所為、だろうか。
「ふーん、じゃ、今度はそういうのも見せてもらおうかな、なんて」
「か、勘弁してよ……っ」
 彼の声が震えている事に気がついた彼女は、その手の動きを一度止める。大きく主張するその物を物欲しそうに見つめ、今度は顔を近づける。
「ひゃっ、く、クレーヴェ、ちゃんっ」
 明らかに過敏に反応する彼をよそに、彼女は唾液を彼の蜜と絡ませて、ちゅぱちゅぱと念入りに頬張り舐め始める。
ざらりとした舌の触感が彼の物を満遍なく撫で始めると、何とか押さえ込んできた彼の欲望が、とうとうその先端からあふれ出す。
びゅく、と溢れる白濁をぢゅるりと吸いあげ、喉の奥へと流し込む彼女。彼はうっとりとその快感に打ち震えている。
「っはぁ、全く、いつもいつも、早すぎるよー、オノンくん」
「だ、だって……それは、クレーヴェちゃんが、えーと……魅力的、だから……」
 早すぎる、と言われて落ち込む彼だが、その頭を優しく撫でつつ彼女は再び唇を重ねた。その行為に彼も少し落ち着いたのか、未だ形を保つそれをぶら下げながら起き上がる。
「よし、今度は僕の番、だよね。少しでもクレーヴェちゃんに恩返ししなきゃ」
「うん……よろしくね」
 大股を広げ上半身を起こし地面に手を突く。彼女の筋が丸見えの大胆なポーズに、彼は少しどきりとする。だが、ここは彼にとっても頑張りどころ。
彼女を悦ばせるため。彼女とより深く繋がるため。既に蜜を携えたその一筋が、真昼の光に照らされて輝いていた。
「さ、おいで」

黄昏に問う 

「うーん、この辺りに居ると思うんだけど……あ、いたいた。おーい、ヴィジェンくん!」
 彼女が駆けていく先には、夕焼け色の体に白い毛を生やし、頭の上にくせっ毛を乗せた獣が一匹。緑色の瞳が彼女の姿を捉えると、飛び跳ねながら近づいてくる。
「あ、クレーヴェちゃん! 探したよ! 今日はほら、パイルのみ。沢山もって来ちゃった!」
 彼が駆けてきた方向へ目を遣ると、黄色の木の実が小さな山を作っている。手を持たない彼が独りで集めた量にしては多すぎる量。
「こ、こんなに食べきれないよ。毎回沢山持ってきてくれるのは嬉しいけど……」
 どうやらこれも毎回恒例のようで、彼女は呆れ半分、嬉しさ半分で苦笑い。それでもその山から一つを手に取り、ひと思いにがぶりと噛みつく。
じゅわりとしみ出す果汁の爽やかさに酔いしれながら、一つ、二つとその木の実を減らしていく。彼もそんな彼女と一緒に、木の実を咥えて噛み砕いていく。
「ふぅ、美味しかった。何だかんだで食べれちゃうね。いつもありがと」
 気づけばその木の実の山は数個が残る程度にまで減っていた。満足げな彼女の表情に、彼も嬉しそうに彼女の元へ体を寄せる。
「ボクに出来るのはこれくらいだから。好きの気持ち、伝わるといいなって」
 まるで母親に甘える子供の様に、その頭を擦り付けてくる彼の体を、ゆっくりとその手で撫でる彼女。首回りの白い毛が柔らかく沈み込む。
「十分伝わってるよ。ヴィジェンくんの気持ち」
 ちらり、と彼女が彼の下半身に目を向けると、空の朱よりもずっと濃い、健康的な色合いをした雄が顔を覗かせている。
それを見られていると気づいた彼は、慌てる様子は見せず、バレちゃったか、とでも言いたげな顔で彼女を見つめる。
「えへへ……あの、さ。それで、なんだけど……」
「いいよ、いつものやつ、ヤりたいんでしょ? ヴィジェンくんせっかちだもんね。ほら、ちょっと落ち着きなよ」
 こういうのは順序が大事なんだから、と諭す彼女の言葉を、彼はどこかしょんぼりとしながら受け入れる。
「ほら、まずは私の事、もっとその気にしてごらん?」

