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道と二つの月の物語

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道と二つの月の物語 

by蒼空
※この作品には特殊プレイ( 同性愛(GL)、自慰行為(雄))が含まれております。
苦手なプレイがある方は反転を、ネタバレが嫌いな方はそのままどうぞ。


望もうと望まなくとも時の流れは常に進んでいく。
再会を祝った仲間も既にまた別れの時が刻々と近づいていた。
今僕等はシュトラの送別会をリビングで行っている最中。
僕からすれば初めて会って一週間しか共に生活してないから送別会って言われてもな……。
送別会で盛り上がるメンバーを僕は部屋の隅で見ていた。

こういう時、新人は本当に肩身が狭い。結局シュトラと何かあったのは初日の黒狼騒動だけだし。
あの時はシュトラよりもセイレーンの救出がメインだったしな。実質、接点は殆どないって事か。
まぁ、一週間なんて短い期間じゃ接点なんて出来るわけないよね。

「シュトラちゃんが居なくなると寂しくなりますね」
「……騒がしかったこの家もまた静かになるか」
「そんなご主人様も姉さんもこれが永遠の別れってわけじゃないんだし。
 でも、ご主人様のその言い方は僕がうるさいみたいに聞こえるんですけど?」

そりゃそうだ。転送装置を使えばポケモンは一瞬でどこへでも行けるし。
会おうと思えばいつでも会えるわけだから大げさだよね。
……何拗ねてるんだろ僕は。ここまで蚊帳の外だと寂しいな。
シュトラはそこまで騒がしくはなかったと思うけどね。
久しぶりの再開に皆が騒いでたのは確かだけどシュトラのせいじゃないでしょ。
今回は人間の言い方が悪いね。そのせいでシュトラが眉間にしわを寄せたぞ……。
人間は全く気づいてないみたいだったけど。相変わらず鈍い男だ。

「シュトラ元気でね」
「次は折角だからマイコも一緒に来てよ」
「はい。バーニィさんもお元気で。ブリッツさんの言うとおり今度はマイコ様と一緒が来たいですね。
 そうすればもう少し長い間ここに居ることも出来そうですし」

ここに長く居ても今は部屋がないぞ。だから僕は普段、リビングで寝てるだろ。
そもそも、シュトラが来ただけで僕はセイレーンの部屋で寝泊りしてるんだし。
妹も一緒なんて言ったら誰がどこで寝ることになるやら……。
僕はムーンと一緒なら大歓迎だけどね。ムーンが逃げるから無理か。
そんな事になったらムーンは廊下で寝るなんて言いそうだし。

「次に会うときを楽しみにしてるよシュトラ!」
「お体には気をつけてくださいね。夏風邪になったら大変ですから」
「はい。次はもっと遊んでくださいねワカバさん。ツララさんも健康に気をつけてください」

だから会おうと思えば転送装置を使えばいつでも会えるってば。
健康は確かに気をつけないとね。野生では死に繋がりかねないし。
もっとも今の僕はもう野生じゃないからそこまで気にしなくても平気か。
そもそも僕は体力に自信があるしね。病気なんて大丈夫さ!
……僕に問いかけられたわけでもないのに何でノリノリでだろう。
虚しい。今ここに僕の居場所がないですよ……。僕、完全に空気になってるな……。

「マイコに迷惑をかけるなよ」
「もぉ、兄さんったら。僕もいつまでも子供じゃないんだから!」
「そうやってムキになるところがまだ子供なんだよシュトラ」

ムーンがシュトラをからかっている。美しき兄妹愛……で良いのかな?
頬を膨らませて不機嫌そうにそっぽを向くシュトラが可愛いよ。
シュトラが僕の方を向いたとき一瞬目が合ったね。
しかし、すぐにムーンの方を向きなおす。その動作が凄い不自然だったな。
……もしかして僕って避けられてる? そこまで露骨に目を逸らさなくても良いと思うけど。
シュトラにとって、僕は兄をたぶらかす悪女とでも言いたいのか?
何て考えてるうちにシュトラはすっかり他のメンバーに囲まれ見えなくなる。
ここに居ても僕の居場所はないし憩いの場の屋根上へと行こうかな。
シュトラの送別会で僕はシュトラと殆ど面識がないんだし居なくても問題ないだろうし。
皆も僕の事を気にしてないし抜けるなら今の内かな?

僕は皆に気づかれないようにそっとリビングを出て行った。



リビングを出て僕は屋根上で一匹で風を浴びている。
皆が騒いでるリビングと比べるとここは静かで居心地が良いな。……暑いけど。
別に皆に嫌われてるから一匹で居るわけじゃないんだけどね。ここが僕の憩いの場なだけだし。
正直に僕は皆で騒ぐのが苦手なんだよな。……以前の主人でも仲の良いポケモンは居なかったからね。
寧ろ前の主人は馴れ合いを嫌ってたからな。誰もが一匹狼だったからね。
それ故に使えない奴は容赦なく捨てられるし、誰も悲しまない。
今の僕からすればそんな主人のどこに懐いてエーフィに進化したんだか不思議に思うよ。

「ひゃっ!!」

ん? 後ろから誰かの悲鳴が……。
僕は後ろに振り返るとシュトラが足を滑らせ転んでいた。
屋根から落ちてなくて安心したよ。この高さ、僕は平気でもシュトラはどうか分からないからね。
取りあえず一言声をかけておこうかな。でもここに何の用だろう?

「シュトラ大丈夫? ここに何か用でもあったの?」
「は、はい大丈夫です。僕は屋根上じゃなくてルナさんに用があるんです」
「……僕に用?」

……何だろう? 僕が送別会を抜けたことをそんなに気にしてたのかな?
いや、それだったらわざわざシュトラ本人が来なくても良いしね。

「気づいたらルナさんがリビングから居なくなっていて兄さんが多分ここに居るだろうって」
「ムーンが僕の居場所を知ってるなんて……。逃げてるようで意外に僕の事見てくれてるんだ……」
「そうみたいですね。僕もこの一週間で兄さんとルナさんが一緒に居るのって殆ど見てないですし。
 兄さんももっと積極的にアプローチしないといけないと思うんですよ。ルナさんもそう思いません?」

……それはシュトラが僕とムーンの関係を応援してくれてると考えて良いんだろうか?
まぁ、そうじゃなきゃこの質問自体が無意味になるからな。

「……確かに。もう少しムーンからアプローチがあっても良いとは思うね。
 僕からアプローチしても結局逃げられるだけだしな……。
 ムーンが浮気してないか不安になってくるよ……」
「兄さんに浮気するほどの度胸はないですから大丈夫ですよ」

……ムーンに浮気するほどの度胸がないって妹にまで言われてるし……。
いや、ムーンが仮に浮気してても僕は人の事言えないしな……。
ムーンが一番なのは変わらないけどさ。

「そういえば、ルナさんって兄さんとどこまでいったんですか?
 兄さんの性格だとやっぱりキスもまだだったりします?
 顔を合わせただけであのてれようじゃキスなんてしたら気絶しそうですよね」

……以前にもバーニィに同じ質問をされたな。
バーニィの方はキスまではいったと思われてたけどさ。
さて、ここはシュトラに何て言いましょうか。
正直に「ムーンとは交わってるよ」なんて言えない気もするし……。
でも、交わったって言っても僕が一方的に攻めてムーンからは何もしてくれてないしな……。
僕がムーンを襲ったって言えばそれで済んじゃいそうな感じもする……。
いや、でもムーンも拒絶しなかったし、カウントしても良いよね?

「……あの兄さんとの関係はそんなに触れちゃいけなかったですか?」
「あ、いや別にそんな事はないよ。ただ何て言おうか思いつかないだけだからさ。
 本当は性行為までいってるけどなんて誤魔化かと思って……」
「そ、そこまで兄さんと!? いえ、そこまでいったから兄さんが会っただけで顔を赤くするんでしょうね」

ああ! 思いっきり口が滑ってとんでもない事を言ってしまったぁああ!!!
……でも、間違ったことは言ってないし開き直るしかないよね。
流石にシュトラも今の僕とムーンを見てそこまでいってたなんて思わないよな。
僕が第三者で見たら絶対にそう思えないし。それだけは断言できるよ。

「……じゃあ性行為は姉さんが先ってわけじゃないんですね……」

え!? 何でシュトラが知ってるの!?
凄く小さい声で呟いたけど僕にはしっかり聞こえてますよ!!
そして、やっぱり誰かには聞かれていましたか……。
あそこまで響けば誰かは聞いてるとは思ってたけどさ。
でも、聞かれたくない方に聞かれたようですけどね……。

「その……ルナさんは姉さんとはどんな関係なんですか?
 この間、随分親しそうにしてたのを聞いたんですけど……」

今度は僕の口から直接聞く気ですか……。
知ってるいじょうは下手な回答は誤解を招くだけだよね。

「別に他のメンバーと変わらないけど?」
「……そうなんですか。じゃあ、この間の浴場の一件は何なんですか?」

……やっぱり。ここで意地でも僕に言わせたいらしいね。
ムーンの妹にしては随分と積極的だな。ムーンにも見習って欲しいよ。
実際には他のメンバーと変わらないって事は嘘じゃないんだけどな。
だって全員交わってますからね。バーニィなんか直接処女もいただいてるし。
さてと、じゃあとぼけ続ければシュトラの思惑も見えてくるかな?
でも、恥ずかしさから顔を赤らめて俯いてるシュトラが萌えですね。

