ポケモン小説wiki
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ぷらーずまー!
今回は妄想10割でできております、やったね。

とりあえず、プラズマ団のお話ですが本編あんまり関係ないです。
やはり妄想が爆発しているので早めに避難してください(汗


南十字


!!注意!!
一応ネタバレ注意報発令です。BW2本編をクリアしてからお読みください。
(めずらしく)エロくないです。
どーしょもない駄文です。読んでしまった方申し訳ないです。
ぷろっと? なにそれおいしーの?状態での作成です。矛盾だらけですがお許しを。
(゚∀゚)o彡゜ゲーチス!(゚∀゚)o彡゜ゲーチス!







「なに? やられたのか?」
「すっ、すみません……」
「敵はなんだ!」
「はっ、スカーフ持ちバクフーンの噴火連発型です」
「よし、ニョロトノ、キングドラ持ちのやつを連れて行け」
「了解いたしましたっ」

それを誰かは聖戦と言った。
それを誰かは侵略と言った。

それを誰かは解放と言った。


それを誰かは正義と唱えた。
それを誰かは悪事と罵った。





    P/Z





ここはジョウト地方。そのコガネシティでポケモン同士の争いが起こっていた。しかし、指示していたのはトレーナーと、プラズマ団名乗る組織との戦いであった。既にジムリーダーとしてこのシティの代表であったアカネのポケモンは傷つき戦える状況ではなかった。
ポケモンセンターは抑えられフレンドリィショップが無償でシティのトレーナーにグッズを配らなければならない状況下での戦いはやはり苦戦を強いられていた。

プラズマ団。それはイッシュから広まったポケモン解放運動を推し進める組織であった。プラズマ団の目的はポケモンをモンスターボールによる束縛から解放すること……であったが、2年前にその首領ゲーチスを名乗る男の目論見が表沙汰となりただの過激派であるとのみなされ方をした憐れな組織である。
その時から戦い続けるジョウトのプラズマ団。彼らはプラズマ団の名を捨てることなく自らを正義と称しゲーチスが敗れた2ヶ月後にふとジョウトから手を引いた。そしてイッシュのプラズマ団が崩壊して2年後、このコガネシティに再びジョウトのプラズマ団が現れたのだった。

人々は嘆いた。だが、それだけではなかった。
プラズマ団員が決して手放すことのなかったモンスターボール。それを捨て、プラズマ団はその場に立っていた。最初は何の機械を使いポケモンを操っているのかと人々は疑ったがプラズマ団のポケモンは支配されていなかった。
何物にも縛られること無く、自分の能力を引き出す人間に力を貸し、同胞を救うべく立ち上がったポケモン達の前に多くの人間が敗れた。モンスターボールの機能を停止させ野生に帰ったポケモンがト持ち主の傍を離れなかった例がいくつあっただろうか。片手で数えられる程度しかプラズマ団の者たちは見ていなかった。

ジョウトプラズマ団はその圧倒的な戦力をもってコガネを丸飲みにしてゆく。フレンドリィショップもプラズマ団の手に落ち、地下通路を通り逃げてゆくトレーナー、空を飛び他のシティへ逃げるトレーナーで地下も空も大混乱に陥った。
さなか、カイリューの背に乗り前線のサポートをしていた男が声高に叫んだ。
「攻撃やめだ!」
その声と共にプラズマ団員が猛るポケモン達を宥める。どんなに獰猛なポケモンもプラズマ団のパートナーの声を聞き落ち着きを取り戻す。これだけの信頼を得るにどれだけの時間を有したであろう。モンスターボールならば一瞬である。それだけ影響力・拘束力の強い代物である。だからこそ、生物に対して使っていいものであるはずがない。

ジョウトプラズマ団の首領、カイリューに乗りサザンドラをその後ろへ従えるこの男は自らをフシオンと名乗りジョウトプラズマ団の頂点に立った。
もはやイッシュで悪事を働くプラズマ団残党とは全く方向の違うこの組織にジョウトは困り果てていたのであった。警察はことごとく蹴散らされてしまい役に立ってはいない。ジムリーダーの力をもってしても食いとめることのできないプラズマ団。