  ◇

 落日の輝きに照らされた彼女の裂け目に、彼の顔がずいと近づく。すんすんと鼻で匂いを嗅げば、彼女の雌の濃い香りがぐっと強くなる。
「綺麗に体洗ってるんだね。もしかして、ボクと会う前に、わざわざ?」
「当たり前でしょ。素敵なボーイフレンドと会う前なんだから。もちろんココも、念入りにね」
 ここ、とわざとらしく主張して、自らの片手でその中まで広げて見せる彼女。好奇心に満ちた緑の目が、彼女のピンク色のひだを映している。
一呼吸して、彼はマズルから舌を伸ばし、彼女の筋の外側に触れる。まず最初は外側からゆっくりと。以前彼女に指導された通りに。
「そうそう、上手上手。最初の頃に比べたら、ずいぶん上達したね」
「ボクだって、あの頃のままじゃないんだから。少しはクレーヴェちゃんにも悦んでもらわないと、ね」
 つー、と凹凸のある広い舌を外側に沿って動かしていく。時折中のピンク色の部分に舌が触れると、わずかに彼女の太腿が揺れるのが分かる。
そんな彼の舌に身を任せる彼女は、期待に満ちた目で彼の顔を、そして自分の股を見つめている。時折彼の顔を撫でて褒める事も忘れずに。
 そうしている内に、徐々に舌の動きが内側へと移動していく。それと共に、彼女の裂け目からはじんわりと透明な蜜が零れ始める。
「クレーヴェちゃん、どう? って聞くまでもないか」
「うん、いいよ……そのままそのまま」
 心なしか上気した顔で、彼の行為を見守る彼女。焦らして欲しい、と教えたのも彼女だが、こうも焦らされると体に熱が溜まる。
ようやく彼が裂け目の中に舌の先端をねじ込むと、ようやく彼女はそれらしく脚を震わせた。声は出ずとも、どうやらちゃんと感じているらしい。
「んー、クレーヴェちゃんの匂いが凄いや。ボク、我慢できなくなっちゃいそう……」
 垂れた滴を一舐めした彼は、うずうずと後ろ脚をすり合わせている。その間に見える雄もまた、涎を地面に垂らして何かに飢えていた。
「だーめ。まだ私は準備出来てないんだから。ほら、その調子で頑張って」
 うう、と残念そうにしながら、また彼は彼女の裂け目に目を戻す。今度はさっきよりも深く、奥まで舌をねじ込んでいく。
すっかり濡れていた裂け目の奥は、その舌を軽々と受け入れていく。きゅう、と中で舌を締め付けると共に、彼女はあっ、と小さく声を漏らした。
その様子に彼は嬉しくなったのか、舌の出し入れを繰り返す。最初は恐る恐るだったその動きが、徐々に速く、大きくなる。
「うんっ……ぁ、はっ」
 悶える彼女は、とうとう我慢できなくなって、片手を裂け目の頂点に伸ばし、くにくにと突起を弄り始める。
しかし彼はそこで動きを止めて、彼女の手に前足を乗せる。どうやらここで彼女だけ良い思いをして欲しくはないらしい。
「ちょ、ちょっとクレーヴェちゃん。だめだよ、ボクが遅いからって、いつも先にイっちゃうんだもん」
「ごめんごめん。私もちゃんと我慢しないと、だよね。じゃ、本番、しちゃおっか?」

