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Project.BRAVE/看護師エーフィの襲撃

/Project.BRAVE/看護師エーフィの襲撃

看護師エーフィの襲撃

written by 狐眼


Story.0
ここは人里離れた密林。
時刻は夜の八時を廻ろうかというところ。
一匹のブラッキーが鬱蒼と生い茂る草木を突き抜けて走っていた。
――いや、『逃げていた』と言ったほうが正しいかもしれない。
彼は走りながら何度も後ろを振り返っている。
その視線の先には、彼と同じ漆黒のポケモン『ヘルガー』が居る。
その数五頭。対広範囲迎撃技を持たないこのブラッキーでは勝ち目は全く無い。
その時、ブラッキーは突然走るのを止めた。
――否、それ以上は走ることができなかった。
ブラッキーは今断崖絶壁の上にいた。
崖下には流れの激しい川があった。飲み込まれたら無事では済まないだろう。
五匹のヘルガーは少しずつ包囲網を小さくしていく。
ブラッキーはだんだん崖のほうに追い詰められていく。
次の瞬間、ブラッキーの居る部分の崖が崩れ落ちた。
ブラッキーはそのまま崖の下の激流に飲み込まれてしまった。



「ちっ・・・逃がしたか。」
いつの間にかヘルガーのすぐ横にいた男が呟いた。
「もぉ、ダメねぇ」
男とヘルガー達の後ろから金髪の女性があらわれた。
「もしあのコがターゲットだったらどうするつもりだったの?
 任務は捕獲。殲滅じゃないのよ?
 本物がトウカの方で見つかったからよかったものの・・・」
「っ!イーグル様!・・・も・・・申し訳ありません・・・」
「とにかく一度本部へ戻るわよ!」
「了解しました。戻れヘルガー達!」
男は五匹のヘルガーをボールに戻した。
「全く・・・大切な任務でミスするなんて・・・罰として今夜は私とsexね♪」
「また・・・やるんですか・・・」
「今夜はとことん付き合ってもらうわよ〜♪」
がっくりとうなだれる男を引きつれて金髪の女性は密林の方へ戻っていった。



Story.1
 ・・・体が重い・・・



 ・・・寒い・・・凍えそうだ・・・



 ・・・ここは何処なんだ?・・・



俺は眼を開いた。
どうやら流れの緩やかな川の浅瀬に居るようだ。
全身の傷がひどく痛む。
このままだと寒くて仕方がない。
とりあえず水から出よう。
「ぐァッ!?」
立ち上がろうとした瞬間左後ろ脚に激痛が走った。
突然の痛みにバランスを崩し、再び浅瀬に倒れる。
激流に流されているときに岩にでもぶつかったのだろうか。どうやら骨をやられたらしい・・・
だがこのまま此処でじっとしているわけにもいかない。
痛む脚に鞭打ってなんとか川から出た。
空は闇に包まれている。
とりあえず夜をしのげる場所を探さなければ。
俺は痛む脚を引きずって近くにあった林へと向かった。



どれだけ歩いただろうか。
夜をしのげそうな場所はなかなか見つからない。
良さそうだと思った場所に限って先客がいる。
何度か襲われそうになったときもあった。
襲うといえば・・・あの時あのヘルガー達は何故襲ってきたのだろうか。
あまりに突然の襲撃だったために晩飯も食べ損ねた。
空腹ももう限界だ。
ふと辺りを見回すと、俺の眼は夜をしのぐのにちょうどよさそうな洞穴を見つけた。
だんだんと薄れていく意識の中、最後の力を振り絞って洞穴を目指す。
しかし、洞穴に辿り着く前に俺は倒れてしまった。
後少しの距離なのに、俺の身体は動こうとはしない。
そのまま俺の意識は闇の中へと落ちていった。



