雷鼠
色々危ないです。
見る方は気をつけてください。
調教師
それはその名のとおりポケモンを調教する職業。
この職業に就いた俺は世間から孤立し、一人寂しく都会から離れた場所で暮らしている。
なぜ俺がこの職業に就いたのか。それは俺の体が特別だかららしい。
特別、ね。物はいいようだな。つまりはっきり言ってしまうと俺は「精力」が尽きない体。
親は全然そんな体じゃない。この体は10000分の1の確立で生まれてしまうと医者から言われた。そしてそんな体の所為か俺はまったく疲れを感じない。迷惑な話だ。
こんな体のせいで俺はこの職業に就くことになった。親からはたまに手紙が来る。しかし読むことは許されない。それがこの職業の掟でもある。少し掟について語ろう。
1・今まで築いてきた己の縁、血筋をすべて断ち切る。但し、己と同じ職業の者との接触は許す。
2・野生のポケモンのみを強姦し、それ以外の人、人に飼われているポケモンと交わることを禁ずる。これを犯したもの、厳重に処罰する。
3・そして強姦したポケモンの愛液、精液を採取。それを提出し、ランクによって支払う金額を決定する。
4・己が男なら雌を、女なら雄を強姦すること。これを犯したものも厳重に処罰する。
5・性行為を終えた後のポケモンの処理は各自に任せる。飼うもよし、逃がすもよし。殺すことは決してしてはいけない。
6・これが最も重要である。決して強姦した相手に恋慕の情を持ってはいけない。相手に一方的に持たれるのは良し。もしその事が発覚した場合ポケモン共々厳重に処罰する。
この六つの掟がある。だから1の掟がある以上、手紙などは以ての外なのだ。読みたくても読めないのである。はっきり言って逃げ出したくなる。こんな事を何故しなくてはならないんだ?持っていたポケモンも全て逃がした。逃がしたときのポケモンたちの顔が未だに頭の中に残っている。元気で暮らしてくれればそれで十分なのだが。
さて、余計なおしゃべりはここまでにしておこう。これから俺の初仕事なのだから。今までする気がなくて2年ほどやっていなかったのだが、この職業に就いてしまった以上、やらなくては俺が餓死してしまうからな。本当のところ野生のポケモンを強姦するなんて怖くてやりたくない。しかしやらなくてはいけないんだ。それが俺の定めなのだから。
「何で頭の中で独り言を言ってるんだか俺は・・・」
俺は頭を左右に振る。そして余計な邪念を振り払うと、捕獲用の罠の道具や、連れて行くための鎖、小さいポケモンを入れるための袋などを持って森の中にポツンとたたずんでいる家の中から出た。
「とうとう俺にもこの日がやってきたのか・・・はっきり言うと俺何も出来ないぞ。経験ゼロに近いし、先輩から聞いてもマニアックすぎて全然理解できなかったし」
こんな調子で大丈夫なのかと思いながらも、俺は森の中を歩き始める。経験を積めばさらに上を行くポケモンたちの所へ行けるらしいが、俺はまだ新米なので家から半径5キロ以内の中で探すことしか出来ない。せいぜい小さいポケモンばかりだろう。やっぱり最初は小さいポケモンで経験を積むしかないか。それが一番最良の方法だろう。
「とは言っても全然現れる様子がないな。罠でもかけてみるか・・・」
人からはもちろん俺たち調教師はポケモンからも警戒されているはずだ。俺の格好を見れば大体分かるんだろうな。だから罠があるのか。足バサミ、足に引っ掛けるタイプのロープ、粘着性のロープ、麻酔銃の四つか。経験を積むと、上から新しい罠が贈呈されるらしいがどうなんだろうか。
「とにかく足バサミでもかけてみるか」
俺は地面に足バサミを仕掛けて、見えないように草や土でカムフラージュをしておく。そして少し離れたところで様子見をすることにした。
「かかるのか?あれで・・・」
半信半疑ながらも俺は時間をかけてみることにしてみた。5分、10分、20分、30分・・・・
「・・・・」
俺はいつの間にか眠ってしまっていた。あまりにも罠にかかってくれないから。何だか悲しく、空しくなってきたのである。そしてはっと目を覚ましたそのときだった。
ーガチャッ!!ガチャガチャ!!ー
「!!罠にかかったのか!?」
俺は草むらから顔を少し出して覗いてみた。
「マ、マジか・・・?何でこんな所にコイツが・・・」