真夜中と耽る 

「すっかり遅くなっちゃった……ま、あいつもそろそろ起きる頃でしょ」
 ホーホーの鳴き声がこだまする暗がりの森の中。心細さからか、独りぶつくさと喋りながら目的地へ向かう彼女。ガサガサと草むらをかき分けて、目印の大岩の前へたどり着く。
彼女が駆けていく先には、赤と白の毛に覆われ、胸元に岩を携えた、月明かりに赤く光る目をした獣が一匹。退屈そうに両手を頭の上に回して岩に寄りかかっている。
「やっと来たか。遅かったじゃねーか」
 やれやれ、と言った表情で顔を横に振る彼。わざとらしく呆れかえるその様子に何かを察したのか、彼女は一言棘を刺す。
「ギントくんだって、まだ起きたばっかりでしょ?」
 その言葉にピタリと体を止める彼。赤い瞳が空へ向き、地面へ向き、森の奥へ向き、そしてようやく彼女の方へ向く。
「あ、あのな、俺だってこういう時ぐらい早起き出来るんだよ! ……やろうと思えば」
 やっぱり起きてなかったんだ、と脇腹を小突く彼女を手で引き剥がし、ごほんと大きく音を立てて咳払いを一回。
「そ、そんなことより! ほら、今日の夜食だ。食って元気付けとけよ、夜は長いぜ?」
 足下に置いてあった緑色の木の実を手に取ると、彼女に向かってひょいと投げる。両手でそれを受け止めた彼女は、見覚えのあるそれに顔を綻ばせる。
「わ、タンガのみ。辛くて酸っぱくて、通な味がするんだよねー。うーん美味しい」
 早速一口囓り、御満悦といった顔でそれを味わう。彼女が口を開ける度、その木の実がどんどんと痩せ細り、最後には芯だけが残る。
それを彼は奪い取ると、ぽいと遠くへ投げ捨てる。そのまま彼女の体をどんと押し倒し、地面に転ばせる。
「そんだけ喜んでもらえりゃ光栄だ。さ、腹ごしらえも出来たことだし、始めようぜ」
 多少強引な彼のやり口だが、彼女はもう慣れた様子でそれを受け入れている。彼の赤い体毛に負けず劣らずの赤い肉棒が、白の中から顔を見せ始めていた。
「うん、今日も愉しい夜にしようね。昨日よりも、ずっと」