コガネを占拠、そのトレーナーのポケモンを解放したプラズマ団。彼らの思想はトレーナーの心を揺さぶった。モンスターボールに入ったポケモンを見ていると辛くなるなどの声が各地で聞こえ始めトレーナーがそのポケモンを故郷に帰す動きが高まっていった。

これをよしとしなかったのはポケモンリーグであった。トレーナーが減れば金の流通、トレーナーの質の向上は図れなくなる。彼らは四天王、チャンピオンすら率いてコガネのプラズマ団に打って出た。


結果は見えていたであろう。惨敗であった。四天王は下っ端に打ち負かされチャンピオンワタルの自慢のカイリューは同族であるカイリューに殴られた揚句サザンドラに他のポケモンを全て駆逐される結果となった。
ワタルはなんとかボールを守り、逃げることに成功したが四天王のポケモンは全て野に帰された。こうして多くのトレーナーが無力となってゆく。ジョウトのトレーナーが減ってゆく。
トレーナーは絶望した。自分たちには開放しかないのかと。愛おしく思えていたポケモンを見ているとなんだか気分の悪さまで催すトレーナー達。

救いは無いのかと。それともこれが正しき道なのかと。
トレーナーは苦悩した。自分をとるか、ポケモンをとるか……。



















ジョウトプラズマ団が蜂起し、2か月が経った。
コガネに、見慣れない少年がやってきた。
彼は赤い帽子に赤い半袖の服。ジーパンをはき、フシオンのいるコガネにやってきた。

彼は圧倒的な力を振るい下っ端をことごとくなぎ倒してゆく。リザードンの灼熱は多くのポケモンを戦闘不能にし、カメックスの高水圧は閉ざされた道をこじ開けてゆく。フシギバナの蔓は敵の攻撃を吸収し、味方を優位に立たせる。

そして、フシオンの前へとその少年は姿を現す。
「……ほう。面白い少年もいるものだな…。
 ポケモンを縛りつけてなおそこまでの力が出るのか……」
「…… …… ……」
「ふん、だが所詮ボールに縛り付けたポケモン共だ。
 ボールが無くともお前に従うのかどうか。 ……結果は見えているだろうがな」
「…… …… ……」
少年は静かに息を吸い込みモンスターボールを投げた。エーフィ、ピカチュウがそこから飛び出る。リザードン、カメックス、フシギバナのボールを一か所に落としひとつのボールを上へと放り投げた。そこから飛び出したのはカビゴン。猛スピードで地面に落下し、モンスターボールを粉々に砕いた。
「ほう……度胸もあるようだな…。
 ……ん? ポケモンが動じない…だと?」

少年は帽子のふちを少しだけ持ち上げフシオンを見る。にやりと笑うと戦いが始まったのだった。





地面に跪いたのはフシオンであった。フシオンの切り札でもあったサザンドラうつ伏せに倒れ込み、その背中の上ではエーフィがフシオンを睨みつけている。
「なぜ……。なぜボール使用者ごときに……!」
「…… …… ……」
「これも……トレーナーの力だと言うのか…?
 ボールにポケモンを入れていようが愛は伝わると言うのか…?」
「…… …… ……」
その少年は何も言わず、フシオンらプラズマ団を咎めようともせずにもと来た道を歩んでいく。フシオンはその後ろ姿を見て何を思ったのであろうか……。


その後、ポケモン略奪・不法占拠などの罪でフシオン、大勢のプラズマ団が捕えられた。フシオンは抵抗する気配を見せずに自分の罪を認めたのだった。他のプラズマ団員もフシオンが主張をやめたのを見て自分達がしゃしゃる事をやめた。
















それから5年後。フシオンを見た者はいないと言う。
彼は名前を変え、今でもどこかで旅を続けているとも言われている。


どこかのトレーナーズスクールでこんな話を聞いた。


もし、機会があるならでいい。
ポケモンの声…ってやつを聞いてやってほしい。
ポケモンを本当に愛するなら……ボールだけの関係じゃだめだ。
その先にあるもの…。 ボールを超えて繋がりあう、それがポケモンだ。

もし、別れの時が来たとしても…惜しみ合うことのできるパートナーをつくれ。
それが、ポケモントレーナーだ。








フシオン……スペイン語で「融合」





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Last-modified: 2012-07-01 (日) 00:00:00
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