俺、信司、羅臼ヒーローズに戻ったのは、いいが、何故こうなった?
火神信輝(俺の弟子のリザードン)に言えば
「あのオレっちのスーパーGTの2大ライバルが来たっスよ!」
そこまでなら話は、いいが、問題は、この後である
飛大竜斗(俺の生徒のボーマンダ)から言うには、
「何か訳の分からない行為で喧嘩しているんですよ。先生、いい加減に、性行為って何ですか?教えて下さいよ」
何でこうなった?思いつかない。
「あー、飛大、たまには、知ってはいけない世界があるんよ。」
嫌な予感しかしない。しかし、俺の予感は、必ず的中するんだ。
「信司君は、私の物よ!!」
「ダメだよ。信司君が居なかったら、私、泣いちゃうよ?」
「そんなの、平等じゃないよ!」
何で君達、何でここで口喧嘩しているんだ?
しかも、ヨリ、水原は、どうしたんだ?
羅臼ヒーローズチーム内なら、まだしも分かるが、何で、他のチームも来ているんだ?
最初に言ったのは、苫小牧MKO連合チーム(宮の森MKMチーム・小樽KOチームの連合)の秘書の出時口鈴(ディアルガ)だ。
あの時、レースバトル終了時にキャンビングカーで口鈴とヤっちゃったのが不味かったのか?
次に言ったのは、羅臼ヒーローズのマスターのエル、
そして、最後に言ったのは、新篠津パワーズのマスター、背田鈴(フライゴン)である。
怒らせると怖いからな一本背負いだからな。
「信司君?浮気してない?」
「キュン?」
来てたのかよ・・・ここは、不味い状況だな・・・ん?
あれは、伝令のリザードじゃん。何かあったな。
「士官殿、国が水商売を廃止とのこと」
「働いてた者達は?」
「殺処分するとのこと、淫乱なポケモンもです。」
動いたな独身軍。さて、あの上田浩輔というヌメルゴンも黙ってないだろう
俺、忠告は入れといた筈なんだがな
食器の割れる音と戦ってる音がする
って、おい、ヨリ、ライトニングブレイクするな!
水原、雷を纏った槍で突撃するな!
黄田、家の中で服脱ぐな!
背田、波動拳撃つな!食器や人を投げるな!
って、人!?
「キュ~!」
黄田を持った!?スゲェ
「あああああああ・・・手がぁぁ・・・手がぁぁ・・・」
そりゃ、発情期の黄田を持ったら、手が愛液だらけになるでしょ。
ってか、そう言えばこういうシーン、映画であったな
「もーう!これでもくらえ!」
今度は何?伝令!?
「士官殿、サヨナラです。」
ここは、泣いとこう
「うっ、くぅぅ・・・うっ、うああああ・・・伝令、君の命は、無駄にしないよ・・・」
って、出時は?まさかあの光は、泣いてる場合じゃない、不味い!
「スモーク&グレネード!」
「シュテキー!ヤメロー!」
爆発?知るか、そんなもん
「シュー!バカモーン!」
何度でも言え、この大馬鹿野郎!
ヨリと水原だけでも助けなきゃ
「ラスターカノン!」
ふぅ、良かった。
「信司君止めてよ・・・恥ずかしいよ・・・///」
「俺っち達の拠点・・・焦げ焦げッス」
ん?声、二人とも違っ・・・
ああ!湿海抱き締めてた!!
ということは、火神かよー!
そんな・・・嘘だ・・・ろ
「うっ、あぁぁ・・・ヨリぃ-!水原ぁ-!(泣)」
「ふぅ、スッキリしたぁ・・・ん?どうしたの?信司君?」
俺は、怒りでハチキレた
「お前は、ヨリを・・・ヨリを・・・ヨリと水原を殺したぁ!!」
「見て!まだ死んでないよ」
「お前を・・・殺す!」
「止めて!!一君!」
そこには、いるはずもないヨリと水原達がいた。
「そんな、だってラスターカノンで撃たれたら唯で済まないから。こんなの嘘だ・・・嘘じゃない方がいい・・・」
俺は、目を擦って手をブローニングHPで手を撃とうとした。
その刹那、ヨリは、手にあるブローニングHP叩き落として、尻尾ビンタを軽くした。
ヨリと水原は、顔に往復ビンタして、抱きしめる
ヨリと水原は、泣いていた。
「一君のバカァ・・・」
「僕達を置いて死ぬなんて、ヤダ・・・」
俺は、膝を落とす。
「嘘だ・・・生きてるはず・・・生きて・・・うっ」
「私は、ここにいるよ。信じて」
信じられる訳が無い。
ラスターカノンで崩れた藻屑を探した。そしたら、皆の亡骸があった。
「ううっ、こんな、俺は、最低だ」
そうだ、げんきの欠片で・・・・・・
「出時ィ、何で、何で、チームメンバーほぼ全員殺した?・・・何で、何でだよ。何とか言えよ・・・」
「わ、私・・・」
これが、最後かよ、畜生・・・
「もういい・・・もう此処に来るな、絶対に来るな」
出時は、俯いて帰った。
皆の亡骸を埋葬してる途中、
湿海は、俺の事抱きしめる。
「もういいんだ、湿海、もういい・・・止めてくれ・・・止めて・・・くれ・・・」
湿海は、抱きしめる力を強くする。その腕は、震えてた。
「私がいなかったら、助かってたよ。ゴメンね。一君」
「湿海、君のせいじゃない。姫を助けれない勇者は、勇者じゃない・・・」
「こんなのあんまりッスよ。飛大も神河結城に、師匠も、人間に戻れないまま恋が終わるのは、酷ッスよ」
そうだよ。生き返って・・・あっ、
「火の国に行ってくる。ルラに言ってくる」
俺の翼よ、手遅れになる前に急げ・・・そっかまだ一度目の死だから、もう一方の世界で、そうか・・・
俺は、地獄へ行ってくるスマナイ。皆。