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試験勉強

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駄文執筆者 文書き初心者


カキカキ………
僕は黙々と机に向かっていた。
理由は明日に筆記試験があるからだ。
2週間ぐらい前から勉強をしている。
僕は心配性なので充分やっておかないと自分を安心させることが出来ないからだ。
そのせいで彼女とは全く会ってない。
一応連絡はしておいたが、多分、彼女は怒っているだろうなぁ……。



ガチャ……
とドアが開く。
ちなみに僕は独り暮らしで家は1Rだ。
ドアが開くということは玄関のドアが開くことを指す。
後ろを向いて、玄関の方を見てみる。
彼女が立っていた……
表情を見る限り怒ってはなさそうだ。
彼女が僕の方に近付いてくる。
「やぁ、ライチュウ」
とりあえず挨拶をしておく。
僕が挨拶しても彼女は無反応で、彼女は僕の横に立つ。
そして彼女の口が開く。
「どうしてあたしに会わなかったの?」
声の調子からすると、彼女は怒っている。
「え?手紙見なかったの?」
「見たけど、学校帰りとかにあたしに会いにいったっていいじゃない」
「君は大学生で僕は高校生だよ?下校時間が違うし、君は普段も忙しいじゃないか」
「問答無用っ!!」
彼女は僕の椅子を倒す。
「えっ?うわぁっ!」
ドン……
椅子が倒れ、僕は仰向きに倒れ、床に背中を打つ。
「痛……」
背中がマジで痛い。
「いきなり何するんだ」
僕は彼女に言う。
彼女は何も言わず僕を覆う様な体勢になる。
「何してるの…?」
彼女は泣きそうな表情で
「あたしは…デンリュウに会えなくて寂しかった……。
フラれたかと思った……。」
「大袈裟だよ、ライ―――」
彼女に口を塞がれ、僕は続きを言えなくなった。
「んっ……」
彼女は積極的に僕の舌に絡ませてくる。
僕は抵抗をしようとするが無駄だった。
僕のモノは天井を指す。
彼女は呼吸のため口を離す。
見事に僕と彼女の間に透明な橋が掛かる。
「いきなりディープキスだなんて……」
「嫌そうにしてても身体は正直だね♪」
彼女は嬉しそうに僕のモノを掴みながら言う。
あれ?さっきまで泣きそうな表情じゃなかったっけ?
「刺激が来ればそりゃ起つよ……」
「ほら、我慢はいけないよ」
彼女は僕のモノをシゴく。
「くっ……」
やっぱり、久し振りにやると気持ちいい。
「どう?気持ち良い?」
「う、うん」
僕は頷くことしか出来ない。
すると彼女は手を止める。
「じゃあ、あたしに謝ること。
じゃないと続きをして上げないよ」
彼女は不敵な笑みを浮かべ僕に言う。
此処で謝れば続行で、謝らないと終了か……
主導権は彼女が握っている。
別に謝ってもいいけど面白みに欠けるな……
よし、此処は第3の選択だ。
僕は身体を起し、彼女を押し倒す。
彼女は何が起こったか分からない表情をしている。
「僕は簡単に折れるような奴じゃないよ」
僕は彼女の秘部に指を入れる。
「あっ……」
彼女の膣はもう充分に湿っていたのですんなり入った。
「もうこんなに濡れているね…久し振りに僕のモノでも見て興奮した?」
僕は手を動かし、彼女に刺激を与える。
「うん……」
彼女は頬を赤くして頷く。
うん…可愛い……
もっと彼女を苛めたい……
久し振りのせいかS的な考えが僕の脳裏によぎる。
僕は手を動かす速度を上げる。
ピチャピチャっと彼女の蜜壺から淫らな音が出る。
「んっ…あっ…やめっ……」
彼女は喘ぎ声を出す。
僕は手を止め、彼女の蜜壺から手を出す。
「どうしたの…?」
彼女は物欲しそうな目で僕に尋ねる。
「あれ?やめて欲しいんじゃないの?」
「そ…それは……」
「ちゃんと言わないと分からないなぁ」
「その手であたしをイかせて下さい……」
彼女はさっきよりも頬を赤くして言う。
「了解」
僕は一旦、彼女の頬にキスして、再び彼女の蜜壺に手を入れる。
そして手を動かす。
「はぁ…気持ち良い……」
再び、彼女は喘ぎ声を出す。
「あっ…そうだ……」
彼女が言う。
すると、彼女の長い尻尾が動く。
尻尾は僕のモノに絡み付く。
「ちょっと何してるの?」
僕は彼女に問い掛ける。
「こうすればデンリュウも気持ち良いでしょ?」
彼女が答えると尻尾が動く。
「え?…くっ……」
尻尾が丁度、僕のモノをシゴくような動き方をする。
手とは違った刺激でとても気持ち良い。
「君も…よく考えたね……」
「でしょ?それで感想は?」
彼女は笑みを浮かべて言う。
「うん…いいよ……」