「……セイレーンとのスキンシップだけど? 別にセイレーンだけじゃないしね。
 ムーンを入れて雄は二匹、セイレーンを入れて雌は四匹と交わってるし……。
 だから、さっきの言葉通り別に他のメンバーの対応と変わらないけど」
「え? ええと雄が二匹だと当然兄さんとツララさんの両方ですよね……。
 雌が四匹だと姉さんが決定で……。この家のポケモン全員じゃないですか!?」

反応がセイレーンと似てるな。流石セイレーンと生活が長いだけはある。
僕の答えを聞いて顔を更に赤くさせてるね。この表情の変化はムーンとそっくりだよ。
やっぱり兄妹は似るもんなんだねぇ。セイレーンとシュトラは姉妹じゃないけど。
まぁ、僕も顔すら知らない兄弟や姉妹が沢山いるはずなんだけどさ。

「……そのじゃあルナさん。僕もその数に入れてもらえませんか?
 僕、ルナさんに助けられたあの日に好きになりました。
 強くて危険を顧みず守ってくれてるヒーローのような方が僕の好みなんです。
 僕にとってあの日のルナさんは正しく理想通りのヒーローでした。
 今日までしか居られない僕にルナさんとの思い出をつくらせてください!」

シュトラからの告白ですね。ちょっとだけ、からかってみようかな。
僕もこれだけの人数に告白されると、もう驚きもしないけどさ。
もっと可愛い顔が見れるかもしれないし。僕ってやっぱSだね。

「ここで僕が嫌って言ったらシュトラはどうするの?」
「……今ここで聞いた話を全部兄さんに話します。
 ルナさんもこの話を兄さんに知られたら色々と不都合があるんじゃないですか?」

うわ! もっと懇願してくるかと思ったら脅迫できた!?
シュトラって思った以上に逞しいな。流石連れ去られても平然と生活してだけはある。
この言葉はからかうつもりだけだったし、断わる理由は何もないから良いんだけどね。

「今の質問は勿論冗談なんだけどさ。別に僕は構わないけど。折角可愛い妹の頼みだしね」
「ふぇ!? そ、そんないきなり妹って言われましても……。で、でも兄さんとルナさんがくっ付けばそうなるんですよね!?
 ルナさんの妹ですか……。それもかなり良いですね。でもそれは僕とはくっ付かないって意味でもあるんですよね……。
 嬉しいような、悲しいような……。でも今回はシてくれるんですから素直に喜ぶことにします」

喜んだり落ち込んだり喜怒哀楽の変わりが激しいなシュトラ。
てれて慌てる様が本当にムーンに似てるね。流石は兄妹。
普段は性格が真逆なのにこういう反応は似てるんだから不思議だよ。

「まぁ、今はそんな事どうでも良いんじゃない? 楽しもうよ」
「は、はい! ありがとうございますルナさん!!」

さて許可も取ったところで始めましょうか。
ムーンと初めての場所でその妹もヤっちゃうんだから運命を感じるよね。
……朝にここでこんな事したら誰かに見られるかな? まぁ良いか。
見られたなら逆に見せ付けてやろうじゃないの。

僕はシュトラを抱きしめゆっくりと顔を近づけていく。
そして唇と唇が触れあい僕は舌をシュトラの口内へと侵入させる。
はじめは戸惑っていたシュトラも次第に自分から舌を絡ませてきた。
しばらく互いに舌を絡ませ唾液を交換し合う。
口内を犯すのに満足した僕はシュトラから口を離す。
シュトラはまだ満足していなかったのか名残惜しそうな顔をしたね。

「別にそんな残念そうにしなくても良いんじゃない? お楽しみはキスだけじゃないんだからさ」
「で、ですがその……そうですね。あの、続きを……お願いしても良いですか?」

シュトラが顔を赤らめて仰向けに転がり僕に無防備な腹をさらす。
しかし、恥ずかしいからか秘所は尻尾で隠してるね。そこが可愛いけどさ。
ここはすぐにでも襲いたいところだけどそれだと僕が変態みたいだしな……。
まずはじっくりとシュトラの身体を眺めましょうか。

幼さが残ってはいても決して子供ではない綺麗で整った顔。
きちんと手入れの行き届いた美しい毛並み。
まだ控えめではあるけど将来の期待できそうな胸。
こうして考えてると随分とレベルの高いの雌だよね。

「……そんなにじっくり見られると恥ずかしいです」
「じゃあ、もっと恥ずかしいところでも見せてもらおうかシュトラ。尻尾、どけてくれるかな?」
「あの、その、ええと。……分かりました」

シュトラがゆっくりと尻尾をどかしていく。
尻尾をどかして顔を覗かしたのは既に湿っていて魅惑の輝きを放つ秘所。
キスと視姦だけでこんなに感じちゃうなんてね。

「もうこんなに濡らしちゃったんだ。エッチだねシュトラ」
「ダメ……でしょうか?」
「そんなことないよ。じゃあ、はじめるからね」

折角秘所を曝け出してもらったんだからここから弄りましょうか。
右前足でまずはゆっくりと秘所を撫でる。
気持ち良さそうな顔はしてるけど嬌声を聞かせてくれないね。
こんな場所でヤってるのもあるのか声を出さないように意識してるのかな?
でも、それじゃあ僕が満足できないんだよね。

「我慢しないで声を出しちゃえば楽になれるよシュトラ」
「だ、だってこんなところで大きな声を出したら誰かに気づかれちゃいますよ……」

やっぱりシュトラが声を出さなかったのは周りを気にしていたからか。
寧ろ、野外プレイはその羞恥心を煽るのが良いんだけどさ。

「でも、誘ってきたのはシュトラからだよね。今更恥ずかしいってのは酷くない?」
「それは……そうですけど。やっぱり恥ずかしいですよ……」

可愛すぎるよシュトラ。声を出してくれないなら声を出すまで苛めてあげる。
今僕等が性行為をしているのが屋根の上って事を忘れるくらいまでね。
さて、手始めにシュトラの胸を堪能しましょうか。僕は胸フェチですし。

僕は右前足でシュトラの乳房を弄り始める。
……触った感触的にこの年で既に僕より大きい。僕ってかなりの貧乳ですね……。
まぁ当然、僕の方が胸囲はあるけどさ。それは僕が進化してるからであってシュトラが進化したら確実に抜かれる……。
僕が胸の大きさで勝てるのなんて、やっぱり雄のツララにだけか……。虚しい……。
秘所を弄って声を出さなかったんだから、これくらいじゃまだ声は出さないね。
もっともこれくらいじゃで堕ちたら楽しめないけどさ。
シュトラを更なる快楽へ誘うために僕は左前足で乳首を弄る。
つまんだり、転がしたりするうちに段々と乳首が硬くなってきましたね。

「……んん」
「ふふ。ようやく堕ちてきてくれたねシュトラ」
「……ぼ、僕はまだ堕ちてないです。……本当です」

シュトラ。その強がりがいつまで続くかな?
さて、ここから更なる快楽を与えてシュトラの嬌声を聞かせてもらおう。

僕は尻尾でシュトラの秘所を撫で始める。
意外に器用に動くこの尻尾は本当に便利だよ。挿入もできるし。
こんな事で尻尾の便利さを実感する僕ってやっぱり変態ですね。寧ろ、変態で何が悪い。
尻尾から感じるシュトラの湿った秘所の感覚に僕も興奮するよ。

「んぁああ!! ダメですぅう! そんなに沢山同時に攻めないでくださいぃいい!!」
「流石にこれは耐えられなかったね。良いねシュトラの嬌声。もっと僕に聞かせてよ」

遂に堕ちてくれましたね。実に良い声だ。
この艶かしい声を聞いてるだけで僕も感じてきちゃうよ。
さて、声を出したって事はシュトラも相当感じてる証だよね。
このまま一気にイかせてあげようかな。

尻尾の先端を少し秘所の中へと挿入する。
シュトラの許可を得てないから破らないように慎重にしないとな。
尻尾を入れた瞬間にシュトラの秘所が僕の尻尾をちぎるように締め付けてくる。
敏感な尻尾をこれだけ締め付けられたら僕も感じちゃうよ。
これだけでも十分気持ち良いけど、もっと気持ち良くなりたいよね。
僕は更に快楽を得るべく尻尾を動かし始める。

「気持ち良いです!! ルナさんもっとぉお!」
「僕もシュトラが締め付けてきて凄く気持ち良いよ」

ここまで声を出すなんてシュトラの羞恥心は完全に打ち砕かれたみたい。
そして絶頂まであと少しって感じかな? 僕もそろそろイきそうだし一緒にいけそうだね。
止まりかけてた両前足で乳首をつねってあげる。

「ダメェエエ!! イっちゃう! イっちゃいますぅううう!!!」

え!? ちょっと待ってよ! 僕まだイってない……。
ちょっとやりすぎちゃったかな。シュトラは流石に疲れたのか息が荒いし……。
僕のこの身体の疼きはどうすれば良いんだよ!!
取りあえず秘所から尻尾を抜き去るとシュトラの愛液でテラテラと怪しく光っている。
……尻尾を舐めれば僕もイけるかな?

