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軽い気持ちの代償

/軽い気持ちの代償

注意。この先、BL、ポケ×人などの表現があります。
苦手な人はお戻り下さい。

ワタリガラ ?








辺り一面には飾り気一つ無いただ陰鬱な葉が繁っている木々、
足元には靴越しからハッキリと自己主張を続けている雑草、
周りは靄(もや)らしき物が見え、お世辞にも良好とは言えない。
生物の気配などは全く感じられない。そんな森の中で草を踏む音が
「嘘っぱちだったら承知しないぞ。」
誰に言う訳でも無く一人の人間の声。若い青年の男が森を進んでいる。

服装は長袖のシャツとズボンと運動靴、どれもうっすら湿っている。
−森の奥深くに洞穴があって、そこにすごいポケモンが住んでるらしいよ。−
そんな些細な噂を耳にした青年は、まだ自分のポケモンを持っていなかった。
そこで軽い好奇心で噂が本当か確かめてみよう、もし本当ならば
捕まえて自分のポケモンにしたいな。そのように思った青年は
最寄りのフレンドリィショップでモンスターボールを五個程購入
してから森へ向かった。しかし森の中は想像以上に深くて
前にも述べたように自分以外の生物の気配は全く無かった。
噂はやっぱり嘘だ、じめじめしてるしもう家に戻ろうかな、と
青年は森の奥へ足を進めながらそう思い始めていた。

そして目の前の景色の変化に気付いた。

地層がむき出しになっており、その表面が苔で覆われていた。
その地層に沿ってしばらく歩いてみると、いかにも怪しげな横穴が
空いていた。−この中にすごいポケモンが住んでいるのか?−
先程の考えを既に捨て去った青年はモンスターボールがあることを確認、
そして横穴の内部へ足を運び始めた。その中には何かしらの生物の気配、
十歩程足を進めた所で自分とは別の呼吸音、そしてドスドスという足音、
ボールを手に取り身構えたその背後で何かが崩れ落ちるような轟音が響いた。
振り返って見れば岩石が先程入って来た横穴を塞いでいる。
足音が自分の真後ろから聞こえ、身体を反転させてみれば

ゴツゴツとした大きめの体格、紫色の外皮、重量感のある手足、尻尾、角。
−−ニドキングが青年に向かって足を進めていた。
確か岩石で相手の動きを封じる技があったな、このニドキングが使ったのかな、
今すぐモンスターボール投げたら捕まえられるかな、
そう思ってボールを投げようとした青年の両肩をニドキングが掴んだ。
この森の中で木の実のなる木は一本も見かけてない。
自分は抵抗する術をなに一つ持っていない。
ニドキングはニヤリと笑って大きな口を開けて、青年の首にその歯を食い込ませた。
ああ、自分は喰われてしまうのか、と青年は思った。
そのうち歯が首の皮膚を破り、肉を裂き、骨を砕き、馬鹿みたいに血を噴き出し、
自分は唯の肉の塊となり、それ相応の扱いとして念入りに咀嚼され、飲み込まれるだろう。
後にはほとんどなにも残らずに自分はいなくなってしまうんだ。
そう青年が考えているうちに首に立てられた歯の力が強くなり、皮膚を破り、

そして青年の体内に「何か」が注入され、ニドキングは歯を首から離した。
「・・・・ッ!?」
一瞬の苦痛と「何か」が体内を流れてくる感覚に青年は戸惑った。
ニドキングは青年の首に残る血の滲んだ歯型を舐め始めた。
首筋に舌が這い回るたびにびくりと身体が反応する。
青年はこのニドキングが何をしようとしているのか全く解らなかった。