そして僕達はお互いの秘部を愛撫しあう。
そろそろ射精感が……
「ライチュウ、もう持たないんだけど……」
「あたしも……出して良いんだよ?」
「うん…出すよ……」
僕は絶頂し彼女のお腹に射精する。
「はぁ…デンリュウの熱いっっ……」
僕が達して、すぐに彼女も絶頂を迎える。
彼女の蜜壺から淫液が飛び散る。
「「はぁ…はぁ…」」
お互い、呼吸が乱れる。
彼女はお腹についた精液をすくって舐める。
その行為を見るだけでも萎えていた僕のモノは復活する。
「やっぱりデンリュウのは美味しいね」
彼女は口を開く。
「僕の精液の何処が美味しいの?」
彼女に尋ねる。
「だって、デンリュウの味がするから」
彼女は返答する。
「照れるなぁ……」
僕は頬が赤くなったのを感じた。
「そうだ!四つん這いになってよ」
僕は彼女に言う。
「どうして?」
「いいから、いいから」
僕は彼女に催促する。
「しょうがないわね……」
彼女は四つん這いになる。
僕は彼女の後ろに回りこむ。
彼女はきっと知らないだろう。
こうすると4足歩行ポケモンがしてる体位になることを。
僕は自分のモノを掴み、照準を彼女の蜜壺に合わせる。
「いくよ~」
僕は彼女の蜜壺に自分のモノを埋めていく。
「んっ…いきなり何するの」
「何って、こうすると4足歩行ポケモンと同じ体位になるんだ」
僕は答えながら少しずつ自分のモノを埋めていく。
そして完全に僕のモノが入る。
「動いていい?」
「うん……」
僕はピストン運動をする。
結合部からジュブジュブと音を立て、さらに肉と肉がぶつかる音も立てる。
僕は両手を彼女の胸の方に持っていく。
そして両手が彼女の胸の突起物を捉える。
「ひゃ……」
彼女は甘い声をだす。
僕はピストン運動をしながら彼女の胸の突起物を弄る。
「どうだい?この体位は?」
僕は彼女に問う。
「良いけど…これじゃあデンリュウの顔が見れないよ……」
彼女は少し落ち込んだ口調で言う。
確かに、僕もライチュウの顔が見れない。
これじゃあ、ピストン運動しながらディープキスも出来ない。
「御免…そこは考えてなかった……」
「もう……」
少し呆れた口調で返事が返って来た。
「何時もやってる体位にしようか?」
「うん」
僕は一旦、蜜壺から抜いて彼女が体勢を変えるのを待つ。
彼女は四つん這いから座る体勢なる。
僕も座り込んで、蜜壺に僕のモノを入れる。
「やっぱ、こっちの方がいいわね♪」
彼女は僕に抱き付いて唇を重ねる。
何時もやっている体位は対面座位だ。
これだと抱き付いたり、キスとか出来るのでお互い気に入っている。
彼女の舌が僕の口内に侵入してくる。
僕はそれに答えるように彼女に抱き付き、舌を積極的に絡ませる。
次に彼女は尻尾を動かし、僕の尻尾に絡み付く。
下の口、上の口、そして尻尾が一緒になる。
何時もこんな感じで彼女と交じ合っている。
一旦、呼吸をするために口を離してはまた付ける。
彼女曰く、交じあっている時はずっとディープキスをしたいらしい。
まぁ彼女らしいけど。
すると尻尾への締め付けが強くなる。
これは彼女が絶頂に近いということを示す合図だ。
この時、締め付け後尻尾が解けると外に射精で、
締め付け後解けないと膣に射精してもいい合図にもなっている。
今日は解けないので膣に出してもいいらしい。
僕はピストン運動の速度を上げる。
さっきから結合部はジュブジュブと音を立てて部屋に響いている。
すると彼女の膣がキュっと締まる。
どうやら先に達したらしい。
僕も彼女の膣が締まった影響で絶頂を迎えた。
精液はビュクビュクと音を立て彼女の膣を満たす。
僕は完全に精液を出したのを確認して僕のモノを引き抜く。
さらに口も離す。
彼女の蜜壺からは僕の精液が垂れた。
すると彼女が僕の方に体重をかけてきた。
彼女を見ると目を閉じて寝息を立てて寝ていた。久し振りだったから疲れたのだろう。
僕は彼女をお姫様抱っこをしてベッドに運んだ。
僕は彼女が静かに寝ているのを確認して、再び机に向かった。