「……はぁはぁ。僕だけ先にイってしまってごめんなさい。
 それにルナさんの尻尾を僕の愛液でこんなに汚してしまって……。
 そんなに尻尾を見て……。汚いのは嫌ですよね? すぐに綺麗にします」

シュトラが虚ろな瞳のまま僕の尻尾を握り締める。
そして自分の愛液がついた尻尾を丁寧に舐め始めた。
自分で舐めようと思ってたのにシュトラが舐めてくれるなんて……。

「んぁあ!! 気持ち良いよシュトラ。そのまま続けて……」
「え? これでルナさん感じてくれてるんですか? なら、僕頑張ります」

シュトラが僕の言葉に反応して舐めるスピードを早くする。
更には舐めるだけでなく尻尾の先をしゃぶってきた。
こんな刺激を与えられてはイきそびれた身体が黙ってはいない。

「んぁああ!! 良いよぉシュトラァア!! これで僕もイけるよぉおお!!!」
「ルナさんにもイってもらえて良かったです」

僕の身体は快楽を受け入れ絶頂を向かえる。
やっぱり自分でするよりも誰かとシた方が気持ち良いね……。

「……でも、別のところが汚れてしまいましたね。こっちも僕が綺麗にします」

シュトラが僕の広げた股間を見て妖しく微笑んでいる……。
つまり、シュトラが言いたいのはそういう事ですか?

「じゃあ、ルナさんいただきますね」
「ちょ、ちょっと! イったばかりで敏感だから……ひゃぁあぁん!!」

シュトラが僕の答えを聞く前に秘所を舐め始めた。
イったばかりで敏感な身体は与えられる刺激に過敏に反応する。

「舐め取ってるのに全然綺麗になりませんね……」
「あぁああん!! 分かってやってるでしょシュトラァア!!」
「何がですか? ルナさんの質問の意味が僕には分からないですが?」

……嘘つくなシュトラ。妖しく笑ってる時点でバレバレだよ。
でも、気持ち良いのは確かなんだよな……。頭の中が真っ白になりそう。
シュトラは舐めるだけなく遂に舌を僕の秘所の中へ入れてきた。
ここまでされると気持ち良過ぎて逆に変になりそうだよ……。
これ以上、刺激を与えられたら早くも二回目の絶頂を向かえそう。

「ダメ!! それ以上はイくぅう!! イっちゃうからぁあああ!!!」

結局、僕は呆気なく二回目の絶頂を向かえることになった。
正直にこんなに連続でイかされると肉体的にも精神的にも疲れる……。
僕は立っている事さえ出来なくなって屋根に倒れた。
そんな僕を見てシュトラが隣に寝転んでくる。

「ルナさんが激しく攻めてくるからお返しですよ」
「……まったく。やってくれるよ」

僕はシュトラを抱きかかえ右前足でシュトラの頭を撫で回す。
くすぐったそうにしながらもシュトラは喜んでくれてるね。
僕等がじゃれ合っていると誰かの足音が聞こえてくる。
冷静に考えるとこの惨状を見られるのは不味いかな?
まぁ、ムーンに見られなきゃ大したことにはならないと思うけどさ。

「ルナさんもシュトラちゃんもここに居たんですね。何をしてたかは惨状を見れば理解出来るので直接は聞きませんけど……。
 シュトラちゃん、そろそろ戻る時間ですよ。身支度はきちんと出来てますか?」
「え!? もうそんな時間ですか!? そ、それに姉さん達は送別会をしてたんじゃ……」
「時間を忘れてルナさんと楽しんでいたようですね……。支度はしてないのは既に確認してましたから。
 今回は私が支度を済ませておきましたけど、楽しむんならきちんとやることを済ませてからにしないと……。
 それと慌てて戻ろうとしたけどそんな格好で帰れるのシュトラちゃん?
 送別会の話ですけど主役が抜けたんじゃ続ける意味はないでしょ? 皆さん、もう解散してますよ……」

セイレーンが僕等二匹を見て呆れている。
そりゃ、会って一週間も経ってないシュトラと性行為してたら呆れるか……。
シュトラはセイレーンに指摘されてようやく自分の惨状を認識したみたいだね。
何かこうやって性行為の後の惨状を誰かに見られるとバーニィと交わったときを思い出すよ。
あの時もワカバとツララに見つかって大騒ぎしたんだよね。
まぁ、今回はムーンじゃなくて良かったのかな。

「取りあえず私がお二人を洗いますので並んでください」
「はい、分かりました姉さん」
「よろしく頼むよセイレーン」

僕等が並んだのを確認してセイレーンが水鉄砲を放つ。
水鉄砲が当たった箇所の汚れは綺麗に落ちていく。
流石は本家水タイプ。威力の調整が上手いよ。
ツララの水の波動は汚れを落とすのにムラがあったからね。

「ふぅ。これで下りてっても大丈夫ですね。シュトラちゃんは先に降りていってください」
「皆で一緒に下りていけば良いんじゃないですか?」
「……ここで皆で一緒に下りたら話がややこしくなりそうですから。
 ここで何があったか皆さんに……とくにムーンになんて話すつもりです?
 それに私はルナさんと少しお話があるので。ですからシュトラちゃんは先に降りててください」

シュトラは僕とセイレーンを交互に見て「……分かりました」と一言だけ呟く。
その表情を見れば明らかに納得できてないのが良く分かるね。それでもちゃんと下りてったけど。
でも、一瞬だけシュトラが妖しく笑ったように見えたのは僕の気のせい……だと良いんだけどな。
セイレーンはシュトラが見えなくなったのを確認して僕の方を見てきた。
話ってのは、どう考えても今回の事だよね。それ以外に思いつかないし……。

「ルナさん、今回のシュトラちゃんの件ですがどういうことですか?
 流石に出会って一週間で性行為をするのはどうかと思いますけど」

……セイレーンさん、何故そこまで怒るんですか?
嫉妬には見えないから『妹』へ手を出したからかな?
いや、でも誘ったのは僕からじゃないし……。

「え~と。セイレーンはやっぱり妹に手を出したのを怒ってる?」
「……当たり前じゃないですか。ルナさんがシュトラちゃんにこんなに早く手を出すなんて……」

そんなに睨まないでください。そして怒るのは『こんなに早く』ってところなんだ。
一週間で早いって言うけどムーンは出会ったその日にヤってるしな……。
このことを言ったらセイレーンはどんな反応をするかな?

「でも、僕はムーンとは出会ったその日に交わってるけど……」
「……え? 出会ったその日ってことはルナさんがご主人様のポケモンになった日ですよね?」
「うん。勿論そうなるよ。だからシュトラが一週間で早いって言われても……。
 それに頼んできたのはシュトラからなんだよ。今日までしかここに居れないからって。
 後、この間の僕とセイレーンの風呂場の事を聞かれてて性行為しなきゃムーンに話すって言われてまして。
 そこまで言われたら断わることなんて出来ないでしょセイレーン?」

僕の言い訳にセイレーンの表情が見る見る青ざめていく。
真面目な姉と思われてる妹に実際は『淫乱』だったってバレたんだもんね。

「そ、それはしょうがないですね。まさかあの日の事をシュトラちゃんに聞かれたなんて……。
 私はこれからどんな顔をしてシュトラちゃんと話せば良いのでしょうか……。
 シュトラちゃんってマイコさんに似て意外にこういう事を話す子ですから、もしかしたら……。
 それでこのことがムーンに知られたら……。私ってただの変態じゃないですか!?」
「そんなに落ち込まなくても良いんじゃない? セイレーンが変態でも僕は好きだよ。
 寧ろ、僕はエッチな子の方が好きだよ。だから元気を出して。
 それに変態を挙げて言えば、ここの雌は全員僕と肉体関係を持っているわけですし。
 ワカバなんて自分の弟とも肉体関係持ってるし。別に気にしなくて良いんじゃない?」
「……うぅ、ルナさん。そんな直球で変態って言わなくても良いじゃないですか……。
 ですが、ルナさんが慰めようとしてくれているのは分かりました。ありがとうございます」

セイレーンは少しだけ元気を取り戻してくれたみたい。良かった良かった。
正直に言うと他者との関わりが少ない僕は慰めたりするのは苦手だからね。

「じゃあ、逆にシュトラだけが戻ってるのも不振に思われるだろうしさ」
「そうですね。私達も戻りましょうか。いきましょうルナさん」

僕等はいつまでも皆を待たせるのも悪いと思い話を中断し屋根を下りていった。



僕とセイレーンがリビングへ戻ると既にシュトラは帰りの支度を済ませていた。
……と言っても元々セイレーンが済ましておいてくれたんだったね。
僕達がリビングへ入るとシュトラが妙に嬉しそうにする。……何考えてるんだ?

「あ! ルナさんに姉さん、随分遅かったですね! 屋根上で何をそんなに話していたんですか?」
「この間の風呂場の件って言えばシュトラには通じるでしょ? 別に大した事じゃないよ」
「……十分理解しました。確かに大した事じゃないですね」

シュトラには通じたけど流石に回りの皆さんは不思議そうにしてるね。
だからと言って風呂場の件が何かは言う気はないけどさ。言おうとしてもセイレーンが止めるだろうけど。
て言うか、僕等が屋根上で話してたのを言ってしまったらシュトラに先に行ってもらった意味がないでしょ!

