俺は、地獄へ行ったが、肝心の番人もいなかった
そこにいた死神は罪が無い人は来ないでと言われた。
「何百人も人を殺した。だから!!」
死神は、俺を優しく抱いた。俺は、死神の名を知ってるけど・・・
知ってるはずなんだ。
死神は、少し涙を零した。尻尾の白い炎は穏やかに燃えてる。
「私は、こんなことしたくない。君の存在する価値を消すなんて、でも一君が望んでるなら、私は、止めないよ。
だけど、何で、こんなこと望むの?私が現世に居たとき、何ともなかったのに、ちょっと、ゴメンね」
死神・・・リン・ドーラだ。思い出した。
リンは、泣いていた。
「信司君、君は、一人じゃないよ。」
「嘘だ、俺は、一人だ。カップルにこんな気持ちが分かってたまるか」
「信司君は、こんなのじゃない・・・こんなのじゃないよ・・・心が闇に染めていく・・・ダメ・・・
私が、色んな人が一緒に居たときは、そんなんじゃなかった。戻ってきてよ。信司君」
「くっ、リン・・・俺が、暴走したら」
俺は、俺で居られる時間は限れていた。
だから、リンに言いたい気持ちでいっぱいだった。
リンは、怖さや悲しさで震えてた
「私は、どうすれば、いいの?私は、何をしたら今の信司君のままでいられるの?教えてよ。もう、会えないというのは無しだよ。
それに、この世界は、誰が守るの?ヨリはいないんだよ。」
俺だって俺といられなくなるのは、何よりも怖かった。
「ゴメン。リン。早く、現世に・・・戻・・・そして・・・俺を・・・殺せ・・・リン・・・今・・・まで・・・
ありがとう・・・うぐっ・・・早く・・・戻らなきゃ・・・」
現世に戻ったら、意識が途切れた。
● ● ●
※ここから、主人公が変わります。
僕は、上川一樹、何故か姿は、人じゃなくてレシラムだった
炎創竜神だ。
転生したばかりの僕は、何をしたらいいのかは、分からなかった。
東京は、荒れていた。とある者が大暴れしてるらしくて、僕は、止めさせなくちゃいけない。
だから、戦うことにした。
両手剣持って飛びながら戦う。
一時は、ギリギリ避けれたけど・・・
何となくあれは、ポケモン技じゃない。異世界技だ。
カイリューなのは、分かるけど、でもポケモンじゃありえない
レベルもポケモンでは、100までなのに、256って、どんだけだよ。
しかも一手一手が何となく聞いたことある技だし、ライトニングブレイクってまず、ポケモン技じゃないし、
ライトニングブレイクってRPGゲームって例えるなら・・・
何言ってるんだ僕は、やっぱりポケモン技じゃないと倒せないな。
「ドラゴンブースト!!」
何となく聞いたこともない技を出して、真正面に来たカイリューを一斬りした。
一瞬、人の姿に戻って僕に言った
「俺を殺してくれてありがとう・・・」
そして、消えていった。
やってしまった。人殺し?いやこの場合は、ポケモン殺し?
「よくも、私の一君を・・・一君を返して!!」
白いリザードンが鎌で切りかかってくる
鎌?もしかして死神?
まずは、よける。
そして、普通のリザードンが僕のことを拘束してこようとしてくる。あっ、
不味い、国際警察だ。
とりあえず、今は、逃げるしかなかった。