番外壱 ハロウィン


「今日も疲れたなぁ…はぁ……」
帰宅途中に僕は呟き、溜息をこぼす。
最近、疲れが溜まりすぎている。
理由は簡単、一昨日は彼女とあれをして、昨日は筆記試験で今日は実技試験。
今回の実技試験は模擬戦闘だったから余計疲れた。
今日はもう早めに寝ようかな
そう思いながら僕は自宅のドアを開けた。
ガチャ…
「トリック・オア・トリート!」
「うわぁ!」
僕は驚き、尻餅をつく。
「うふふっ…びっくりした?」
彼女は笑いながら僕に言う。
「そりゃドア開けて急に叫ばれたらびっくりするよ……どうしたのその格好?」
彼女は黒い三角帽に黒いマント、胸の辺りには付けリボン。
まるで魔女の様だ。
「今日何の日か知らないの?取りあえず家の中に入ってよ」
「うん……って此処僕の家なんだけど……」
僕は家に入っていく。



テーブルの上にはカボチャがあり、まるで顔の様に切り抜けられている。
カボチャの中にはロウソクが入っており、目、鼻、口から光が溢れていた。
「あっハロウィンか」
「そうよ」
だから魔女の格好なのか……
「そういえば、その衣装どうしたの?」
「え?貴方の貯金で買った」
「ええ?!酷くない?」
彼女は平然と
「まぁまぁどうせ買う物ないんだし。いいじゃない」
orz……
今月どうやって過ごせばいいんだ?
「今月はもう終わりよ。明日には貴方の親から仕送りが来るでしょ?」
「ああ、そうだね……って心を読まれたっ!!」
「魔女だからかな?あははっ」
こっちは笑えないんだけど……
「まぁ冗談さておき、トリック・オア・トリート!」
「……この家にお菓子なんてものは無いよ。君も知ってるでしょ?」
僕は無駄遣いは避けてるため、生活に必要なものしか買ってない。
そのためお菓子は家に無い。
「お菓子あげないとどうなるか知ってる?」
彼女は不気味な笑みを浮かべて言う。
「……トリック?」
「ご名答!」
「ぐわぁ……」
身体が急に痺れる……
僕は床に座り込む。
この感じ…まさか電磁波か?
彼女はそのまま僕の事を押し倒し、彼女は僕の事を覆う。
「これって悪戯じゃないよね?ね?」
「あたしにとっては悪戯よ」
すると、彼女は唇をどんどん接近させてくる。
僕は身体が麻痺して動けないので拒むことが出来ない。
そして、唇が重なり合う。
彼女は舌を僕の口内に侵入させ、唾液を送り込んで来る。
次に僕の口内を味わうように舐め、その後僕の舌と絡める。
僕は受け入れるので精一杯だ。
彼女が身体を起し、口と口が離れる。
すると唾液が糸を引き、そのまま重力に従って垂れる。
彼女は僕のモノを握る。
「ちょっ…まっ……」
彼女は僕の言葉をシカトして手でシゴき始める。
「あっ……」
快感が走る。
彼女は止める様子も無く、どんどん僕のモノをシゴいていく。
僕のモノからは透明液が溢れ始め、彼女の手を汚していく。
彼女は手でシゴくのを止めると今度は口を僕のモノに近付ける。
そこで一旦、僕のモノを下から上へと舐めていく。
次に僕のモノを咥える。
魔女姿で咥えている彼女が可愛いと思ったが口には出さないでおいた。(調子乗ってまた衣装買いそうだし)
彼女は頭を上下に動かし始め、口でシゴき始める。
「んあっ……」
「チュパ…ジュル…ジュルル……」
彼女は彼女は舌で僕のモノの先端を舐めて透明液を集め、その後飲んでいく。
彼女の表情はとても嬉しそうで、全くという程嫌そうな顔はしていない。(これじゃあ魔女じゃなくて痴女だ)
すると、彼女は僕のモノを甘噛む。
「くっ……」
刺激がくる程度でまだ痛くは無い。
彼女は妖しく笑みを浮かべて言う。
「今度、そんな事思ったら本気で噛むよ」
うん…やっぱり心読まれてるね……
彼女は再び口でシゴき始める。
そろそろ限界になってきた……
「私の口に…一杯出してっ……」
彼女は速度を上げ、僕を追い詰める。
どうしてこんなに読まれるんだ?
「ジュル……」
「ぐっ……」
彼女が透明液を吸った反動で僕は達し、彼女の口内に精液を放つ。
彼女は喉を鳴らしながら、僕の精液を飲んでいく。
精液を飲みほすと彼女は尻尾を萎えている僕のモノに締め付ける。
すると、彼女は巧みに尻尾を上下に動かし、僕のモノをシゴく。
「ぐぅ……」
すると、刺激で萎えていた僕のモノはみるみると大きくなり、固さを取り戻していく。
そして僕のモノが彼女の尻尾から解放される。
彼女はまた妖しい笑みを浮かべて言う。
「まだ終わりじゃないよ。こっからが本番なんだから」
彼女は僕に跨がる
「だからって無理矢理起たせるのは止めてよ……」
「他に方法があるの?」
……木の実ジュース(媚薬)ぐらいしかないな……
色々考えているうちに彼女は尻尾を秘部に持っていき、器用に秘部を広げる。
彼女の秘部は既に濡れていた。
僕のモノと彼女の秘部が触れ合う。
「じゃあいくよ……」
彼女は徐々に腰を落とし、僕のモノを秘部に埋めていく。
そして完全に僕のモノが彼女の秘部に埋まる。
「んあっ……」
彼女は挿入時の快感で少し達する。
だけどその余韻に浸るわけでもなく僕の胸に手を当て、腰を振る。
「くっ……」
「あっ……」
彼女の着ているマント、三角帽、リボンが激しく揺れる。
結合部からはジュブジュブと淫らな音が発し、愛液と透明液が混じったものが飛び散り、床を汚していく。
彼女は笑みを浮かべて言う。
「犯される側は…どう?」
「生憎、僕はMじゃないんで……」
「どっちにしろ貴方はこのままあたしに犯されるけどね」
「どうかな?」
僕は彼女の両手を両手で握る。
「えっ?」
「麻痺なんてとっくに治ってるんだ」
僕は腰を振り、彼女の膣奥を突く。
「あんっ…やぁ……」
彼女は甘い声を出す。
僕は何度も何度も膣奥を突く。
「おかしくっ…なっちゃ……」
彼女は眼に涙を溜める。
たまにはこういう彼女を見るのもいいな……
「んああああっっっ……」
「ちょ…まっ……」
すると彼女は絶頂を迎え彼女は僕の方向に倒れる。
結合部から大量の愛液を吐き出す。
その際に、膣内が締まり耐えきれず僕も膣奥に精液を放つ。
二回目なのにも関わらず凄まじい勢いで大量の精液が膣の中に注がれていく。
ようやく収まったところで僕は彼女の秘部から自分のモノを引き抜く。
すると彼女の秘部から僕の精液が垂れ、身体を伝って床を汚す。
彼女は呼吸が荒く、僕も呼吸が荒かった。
僕達は抱き合いながら余韻に浸っていた。