Story.2
あれからどれだけの時間が経ったのか分からない。気が付くと俺はベッドの上に横たわっていた。
いつの間にか夜は過ぎ、太陽は南の空に明るく輝いている。
時刻はすでに正午を廻っていた。
まだ身体中が鈍く痛む。
唯一動かすことのできる首を動かし、辺りを見回す。
俺の眼は一匹の薄紫の身体を持つポケモン『エーフィ』を捉える。
と、音で気付いたのか、エーフィはこちらを見る。
「あら、気が付いたのね」
少し痩せ形のその身体からは俺の目を奪って離さない何かがある。
そして顔には満面の笑みを浮かべて。
嗚呼、このままどこかに連れ去ってしまって・・・
「?私に・・・何か付いてますか?」
その言葉にはっと我に返る。
――何を考えているんだ俺は・・・
「ここは何処だ?あなたはなぜ此処に?」
とりあえず状況は把握しておきたい。俺は気を取り直してそのエーフィに尋ねた。
「私は看護士のエーフィ。ここはポケモンセンターよ。あなたはこの近くの林に傷だらけで倒れていたところを見つけられて、此処に運び込まれたの。とにかく、無事で何よりだわ」
「そうか。・・・ありがとう」
俺の言葉に、笑顔を崩さずにエーフィは答える。
「お礼なんて・・・」
グゥ〜〜〜・・・
突然大きな音が俺の腹から響いた。
そういえば昨日の昼から丸一日何も食べていなかったな・・・
エーフィは笑顔を浮かべたまま、
「お昼ご飯持ってきますね」
部屋から出ていった。



Story.3
あれから色々と治療してもらったおかげで、骨折と一部の傷以外はほぼ回復した。
骨折のひどかった痛みも鎮痛剤を打ってもらったためか今はほとんど感じない。
今は夜。もうあたりは暗い。疲れてるし、今日はもう寝よう。
と、病室のドアが静かに開く。
多分夜の見回りか何かだろう。それぐらいにしか思っていなかった。
しかし、俺の耳は何かを袋から取り出す音を聞き取った。
俺は目を開け、音のした方向を振り返る。
「あら、起きてたのね」
昼間のエーフィだった。
「ちょっと薬を打ちますからね」
そういうと袋から取り出した何かを持って俺の後ろに回った。
注射か?痛いのか?痛いのはあまり好きじゃない。
俺の体は少しこわばる。
「大丈夫だから、力を抜いてくださいね」
 ・・・怖がっているとは思われたくないな・・・
俺は体の力を抜き、次に来るであろう痛みを耐えようとする。
しかし、俺を襲った感覚は・・・
「っっふぁっ!?」
痛み、ではなかった。
俺を襲ったのはぞわぞわとした奇妙な快覚だった。
「なっ・・・何だ今のは・・・?」
「直腸注入です」
直腸注入?何それ?何故だ?だんだん体中の力が抜けてきているような・・・
「流石ね。効果が早いわ・・・」
だんだんと動きが鈍くなる俺の尻尾を見つめながらエーフィはつぶやく。
「何を・・・挿れたんだ・・・」
「筋弛緩剤です」
筋弛緩剤・・・か・・・どうりで力が・・・抜けてくるわけだ。
 ・・・って納得してる場合か俺は!
「どうして・・・そんな・・・」
「暴れるとやりにくいでしょ?」
そう言ってエーフィは仰向けになった俺の上にまたがる。
ちょっと待て・・・この体勢って・・・
「まさか・・・」
俺と・・・ヤるってのか!?
「待てッ!やめ・・・」
エーフィの尻尾が俺のそこを激しく弄りだす。
「ひゃぅ・・・やめ・・・」
俺のそれは俺の意思とは関係なく大きくなっていく。
「なんだかんだ言って、感じてるじゃない。せっかくだから、もっと感じさせてあげる」
そう言うとエーフィはそれまで尻尾で弄っていたそれに口を近づける。
「!!やめろ!そんなことをしたら・・・」
俺の制止も虚しく、エーフィは俺のそれを舐め始めた。
「ひぁっ・・・ぅゎ・・・」
病室に俺のモノを舐め回すいやらしい音が響く。
「だめだっ・・・やめ・・・」
俺の抑制も限界に近づいてきた。
「もう・・・イきそう・・・」
もうだめだ・・・そう思った瞬間、エーフィは舐め回すのをやめた。
「ふぁ・・・ぇ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
俺の息は荒い。と、エーフィはいやらしい笑みを浮かべる。
「じゃぁ・・・そろそろ本番ね」
エーフィはそう言うと、俺のモノをめがけて腰を沈め始めた。