罠にかかっていたのはリザードだった。ヒトカゲの進化系のポケモンである。リザードは結構レベルの高いポケモンのはずだが何でここにいるのだろうか。いや、そんな事を考えている場合じゃない。
俺はこれはチャンスだと思い、草むらから飛び出す。するとリザードも俺に気づいたのか必死に罠を外そうとしている。
「無駄だ。それは人の手でしか外せなくなってるからな」
「・・・ッ!!」
リザードは悔しさのあまり涙を流しながら俺を睨む。どうやら最初の仕事は何とかなりそうだ。そのまえに確認もしないと。
「おとなしくしてろよ?暴れたら痛い目見ることになるぞ」
「・・・」
もちろん本心で言っているわけじゃない。痛い目なんかにあわせたりはしない、いや出来るはずがない。しかしおとなしくしてもらうにはこの方法しかない。以前先輩から聞いたことがある。
俺は足にかかっている罠を見ながら少し顔を歪め、リザードの両足を掴み、横に開く。そこにはれっきとした雌の象徴があった。
「め、珍しいな。リザードの雌なんて・・・」
「ヒグッ・・・」
啜り泣きをしながら俺を潤んだ瞳で見るリザード。その瞳は綺麗に澄んでいた。今の俺の濁った目とは違う輝きを帯びたその瞳。俺を苦しめる。だから嫌なんだ。
「やめろ。そんな目で俺を見るな。俺を惑わすな」
「ヒック・・・エグッ・・・」
「くそっ!!もうその目をやめろ!!無駄だって言ったはずだ。おとなしく俺にその身を委ねるんだ。お前はもう逃げられないんだからな」
俺は何とか振り切った。リザードの目を見ないように股に顔を埋める。リザードは観念したのか俺をじっと見つめながら体を震わせている。
ーピチャピチャ・・・クチュクチュー
ひとまずリザードの秘所を舌で愛撫する。愛撫するたびに湿り気を帯びていく秘所は愛液を見る見るうちに噴出する。
「あっ・・・ぎっ・・・」
「舌で舐められただけでこんなに感じてるのか?このド淫乱」
俺は初めての行為なのに、何回もやったかのように舌を巧みに動かす。陰核をクリクリと舌で弄繰り回すたびにリザードは激しく喘ぐ。俺はその行為に満足感を覚え始めていた。優位に立っているという優越感にも浸っていた。
足を掴んでいた手を胸の辺りに持っていく。小さい突起物をすぐに探り当て、手の指を使い摘んだり弾いたりする。その度にリザードもまた喘ぎ声を出す。
「あぎっ・・・ぐぅ・・・」
「イキたいか?ド淫乱」
舌や手を離すとリザードは口から涎を垂らし息を荒げていた。俺は口付けをし、舌を絡ませる。炎タイプのせいか口の中はとても熱かった。口を離せば物欲しそうな顔をして俺を見る。
「どうやらスイッチが入ったみたいだな。じゃあお望みどおりイカせてやる」
「ぐぅんん・・・」
俺は手に試験管のようなもの持つ。これで愛液を採取するのである。どうやって採取するかは今からやる。リザードを無理やり四つん這いにさせる。秘所を俺に向けている状態にする。ポタポタと愛液を垂らす秘所はピクピクと蠢いていた。俺は両手を使い秘所を横に出来るだけ開く。
ーくぱぁ・・・ー
「ッ!!」
開かれるとリザードはビクッと震えた。これからもっと体を震わせることになるだろう。俺の手によって。俺は思いっきり開いたその秘所にさっきの試験管を進入させる。
ーグッ・・・ズブブゥ・・・ー
「あがぁっ!!ぐぎぎぃっ!!」
「何だ?軽くイッちまったか?さすがド淫乱だな。でもまだ終わりじゃないぜ」
俺は言葉を荒くしながら試験管を前後に動かす。愛液が満遍なく辺りに飛び散り、淫音をも奏で始める。
ーズッズッ!!グチュグチュ!!ー
「ひぎぃ!!がぁっ!!」
「こんなに腰振りやがってこのド淫乱が!!」
興奮を高めるたびに俺の息、言葉は荒くなっていく。リザードの喘ぎ声は森中に響いているだろう。
しかしそんな事は気にしない。今はこの行為を楽しむとしよう。
「ぐッ!!がぁぁぁぁっ!!!」
ープシャァッ!!ー
音と共に勢いよく愛液は放出された。試験管には愛液がタップリと溜まった。俺は蓋をしてそれをしまう。リザードは息を最大限にあげ、とろんとした目で俺を見ていた。その目にはさっきの輝きはなく、性に溺れ、穢れた瞳と化していた。
「随分派手な潮吹きだったな。だが次は俺もやってもらうぞ」
「・・・!?」
俺は自分のモノを取り出し、リザードの目の前に出す。リザードは初めて見るその雄の象徴にただ驚いていた。再び四つん這いにして秘所にモノを宛がう。