 

次の日……
無事に親からの仕送りが来て、生活に支障は出なかった。
学校が終わった後、彼女と僕は僕の部屋でババ抜きをしていた。
最後の2枚、彼女がjokerを引かないと僕の負けだ……
彼女が指がjokerのカードに触れる。
彼女は僕の表情を見て違うカードを引く。
そして彼女が上がる。
「まだまだ甘いね」
「……負けた」
「また、顔に出てたわよ」
「もう、いいんだよ。僕はそういう奴なんだよ」
「ポーカーフェイスになんないとまたあたしに心読まれるよ?」
「うぐっ……いいよ君になら」
「社会に出たときは?」
「先生になる予定だから多分大丈夫……」
「先生になるの?あたしと同じだね」
「君も?へぇ意外……」
「ちょっと、意外って何よ!」
「痛い!痛い!叩かないでよ」
また、一日が過ぎていく……







番外弐 姫始め


「遅いなぁ……。これじゃあ、初詣に行けないよ……」
と、僕は独り言を漏らす。
時刻は9時半を差そうとしている。
彼女は、9時にはちゃんと戻るから、と、言っていたが、30分もオーバーしている。
大体、何を自宅に忘れたのだろうか?
昨日は、カウントダウンパーティの後、その事を気にもせず僕のベッドで熟睡してたし……。
そして、今になって気付くという……。
……今年は大変な年になりそうだな。
ピンポーン……。
そう思っていた矢先にインターホンが鳴る。
きっと彼女だろう……。僕は急いで玄関のドアを開けに行った。



「遅いよ、ライ――」
彼女の姿を確認した、僕は言葉を無くす。
いや、普通に考えて誰が見たって言葉を無くすだろう。
「まぁ……取り敢えず入って……」
僕は彼女を家に入れる。



