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黒雲の中の太陽

/黒雲の中の太陽

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一応最初だけ上がったので、出してみました。
まだ色々設定中ですが、頑張っていきます。


黒雲の中の太陽 

プロローグ 


太陽とはこの世を照らし出す偉大な存在である。
しかし、その光は雲に遮られてしまえば力を失ってしまう。
太陽など、其処に存在しているだけの物。輝きが無ければ其処にいる価値もない。
黒き雲の力になど勝てはしない。そんな存在でしかない。
今の私はまさに雲に覆われた太陽だ。
輝きたくても輝くことの出来ない、もどかしい状態だ。
ただ時の流れを待ち、堪え忍び、感情を表に出さない。
此処で何をしているのか、これで居ていいのかも分からない。
だからこそ、私は太陽でもなく、太陽と呼ばれる存在でもない。出来ることなら太陽なんかにでさえなりたくなかった。
でも、万能だと思われている太陽でないから、迷いや戸惑いがあるからこそ、その先に進めるのでないだろうか。
いくら雲に覆われていたとしても、隙間さえあればまた太陽は光ることが出来る。
それを知っているから此処にいる。それが今の答えだ。
静かに好機の訪れを窺い、自分の自由と感情を代償に生き続けている。
今までの事を悔やみ、そして闇から逃げ続けて、今此処にいる。
それでも、何時かまた、空に光を放つ太陽になりたいと願っている。
あの頃の…力の無かった私のせいで変わってしまった、今を…。
恐ろしさに負け、逃げ出した自分を…。助けられなかった人を…。
そして……。
大好きだった、あの大切な時間の思い出を……、全てを元に戻すために…。
それが、今私が此処にいながら、矛盾を考えている理由だ。
私がどうなろうと、今までを取り戻せれば何だっていい。
今までの私の償いだと考えても、まだ軽いくらいの事だろう。
私以外で犠牲が出なければ、それが何よりの幸せだ。
私一人の犠牲で、全てが元に戻るなら、あの人達が助かるのなら…それで良い。


この気持ちはもう変わることはないだろう。
もう…後には引けないのだ。
だから……分かって欲しい。  そして……本当に……………すまない……………。


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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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