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赤いのと緑

/赤いのと緑

この作品はポケダンシリーズの続きを書いています。
ポケダンシリーズのイメージを崩したくない方は、
見ない方がいいかと…

第一話 新たな旅たち 

「寒い…」
ヒトカゲが一人で嘆いた。

 一人といっても、すぐ隣にはこの住処に住んでいるフシギダネが、
すーすーと安らかな寝息をたてている。

 おれ達ポケダンズはギルドを卒業し、
それから寝泊りはフシギダネの住処でしている。
・・・と言っても、風が容赦なく吹き、下は海、岩で偶然できた
ポケモン、サメハダーのような岩の口の部分がフシギダネの住処だ。
昼は堂々と力強い波の音をたてていた海も、夜になると不気味な波音に変わった。

 にしても、近くで見るとフシギダネの顔はとても可愛い。
寝顔にトロンとしていると、気になる事があった。
フシギダネの性別だ。俺はフシギダネが雄か雌かも分からない。
一人称は『ボク』だ。だが可愛らしい顔からして雌の可能性もある。

 気がつくとおれの右手はフシギダネの股に向かっていた。
股の中に右手が入った。少し太めの突起物に触れた。雄だった。
雄なんだ…。そう思った時にフシギダネの呼吸が乱れたので止めといた。


 朝だ、昨日の不気味さは感じられない。
フシギダネが隣に居なかった。岩の上に出た。フシギダネが海を見ていた。
足音に気がついたのか、こちらを見た。フシギダネが笑った。
「ギルドに行ってみない?」
フシギダネが言った。

ギルド 

「え?ギルド?また何で?」
「だってヒトカゲいつも寒そうにしてるじゃないか」
・・・知ってたんだ…。
「あそこは暖炉もあるし温かいだろう。また修行したいって言ったら入れてくれるよ」
「うん…。俺も最近の生活はあまり好きじゃないんだ。」
「じゃあ行こうか!」


 久しぶりのギルドに来た。あの網目も久しぶりだ。
「じゃあ、ボクから乗るよ」
「足型発見!誰の足型?足型は…」
「みんな~フシギダネが帰ってきました~!」
うおおおおおぉぉぉぉぉ!
 ガシャンッ
「おお!ヒトカゲもいるじゃないか!!」
相変わらず頭がガンガンする…。
「おかえり。ヒトカゲ、フシギダネ」
「プクリン!ありがとう!今日はボク大事な話があって来たんだ!」
「わかったよ。外は寒いから入って入って♪」


「えぇぇぇ!?何で何で?」
ぺラップが独特の口調で言う。
「体が鈍ってきた気がするんだ」
「うぅ~ん相変わらず不思議な奴らだね~。どうします?親方様?」
「ボクは大歓迎だよ♪モチロン!前みたいにキツイ修行はさせないから安心して♪」
「やったねヒトカゲ!」
しかしフシギダネ…俺がいつも寒そうにしてたから再入学までしてくれたのか…?

「あ!そうだ!!」
「どうしたの?プクリン?」
「キミ達にまだ教えてない部屋がいくつかあるんだ!」
「えぇ!?親方様!卒業まで教えてなかったのですか!?」
「忘れちゃったんだ♪ホントは入学して、少しでもいい成績を上げれば教えたんだけどね」
「え~酷くない?」
俺も酷いと思った。でもプクリンだと何故か憎めない。不思議だな。プクリンは。

新たな部屋 

「でさ、何なのよ、その部屋は」
フシギダネは興味津々そうに言う。
「フフフ…それはね…温泉だよ!」
「お…温泉って…すごいな~流石有名なギルドだ!」
「場所はねぇキミ達の寝床がある弟子の部屋に行く途中、その道の右側に小さな扉があったでしょ?」
「あ~そういえば、でもボク達その時大体疲れてるし、気にもして無かったよ」
「その奥なのさ!」
 !そうなんだ…。久しぶりに入ってみたいな。
「早く行こうよ!プクリン!」
「連れて行きたい所だけど…その温泉は夜にしか沸かないんだ…。それまでボクと遊んでようよ!」
夜にギルドの皆が少なくなる理由がわかった気がする…。


フーライ ? コメントページは完結してから作りたいと思います。


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Last-modified: 2009-12-27 (日) 00:00:00
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