「これ、どうかな?」
彼女は無邪気に笑みを浮かべながら、一度、回ってみる。
「まぁ、いいんじゃないかな」
僕は素直に感想を述べる。
今の彼女の姿は、白い白衣に緋袴。そう、巫女装束だ。
……多分、僕の貯金で買ったのだろう。
「貴方はもっと具体的に感想が言えないの?あたしに萌えるとか」
……生憎、僕にそういう属性はない。
大体、普段は衣服なんか着てないから、着ると逆に違和感に感じる。
「大体、萌えるっていうのは草木の芽が出るってことでその使い方は――「はいはい、分かりました」
彼女は適当に返事をしながら、僕の言葉をかき消す。
これ以上、説明は聞きたくないって事だろう。
「……それ、初詣に着て行くの?」
僕は彼女に問う。
正直、恥かしいから、着て行かない方が嬉しいのだが。
「ん?着て行かないよ」
彼女の言葉で、僕はホッと安心する。
「貴方は姫始めって言葉知ってる?」
突然、彼女からの質問。
「え?ヒメハジメ?」
「そう。姫始め」
ヒメハジメって何だろう。聞いた事があるような、無いような……。
全く、意味が分からないや……。
「御免、分かんないや。ヒメハジメって何?」
その言葉を聞いて、彼女は笑みを浮かべる。
「分かんないの?教えて欲しい?」
「うん」
僕は首をコクリと縦に振りながら言う。
笑みを浮かべていた彼女は、段々、妖しい笑みへと変わっていく。
あれ?これ死亡フラグ?
まさか、ヒメハジメって知らなきゃいけない言葉なのか?
いや、でも、これだけで彼女は怒らない筈……多分……。
段々、彼女は僕の元へと歩み寄ってくる。
すると、彼女に急に押される。
「え?うわっ」
ドン……。
背中をもろに打つ。痛い……。というか、前もこんなことあったような……。
僕は、彼女に覆われ、逃げられなくなる。
彼女の表情は依然として変わらない。
新年早々、このまま、往復ビンタとか?
僕は、覚悟を決めて、目を瞑る。
……え?
彼女の予想外の行動に、僕は驚く。
彼女は、僕の唇を奪っていたからだ。
彼女の舌は、僕の唇を容易く突破し、僕の舌と絡み合う。
「……っん……ぅん」
「……っふ……っあ」
彼女は、積極的に僕の舌と絡ませ、唾液を送り込んでくる。
僕も応える様に、舌を絡ませ、唾液を送り込んでやる。
「……ぷはっ」
「……んんっ」
僕達は唇を離す。
僕と彼女の間には、唾液の糸が引く。
唾液の糸は、重力で空しく落ち、僕の体毛を汚す。
暫く、余韻に浸っていた後、僕は口を開く。
「ヒメハジメってキスのこと?」
「それはイエスでもあり、ノーでもあるわね」
彼女は、待望んでいた質問であったかの様に、得意気に僕に答えを言う。
彼女の曖昧な答えに、意味が分からない僕は彼女に聞く。
「イエスでもあり、ノーでもあるってどういう事さ?」
彼女は笑みを浮かべ言う。
「これは、それの一部みたいなもの。
姫始めってのは、その年になって交わることよ」
「……えっ?じゃあ、これから交わるってこと?」
「そうゆうこと。では早速……」
彼女は僕のモノを握る。
「ちょっ……初詣は?」
「あんなにキスの時、舌を絡ませた癖に何言ってんの?」
「だって、てっきり、キスだけかと……」
「貴方の知識不足に怨みなさい。私は止める気は無いんだから」
彼女は、握っている方の手を上下に動かす。
「……くぅ」
快感が走り、僕は喘ぎ声を漏らす。
彼女は、僕のモノの裏筋を指でなぞる。
「……っああ」
敏感なところを弄られ、先程より強い快感が伝わる。
「今から止められる?止められないよね。
先走り液が出る程、気持ちいいんだから」
彼女は、僕のモノの先端が溢れてくる透明液を指ですくい、それを指先で弄る。
「……」
僕は、何も言えなかった。
彼女の言うとおり、とても気持ち良い。もっと気持ち良くして欲しい。
「どうして欲しいの?続けて欲しいの?」
彼女の問いに、僕はゆっくりと縦に首を振る。
彼女がその光景を見ると、僕のモノを咥える。
彼女は上下に首を振り、僕のモノをシゴく。
手とは別の気持ち良さ――いや、それ以上の気持ち良さかもしれない。
口で僕のモノをシゴきながら、尚且つ、舌でも弄る。
「……ジュル……ジュルル」
「……っう……くぅ」
彼女は、溢れてくる透明液を吸い、飲んでいく。
