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1-約束

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 はじめまして。コスモスと申します。
ふとこんなシナリオが思いつきで執筆してしまったので、載せに来ました。
 駄作かもですが、読んで下さるとうれしいです。(こーすれば良いよとかあったら嬉しいかも?)



「リーフ早く起きなさい! 早くしないと約束の時間に遅れるわよ!!」
「...うーん、あともう少し......っ!? も、もう8時半!?」
 時計の針を見ると八時を超えており、8時46分を指していた。因みにタイマーセットは8時で、大体40分ほど寝過ごしてしまったことになる...。私は直ぐに布団から飛び起き、身だしなみを整えてからリビングに向かった。
 向かうとお母さんが朝ご飯の用意をしていて、良い匂いが私の鼻をくすぐって、お腹も鳴った。因みに私とお母さんの種族は、村では珍しい方だった。なんで珍しいかというと、イーブイの進化形は元々個体種が少なく、しかも進化方向はブースター、サンダース、シャワーズ、グレイシア、エーフィ、ブラッキー、そして私達の種族であるリーフィア。こんな感じに進化形が多岐に渡るために、種族が同じ親子は極めて珍しいって村長が話してた。
「...はぁ、はぁ...な、なんでもっと早く起こしてくれなかったのお母さん! いや、寝過ごす私が一番悪いけれども!!」
「つ、ついうっかりしちゃって...はい、ご飯」
「ありがと。 うぅ、予定の時間まで間に合うかなぁ...」
「あなたなら何とかなるわ、きっと。足の速さなら村の中ではズバ抜けて一等賞じゃない」
「ひょうはぁけとはぁ...けほっ! ...ふう、それは一年前でしょ?最近は走ることしてないし、歩いてばかりよ?」
「運動してないわけじゃないでしょ? なら大丈夫よ、きっと」
「...ごちそうさま! うーん、そうだと良いけど...取りあえず行ってくるね。帰宅はたぶん遅くなるかも」
「はい、行ってらっしゃい。 遅くなるって言っても暗くなるまでに帰りなさいよ?」
「はーい。 じゃ、行ってきます!」
 そう言って私はドアを開けて外に出る。春の心地よい風が私の身体全体を撫でていく...気持ちいい。昨日は土砂降りの雨で不安だったけど、今日は変わって雲一つ無い快晴で良かった。けど、私はリーフィアだから雨なんて無問題だけど、やっぱり私はお日様が出てる方が好き。だって光で優しく包み込んでくれているみたいだもの。
「...さて、久しぶりの全力疾走ね。 すぅー...はぁー...すぅー...はぁー......"電光石火"っ!!」
 深呼吸の後、私は身体に風を纏ってダッシュする。西にある『桜の丘』と言う場所を目指して.........









「はぁ...はぁ......すぅーはぁー...。よし、一気に橋まで来れた」
 ココは家からだいぶ離れた橋の近辺。この橋は山々からしみ出た透明度の高い水が濁流になって流れてる場所で、泳いで渡るのはまず無理。だから一年前に村のみんなと協力して橋を作り上げて、当然私もそれに加わって作り上げたのを今でも忘れない。橋を架けたお陰か、他方の村人が訪ねてきたり、旅人が訪れたり、休憩村として賑わいを見せるようになった。
 しかも、村の近くには果汁園もあったからそれを販売したりしてそこそこ潤って、そろそろ規模的に村と言うより町に変わりつつ活気があった。
「懐かしいわねー、ココから村が始まったとも言えるべきね。 さて、ココを渡ってもうちょっと歩けば目的地に到着出来...る?」
 誰かしらアレ...うん、ブースターじゃないわね。こんな時間にココに誰か居るなんて珍しいわね、誰かしら。でも、取りあえず...
「お、おはようございます」
 挨拶はしとくべきよね、礼儀として。
「...おはよう。 ...お前、可愛い奴だな」
「えっ、それってどういう意味なきゃあ!!?」
 痛い痛い痛い!!か、噛まれた!!?なんなのよコイツ!!?
「どういうことって、今日のディナーになって貰うって事だ。こんな可愛い奴を逃してたまるか」
「うぅ...そ、それって...はぁはぁ...つまり......」
「だーいぶ溜まってる俺の相手をして貰うって事さ。簡単だろう?」
「...い、嫌よ!! なんで知らないアンタなんあぁっー!!」
「良いのか?脚が使えない物になるぞ?」
「..."エナジーボール"!」
「ぐはぁ!!?」
 痛みに耐えながら私は隠し溜めていた"エナジーボール"を全力で放つ。吹っ飛んだのを見て"光合成"で体力を動き回れるくらいまで一気に回復させた。日々、早く回復できるように色々やってて良かった。けど...
「...良い度胸だな。気に入ったぜ雌豚ぁ!!」
「ぐはっ!...げほっげほっ......」
 は、はやい...一瞬の隙を...ついて脇腹に...攻撃してくる...なんて......。まさか...コイツ......。
「...ぐっ......あなた...はぁ...はぁ...まさか...トレーナーの...」
「ふっ、どーだろな? 聞いてどうなる?」
「...貴方に適うか...はぁ、はぁ...適わないかよ......」
「そうじゃない、だったら?」
「...私は、戦うわ...可能性を...信じて......」
「ふーん...答えは...Noだッ!! "アイアンテール"ッ!」
「ま、"守る"っ!!」
 間一髪で私は忘れてた"守る"を繰り出して"アイアンテール"を受け止めた。けど...ダメージで力が入らない...このままじゃやられる...。
「頑張るねぇー? 適わないんだから負けを認めたらどうだ?」
「くっ...!! ...これ以上は......」

