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結びついた雷

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結びついた雷




 「う、うぅ・・・」
私は路地で倒れていた。何かに襲われたわけもない。
三日間、飲まず食わずの空腹で行き倒れてしまったのだ。
(マスター、どうして・・・どうして私を・・・)
そんなことを思いながら目を閉じると、少し体が軽くなった気がした。
そして、私の意識は遠くなっていった。



 私は体を包み込む心地よい温かさ、ほんのりとした甘い香り目を覚ました。
体を起こすと見慣れない部屋の中にいた。
(ここは一体・・・)
部屋を眺めていると、扉が開いてピンクのリボンの付いた私と同じくらいの大きさのポケモンが入ってきた。

「目が覚めましたか?サンダースさん」
「はい、あの・・・(グゥ~)」

言葉よりも先にお腹がなってしまった。

「あらあら、話よりも食事が先のようね」
「すいません・・・///」
「マスターに頼んで何かを持ってきてあげるわ」

そう言ってそのポケモンは出て行った。
戻ってくるまでの間、もう一度横になることにした。
眠っている時に感じた温かさと甘い香りは、私の寝ていたタオルのようなものだったようでそれに包まれると、とても心が落ち着いた。
しばらくすると、さっきのポケモンと男の人が入ってきた。

「気がついてよかった、ユイノに言われてすぐに作ったから少ないけど」

どうやら彼女の名前は『ユイノ』というらしい。
男の人が私の目の前に置いたお皿には見たことのないブロック状の食べ物が入っていた。

「わ、私が食べていいんですか?」
「ん?もちろん、君のために作ったんだから」

そう笑顔で言われ、一つ一つゆっくりと味わって食べた
・・・空腹が満たされる頃には、お皿は空になっていた。



「え!?前のトレーナーに捨てられた!?」
「はい」
「なんて奴だ、ポケモンを捨てるなんて。
ましてや、イーブイ種の♀はそう簡単には見つからないのに・・・」
「前のトレーナーは私に単純な強さを求めてきた・・・ポケモンは強さこそ全てだと考えるような人だった」

そうあの人は強さを求めすぎて愛情を忘れてしまっていた。
バトルに負けると罵声を浴びせられ、何度も負けるようならば捨てる。そんなトレーナーだった。
前のトレーナーのことを話し終わると私の目からは涙がこぼれてきた。
泣いている私の頭を男の人が撫でてくれた。撫でている彼の手の温もりを感じているとだんだんと落ち着いてきた。

「大丈夫か?」
「はい、もう大丈夫です」

そう言うと私に笑いかけてくれた。

「で。これからあなたはどうなさるの?」
「え?えぇ~っと・・・」

そう聞かれても私は捨てられてしまったので行き場などない。

「もしよろしければですが、私たちと暮らしませんか?」
「え!いいんですか?」
「俺は構わないよ」
「ありがとうございます」
「じゃあ自己紹介からだな。俺の名前はカイト、でこっちは俺のパートナーの」
「ニンフィアのユイノよ。よろしくね」
「はい」



 私がこの家で暮らし始めてから今日で二年の月日がたった。
ここでの暮らしにも慣れてきて、何不自由なく生活できるようになった。
これもマスターやユイノにいろいろと教えてもらえたからね、あの二人には感謝してもしきれないわ。
あ、呼び方は二人にこうしてくれって言われたからこう呼んでるの。私も名前をもらったしね。
私の名前?それはね・・・

「ユイノ、ライノ、行ってくる」
「「いってらっしゃい(ませ)」マスター」」

ライノ、これが私がマスターから・・・愛しい人からもらった大切な名前。
一年前の冬のとある日、とても寒くて一人では眠れない日があって、マスターと一緒に寝ることがあったの(ユイノも一緒だったけどね)
ユイノと一緒にマスターに抱かれながら寝ていると心音が早くなるのを感じたの。
あんな経験今までなかったから、翌朝になってマスターが出掛けてからユイノに相談したの。
そしたら・・・
『あら、ライノもマスターのことが好きになったのかしら』
そう言われたの。