僕のモノ全体を舐めたり、裏筋の辺りを中心的に舐めたりして、僕を追い詰める。
彼女の舐めてる姿は、とても愛しい。
僕は次第に射精感を覚える。
「……もうっ……出るっ」
僕は彼女に言う。
それを聞いて彼女は、精液を出せと言ってるかの様に、シゴく速度を上げる。
「……っあ……うわあっ」
僕は彼女の口内に勢い良く放つ。
彼女は僕の精液を嬉しそうに飲んでいく。
彼女曰く、僕の精液は、僕の味がして美味しいらしい。……僕の味って何だろ?
彼女は、僕の精液を飲み干し、精液で汚れた僕のモノを舐めて、綺麗にしていく。
「……っん……ピチャ……チュルル……これで綺麗になったよ……」
彼女は顔を肉棒から離す。
彼女は一旦、立ち上がり、口を開く。
「あたしっ……我慢出来ないっ……早く弄って……」
彼女は、白衣と緋袴をたくし上げ、秘部を見せる。
「うわぁ、もうこんなに……」
秘部を見てみると、既に愛液で湿っており、さらには秘部から愛液が垂れている。
僕は身体を起して、彼女を押し倒す。
「きゃっ……」
突然だったためか、彼女は悲鳴を上げる。
さっきとは立場が逆転する。
先ずは、布越しに胸を触ってみる。
「……っあ」
普段は生に触っているので、何か変わった感じがする。
今度は懐に手を忍ばせ、胸を直に触る。
「……っん」
次に、胸の突起物に触れ、それを摘んだり、擦ったりして、弄ぶ。
「……はぁっ……っああ」
気持ち良いためか、彼女は、徐々に艶っぽい声を上げてく。
僕は、もっとそれを聞きたいと思い、白衣と緋袴をめくり上げる。
露になった秘部。
先程よりも、愛液が溢れている。
僕は、秘部に顔を近付ける。
そして、愛液で湿っている秘部を舐める。
「……っんん」
彼女は声を上げながら、身体を震わせる。
やはり、秘部の方が感度が良いのだろう。
秘部の突起物も、舌で舐める。
「……っはぁん……っぁああ」
恐らく、一番、感度が強いところだろう。
突起物を舌で転がしたり、甘噛みしてみたりして彼女を追い詰めていく。
「イっちゃうっ……顔っ……離してっ……」
彼女が喘ぎながら言う。
僕は彼女の言葉を無視し、彼女が果てるまで責め続ける。
「……っあ……ぁあああああっっっ」
彼女は耐えきれず、果てる。
秘部からは、勢い良く、愛液を吐き出し、僕の顔を汚す。
僕は、顔についた愛液を指ですくって舐めていく。
愛液は、彼女の味がした。
彼女の緋袴で顔を拭いて、僕は身体を起し、彼女の様子をみる。
「……はぁ……はぁ」
彼女の呼吸は荒い。
もうちょっと、呼吸が整ってから、声をかけよう。
そう思った矢先に、身体が急に痺れる。
「ぐっ……」
身体の自由が奪われ、僕は仰向きに倒れる。
彼女は、何時の間にか、呼吸を整え、僕に跨がる。
まぁ、彼女にまんまと騙された訳だ。
「今日こそ、あたしが主導権を握るんだからね」
「……お好きにどうぞ」
彼女は僕のモノを握り、腰をあげる。
そして一気に、彼女の秘部は僕のモノを飲み込む。
「……はぁっ」
「……くぅ」
僕達は共に喘ぎ声を漏らす。
彼女は腰を振り、上下運動を開始する。
すると、結合部からはジュブジュブと淫らな音が響き渡る。
彼女が上下に動く度に、彼女の耳、尻尾、緋袴は揺れ、肉と肉がぶつかる音が発
生する。
「……はぁ……っあ」
「……っん……っく」
僕のモノが、何度も何度も、膣奥を刺激する。
その度に、僕達は快感を得る。
急に、彼女の尻尾が僕の尻尾に絡み付く。
多分、尻尾も一緒にならうってことだろう。
徐々に慣れてきて、彼女は狂ったように腰を素早く上下に動かす。
彼女は、目が虚ろになり、口元からは涎が垂れて、快感に身を支配されていた。
僕は、次第に、余裕が無くなり、射精感を覚える。
「……そろそろっ……限界っ」
「……はぁっ……っああ」
僕の言葉に彼女が反応し、更に腰を素早く上下に動かす。
「……もう駄目っっっ」
「……っっあああああ」
僕と彼女は同時に絶頂を迎える。
僕のモノは、2度目なのにも関わらず、大量の精液を出し、彼女の膣内を汚して
いく。
彼女は、暫く、絶頂の余韻に浸っていた後、再び、腰を上下に動かす。
「……っ……ちょっと待って……休ませて……」
彼女は僕の言葉を無視し、行為を続ける。
まるで、何かに取り憑かれたかの様に……
 