 パキャーン...

「きゃ!」
「...お前を葬る前に名乗ってやるか。俺の名前はクウガ、見ての通りグラエナ...だッ!!」
「ぎゃあっ!! はぁ...はぁ...はぁ...おえっ......」
 意識が...遠く...なっていく...。身体の中...が焼ける...ように痛い...。コレ...内蔵やられてる...。
「良いねぇその、消えてしまいそうな目はなぁー」
「気持ち悪い...趣味...ね......あぁっん!!」
「喘ぎ声も良い感じになってきたじゃねぇーか。 ...さて、そろそろ終わりだ。意識を長引かせた俺に感謝すべきだなッ!!」
「ぐぎゃぁぁぁあ!!!! ...あっ...あっ...あっ......」

 グラエナは"破壊光線"をリーフィアに発射...逃げも隠れも出来なく、全力の攻撃で思いっきり吹っ飛ばされた。物のように飛ばされたリーフィアはゴロゴロと転がって、身体はビクンビクン痙攣し、血だらけになっていた.........。











「......こ、ここは...?」
 私...確か...グラエナの"破壊光線"を受けて...記憶が...。けど、そんな事より身体の痛みが殆ど無い...つまり相当時間が経ってると言うこと......何処か分からないけど、早くこの洞窟から抜け出さないと。
「...真っ暗ね。コレじゃ何にも見えない......」
 周りの物音を気にしつつ、私はゆっくり立ち上がる。
「ケホッケホッ。 ...うーん、風も無理そうね。後は音だけ.........こっちから木々の音がする。それにしても...この洞窟に充満する変な臭いはなんなの?」
 何かが腐ったような臭いと、嗅いだことの無い独特の臭い...。それらの他に何種類臭いが混ざり込んで更に強烈で最悪な臭いになってて、気をしっかり持っておかないと意識が飛びそう...。
「うぅ...全く見えない...こんな時にフレアが居てくれれば......ん?」
 風を感じる...方向は西側? 助かった...吹いてる方に歩けば出られる...。でもなんだろ、こんなあっさり出れるものなの?まさか待ち構えてたりしない...わよね?
 私はそう心で心配しながら、抜き足差し足で静かに風が吹いてくる方向に歩いた。もう少しで出られる...
「...ふぅ、出れた。うわ...辺り真っ暗......それに、ココ何処かしら?」
 辺り見渡しても全く知らない場所...それに、付近で洞窟があるって事も初めて知った...。まさか...私...迷子......?
「...川を探すか、町を目指せば大丈夫かな......」
「さあ、どうかな」
「っ!? だ、だれ!?」
 茂みの方から声...足音がそんなにしないから大型の奴じゃない......寧ろ私と同じくらいの大きさ...。誰だか分からないけど、一応"電光石火"を使えるように構えておこう...。
 ...なんだろ、さっきからずっと身体が変な感じ...何かを欲してるような......って、こんな時に何を考えるの私!?
「...よう、よく眠れたか。 俺に『エナジーボール』を顔面に食らわせたクソ女め。お前はかいふくしたようだが、俺の方はまだ顔がヒリヒリするんだが」
「...まさかアンタ!?さっき桟橋で襲ってきたグラエナ!? ココは何処なのよ!吐きなさい!」
「言うわけねーだろ。それともまたバトルして痛い目にあいてーか?」
「そ、それは...」
「ふんっ、正直な女だぜ。 なら、痛い目あわずに場所を教えてくれる方法あったら乗るか?」
「えっ!? ...裏、あるでしょ」
「ない、けど約束してやる。それをやらせてくれれば返すとな。あと、その辺の雄が命令する奴隷やら、一生俺に仕えろとかは命令する気は無い。飯も与えてやらないと行けなくなるし、現状自分一人で手一杯だしな。 長々話しちまったが、どうする? 因みに拒否しても何もしないが、二度目はないぞ」
「くっ...」
 確かにそうだ...コイツが連れてきたのなら帰るのは簡単...でも、何をしようというの?それが問題。