「皆さん今回は短い間でしたけどとても楽しかったです。次に会えるのを楽しみにしてます」

シュトラが型通りの挨拶をする。そういうのって聞いてる方はつまらないんだよね。
それに型通りだと心がこもってないようにも感じるし。シュトラはもっと砕けていいと思うけどな。
……セイレーンとムーンに見て育ったんだからそれは無理な話か。二匹とも真面目だからな。
でも、控えめなツララは元気なワカバを見て育ってきたんだよね。世の中って不思議だ。
まぁ、それを言ったら消極的な兄を見て、積極的な妹が育ってるんですけどね。反面教師ってやつかな?
さっきセイレーンがさり気なくシュトラはマイコに似てるって言ってったけ。
僕もこの家のポケモンになったわけだから機会があれば会っておきたい気はするけどね。

「あ! そうだ兄さんに伝えておきたいことがあるんです! 耳を貸してもらえますか?」
「……一体何だよ? そんな耳を貸してくれだなんてさ」

文句を言いながらムーンはシュトラの元を歩いていったよ。
そうやって文句や愚痴を言いながらでも、しっかりやってくれるのがムーンの良い所だよね。
なんだかんだ言っても二匹とも兄妹思いで仲が良いよね。……少し羨ましいかも。
兄妹か……。僕も居るはずなんだよな。会ったこともないし居すぎて実感わかないけど。
ここからだと流石にシュトラが何を言ってるかは聞こえないな。
もっとも、僕等に聞こえて困るからムーンの耳元で話してるんだよね。

「え? それって、どういう意味だよシュトラ!?」
「……どうって言われても困りますよ兄さん。伝えた言葉通りの意味ですから。
 それでは皆さんお世話になりました。僕はこれで失礼します。
 ご主人様。マイコ様への転送をお願いしますね」
「分かったよ。……まったく俺はパソコンて言うか機械は苦手なんだよな。
 最近のは機能が多すぎて俺には使いこなせないからな……。セイレーン、一緒に来てくれ」

人間の頼みにセイレーンは素直に「分かりました」と答える。素直だねぇ。僕は絶対文句を言うね。
そして、人間は機械にも弱かったのか。それじゃ今の社会は生きていけないぞ。
シュトラの言葉を聞いたムーンは妙にソワソワしてるね。何を言われたんだろう?

セイレーンとシュトラ、ついでに人間はリビングを出て行ったね。
これがシュトラとの別れってのも何か寂しい気がするけど……。永遠の別れじゃないし。
人間達が居なくなると他のメンバーは各自解散していったね。
今日は冷房がついてないのでここに残るのは誰も居ないかな?
なんて考えてるうちに気が付いたらムーンが残ったよ。
珍しい。いつもは真っ先にリビングから出て行くのに。何かあったのかな?

「あの、その……ルナ。ちょっと良いかな?」

ん? ムーンから僕に話しかけてくるなんて珍しいな。
それに僕に声をかけるだけで顔を真っ赤にしてどうするんだよムーン。
僕達は一応、恋人同士ではありませんか。そんなに改まってどうするんだ。
なんて言っても出会ったその日からろくに進展もしてないしな……。
この数ヶ月間、僕は一体何をしてしていたんだろう。
……他のメンバーとの性行為ですね。今日でシュトラも含めて全員いただきましたし。

「別に構わないけど。それにしてもムーンから僕に話しかけてくるなんて珍しいね」
「そ、そうかな? 俺はそんなことないと思うけど?」
「はぁ~。そのぎこちないしゃべり方は何とかならないのムーン?
 初めて会ったときの方がしっかりとしゃべってた気がするけど」

……ちょっと言い過ぎたかな? ムーンがすまなそうにしてるし。
でも、最近ムーンが逃げてばっかりで話しかけてくれなかったのは事実だしね。
この前の黒狼騒動では僕の事を無視してセイレーンの心配なんかしちゃってさぁ。
……完全に嫉妬ですね。ここで意地を張ると話が終わりそうだから止めておこう。
折角ムーンから話しかけてくれたのに自分から話を終わらせることはないよね。

「その……ごめんルナ。確かに俺が意識し過ぎてたのはあるかもしれない……。
 だからこそ、俺の気持ちを改めて聞いて欲しいんだルナ。俺はルナの事……」

え? こんなところで何をいきなり!?
も、勿論嬉しいけどさ。シュトラに一体何を言われたんだ!?
やっぱりこの後は「好きだよ」しかないですよね?

「いや~。やっぱりパソコンの事はセイレーンが詳しいな! おかげで助かったよ!」
「ご主人様も少しは慣れた方が良いと思いますよ」
「おまたせ! シュトラをマイコの所に帰してきたから解散……って既に解散してるし!!
 俺はまだ解散の号令は出してなかったぞ!! まぁ、話すことが会ったわけじゃないから良いんだけどさ」

ムーンが覚悟を決めて改めて告白しようとしてたのに何てタイミングで帰ってくるんだ!!
人間とセイレーンがリビングに戻って来たからムーンも慌ててるじゃないか。

「失礼だとは思いますけどムーンとルナさんが二匹きりだなんて珍しいですね。
 ……もしかして私達はお邪魔でしたか? 私にはそう見えたので退場しますね。お邪魔してすみませんでした」

セイレーンが人間を引っ張りリビングを後にする。
流石はセイレーン。気が利いてるよね! ……なんて今回は言えないな。
人間は妙にニヤついてるし。何か変なことを考えたのは確かだろうね。
まぁ、僕等の関係は既に知ってるから今更隠す必要もないけどさ。
もう一度、二匹きりになったリビングで僕等は互いに無言になり重たい空気が僕等を包み込む。
何か言わなきゃいけない気もするけどそれを僕から言っても良いのかな……。
本来はムーンが言うことがあったのにそれを僕が催促するのも良くないだろうし……。
ここでムーンに催促して僕が空気が読めない嫌な雌だなんて思われたくないしな。
ムーンと一緒なら短く感じる時間が今だけは凄く長く感じる。こんなの初めてだよ。

「ルナ、呼び止めちゃってごめん。何でもないから今の事は忘れて……」
「あ! ちょっと待ってムーン!!」

この空気に耐えられなかったのかムーンがリビングを飛び出していく。
僕の呼びかけはムーンには届かなかったらしい。……悲しいな。
……何かこの構図って雌に逃げられた雄に見えなくもない気も……。
実際は僕が雌の方だしムーンが雄なんだけどね。

「ルナ。今、ムーンがかなり思いつめた顔をして二階へ駆けて行ったけど何かあったの?」
「ブリッツ!? 何でこんな所に!? それにムーンが思いつめた顔って!?」
「え~と。どうしてって言われても……。ちょっと小腹がすいたから木の実でも摘み食いしようかなって。
 そうしたらムーンがリビングから急に飛び出してきて。……ムーンと何かあったの?」

なるほど摘み食いね。ブリッツらしい。
警報機は殆ど意味を成さないって言って結局はずしたしね。
それだからか目の前に摘み食いをしようとしてる方がいるし。
最近、木の実の減りが激しいって人間が頭を抱えてたけど犯人はブリッツか。
まぁ、人間も予想はしてるみたいだけど決定的な証拠を掴めてないならブリッツはとぼけてるけど。
これなら警報機をはずさない方が良かったんじゃないのかな。
でも、今はそんな事よりも思いつめた顔をしてるらしいムーンが気になるね。

「何があったかは僕も聞きたいよ……。さっきのシュトラの耳打ちから妙でさ。
 余程変な事を言われたとしか思えないんだよね……。ブリッツは心当たりない?
 僕はシュトラと一緒に居た時間が短いから予想も出来なくてさ……」
「心当たりって言われても……急には思いつかないよ。
 でも、ルナを気にしたってことはルナ関係の事を言われたのは間違いないんじゃないかな?
 ムーンのあんな顔は僕も見たことないし。セイレーンならありそうだけど。
 セイレーンに話してみれば何か分かるかもしれないけど。聞いてみたら?」

……シュトラがムーンに耳打ちしたのは僕の事?
今回のムーンの行動からシュトラが変な事を言ったのは確かだよな……。
シュトラが知っててムーンが知らないことって……。
確かにセイレーンに聞けば何か分かるかも知れないな……。
でも、この前セイレーンにムーンの事聞いたら不機嫌そうにしたし……。
ムーンの用件だけでセイレーンに会いに行くのも気が引けるな。

「もしかして、ムーンにルナが僕等と交わったのがバレたとか?
 流石に僕はシュトラの前……と言うか皆の前では肝試しのときに交わったことは口にしてないよ。
 僕が話してルナの秘密がバレて僕の事嫌いになられたら嫌だし……」

それか!? 確かにその事実はムーンが知らなくてシュトラが知ってる!
でも、それじゃあシュトラは完全に契約違反だぞ!? 本当にそんなのか?
こうなったら今度は僕からムーンに押しかけるて質問に答えてもらうしかないな。
答えてくれるか分からないけど……。行く前から諦めたらそこから進まないし。

「ありがとうブリッツ! もしかしたらそれかもしれない!」
「っひ! い、いきなり大きな声を出さないでよルナ。ビックリするじゃない……。
 誰がバレたかは分からないけどムーンって一途だから相当ショックを受けるんじゃないかな?
 それと……摘み食いの事はご主人様には言わないでね。お願いだよルナ。
 これがご主人様にバレたら僕のご飯の量、絶対減らされちゃうし。……うぅ。考えただけで怖いよぉ~」

……誰と交わったかを言ったかは分からないけどシュトラは僕が全員と交わったって知ってるよ。
この事実をムーンにバラすなんてシュトラは一体何を考えてるんだ!?
完全にこれだと決まったわけではないけどさ。その説が有力すぎて怖いんですよね……。
いつもの事だけど、これくらいの声でで驚くなよブリッツ……。本当に臆病だな。そこが可愛いんだけど。
摘み食いの件は釘を刺さなくても人間に言う気はないって。ブリッツは心配性だな。
ブリッツが僕の秘密を言わないように、僕もブリッツの秘密を言うつもりはないし。