僕達は初詣に来ていた。
姫始めのせいで夜になってしまったが……。
「絶対に御祓いした方が良いって、あの巫女装束」
「大丈夫よ。ちゃんと今、此処にあたしがいるんだから」
「そう言う問題じゃなくて……」
「ほら、御賽銭出してよ」
「しょうがないなぁ……」
僕は15ポケを彼女に手渡す。
「何で15ポケなの?」
「充分、御縁がありますように……っていう意味で」
「そう」
僕も15ポケを取り出し、賽銭箱に投げ、鈴を鳴らす。
パンッパンッ、と、手を叩き、目を閉じながら願掛けする。
……。
僕は目を開ける。
「何、お願いしたの?」
彼女からの質問。
「秘密さ」
「えーっ、教えてよ」
「人に願い事を言うと、叶わないらしいから駄目」
「それ、本当?」
「多分ね」
 


僕の願い事はたった一つ。
何時までも、彼女の側に居られますように……。







番外参 教室で
設定としては過疎地域内での二匹。過疎地域のASとも言ってもいいです



 夕日が差し込む教室。窓の外からは生徒達の楽しそうな声が此処まで聞こえてくる。
 生徒達が一切居ない放課後の教室は、僕達教師の作業場なのに彼女ときたら……。
「なんかこういうのドキドキしない? 誰が何時来ても可笑しくないしさ」
 僕を覆って、無邪気な笑みを浮かべて彼女は言った。
 出来れば、問題になる前に彼女を押し退けて、この状況を打破したいのだが身体が麻痺してまともに動かない。
 さっき、彼女に押し倒されたときに、同時に電磁波も食らってしまった。
 僕の体内に潜む電流で、彼女によって狂ってしまった電流を正常にすれば、麻痺状態から立ち直ることは出来る。
 でも、それには時間が掛かってしまう。
 何とかして時間を作らなくてはならない。最も効果的なのは説得だろう。無言は肯定を表してしまうのだから。
「僕達は教師なんだよ? 教師は生徒を指導する立場なのに、こんな所を生徒に見られたら……」
「大丈夫、どうせ夫婦って分かってるんだから。それに、教え子達は教室になんか戻って来ないわよ。
 今までに下校時刻を過ぎてから戻ってきた子なんか一匹も居ないんだから」
「でも、もしかしたら忘れ物を取りに来る生徒とか……」
「無い無い。それより貴方は何も出来ないんだから温和しくしといた方が身の為だと思うけど?」
 そう言って彼女は、僕の首に長い尻尾を絡ませてきて、軽く締め付ける。僕は少し息苦しくなる。
 彼女の表情は無邪気な笑みから妖しい笑みへと変わっている。
 ……ああ、駄目だ。完璧にスイッチ入ってるよ。
 僕に残された道は温和しく彼女に性的に喰わられるしかないようだ。
「夜に沢山してあげるからっ……」
 それでも、最後の説得を試みる。時間がズレるだけで彼女とヤることには変わりないけど、公共の場でヤるよりはマシだ。
 僕の発言を聞いて、彼女は少し悩んだ表情をしていたけど、首を横に振った。
「残念だけど、貴方の申し出には賛同しないわ。今回は学校という場所だからこそ意味があるからね」
「どんな意味がっ……んっうぅん……」
 そして、僕は口を塞がれてしまう。勿論、彼女の口で。
 拒もうと思っても、彼女の舌は容易く僕の口内に侵入してきて、僕の舌に絡ませてくる。
 何もしないでいたら、彼女に首を締められるので、仕方無く彼女の舌を舐める。
 お互いの唾液を交換し合い、口内を貪るように舐める。
 嫌々とは言っても、愛する彼女とのディープキスは心地良いものだ。ついつい僕もスイッチが入り、積極的になっていく。
 興奮の所為か僕の身体は火照ってきて、息遣いも荒くなっていく。見る限り、彼女の方もそうなっていた。
 そして暫くディープキスをした後、互いの口を離すと、口と口との間に唾液が嫌らしく糸を引く。
 でもそんなに長くは持たず、唾液の糸は垂れて僕の身体を汚す。
 僕が余韻に浸っていたら、彼女は僕の首に尻尾を絡ませるのを止めた。
 そして、僕のモノを握ってくると、先端部分から溢れでてくる透明液を手ですくいとる。
 そして、手についた透明液を見ると彼女は口を開いた。
「そっちも充分そうね。じゃあ入れるよ」
 いきなりそんな事を言うのだから僕は慌ててしまう。
「えっ待ってよ。まだ充分に前戯はしてないから痛いって」
「大丈夫、充分に濡れてるから」
 そう言って、彼女は僕に秘部を見せてくる。