Story.4
俺は焦った。今の状態で挿れられたら確実に絶頂を迎えてしまう。
それだけは避けなければ。
下半身をひねって一度目の襲撃はかわした。
「逃げちゃダメじゃない」
エーフィは尻尾で俺に挿れられている注射器を掴み、前後に激しく動かし始めた。
「はぅっ・・・くひゃん・・・」
俺は容赦なく攻めてくる快感の波で涙目になっていた。
「イき・・・そう・・・ぅあっ・・・」
と、エーフィはまたしても俺への攻撃をやめる。
「はぁ・・・はぁ・・・くっ・・・一体何のつもりなんだよ・・・」
俺はエーフィをにらみつけた。
 ・・・が涙目のために効果は全く無かった。
「ふふっ。可愛い子。涙目になってまで我慢しなくてもいいのに」
言いながら、エーフィは俺のモノを狙って腰を落とした。
「あっ・・・」
気付いた時にはすでに俺のモノはエーフィの中にあった
「私がイクまでイッちゃだめだからね。」
「そんな・・・無理・・・だょ・・・」
「雄なんだから我慢しなさい」
それはこのシチュエーションで使うべき言葉ではないような・・・
「それじゃ・・・始めるわね」
そう言ってエーフィは激しく腰を動かし始めた。
「あぅっ・・・あっふゎぁっ・・・」
次々と襲ってくる快感の波でおかしくなってしまいそうだ。
「はぁん・・・いぃ・・・わぁ・・・」
この動作はエーフィにも大きな快楽を与えているのだろう。
染み出てくるエーフィの液が往復動作の速度を上げていく。
「もう・・・ダメ・・・だあぁっ!ぁあっ!!」
「はぁ・・・はあん・・・んぁあん!!」
俺たちはほぼ同時に大きな声を上げ、絶頂を迎えた。
エーフィらか吹き出した多量の愛液が俺の尾まで滴れてくるのを感じる。
俺のモノは人間のそれを遥かに超える量の体液を20秒ぐらいかけて吐き出し続けていた。



「はぁ・・・はぁ・・・」
激しい行為の所為で俺の呼吸は言葉を話すことができないくらいに荒かった。
「はぁ・・・ぁは・・・ブラッキー・・・中に出しちゃったね・・・」
エーフィの息も激しかったが、俺にやってしまったことを伝える。
「ぁ・・・その・・・ごめん・・・」
「大丈夫・・・来る前・・・速効性避妊薬・・・使ったから・・・」
それで俺が中でしてしまう危険性が高い行為をすることが出来たと言うわけか・・・
「それじゃ・・・今日はあなたも疲れてるでしょうし・・・」
エーフィが俺のモノから離れていくのを感じたが、俺は前夜と今夜の疲労が重なったためか、その夜のそれより後の記憶はなかった。

Story.5
目が覚めたとき、俺はきちんと整えられたベッドに寝かされていた。
既に時刻は昼だった。
俺は用意されていた昼食を食べながら、前夜の体験を思い返していた。
「エーフィ・・・」
俺は・・・あいつに好意を抱いているのだろうか?
そんなことを考えながら俺は昼食を食べ終える。
と、病室のドアが開き、看護士であろうハピナスが入ってきた。
「あ、起きてました?食べ終わってるみたいなんで、下げますよ」
「あの・・・」
俺はとっさに食器を持って出ていこうとするハピナスを呼び止めた。
「昨日のエーフィさんは・・・?」
「エーフィ・・・あぁ、彼女ね」
ハピナスは食器を回収しながら答えた。
「今朝帰っていったわ。なんでも彼女大きなセンターでは医師を勤めてるそうよ」
「そうですか・・・」
俺は片付けを終えて出ていくハピナスを見送っていた。
「俺は・・・エーフィのことが・・・好き・・・なのか?」
たが、それは昨夜の快楽の所為で正しい判断が下せていないのかもしれない――
そこまで考えた時、俺は自分のモノが勃っている事に気付いた。
俺は耳を澄ませ、近くに誰もいないことを確かめると、体を曲げて自分のモノを前脚で扱きだした。
「はぁ・・・はぁ・・・エーフィ・・・」
誰もいない病室に俺の喘ぎ声が響く。
俺は自分の絶頂が近いのを感じると、今度は体を曲げてモノをくわえ、激しく吸い出した。
「エー・・・フィっ・・・ぅあぁっ!」
そのまま俺は絶頂を迎えた。
俺は自分のモノから出される体液を飲み込んでいく。
「ぷはぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
俺は快楽の余波に浸りながらも、あることを考えていた。



それから一ヵ月。俺はすべての怪我を完治させ、退院した。しかし、住んでいた場所へ戻ろうとは思わなかった。
「俺はお前が好きだ・・・エーフィ」
密林の小さな研究所の近くを通り過ぎながら俺はつぶやいた。
俺は一匹のエーフィを探すあてのない旅を始めた。





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Last-modified: 2013-04-21 (日) 00:00:00
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