 奴隷やらなんやら言ってるけど、感が正しければ雄が雌にする事は1つ...けど私はココを、会うはずだったフレアに渡したい...知らない奴なんかに渡したくない......。
「何をそんなに迷う。情報欲しいんだろ? 痛めつけないって言ってんだ、待たせるなら話は終わりだ」
「ま、まって!...分かった、条件飲むわ。 っで、私は何をすればいいわけ?」
「言わなくても分かるだろ? この時間で、男が女に要求する物はなんだ?」
「...やっぱり、そうよね。なら、私からもお願い。 その、処女だけは奪わないで...」
「...わ、分かった。条件飲んでやる。 けど、その言葉を忘れるんじゃないぞ?」
 ...ホントに飲んでくれるかしら......危なくなったら最悪は"守る"を使って全力で逃げるしかない...。
「ええ...それで、まず私はどうすれば...良い?」
「そうだな...まずは、仰向けになって目を瞑れ」
「...分かりました」
 言われるがまま、私は従った。頭の方から横、後ろと、草を踏む音がゆっくり移動する......。
 ...足音が止まったけど、何故か一向に何もしてこない...どういうこと?
「.........」
 薄ら目を開けて見てみたら、なんかオドオドしてる...あんな大口叩いたのにコイツ...初めて...。しかも思い通りに事が運びすぎて、迷ってるのね......。
 でもなんだろ...このお預けされてる感......やるなら早くやって、ブースターやお母さんに会いた
「...ひゃうん!?」
「コレが雌の臭いか...興奮する。 てか、なんでお前ココ既に濡れてんだ?」
「っ!? そ、そんなわけないでしょ!?」
「そうか...?」

 ペロッ

「ひやっ!! アンタ一体どこを舐めてきゃあぁぁぁあっ!!?」
「ほー、この豆見たいのがダメなのか。 おもしれぇ」
「やめっ! あっ、あぁぁぁぁぁあ!!」
 リーフィアは女の子の弱点とも言われる所を肉球でこねくり回される。何度も来る強い刺激の連続に意識が飛びそうになるが、なんとか意識を保つ。因みに逃げられるかと言われると無理に等しい。
 何故なら後ろ足でリーフィアの前足を押さえつけ、後ろ足は押さえていないが、刺激に耐えるためにリーフィア自身が足をぴーんとして動かないから固定しなくても無問題だから。それに刺激を与えるとドンドン足が強くきつく締められ、腰が少し上がってくるから無意識にバランスを取ろうとする。やってる側にとっては反応が面白いだが、やられてる本人にとっては何が何だか分からなくなってそうだった。
 そして、ずっと弱いとこを攻撃され続けてリーフィアは...
「あぁぁぁっ!!」

 ビュルルル...

 夜空に向かって盛大に悲鳴を上げ、限界に達して蜜が吹き出した。身体を大きくガクガクと震わせ、緊張が解れて酸っぱいような黄色い液体を漏らした。
「す、すげぇ...噂には聞いてたがこんなになるもんなのか...。 おい、起きろ。今度は俺の番だ」
「.........」
「あれ、もしかして壊しちまった...?」
 ゆさゆさ大きく揺らしても反応が返らず、押さえたままの姿勢で固まっていた。膨らんでる胸を押してもコレと言って大きな反応が返らない...。
 意識がないならやってしまおうと意識もあったが、意識がないと言うことは反応がない、リアルなぬいぐるみに対してやってる事と同じと思ってやるのを辞めて
「...やりすぎた...か......」
 と、盛大に後悔しながらぐったり倒れたリーフィアを背中に乗せ、彼女が出てきた洞窟もとい自分の巣へと戻っていった......。


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Last-modified: 2015-06-17 (水) 18:59:24
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