僕はブリッツに別れの挨拶をしてから、リビングを飛び出し階段を駆け上がった。



二階に上がった僕は取りあえず辺りを見渡す。
流石に、廊下をウロウロしてはいないか……。
ムーンが居そうな場所って言うとやっぱり自室かな?
手がかりがない以上はまずそこを調べるが手っ取り早いか。
僕の能力も天気を調べるのには向くんだけどな……。
生き物の動きは空気の動きが微弱だから距離が遠いと判別が難しいし。

ムーン部屋は向かって右の部屋だったな。
あの日以来ムーンの部屋には入ってないから少し緊張するよ。
何て言ってる場合じゃないよな……。
僕はムーンの部屋に着くとまずノックする。
ここに居れば返事をするとは思うけど……。
返事はないな……。居ないのか? それとも返事をしたくないだけか……。
鍵はかかってないみたいだね。なら、勝手に入らせてもらおう。

「ムーン居る!?」

取りあえず大声を出して部屋に入る。
部屋の中には誰も居ない……。ここじゃないのか。
流石に家具の中に隠れてるなんてないよね?
そんな事はないと思うけど一応確認しておこうかな。
僕は手当たり次第に家具を開けていきムーンが居ないか確かめる。
……流石に居ないか。特に変わった物もないし。良かったムーンに変な趣味がなくて……。
でも、健全な雄ならエロ本の一冊くらいならあっても良いと思うんだけどな。
開けた家具はきちんと閉めていかないとな。後で騒ぎになりそうだし。

じゃあ、後ムーンが行きそうな場所は……。
知られたのが僕との肉体関係なら誰かの個室に行くとは思えないし……。
でも、個室を除くと後は屋根上しか残らないけど……。
僕は良く行くけどムーンは全然行かないしな。

まずは屋根上から行って居なきゃセイレーンの部屋にでも行ってみるか。
ムーンに関しては僕よりもセイレーンの方が詳しいし。聞いたほうが早いでしょ。
でも、自分の彼氏の事を彼氏の幼馴染の雌に聞くのって不味いよね……。
その幼馴染の雌は僕の事を好きって行ってくれてるわけだし……。
今は少しでも時間が欲しいしな。その時は素直にセイレーンに聞くか。
頭を下げてでもムーンの事を教えてもらうしかないよ。
屋根上行くのって結構面倒なんだよな……。
実際は誰かが登ることを想定した作りじゃないし。
皆も屋根の上なんて全然行ってないって答えてるしね。
でも、屋根の上は夜になると星が良く見えて綺麗なんだよな。
昼でも遠くの景色が見えて楽しいけどね。昼も夜も両方とも味があるんだよね。
だからこそ、僕は屋根の上が好きなんだけどさ。それは皆も素直に納得してくれたし。

僕はムーンの自室を出て、廊下の端の窓から屋根に飛び乗って上を目指す。
足場も悪いから危ないんだよね。僕は慣れてるけどさ。と言うか何回も行くから慣れた。
ブリッツは絶対に来ないだろうね。行った事があるって話も聞いたことないし。
シュトラなんかイーブイで身体が小さい分かなり大変だったみたいだね。
戻るときも危なっかしい足取りで下りていってたし。来るときも足を踏み外してたしな。

「……ルナ……」

ん? 今、ムーンの声が聞こえたね。
ということは、上にムーンが居るって事か。
ムーンが屋根上に行くなんて珍しいな。
さて、屋根を素早く上ってムーンにシュトラから何を聞いたか答えてもらおうか。
……素直に答えてくれるかな? 無理矢理ってのは嫌われそうだし……。
お願いです。素直に答えてくださいムーンさん。

屋根を上っていくとムーンの背中が見えてくる。
座り込んで俯いてるけど何してるんだろう?
やっぱり考え事かな? それが一番正解に近そうな気がする。
取りあえず少し回り込んでムーンの行動を見るか。
それによってかける言葉も違ってくるだろうし。
一途だから傷付いたか……。ムーンに何て言い訳しようか。
いや、言い訳したら僕が皆の気持ちを裏切ることになる。
言い訳しないで僕は素直に謝るしかないか……。
許してくれるかな? それとも僕に失望して僕を捨てるかな?
そうなっても仕方ないか……。僕はムーンの気持ちを踏み躙ったんだから……。

「ルナぁ……気持ち良いよぉ……」

少し回り込むととんでもない光景が僕の視界に入った。
考え事をしているという僕の予想を遥かに超えた光景に僕も一瞬目を疑ったよ。
目の前でムーンは僕の名を呼びながら自らのモノを両前足で挟み扱いている。
既にムーンのモノを大きく太くなり先走りの透明な液が滴っているし……。
ど、どうしよう。ムーンが僕の名前を叫びながら自慰してる……。
覗くつもりはなかったんだけど……。でも、このまま見てたいな……。
バレなきゃ良いかな? 覗きなんてそんなもんだよね?

「んぁあああ!! ルナァア良いよぉおもっとぉおお!!!」

ムーンが自らのモノを扱くたびに先走りが糸を引いて前足や股間の周辺の毛を汚していく。
そろそろ限界が近いのかモノがビクビクと震えている。

「んぁああ……ルナァアアアアアア!!!!」

そして僕の目の前で絶頂を向かえ熱い精液を飛び散らす。
精液を飛ばした方は屋根を汚すまいという理性があったのか自分の方に向けてるよ……。
そのせいでムーンの黒い体毛を自らの欲望で白く染めている……。逆にその姿が魅惑的でとても厭らしい。

「ハァハァ……。ルナァ……好きだよ」

ムーンが絶頂の余韻に浸りながら嬉しいことを言ってくれる。
良かった。少なくても自慰のおかずにするくらいには僕の事を好きでいてくれてるみたい。
でも、まさか僕が覗いてるなんてムーンは夢にも思ってないんだろうな。
自慰なんかしないでも言ってくれれば僕がいくらでも抜いてあげるのに……。
まぁ、それが出来ないからこうして僕の事をおかずに自慰してるんだろうけどさ。

射精を終えて流石にこのままじゃ戻れないからか考えてるね。
ここは僕が出て行ってムーンの精液を舐め取ってあげたいところだけど覗いてたのがバレるしな。
覗いてたのがバレたらそれこそムーンとの関係が壊れそうな気がするし。ここは素直に我慢か……。
そしてムーンは自らの前足や身体、股間の周りの毛についた精液を舐め取り始めた。
熱心に毛繕いする姿が物凄く卑猥ですね……。そこが良いんですが。
精液ってどんな味がするんだろうな……。って! 僕は何てことを考えてるんだ!!
ムーンのこんな姿を見てると僕も変になっちゃいそうだよ……。

しばらくするとムーンが毛繕いをやめる。……というよりは中断したって言ったほうが正しいのかな?
ムーンの前足や股間の周りの毛を綺麗になったけどまだ肝心なモノが残ってるね。
まだ汚れている自らのモノをムーンが見つめている……。
流石に自分もモノをを舐め取るには勇気がいるよね。
そして、意を決したのかムーンは自らのモノを舐め始める。

始めは綺麗にするのが目的だったんだろうけど気持ち良くなってきたのかモノが再び大きくなる。
ムーンもスイッチが入ったのか舐めるのを止めてモノを咥えた。

「……良いよぉルナ……ルナァアアア」

僕の何度も何度もムーンが僕の名前を叫びながら貪るように弄んでいる。
再び、ムーンのモノはビクビクと振るえ熱い精液を自らの口に放つ。
ムーンは口を離さず自らの精液をゴクゴクと喉を鳴らして飲み込んでいく。
余韻に浸ってるのか、それともまだ射精が続いているのかしばらくそのまま動かない。
ムーンが口を離したときは既にモノは綺麗になっていた。
余韻に浸ってるのかと思ったけど自分のモノを綺麗にしてたんだね。

「……はぁ。こんなことしたってルナは振り向いてくれないのに……。俺は何やってるんだろう……。
 シュトラが帰り際に言ったこと……本当なのかな? ルナが皆と性行為したって……。
 俺が逃げてばっかりでルナときちんと付き合わなかった罰だよな……。
 だからこそ、俺の口から言わなきゃいけないって分かってはいるの……。
 自分から行動しなきゃいけないって分かっているのに……」

やっぱりシュトラが言ったのは性行為のことか……。
ブリッツの勘は見事に当たってたみたいだね。
ムーンの口からって良いのかは疑問だけどシュトラが言った事は知ることが出来たね。
このままここに居たらムーンに見つかるだろうから先に戻ってるかな。
これでも、足音を立てずに侵入、撤収するには慣れてるからし。……我ながら嫌な特技だよね。
空き巣を狙ってはいたけど誰も居ない家にだけに侵入してたわけじゃいないし。
いや、しかし面白いものを見させてもらいました。ありがとうございます。
じゃなくて! 目的は達成できたし、ムーンが僕の事を好きでいてくれてることは良く分かったし。
知りたいことは知ることが出来たから結果的に全てよしって事で良いんだろうな。

僕はムーンに気づかれないよう足音を立てずに屋根上を後にした。



屋根上で僕がムーンの自慰を見てから数時間。
ムーンは僕を見る度に何かをを言おうとするが結局逃げていた。
僕が会話をリードしてあげれば良いのかもしれないけど、それも白々しいよな……。
何を話したいかは分かってるわけだしね。それに自分から言わなきゃって屋上で言ってたし。
ムーンが話を振ってくるまで僕は大人しくしてるしかないよな……。そんな自分がもどかしいけど。
夕食を済ましてソファーでゴロゴロしてるとムーンが入ってくる。