 ディープキスしかしていないのに秘部は充分と言える程に湿っていて、秘部からはだらしなく愛液が一筋垂れている。
「誰かに見られてる様な気がして興奮しちゃったんだよね」
 そして、あはは、と微笑する彼女。
 僕を押し倒したり、首を軽く締めたりする癖に変な所でマゾなんだよなぁ。
 念の為、僕は廊下の方を見てみるが誰も居ないし、気配もしなかった。
 もう麻痺状態から治っているから拒む事は出来るけど、どうせなら最後までしたい。見つかる前にサクッと終わらせよう。
「早くしようか、バレる前にさ」
「なんだかんだでする気なのね。不良だなぁ」
 そして、彼女は僕に馬乗で跨がり、僕のモノに秘部を近付けると一気に腰を降ろした。
「あんっ……」
「くぅ……」
 僕のモノから全身に快感が駆け巡り、とても気持ちが良い。あまりの気持ち良さにがっついて彼女の事を下から突いてしまう。
「ちょっ、ちょっと……やめっ……あぁっ……」
 突然な僕の行動に彼女は慌てるけど、直ぐに快感に支配されて僕にされるがままになる。
 さっきまで彼女のペースだったけど、もう僕が握ったも同然だ。何時もより速く彼女の事を突いて少しずつ絶頂へと導いていく。
 教室内は嫌らしい音で満ちていく。結合部から生じる音、僕達の喘ぎ声で。
 幸い、教室の窓は閉まっているから外には音が漏れないだろう。
「あっ……んぅ……」
「んっ……」
 でも念には念を、と言う事で彼女を抱き寄せて、僕の口で彼女の口を塞いで少しでも音量を下げるように努める。
 塞いだ後は舌を絡ませ合って、上の口も下の口と同様に繋がる。
 上からも下からも快感が伝わり、とても心地が良い。此所最近は彼女と交えていなかったから尚更だろう。
 交えていないと言う事は勿論、僕のモノには充分にアレが溜まっている訳で……。そろそろ限界かも知れない。
 どうしよう、中に出そうかな、外に出そうかな。そんな事を考えている内に彼女が先に絶頂を迎えた様で身体を痙攣させる。
 彼女が絶頂を迎えた為か膣内が締まり、僕も堪らず精液を出してしまった。
 僕の精液は彼女の膣内を急速に満たしていく。満たされて行き場を失った精液は愛液と混じって結合部から空しく漏れた。
 そして、僕の体毛を汚していく。
 彼女は僕の口から口を離すと言った。
「凄い量ね。お腹一杯よ」
 それを聞いて僕は微笑しながら答えた。
「はは、御免ね。結構溜まってたみたい」
 そんなやり取りをしている内に廊下からは何やら足音が響いてくる。そして、その足音はやがてこっちに近付いてくる。
「やばいよ……早く離れてよライチュウ!」
「そんな事言っても、終えたばかりだから身体が言う事利かないのよ!」
 僕達は慌てながら小声でやり取りをするけど、このままじゃやばい。生徒に不埒な行為していた事がバレてしまう。
 僕は彼女に悪いとは思うけど、押し退けて抜ける。
「痛っ……」
 彼女は俯せで床に倒れた。
 僕は御免、と言って、彼女に押し倒された時に散らばってしまった書類で身体を拭く。
 そして、そのまま書類をゴミ箱へ投げ入れる。
 すると、教室の戸が開いた。
「お母さん、どうしても分からない問題が……何やってるの?」
 この状況、実の娘にはどんな風に見えたのだろう。
 突っ立っている自分に、俯せで倒れている彼女の周りには散らばった書類。
「大丈夫ライチュウ? 痛くは無い?」
 僕はそう言って彼女に駆け寄る。無論、演技だ。彼女が転んだと言うシチュエーションでの。
 娘にバレない様、彼女に向かって小声で、心配してくれて有難うと言って、と告げる。
 彼女は少し意味が分からなさそうにしていたが言った。
「心配してくれて有難う……」
 語尾が疑問系になっていた様な気がしたが、多分大丈夫だろう。
「今忙しいそうだし、また後で聞くに来るね」
 そして、娘は教室の戸を閉めて、立ち去っていく。 なんとか乗り切った……。
 



 この事があった所為か、学校で交えたのはこの一回だけである。



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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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