  ◇

「どうだ? 心の準備は出来たか?」
 横になった彼女に覆い被さり、彼は片手で自らの肉棒を支え、濡れそぼった秘所にその先端を宛がう。月光に映し出される彼女の細い体は、期待に震えていた。
「もちろん、いつでも大丈夫。ギントくん……いいよ」
 その言葉とほぼ同時に、彼の肉棒が半分程度彼女の中へ吸い込まれる。んっ、とくぐもった声を上げた彼女の体に、彼はさっきまで添えていた手を伸ばす。
腰の辺りをそっと撫でれば、くすぐったさと気持ちよさでもぞもぞと彼女は動く。そうすると中へ入った彼の肉棒が擦れ、その快感にますます体を捩らせることとなる。
「や、ぁっ……」
「良い声で鳴いてるな? ほら、もっと聞かせてくれよ、クレーヴェ」
 ずるる、と内壁を擦りながら肉棒が抜ける。その先端を逃さないよう、彼女の秘所が必死に吸い付く。離れるか離れないか、ギリギリの所まで腰を浮かせてから。
ぱちゅん、とひと思いに突き出された腰。肉棒がその瘤を残して全て彼女の秘所に飲み込まれた。その衝撃に彼女はくぅ、と目を強く瞑る。
「その表情、すっげぇそそるな。俺も……頑張らないと、な!」
 再び引き抜かれた肉棒は彼女の出した愛液に塗れ、夜の暗がりにきらりと瞬く。その一瞬の後、じゅぷんと厭らしい水音を立てながら彼女は肉棒を受け入れる。
じゅぷじゅぷと抜き差しが繰り返されるだけの単調な時間。それを彼は少しずつ角度を変え、速さを変え、強弱を付けてより彼女に取って愉しい時間に変えていく。
「はっ、や、ぁあっ!」
 胸元の毛を荒々しくかき分けて、わずかな突起に手を伸ばす。両手でわずかな膨らみを揉みしだきながら、爪でそれをこりこりと弄っていく。
腰の動きは更に激しさを増し、彼女の嬌声もそれに併せてリズムよく小刻みに。わずかに地面から浮いた彼女の腰も、よく見ればもぞもぞと動いている。
「イきたそう、だなっ! だったら、ほら、イっちまえよ!」
 ぱちゅ、ぐちゅ、という濡れた体のぶつかる音と、あっ、やぁっ、と快楽に浸る彼女の声が、夜の森に木霊する。彼の動きはますます激しさを増し、遂に。
「く、ひぅっ、あ、イ、イくぅっ、イっちゃ、ぁあっ!」
 彼女の体が一度大きく震え、彼女はだらしなく声を漏らしながら絶頂に浸る。ぴゅる、と噴き出た蜜が、彼の白い毛を更に濡らす。
「だっ、だめっ、だめぇっ!」
 しかし彼はまだ動きを止めない。それどころかますます早くなったその動きに、彼女はもうただただ体をぴくぴくと動かすことしか出来ない。
「お前だけイくのは、不公平っ、だろ? っは、ぁっ、いいぜ、それじゃいっちょ、イくとする、かぁっ!」
 じゅるん、と彼の太く逞しい肉棒が彼女の朧な目に映ると、その根元の瘤まで全てが、彼女の秘所へとねじ込まれた。
びゅう、とその中で液体が吐き出され、その熱に彼女ははぁぁ、と息を漏らし、もう一度大きく体を跳ねさせて達した。彼はそんな彼女の唇を奪い、その中に舌をねじ込んでいく。
その動きに応えるようにして舌を絡ませ、未だ吐き出される精をその身に感じながら、彼女は彼を優しく抱き寄せた。
 やがて離れた舌と舌に、唾液が銀色の糸をかける。月と星を映したその橋がやがて大地に引かれ、ぽとり、と雫になって零れ落ちる。
「ギントくんの……いっぱい来てる。あっつい……」
「全部飲み込むなんて、エロい体しやがって。……最高だよ、お前」
 へへ、と満足そうに笑う彼。まだ瘤は抜けそうにもないのだが、再び腰を前後させているのは、まだ足りない、という意思の表れ、だろうか。
「そう、だよね。私も、もっと。だから……きて?」

明日も昇る 

 煌々と天に光る太陽。その光を遮る木の葉達の下にはクリーム色の大きな毛玉が一つ。ゆっくり動き出したかと思えば、次第にそれが大きな耳の形にぴょいと伸びる。
その下に現れたのは短い茶色の毛で覆われた艶やかな体。すらりと魅惑的な腰の輪郭から、ぽよんと小さく丸い尻尾が飛び出している。
ぐい、と両腕を上へ向け、背中をぐっと反らせれば、太腿からすっと細くなる足先まで、見る者をメロメロにさせる体付きがよく分かる。
「うぅ、ん……っ、と、今日も今日とて、よく寝たなぁ。今日は……うーん、休みでもいいけど……」
 遠く彼女が見つめる先には、昨日も訪れていた岩の壁。彼女の求める彼は、きっと今日もそこに居るのだろう。
「……やっぱ、あの三馬鹿の世話になるかな。お腹すいたし、体も疼くし」
 妖しく笑いながら、彼女は徐に目線を下げる。あの三匹を受け入れた彼女の雌の部分は、今日も何かを渇望している様子。
「今日もあいつらの貢ぎ物に、期待するとしますか!」

――日輪は高く、もうすぐ天頂へ届こうとしていた。

後日を語る 

今回も分厚い仮面でしたね……(?
というわけで仮面を外させていただきました。短編小説大会を除いて未だ皆勤を保ってます。
正直ここまで票を頂けるとは思ってもみなかったのですが、本当にありがとうございました。
本当に締め切り当日にめちゃくちゃ頑張って書いてたのですが、間に合わせることが出来て良かったです。