そして自分の身体の異変に気付いた。
「何か」が体内を流れる感覚は無くなっているが、身体が力を入れても動かない。
視線だけを既に血が止まっている首を未だに舐め続けているニドキングに向けると、
その視線に気がついたニドキングは首を舐めることを止め、
「フムゥッ!?・・・・ッ・ムグゥゥ・」
その肉厚な舌を青年の口内にねじ込み、
まるですべてを調べ尽くすかのように内部を掻き回し、舌と舌を丹念に絡め合わせた。
ポケモンに、しかも雄に口内をひたすら蹂躙され、青年は嫌悪感を覚え、
しかしニドキングの舌に口中を舐め尽くされ、何度も自分の舌を絡め取られる。
青年の身体は快感を覚え、くぐもった嬌声が塞がれた口から漏れる。
数分か、それとも数秒間の出来事だったのか、青年の口から舌がずるりと
音を立てて引き抜かれ、その間に銀糸が何本も掛けられた。
呼吸を整えている間にもニドキングのはあはあという荒い呼吸が聞こえる。
まさかこのニドキングは、自分を犯そうとしているのか、
いや、きっと息を整えているだけだ、そうに違い無いんだ−−
ビリビリと、何かを裂く音。ニドキングが爪で青年の服と考えを同時に引き裂いた。
ほとんど全裸になった青年の身体を高価な飴を舐めるように舌が這う。
首筋。うなじ。胸元。乳頭。臍。脇腹。唾液が執拗に擦り付けられる。
「ひゃぅっ・・・・もう・・やめてぇ・・」青年は弱々しい声で懇願したが、
ニドキングは構う事なく青年の弛緩しきった身体を好きなように愛撫する。
唾液でべとべとになった青年の両足を開き、
びくびくと震えている青年自身の
下部にある閉じられている秘孔に、一気にその長く厚い舌を突き入れた。
「!?ひアァァァァッ?やめテェェッ!」
ニュルニュルと舌が自分の体内を突き進み、性感帯の一つである前立腺を刺激される。
痛みなど一切無い強烈な快感に、青年は声高に啼いた。
ニドキングはそんな青年の反応を楽しみながら体内を深く味わっている。
暫くそうした後いきなり今にも達しそうな青年自身を掴み、激しく擦りあげた。
「・・・・だめェッ!お願いだからやめてぇェェ!」
ガクガクと青年の身体は震え、目には涙が浮かんでおり、口元には
唾液がたらたらと流れている。内部の舌が締め付けられ、より深くを味わわれ
「ヒァァァァァァァァッ!?」
そして青年は絶頂に達した。視界がスパークし、自身から液を噴出させる。
その絶頂後の余韻に浸っている青年をニドキングが片手で抱え上げた。
もう片方の手は何をやっているのか霞がかった眼で見てみると、
青年が出した液をニドキングが自身のモノにこすりつけ、水音を発している。
青年のものより大きく、いびつな形をしたそれは、テラテラと粘液に覆われ、
強烈な雄のニオイを放っていた。ニドキングは青年の腰を両手で持ち、自身の先端を
青年の秘孔にあてがい、そのまま腰を沈めていった。
「うぁぁぁぁあぁぁ!?」
舌以上に固く、太く、熱いものが青年の体内に侵入していく。
青年の身体はそれを快感として受け止め、モノを再び屹立させていた。
ぐるる、とニドキングは喉を嬉しそうに鳴らし、青年の腰に両手を回し、

−−腰を猛烈な勢いで打ち付け始めた。
「もぅっ・・・おかしくなるぅぅ・・・」
ずんずんとニドキングのモノが入って来たかと思えばすぐさま引き抜かれる。
青年は既に数回達していて、何も考えられなくなっていた。
それでもまだ体内を掻き回され、グリグリと前立腺を刺激される。
「−・・・ムぐぅぅっ?」
再び舌が口内に入り込み、青年の舌が弄ばれる。
腰の動く速度が上がり、ニドキングがモノを奥へ奥へと押し込み、
「ガアアアアアァッ!」
と口を離したニドキングが咆哮したかと思うと体内でモノが
びくびく震えながら火傷しそうなくらい熱いものが流し込まれて来て


青年は
目の前が
真っ暗に
なった。


得意技の¨岩石封じ¨で相手の動きを止め、¨どくどく¨でさらに相手を鈍らせる。
後は大技でフィニッシュ。目論見通りに相手は倒れ、自分の勝ち。
「『一匹しか持って無い』って言うもんだから、正直甘く見てたよ」
相手のトレーナーが倒れたポケモンをボールに戻しながら呟く。
戦いに勝利した青年も同じようにボール内にポケモンを戻した。
「何をしたらそんなに強くすることができるの?」
青年はしばらく考え、ボールの中のポケモンと目を見合わせた後に


−−お互いの事を良く知ることです、と、答えた。



おわり。





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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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