「ぎっ!?」
「最初は痛いと思うが、すぐに気持ちよくしてやる」
ーズブッ・・・グブブ・・・ー
「ぎぎぎぃっ!!?」
「キツっ・・・これが行為か・・・」
俺は初めてをポケモンとした。この時から俺はすでに調教師としての自覚を持ち始めたのである。
今まで未知の領域だったこの場所。とてつもない快楽が俺の全身を駆け巡るのである。知らず知らずのうちに俺は腰を前後に振っていた。
ーズッズッ!!パンッパンッ!!ー
大きい淫音はリザードの喘ぎ声と同じように俺の興奮を高める。尻尾を掴んで強く握るたびにリザードの膣は締まりを強くする。
「あぐっ!!あぎっ!!ぎぎっ!!」
「もうイキそうか?だったらお前の中に思いっきり射精(だ)してやるよ!!」
俺の手は尻尾を掴み、もう片方の手は胸を揉んでいた。初めての行為にここまで出来るのが自分自身驚いていた。そして絶頂が近づくと、俺は尻尾から手を離し、両手で柔らかい胸を掴む。
「ぐぅぅんっ!!」
「だ、出すっ!!出すぞっ!!!」
ービュルル!!ビュクビュク!!ー
「がぁぁぁっ!!」
「はぁはぁ・・・お、終わった」
俺はその初めての行為に疲れ、はしなかったが、その場で繋がったまま眠ってしまった。
それから幾分経っただろうか。俺は薄っすらと目を開ける。周りは闇に覆われていた。どうやら結構な時間眠っていたらしい。俺の今の体勢はさっきとほとんど変わっておらず、目の前には赤色の背中が見える。繋がったまま眠っていたと思うと凄く恥ずかしい。俺は静かにモノを抜く。ずるりと抜ける音がして繋ぎ目のところからは収まりきらなかった精が今になって溢れ返ってきた。俺は体を起こし、リザードの顔を見る。
リザードは目の周りに涙の後を作ったまま目を瞑っている。どうやらリザードも眠ってしまっていたらしい。敵の目の前で眠るなんて隙を見せすぎだが、仕方ない。さっきあれだけのことをして疲れないのがおかしいぐらいだ。俺はまったく疲れていないが。
「・・・起こすのも悪い、よな・・・?」
「ぐぅ・・・」
リザードは喉を鳴らして俺の言葉に答えるように寝言を言った。しょうがないな。ここで置いていったら他の同業者に見つかって何されるか分かったものではないし。
「よいしょっと」
俺は荷物をまとめて背負うと、リザードの罠を外し、抱えてだっこをした。リザードは寝ぼけているのか知らないが、俺の首に手をまわした。
「まったく・・・油断しすぎじゃないのか?さっきまで犯していたやつにこうも身を預けるなんて・・・」
俺はブツクサ文句を言いながらも自分の家へと帰っていった。一つしかないベッドにリザードを寝かせ、毛布をかける。もちろん尻尾の炎がベッドに移るといけないので、尻尾はベッドからはみ出させておいた。俺はもう一つ毛布を出し、椅子に座って毛布に包(くる)まる。俺は聞こえているかも分からないのにリザードに向かって言った。
「目が覚めたらどっか行けよ?」
俺は一言そう言うと、再び目を瞑った。今、俺はこんな職業をやっている。家族もいないこの孤独感に苛まれる毎日。
だがせめて夢の中だけでは昔の思い出に触れさせてくれ・・・
俺はいつの間にか眠りについていた。その家では一人と一匹が安らかな寝息を立てていた。まるで何事もなかったかのように。
ーチュンチュン・・・チチチチ・・・ー
鳥のさえずりが聞こえる。もう朝になったのだろうか。眠った時間をよく覚えていない。時計を見るのも忘れていたほどだ。俺はベッドを見てみる。しかしそこにはリザードの姿はなかった。
「行ったのか・・・ふぅ・・・」
何だろう、この胸にぽっかりと穴が開いたような感覚は。妙に寂しさを感じてしまう。昨日の出来事がまだ忘れられないでいるからだろうか。俺は額に手を置き、一つため息をついた。
「俺、心の中で今アイツを求めてるのかもしれないな・・・」
昨日のリザード。考えてみれば凄く反応が可愛かった。だからこそ俺もあそこまで出来たのだろう。リザードには悪かったが、凄く気持ちよかった。思い出してもリザードの事ばかり頭に思い浮かぶ。
「・・・まだ近くに居るかもしれない。探してみるか」
俺は服も着替えずに家を飛び出していこうとした、のだけどその時だった。何か家の台所付近で物音がするのが聞こえた。
「何だ?こんな辺鄙な所に泥棒か・・・?」