『好き』 この言葉を聞いて心音が大きくなるのを感じた。
その日からマスターと二人っきりになると、顔が赤くなったり心音が大きくなってしまうの。
マスターにこの想いを伝えたい。でも、種族の違いが私を悩ませてきたわ。
でも、もう悩むのはやめた。
言葉で伝えるのは無理でも気持ちが伝わればいいのよ。
そう心に決めた私はマスターが帰ってくるまでユイノと遊んでいた。



「ただいま~」
「「おかえりなさい(ませ)マスター」今日はいつもよりも早いお帰りですね」

そう言えばそうね、いつもより一時間ほど早い。

「まぁな。だって今日はライノが家に来てちょうど二年だからな、お祝いだ」
「ますたー、覚えててくれたの?」
「あぁ、去年は忙しくて祝えなかったけど、今年はちゃんとお祝いな。
今日の夕飯はライノの好きなものを作ってやるぞ」
「ほんとに!?じゃあ~・・・」



夕飯を食べてのんびりタイム
ユイノはいつの間にか席をはずしている
・・・マスターと二人っきり。ユイノが戻る前に行動しなきゃ

「なぁ、ライノ」
「ひゃっ!な、なに?」
「大丈夫か?」
「う、うん大丈夫」
(急に話しかけられるから驚いちゃった)
「何?マスター」
「ライノさぁ、今欲しいものってあるか?」
「え?」
「今日がお前と出会って二年目だし、何かプレゼントしたくってな」
「・・・何でもいいの?」
「勿論。って言ってもあんまり高価なものは無理だけどな」
(・・・私が欲しいもの。それは)
「マスター」
「ん?」

振り返ってマスターの口に自分の口を重ねる。
この瞬間が永遠に続けばいいのに

「ん・・・んん」
「ん~~・・・ぷはっ!」

口を話すとマスターは顔が赤くなっていた

「ラ、ライノ・・・何を」
「私が一番欲しいのは、マスターとの子供、かな?」
「え!?ええ??」
「私はマスターが好き。種族の違いがあるってことは分かってる。
でも、私は自分の気持ちには嘘をつきたくないの。私の想い、受け取って」

私が想いを伝えると、マスターは少しずつ後退りし始めたが

「ダメですよマスター、女の想いにはちゃんと応えなければ」
「ユ、ユイノ!?うわっ!」

ユイノがリボンでマスターの動きを封じた。

「ユイノ、いつの間に戻ってきたの?」
「ついさっき、ちょっと木の実を採ってきたの」

そう言ったユイノの目の前には木の実が一つあった。

「これはイアの実っていうのよ」

イアの実・・・確か体力を回復してくれる木の実だったはず
ユイノはそのイアの実を齧って口に含むと、マスターに口移しで食べさせた。
マスターが飲み込むのを確認するとユイノは口を離した。

「フフッ♪これで準備オッケーね」
「ユイノ、お前イアの実を」
「そう、これからやることを楽しむ為に」
「これから?何をするつもりなの?ユイノ」
「何って、ナニよ」

そう言って、ユイノはリボンでマスターのズボンを下着ごと脱がした。
すると既に大きくなっているマスターのモノが露わになった。

「な、なんでこんなに大きくなってるの?」
「フフッ、イアの実の効果が出てるのよ。イアの実には媚薬の作用があるのよ」
(媚薬・・・それでこんなに大きくなってるんだ)
「ライノ、一緒にマスターを喜ばせましょう」
「う、うん。でもどうやって?」
「簡単よ、これを舐ればいいのよ」
「ええっ!?」
(な、舐める?この大きくなってるマスターのを?)
「仕方ないわね、じゃあ私が先に」