「ルナ、風呂開いたから……詰まらないうちに済ませちゃってよ」
「うん。分かった。連絡ありがとうム-ン」
「……それと、これは個人的な事なんだけど……。風呂が終わったら俺の部屋に来てくれないかな?
 嫌なら来なくても良いけど……。話したいことがあるから。その、大事な話……なんだ」

……ほぉ。僕を自室に連れ込んでなにをする気だ?
なんてね。ムーンに僕を襲う度胸があればこっちも苦労しないよ。
話がしたいって答えは言ってるし。当然、僕の肉体関係の話だろう。
シュトラも面倒な事をムーンに言ってくれたよ……。何考えてるんだ。

「分かった。風呂が終わったらムーンの部屋に行くよ」
「ありがとうルナ。じゃあ、また後で」

ムーンが珍しく詰まらないで僕と会話をした気がする。
さて、ムーンを待たせるのも悪いしさっさと風呂に入ってくるか。
僕は支度を済ませ風呂場へ向かっていく。
いつもの様に十五分程度で手早く入浴を済ませ、セイレーンに風呂が開いた事を報告する。
手早くって言っても十五分程度でのぼせるからなんだけどさ。つまり、いつも通りなんだよね。
そして、ムーンの部屋の中へ……入る前にノックをする。
少し経ってからムーンが返事をしてきた。

「大丈夫、入って良いよ」

反応的に僕だって分かってるみたいだね。話が早くて助かるよ。
僕は部屋の扉を開けてムーンの部屋の中へ入る。

「ちゃんと来てくれて良かった……。立ち話も悪いからベッドの上にでも座ってよ」
「約束したからね。それより僕を自室に呼んで一体何の用?」

ムーンは僕の姿を見て安心してるんね。
僕が来ないかもしれないって考えたのかな?
そして僕はあえて答えが分かってる質問をしてみる。
流石にムーンを自慰を覗いてて盗み聞きしてた言えないしね。
取りあえずムーンの言葉通りベッドに座らせてもらおうか。
……このベッドでいつもムーンが寝てるんだよね。
そう考えると何だか興奮してくるな……。

「……シュトラが帰る時に聞いたんだけどさ……。
 ルナ……シュトラも含めて全員と肉体関係持ってるって本当?」

……本題から単刀直入できたね。随分と雄らしいこと言ってくれるじゃない。
それだけムーンにも精神的に余裕がないってことか。ストレスで倒れないよね?
しかし、シュトラ。しっかり自分も交わったことをムーンに伝えてましたか。
完全に契約違反ですね。本当に一体何を考えてるんだか……。
ムーンにこのことを伝えて僕を失望させムーンとの仲を引き裂く気か?
それで、僕をフリーにしようって魂胆? ……それはないだろうな。
そんなことをすれば僕の恨みを買って嫌われるのは分かってるだろし。
何か目的があるのは確かだと思うんだけど。一週間も会ってないシュトラの考えは僕には理解できないよ。

「結論から言うと答えは本当だよ。ムーン僕に失望した? 僕を嫌いになった?
 こんな事実があって言うのも言い訳にしか聞こえないかもしれないけど……僕はムーンが一番好きだよ」
「失望なんてするわけないじゃないか! 逃げてばかりいた俺がいけなかったんだ。
 俺もルナを……世界中の誰よりも愛している。初めてはルナからだったけど今回は俺が……」

ムーンが告白を言い終わると僕を押し倒す。
なるほど。こうするつもりだったから僕をベッドの上へ呼んだのか。
まさか、ムーンから僕を押し倒すなんて思ってもいなかったよ……。意外だね。

なんて考えてるうちにムーンの顔がどんどん近づいてくる。
そして……僕等の唇が重なり合った。ムーンとは久しぶりだな。
唇が触れ合うとムーンは僕の口内に舌を侵入させてくる。
僕は勿論拒むことはせずムーンの舌を受け入れた。
ピチャピチャという卑猥な音を立てながら僕等は互いの舌と唾液を堪能する。
いつまでもそうしてると先に進まないためムーンが唇を離す。
数分間……いや、数十分かもしれない長いキスは僕等のすれ違いの壁を壊すには十分だった。

「……こうやってルナとキスするのもあの日以来だね」
「僕はいつもアプローチしてたのにムーンが逃げるからでしょ……。
 でもこうしてムーンからアプローチしてくるなんてね。もう明日から逃げないよね?」
「さ、流石に俺からここまで言ったんだから逃げないよ。ルナ、皆には悪いけど今晩は俺のものだから」

……自然に恥ずかしい台詞を言ってくれるね。
でも『今晩』って言うあたりは僕を独占しようって気はないんだ。
そうやって皆を思いやれるところがムーンの良い所だよね。
……それとも独占する度胸がないだけ? 答えは後者じゃないことを祈るよ。

「じゃあ、次は誰かも一緒に呼んで多人数で楽しむ? 僕が誘えばきっと来てくれそうだけど?」
「確かにルナを独占は悪いとは思うけど……。流石に俺にそこまでの度胸は……」
「じゃあ、まずは幼馴染のセイレーンでも呼んでみる? 子供の頃とは違ってさぞ魅力的になったでしょ?」

僕の質問にムーンが顔を真っ赤にして俯いてしまう。本当にてれやだよね。
こんな反応を示すってことはムーンも少しはセイレーンには興味はあるって事か。
ムーンも隅に置けないねぇ。別に僕が一番ならどれだけの雌に興味を持とうと僕は構わないけど。

「も、もう良いでしょ? じゃあ始めるよルナ」

……誤魔化した。反応が分かりやすいよ。
てれ隠しのはずがもっと恥ずかしいことを始めようとしてるけどねムーン。

まずはムーンが僕の乳房に右前足を乗せ、弄り始めた。
……巨乳の幼馴染が居るのに貧乳なんか弄って楽しいのかな?

「ルナも別に胸がないわけじゃないよね? こうして膨らみも感じるし」
「逆に言えば触らなきゃ気づかれないくらいないって事だよ」
「そこまで言わなくても良いんじゃないかな。少なくても俺はそこまで気にしなくても良いと思うけど」

まぁ胸の話は今更してもしょうがないしね。もう大きくならないだろうし。
でもムーン。初めて会ったときは僕の事『雄』って言ったよな。
つまり、それは僕が貧乳だから間違われたわけで……。自分で悲しくなってきた。

ムーンが僕の乳房を弄るのに満足したのか顔を近づけてきて乳首を舐め始める。
普段は僕が胸を弄られることが少ないから感じちゃうよぉ……。

「ルナの乳首、硬くなってきたけど感じてるの?」
「はぁはぁ。そ、そんな恥ずかしいこと聞かないでよ……。分かってるくせに……」
「ルナの荒い息と真っ赤の顔を見れば分かるけど俺はルナの口から聞きたいな。
 言ってくれないと止めちゃうけど、それでも良い?」

うう。普段は僕がアプローチしても、あんなに逃げてたくせに……。
何でスイッチが入るとここまで積極的になるかな。
前は僕が主導権を握ってたのに今回はムーンに譲っちゃってるよ。
折角、ムーンから誘ってきたのにここで止められるのもな……。
でも僕がここで言わなかったら本当に止めるかな?
ここは素直になったほうが得だよね。

「……僕はムーンに乳首を舐められて感じちゃってる変態です」
「そこまで直球の答えを聞きたかったわけじゃないけど……。感じてくれてて嬉しいよルナ。
 じゃあ、そろそろこっちの方も楽しませてもらおうかな」

ムーンが顔を離し右前足で僕の秘所をそっと撫でた。
時にはゆっくりと、時には激しく速度を変えながらムーンが僕の秘所を撫でる。

「んぁああ! 良いよぉムーン! もっと気持ち良くしてぇええ!!」

もうダメだ。快楽の前に僕のいつもの強気な態度はないよ。
今の僕はただ快楽に溺れる一匹の雌に過ぎないんだな……。
僕の懇願に答えるようにムーンは秘所に指を入れてきた。
指なんか入れられたら耐えられるわけないよぉお!!