俺はリザードを探す前にまずその物音の正体を見ることにした。そっと足音を立てずに近寄ってみる。何やらゴソゴソ音がする。食料でも盗んでいるのだろうか。冷蔵庫の戸が開いている。それが陰になっていて何がいるか分からない。
(捕まえておくか・・・もし雌のポケモンだったら好都合だし)
俺はそのままそれが何か分からずに近寄る。そして一気に飛び掛った。
「捕まえたぞ!!泥棒め!!」
「!?」
捕まえた相手はジタバタしている。俺は目をつぶって捕まえたから正体が分からない。だが何やら両手に感じたことのある弾力が伝わった。俺はそっと目を開ける。
「!!お、お前・・・」
「痛たた・・・いきなり何すんだよ!!」
「リザード?何でここにお前が・・・ってか何で話せてるんだよ!?」
俺が勢いよく疑問の嵐を吹っかけると、リザードはきょとんとした様子で俺を見た。その瞳には昨日の輝きが戻っていて、台所の窓からさす光でキラキラ輝いていた。
「何でって・・・お前がこうしたんだろ?」
「えっ?お、俺が・・・?」
何がなにやらさっぱり理解できない。頭の中は混乱する。しかしリザードは構わずに話し続ける。
「お前調教師だろ?調教師の「精子」には特別な要素が含まれているんだ。だからお前に膣内射精されてしまってからお前との会話が出来るようになっちまったんだよ」
「は、はぁ・・・」
「それにお前、俺を家に連れて帰ったってことは俺を飼うと言う事なんだろ?だから掟に従って俺はお前と暮らさなきゃなんねぇんだよ。お前調教師の癖にそんなことも知らないのかよ?」
「い、いや・・・昨日が初仕事だったからな・・・まだまだ俺は新米だし・・・」
俺が唖然としたままそう言うと、リザードは驚いた顔で俺を見て言った。
「じゃあ俺は一度も経験したことがない奴に処女を奪われたのか!?」
「まぁ、結果的にはそういう事になるな」
「だってお前昨日の行為なんてまるでプロの調教師みたいだったぜ!?俺、何回もイカされちまったんだぞ!?舐められて、挿れられて・・・」
平気で禁句をバンバン言うリザードは元から赤い顔をさらに真っ赤にして俺を見た。俺はそのリザードの顔を見て少し笑う。
「ははは・・・」
「何が可笑しいんだよ?」
「いや、だってさ昨日あんな淫乱な格好見せておいてさ、口調が雄口調だったりそんな顔見せたりでこれが笑わずにいられるかっての」
「お前がそうさせたんだろが!!」
リザードは焦った表情で俺を睨んだ。俺はまた一人、笑う。
「てかさ、お前いい加減に手離せよ。いつまで人様の胸掴んでやがんだ?」
「へっ・・・?」
リザードはいきなり話を変えてそう言った。俺の両手はよく見ればリザードの胸をしっかりと掴んでいた。さっきの弾力はこれだったのか。
俺は慌てて手を離す。
「わ、悪い。決してわざとじゃないから」
「んなこたぁ知ってるよ。わざとだったらとっくのとうにお前を燃やしてるところだ」
「げっ・・・そうか・・・」
「まぁいいや。とりあえずしばらくは世話になるぜ。何だかお前は調教師の癖して面白いからな。一緒にいてやってもいいと思った」
「あ、あぁ・・・いいけども・・・」
リザードは顔を背けたままそう言った。あまりよく見えなかったがリザードの顔はさっきよりもまた紅潮しているように見えた。気のせいだろうが。そしてリザードは俺のほうを見て言った。
「はやく俺のアレ、提出してこいよ。冷蔵庫の中空っぽだったぞ?金貰ってとっとと食料かってこいよ。多分俺のは結構金出してくれると思うからさ」
「あぁ。分かったよ。すぐに行って来る」
「おう」
俺は着替えてリザードの愛液を提出しに行った。何だか俺は調教師としてやっていけるのかが不安になってきた。アイツが一緒に住んでくれるのは今まで孤独だった俺にとってはありがたいことだ。だけど今回はたまたまアイツも了承してくれたから良かっただけのこと。
もしこれからもっと俺がこの仕事をしなくてはいけない時、その犯した奴ら全員を飼えるのだろうか?そう考えると俺は犯したポケモンを飼うのは金輪際やめようと思った・・・。
俺にとってこの職業とはいったい何なのだろうか?
この調教師の仕事に・・・未来はあるのだろうか・・・?
俺はこれからも一人それに悩まされ続ける事になるのだろう・・・
第1弾 end
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