そう言ってユイノはマスターのモノを舐め始めた

「どう?マスター、気持ちいい?」
「ユ、ユイノ・・・ス、ストッ・・・あっ!」
「反応したってことは気持ちいいんだ~、マスター感じてくれてるんだね
じゃあさ・・・はむっ」
「あぁっ!!」

ユイノがマスターのを頬張ったら、さっきよりマスターが大きく反応した。
その光景を見ていると体の奥から何かが込み上げてきた。

「ユイノ、代わって!私もやる!」

そう言うとユイノは私と代わってくれた。
目の前にはマスターのモノがそそり立っている
私はさっきのユイノみたいモノを舐め始めた。

「ど、どうマスター?気持ちいい?」
「うっ・・・くあっ!」

舐める度にモノがピクピク震えて感じているのが分かる。

(はふぅ・・・アソコがジンジンしてきちゃった・・・)
「ラ、ライノ・・・そろそろやめ、て」

顔を起こしてマスターが涙目でそういってきた。
その瞬間、私の中で何かが弾けた。

(マスター可愛い、そんな顔されたらもっといじめたくなっちゃう・・・)
「頼む、ライノ・・・もう」
「フフッ、やめてほしかったら私のココ、舐めなさい」

体勢を変えて、アソコをマスターの顔の前に持ってくる

「ほら早く舐めなさいよ、やめてほしいんでしょ?私を満足させなさい。」
「んっ・・・」ジュルッ
「あんっ・・・そうよ、もっと舐めて」

マスターが私のアソコを舐めている間も、私はマスターに刺激を与えていた。
互いが互いを刺激しあい、激しさを増していってる。
マスターは早く終わらせたいから、私はマスターに負けじと刺激を与える。

「んっ・・・あっ、ああああっっ!!」

先に私が限界に達し、そのひょうしでモノから口を離してしまった。
肩で息をしながらマスターの上から降りる。

「えっ・・・」
「約束通り辞めてあげたのよ。それともまだやって欲しかったの?」
「う・・・」
「言わなきゃ分からないわよ」

マスターはしばらく口を閉じていたが、

「つ、続きをしてほしいです」

涙目で懇願してくるマスターをみて、アソコがまた疼きだした。

「よくできました。じゃあ・・・」
「お楽しみ中だけど、交代よライノ」

いままで静かに見ていたユイノが口を開いた。

「二人の行為を見てたら疼いちゃったの。
それにマスターもイキたいみたいだし、私の中でイカせてあげる」

そう言うと、ユイノは自分のアソコにマスターのモノをあてがった。

「フフッ、マスターの初めて・・・いただきます♪」

ユイノがアソコがマスターのモノをゆっくり飲みこんでいく。
一瞬ユイノの動きが止まったと思うと、意を決したような顔して一気に腰を下ろした。
その瞬間マスターは大きく反応しユイノは硬直してしまった。
それを見たマスターは、ユイノを抱き寄せてキスをした。
しばらくして口を離すと、ユイノも硬直から解放されたらしく、少しずつ腰を動かし始めた。

「うぅ、私も早くマスターと一つになりたいよ・・・
ユイノ~、早く代わってよ~」
ダメよ、ライノとマスターがやってる間、私も我慢してたんだからあなたも我ま・・・」

ユイノがそう言っている最中に、マスターはユイノの腰を掴んで体制を変えた。

「キャッ!マ、マスタ・・・あんっ!!」
「ユイノ、ライノ。お前らの気持ちは今までのでよくわかった。
俺もそれに応えなきゃ、なっ」
「あ、あぁ!!」

マスターがユイノを突く度にユイノは大きく喘ぐ。
マスターの動きを封じていたユイノのリボンも解けていた。
どうやらユイノがイれたときの刺激で解けていたようだ。

「だ・・・め、マスター・・・はげし、んあっ!」
「さっきまで攻めてたのに、受けになると弱くなるな、ユイノは。」
「う、そういうマスターも、あっ・・・ずいぶん、積極的、ね」
「初めにユイノが言ってたじゃねぇか、好きな女の想いにはちゃんと応えろってな」