「んぁあああ!! これ以上弄られたら! イっちゃうよぉおおお!!」

僕が絶頂を迎えるとムーンは秘所から指を抜いた。
いくら主導権を握るって言ったって僕にも意地はある。
このまま一方的にイかされたままで終わるわけにはいかない。

「じゃぁ、今度は僕がムーンを気持ち良くしてあげるからね。
 これだけ、僕で遊んでくれたんだから覚悟は出来てるよね?」
「……お、お手柔らかに頼みます」

……ムーンさん。攻守逆転するとこうも簡単に大人しくなっちゃいますか?
ムーンらしいって言えばムーンらしいんだけどね。
僕を性処理の道具としか思ってない位、激しくしてくれても構わないんだけどな……。
い、嫌、別にそうされる事を望んでるわけじゃなないだけどね。……望んでないって言ったら嘘になるけど。
お手柔らかにって頼まれたことだし、まずはじっくりと観察させてもらいましょうか。

僕は手始めにムーンを押し倒しムーンのモノをじっくりと視姦する。
快楽に溺れた僕を見て興奮したのかムーンのモノは大きく天を向いていた。
……最近は雌ばっかりと交わってから雄のモノを見るのは久しぶりだな。
人間は一応置いておくとして、この家には雄はムーンとツララしか居ないからだけどさ。

「……そんなにじっくりと見られると恥ずかしいよルナ」
「僕にあれだけ恥ずかしいことを言わせたんだからお相子だよ。
 それにこれから見られる以上に恥ずかしい事されるって分かってる?」

ムーンは僕の質問に答えず、顔を真っ赤にさせて俯いてしまう。
じゃあ、ここで僕が昼間の見た事を言ってもっと恥ずかしくなってもらおうか。

「でも僕に見られるのが恥ずかしいなら、なんでリビングを飛び出した後に僕の名前を叫びながらモノを扱いてたのかな?
 本当は僕にモノを扱いてほしいんでしょ? 素直じゃないんだから」
「え!? な、なんでそのことをルナが知ってるの!? だってあのときルナは……」
「リビングを飛び出した後ブリッツがムーンが思いつめた顔をしてたって言ってたから捜してたら屋根の上で見ちゃったんだよ。
 覗くつもりはなかったんだけどさ……。でもとても気持ち良さそうな顔してたよねぇ」

自慰を見られていたことを知って、ムーンの顔はますます赤くなっていく。
そりゃ、僕の名前を叫びながらモノを扱いてたのを僕に見られたんだから恥ずかしいよね。
ムーンの羞恥心も煽ったことだしモノを扱いてあげましょうか。

僕は両前足でムーンのモノを丁寧に挟み込む。
こうやって挟むだけでもムーンのモノから鼓動を感じる。
以前は踏みつけるようにモノを弄ってたから今回は優しく丁寧に。
まぁ、ムーンは僕が踏みつけても感じてたんだけどさ。
……それとも、逆に優しくした方が刺激が少ないから感じてくれないかな?
まぁ、試してみれば分かるでしょ。
僕はゆっくりと両前足を動かし、ムーンのモノを扱き出した。

「んん!! 良いよぉルナァ……」
「そう? ムーンの感じてる顔が見れて僕は嬉しいよ」

久しぶりに見るムーンの快楽に溺れた顔が僕を興奮させるよ。
なら、もっと激しく攻め立てちゃおうかな。
僕はムーンをイかせるべく扱くスピードを速くする。

「んぁあ!! そんなに激しくしたら俺もう……出ちゃうよぉ!!!」

ムーンが絶頂を向かえ射精する。
当然、僕はモノを扱いてたんだからムーンの精液を思いっきり浴びた。
ムーンの精液を体中に浴びるもの悪くないよね。
でも、どうせならムーンの子供欲しいから中に出し欲しいんだけどな。

「……はぁはぁ。ありがとうルナ。とっても気持ち良かったよ」
「自慰で二回も抜いたのにこんなに沢山……。相当溜めてたんだねムーン」

僕は自分の身体についたムーンの精液を指ですくい舐める。
何というか不思議な味かな? 苦いような気もするけど嫌じゃないかな。
まぁ、苦い味は嫌いじゃないしね。渋い味だったら勘弁して欲しいけど……。

「……そ、そりゃ俺だって雄だし。溜まるものは溜まるよ
 でも、ルナ? 浴びせといて言うのも悪いと思うけど俺の精液なんて舐めたら汚いよ」
「そうかな? 別にムーンのなら僕は大歓迎だけど」

僕が微笑むとムーンは顔を真っ赤にさせる。
それに反応するようにムーンのモノが再び大きくなっていく。
恥ずかしがっても身体は正直だねぇ。雄なんて雌と違って隠しようがないし。

「そ、そんなにじっくり見ないでよ。……恥ずかしいじゃないか」
「今更恥ずかしがるような仲じゃない気もするけど?
 それに身体はまだ僕に抜いて欲しがってるみたいだし」

……折角だからムーンのモノを舐めてみようかな。
このために僕は今まで他の皆の性器は舐めたりはして来なかったんだし。
僕自身は皆に散々性器を舐められたけどさ。
これでもムーンのために取っておいたつもりだったからね。
僕はゆっくりとムーンのモノへと顔を近づけていく。
やっぱり、目の前で見ると印象が違うな。
夢にまで見た……と言うより妄想までしたムーンの性器……。
本物は一体どんな味がするでしょうかね。
まずは舌先でムーンのモノの頭を舐めてみる。

「っひゃぁ!! そんなところ舐めないでよルナ……。
 俺、気持ち良過ぎて変になっちゃうよぉ……」

良かった。初めてで不安だったけど大丈夫そうだね。
僕はムーンを満足させるべくモノ全体に舌を這わせていく。
激しくしたり、ゆっくりしたりムーンの表情を見ながら舐める。
僕が舐めているとモノの先端から透明な液が滴り始めた。
ムーンも目を瞑って震えてるところを見るとそろそろ限界が近いのかな?

「……あぁあ。もうだめ。出そうだから顔を離してルナ……」

やっぱりね。さっきも浴びてるんだからそこまで気にしなくても良いのに。
そんなに僕にかけるのを気にするなら、かけられないようにしちゃおうか。
僕はムーンのモノを舐めるの止め、咥える。これで僕にかけようがないでしょ。
さて、かけられる心配もなくなったことだし、とどめをさしましょうか。
ムーンをイかせるべく僕はモノを一気に吸う。

「んぁあああ!! ルナァアアア!!!」

僕の口内にムーンの精液が一気に流れ込んでくる。
二回目の絶頂なのに随分な量を出しますね。
僕はムーンの精液を飲み込みながらムーンの射精が収まるのを待つ。

「はぁはぁ。……ルナぁ、凄い気持ち良かったよ」

ムーンはだらしなく口を開け、息を荒くしている。
自分でやるよりも、よっぽど気持ち良かったのかな?
屋上で見たよりも気持ち良さそうな顔してるし。
それでもモノはまだまだ衰えないね。どれくらい溜めてたんだか。
言ってくれれば僕がいつでも抜いてあげたのにさ。

「……その、ルナ。そろそろ入れても良いかな?」
「ムーンも随分と大胆な事を言うね。まぁ勿論僕は構わないけどさ」

僕はムーンの方へと腰を突き出す。
ムーンは僕の腰を前足を置き、深呼吸をした。
緊張してるのかな? そんなに力まなくても良いのに。

「じゃあ、入れるよルナ……」

ムーンが僕の秘所へ……じゃない!?
刺激が秘所よりも、もっと尻尾に近いところから!
な、なんで僕の菊門なんかに挿入してるの!?
ムーンってこんなマニアックな趣味があったのか!?

「ム、ムーンそこは……秘所じゃないよ……」
「俺は秘所に入れるなんて言ってないけど……。だって、ルナはツララも交わってるんでしょ?
 ルナの初めてをツララに取られたくないし。だから……俺はルナの後ろの初めてももらうから。
 その……それともツララが既にここに入れちゃってたかな? それだったら流石に抜くけど……」
「んぁああ!! そ、そんな!? だからって……。流石に後ろは初めてだよ……。
 ツララだって最初の性行為で菊門に入れるほどマニアックじゃないよ……」

変な感じだよぉ。でも悪くないかも……。
ツララも流石に菊門には入れてこなかったし。
マニアックじゃないって言いはしたけど、あの双子ってセイレーンから『おもちゃ』をちょくちょく借りてるんだよね……。
多分、ワカバがツララに使って楽しんでるだと思うけどさ。
ムーンが僕を気づかいゆっくりと挿入してくる。
そして挿入が止まったからモノが全部入ったのかな?

「はぁはぁ。全部入ったよルナ……。いきなり入れといて言うのも変だけど大丈夫?」
「もう少し待って欲しいかな……。力を抜いたほうが良いのは分かってるんだけど……。
 菊門に入れられるのは初めてだから……。緊張して逆に力んじゃって……」
「分かったよルナ。落ち着いたら言ってね」

まずは深呼吸かな? 大きく息を吸って、ゆっくり息を吐く。
これで少しは落ち着いたよ。ムーンをあんまり待たせるのも悪いし、もう良いかな?

「ムーンもう大丈夫……だと思う」
「だと思うってルナ……。じゃあ、動くよ」

僕を気づかいながら、ムーンがゆっくりと腰を動かし始める。
腰を動かされるたびに妙な刺激が……。
この妙な刺激が快楽……なのかな? 正直、良くわかんないな。
残念ながら、僕はまだ菊門ではそこまで感じられないみたい……。
ムーンが息を荒くしてるのを聞くと感じてるみたいだね。それだけでも良しとするか。

「はぁはぁ。こっちの方も気持ち良いよルナぁあ!!」

ムーンは既に快楽の虜になってるみたいですね。
僕はそこまで気持ち良くないんだけど……。
菊門で感じるようになるにはもう少し慣れが必要かな?

