当小説の作者ジューダス
運命による物語 登場人物リスト
この話には人が死亡するシーンが含まれております。お気をつけてお読み下さい。
ローガイとビファールは、王都を脱出したあと、近くもなく、遠くもないこの港町にやってきていた。
「なあ、ビファール…。」
「なに?」
僕が声をかけると、首を傾げて僕を見つめてくる。
「…いや、なんでもない。」
「…ならいいんだけど…。」
その時、港に一隻の船がやって来るのが見えた。
一人の女性と同じく一人の男性が乗っていた。
…口論しているようだ。
「もう!あんたが海図も何も用意しないからこうなるのよ!」
「しゃーねぇだろ…俺だって急いでたんだしさ…。」
そうこうしているうちに、二人の乗った船が桟橋についた。
その時…
「おーい!王がいたぞ!」
「何!?…本当だ!捕まえろ!」
敵兵だ!そう思った時には、ビファールをボールに戻し、出口は遮られているので一番近くの船、さっき口論していた二人の船に飛び乗っていた。
「ちょっと!あんた誰…」
「説明は後でしますので、船を出して下さい!」
僕がそう言うと訝しげに僕を見たが、後ろの軍人の集団を見て驚いたのか、すぐ船を出してくれた。
船が無いのか、追っては来ないで、撤退していった。
中断するだけなので、
まだまだ続きますよ~。
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