written by cotton
今宵私の手の中で 終話,
胸の中の君へ~
村には平和な日々が戻った。
ハーブ達の一生懸命に謝る様に、村のポケモン達は俺が此処に住むことを許した。
皆の優しさが嬉しくて、思わず涙も流した。
月は高く昇っている。それに寄り添うように、一つ、星が静かに瞬いている。
悲しげに、寂しげに。
ーおやすみ。
その言葉が今も、この部屋に響いている。君はこの左腕の中に。月の光が、壁にフタリの影を映し出している。
君を護る。残された左腕に誓ってー
The evening in my hand, fin.
読んでいただきありがとうございました。
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