「だ、出すよルナ……」

昼に二回出して、今回だけでも三回目のムーンの絶頂。
流石にそろそろ元気がなくなってきたかな?
ムーンは僕の菊門からモノを抜き取りグッタリとしている。
でも、ムーン。自分だけイっておいてそれで終わりなんて思ってないよね?
まだ一回しかイってなくて僕は満足してないんだから。

僕は余韻に浸るムーンを押し倒して、モノにしゃぶり付く。
ムーンの萎みかけていたモノは新たな刺激に再度、膨れ上がる。
再び刺激を求めて膨れ上がったムーンのモノに僕の秘所をあてがう。
以前もムーンとは騎乗位でヤってるんだよな……。芸がないかな。
でも、雌が主導権を握るんならこの体位が都合が良いし。

「ふふふ。僕はまだ満足してないんだよね。ムーンはまだもつ……よね?
 もたないって言っても僕はヤラせて貰うけどさ」
「平気……だと思う。……自信はないけど。自分の彼女くらい満足させてみるよ」
「その言葉に嘘はないよね? じゃあ、行くよムーン」

僕はゆっくりと腰を降ろしていく。
無論、前とは違って処女じゃないから、すんなりとムーンを受け入れていく。
以前は大変だったもんな……。ムーンの前では強がってたけど、あれは相当痛かったよ……。

「はぁはぁ。全部入ったことだし動いても良いよね?」
「くぅ。ルナの中……俺のをきつく締め付けてきて……」

僕はムーンの答えを聞く前に腰を動かし始める。
正直、質問したけど答えを聞く気はなかったしね。
この秘所を突かれる様な感覚は久しぶりだよ。やっぱり雄のは気持ち良いな。
雌とは頻繁に性行為してたんだけどさ。この感覚は別格だよ。
本当はムーンから腰を振ってくれると嬉しいんだけどな。

「んぁああ。凄いよ。ルナが腰を振るたびに絡み付いてきて……」
「ムーンのも太くて僕の秘所を擦ってきて……凄く良いよぉ」

相当焦らされた僕の身体は快楽を求めている。
無意識に腰を振るスピードを速くして僕は更なる快楽を求めていた。
突かれるたびに、どんどん頭の中が真っ白になっていくような感覚。
僕の身体は既に僕の意志を離れただ快楽を求めている。
ムーンの方も口をだらしなく開けて涎が滴っていた。
身体をビクビクと震わせてるのを見るとムーンもそろそろ限界が近いみたいかな?

「ル、ルナ俺……もう出そうだから……」
「僕もそろそろイキそうだからムーンも一緒に……」

僕は腰を腰を振り続ける。これならムーンと一緒にイケそうだね。
ムーンの言葉の続きはやっぱり「抜いて」かな?
僕は気にしないって言ってるのにな。それとも僕との子供をつくるのに何か不都合があるのか!?

「出るよ……出ちゃうよルナァアアア!!!」
「んぁああ!! ムーンの熱いのが僕の中に……」

僕とムーンは同時に絶頂を向かえた。
ムーンの熱い精液が僕の中に流れ込んでくる。
この感じはツララとの行為以来だからかなり久しぶりだよ。
雌同士でに行為も良いけど雄との行為もまた良いよね。
僕はムーンの射精が収まったのを確認してからムーンから離れる。
秘所からは僕の愛液とムーンの精液が混ざった液体が滴りムーンのベッドを汚す。

「……その、ルナ。また中に出しちゃったけど大丈夫?」

はぁ~。ムーンは僕との子供が欲しくないのかな?
まさか、僕の身体が目当て!? ……なんて事はないのはついさっきの告白で十分理解したし。
でも、面白そうだしちょっとだけからかってみようかな。

「……そんなにムーンは僕との子供は嫌?」
「それはないよ! でも、出来たら出来たらでご主人様になんて言って良いか……。
 いつも、お世話になってるから迷惑はかけたくないし……」
「大丈夫だよムーン。文句を言ったら僕が黙らせるから。力なら他のエーフィに負けない自信があるから」

僕の言葉にムーンは苦笑いをしたね。
まぁ、人間なんかに僕とムーンの関係を邪魔なんかさせないよ。
邪魔するんなら力づくで従わせるか、ムーンをさらって駆け落ちの二択だけど。
でも、後者の方は僕を慕ってくれてる皆を裏切ることになるから最終手段だけどね。
……また裏切られるくらいなら一匹の方が良いって思ってたのに僕も変わったな……。
それとも、捨てられてから変わったんだから『戻った』って言った方が良いのかな?

「じゃあ、ムーン夜はまだ長いんだし楽しんじゃおうか!
 僕を満足させるまで付き合ってくれんだよね?
 今までムーンが逃げてた分、今夜は朝が来るまで楽しんじゃおうじゃうよ!」
「へ!? ま、まだやるの!? 俺……もつかなぁ……。本気で自信なくなってきた……」
「もつかなぁ……じゃなくて、もたせるんだよムーン。僕を満足させるまではもたせるって約束だよ。
 まさかムーン。約束をば破る気じゃないよね?」

僕は煮え切らないムーンにキスをする。
ムーンも納得したのか、諦めたのかは分からないけど僕を押し倒してきた。
まだまだ僕等の夜は終わらない……はずだよね?



いつの間にか眠っていて気がついた昼過ぎだった。
昨晩の疲れからかムーンも気持ち良さそうに眠っている。
僕等の思いは再び一つになり、こうやって愛を確かめ合ったんだよね。
まるで僕が起きるを待ってたと言わんばかりに誰かの足音がこっちに近づいてくる。
見られて困るのは誰も居ないし慌てなくても良いよね?
しばらく扉を見つめていると勢い良く開きセイレーンが入ってくる。

「セイレーンおはよう」
「……はぁ。少なくてもルナさんは起きたみたいですね。ムーンはまだ眠ってるみたいですけど……。
 お二人の関係は理解してるつもりなので深くは追求しませんが……。
 見て分かると思いますがもうお昼になってますよ……。
 それと、ご主人様のパソコンにシュトラちゃんからお二人宛にビデオメールが送られていたので確認しておいてくださいね」
「ありがとうセイレーン。セイレーンのそういう面倒見の良い所が好きだよ」

僕の一言にセイレーンが顔を赤らめて「ありがとうございます」とお礼を言って部屋を後にする。
……シュトラからメッセージねぇ。それこそ僕の方から言いたい事があるんだけどな……。
僕とムーン宛って言ってたし気持ちよく眠ってるムーンには悪いけど起きてもらおうか。

「ムーン起きて」

僕はムーンの身体を揺らしながら起きるように促す。
これで起きてくれなかったら実力行使かな。……流石にそれは悪いな。
なんて考えてる間にムーンが眠そうに起き上がってきた。
ムーンの寝起きが悪くなくて本当に良かったと思うよ。
そうじゃないと居合い切りかアイアンテールでもしないといけなくなったし。
噛み付くはムーンとの相性も見た目も悪いからしない方向で……。

「ふわぁ~。おはようルナ……」
「シュトラから人間のパソコンに僕達宛のビデオメールが届いてるんだって。
 流石にほうっておく訳にもいかないし確認しに行こうよムーン」
「シュトラからメール? まぁ中身は確認すれば分かるしね。行こうかルナ」

まぁ、ムーンにしては珍しく空回りしてないね。
もっとも空回りしようにも僕しか居ないけどさ。
僕等はメールの中身の予想なんかを話しながら人間の部屋へと向かった。

……なんて言うほど離れてもいないからすぐに着くんだけどさ。
人間の散らかった部屋に二匹で入るのは結構大変だな……。
僕が先に進みムーンが僕の通った場所を参考に歩く。
やっとの事でパソコンの前にたどり着き僕はメールを開いた。
読み込みに多少の時間がかかり再生される前にムーンが僕の後ろから顔を覗かせる。

『兄さん、ルナさんおはようございます。……それともこんにちわですか?
 いくらなんでも、こんばんわって事はないですよね?
 ルナさんには最初に誤っておいたほうが良そうなので謝っておきます。
 性行為をしてくれなきゃ兄さんにルナさんの秘密をバラすって言いましたけど、初めからバラす気でいましたから。
 兄さんってここまで言わなきゃ自分から行動を起こそうとしないんですから。
 僕の話を聞いてから兄さん、妙にソワソワしてたし行動を起こしたんじゃないですか?
 だ、だからルナさん。今回の事で僕の事嫌いにならないでくださいよ?
 今回は兄さんとの仲を取り持ちましたけで僕だってルナさんの事好きなんですから
 兄さんもちゃんとルナさんと付き合わないと他の皆さんに取られちゃいますよ。
 寧ろモタモタしてると僕が取っちゃいますからね。
 では、兄さんとルナさんもこれから仲良くしてくださいね』

……なんか、台風のようなメッセージだったな。
シュトラは初めからこうなる事を予想してムーンにこの事を話してたのか。
流石兄妹って言えば良いのかな。ムーンの事を良くお分かりで……。
つまり、僕等は初めからシュトラの手の中で踊ってた訳ですか……。
多少強引なところはあったけど、セイレーンに似て大人しいと思ってら随分と豪快な事を……。
将来は絶対に雄を手玉に出来るだろうね……。
このメッセージを聞いてムーンはどんな顔をしてるんだろ?

僕は気になってムーンの方を向く。
考えたことが同じだったのか、ムーンも丁度僕の方を向いたところだったみたい。
お互い丁度、目と目が合い気まずい……なんて事はなくただ、可笑しかった。
僕等はしばらく笑いあっていた。カップルでこんな風に楽しく笑いあうのも良いよね。

「あはは。シュトラには一本取られたかな。あいつも何時までも子供じゃないんだな……」
「そうだよ。ちゃんと胸だって成長してるんだからさ。……進化しから絶対に僕より大きいよ。
 それとも、実はセイレーンよりもシュトラの方が興味あるとか? 随分とマニアックな……」
「へ!? い、いや、俺が言いたいのはそういう事じゃななくてさ! その、なんて言うか……。
 それに、俺はそんな変な性癖は持ってないよ!!」

僕がからかうとムーンが顔を真っ赤にする。
多少は積極的になっても、ムーンはやっぱりムーンだね。
僕は慌てるムーンの頬にキスをする。
ムーンは顔を更に赤くして恥ずかしそうに俯いていた。

~fin~


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Last-modified: 2014-11-28 (金) 22:18:24
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