アイデアとしては至極単純で、Trident(三股)かけられたそれぞれのルガルガンのお話が書きたいなあ、ってのがスタートです。
それぞれのキャラとしては真面目・子供・セフレなイメージで書いてます。あと早漏・遅漏・手練れです(断言
この三匹それぞれが、実はミミロップの真実に気づいてたり気づいてなかったり……というのは敢えて書きませんでした。
最後の所でそういうのを書こうかとも思ったんですが、皆さんのご想像にお任せします。
文章の構成としては、それぞれの官能シーンをつなげて読むと1つの行為が完成するようになっています。気づきました?
時間があれば3つの官能シーンを完成させてたと思うんですが、これはこれでアリかなあと思ってます。

では投票コメントへのお返事を。
>「変態」「大会」という言葉に気負ってか、意外性のあるポケモンや特殊プレイなんかで攻める人、官能以上に物語が膨らんだ作品が多い中のこの作品。
>だからこそ官能一直線のお話というのは逆に印象に残り、それでいて読みやすくてよかったです。
>堅苦しい感想はこの辺にしといて…欲望に忠実なミミロップはよい。いいように使われているとはいえ、健気なルガンたちもまた可愛い (2018/01/22(月) 20:33)
変態にはなりきれないので……(?
というのは置いといて。短い文章で官能に突っ走りましたが、やっぱりルガン達は書きやすくて良いですね。ミミロップもえろくてお気に入りです。

>三股 (2018/01/27(土) 20:06)
Trident、のタイトルで感づいた方、どれくらいいらっしゃったのか気になります……。

>ミミロップがさばさばしているおかげで3股でも抵抗感があまりないところが清々しい。ループする文章も遊び心が楽しいですね。
>真昼と黄昏パートを真夜中ほど長くして性格やプレイ内容を明瞭に差別化すれば、よりテーマに沿っていたのかも。
>ミミロップにタマゴができるとか3匹が実は知ったうえでの関係性だったとか、掘り下げようと思えばどこまでもできそうなところも想像が膨らみます。 (2018/01/27(土) 20:12)
変態、というにはちょっと薄いんですが、官能ありきで書かせていただく上でバッサリ割り切った関係は必須でした。
もちろん相手方はそうではない……と思うんですが、実は……っていうのを語るのは野暮ですかね。
本当はもっと長くかけると良かったんですが、この先は皆さんのご想像にお任せという形で。

>構成がとても上手くて惹き込まれました。
>それぞれのシーンで行為も異なる1つだけの描写だったため読みやすかったですし、描かれていない箇所も妄想のし甲斐がありました。
>素晴らしい作品、ご馳走様でした。 (2018/01/27(土) 23:57)
今回構成と見出し文とタイトルに全アイデアを詰め込みました。中身燃え尽きてます(
それぞれの行為を分割して書くことで、隠れている部分の想像が膨らむ……といいなあと思ってはいますが。
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

以上4票頂いて、何と3位入賞しちゃいました。投票してくださってありがとうございます。
次回こそはきちんと書きたい……と思いますが、何分エンジンかかるの遅いタイプなのでさてはてどうなるやら。
こんな自分ですが、これからも応援していただければと思います。ではまたどこかで。

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  • ルガルガン達の姿と章のタイトルと、そしてこの作品のタイトルと。上手く絡めてきた辺りは流石だなと思いました。
    色を好みそうなミミロップなら三股掛けていてもそんなに違和感がないのが恐ろしいところ。
    あとがきでも仰られていたとおり、彼らが三股に気が付いているのか否か、そしてミミロップの本命は三匹以外に他にいるのかどうかなど、色々と妄想が膨らむお話でした。 -- カゲフミ
  • >>カゲフミさん
    コメントありがとうございます。タイトル一発勝負でした……(
    ミミロップはなんとなくこうであってほしいなあと思ってます。メロメロボディの魅力は凄い。
    間は皆様の妄想で是非とも埋めて下さいということで。 -- &fervor
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Last-modified: 2018-01-29 (月) 22:59:04
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