マスターはそう言い今までよりも強くユイノを突き、それに呼応するようにユイノが嬌声を響かせる。

「イクぞユイノ!ぐうっ!!」
「あっ・・・マス、ター、ああああっ!マスターのが、中に~!」

二人とも絶頂に達し、ユイノはぐったりしている。
ユイノの中から抜かれたマスターのモノはまだそそり立っていた。
マスターがこっちを向いて

「次はライノの番な」

そう満面の笑みでそう言ってきた。
私は仰向けに寝転んでマスターのモノを受け入れる。
マスターとユイノの行為を見ていた私のアソコはもう濡れてしまっていて、マスターのモノを受け入れるには十分だった。
ゆっくりとナカに入っていき、マスターのモノが私の膜を破った。
全身に鈍痛が走り体が硬直する。

「大丈夫か?ライノ」
「うぅ・・・マスターキスして、お願い」

痛みを和らげるためにキスをする。
互いに舌を絡め快感を共有する。
次第に痛みも薄れてきたので口を離す。

「もう大丈夫、動いていいよ」
「じゃあ動くぞ」

マスターはゆっくりと動き始めた。
先の行為のせいで、ナカは非常に濡れていた。

「ひあっ、マスターのが擦れて・・・」
「ライノのナカ、熱くてうねって気持ちいいよ」
「わ、私も・・・気持ちいい」

不意に腰を掴まれ、マスターの足の上に座るような体勢*1にされた。

「ふあっ!マスター!?」
「こうしたらもっと気持ちいいだろ?」

その体勢のまま下から突き上げてくるので、より一層刺激が増す。

「あんっ!マ、マスターのが、奥に・・・」
「どうだ、気持ちいいか?」
「だ、だめぇ・・・きもひよすぎれ、にゃにもできにゃいよ~
マスター、はげししゅぎりゅ」
「悪いライノ、でも腰の動きを抑えられないんだ」

マスターの突き上げが徐々に速くなってきた。
絶頂が近い証拠だろうと思い、マスターにより一層抱き付いた。

「ライノ、イクぞ」
「きて、マスター」

最後に今までで一番の突き上げのあと、マスターは私のナカで果てた。

「にゃあっ、マスターのがドクドクって」
「ハアッ、ハアッ・・・」

マスターは私からモノを抜くと糸が切れたように倒れて寝てしまった。
私もいつの間にか眠ってしまっていた。


後日、私とユイノは再度マスターに想いを伝えた。
マスターの答えは、
『もう言わなくても分かるだろ。二匹とも俺の大事な、人生のパートナーだ』
そして私達は結ばれた。



もしあの時マスターに拾われずに、飢え死にしていたら。
もしあの時マスターに想いを伝えていなかったら、この幸せはなかったのかな?
前のトレーナーのところでは感じることはなかった感情を教えてくれたマスターには感謝している。
今日を迎えられたのもマスターのおかげ。
私がマスターの家に来て五年目の記念日であり・・・

「「「誕生日おめでとう!!アカラ、クロア」」」

私達の子供の誕生日でもあるの。
こうして好きな人にも出会えたし、その人との子供もいる。
明るい家庭もできた。

私は今、とても幸せ。



はい、という訳で今回の小説大会も無事に終わりました。
普段はここの一読者として存在している訳ですが、今回は思い切って参加してみました。

『どう一票も入らないだろう』

と思っていましたが、まさかの一票をいただきました!
票を入れてくださった一名の方、誠にありがとうございますm(_ _)m

作品とも呼べないような駄文小説ですが、今回大会に参加してよかったと思います。

本当にありがとうございました。

by.通りすがりの傍観者




*1 対面座位

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Last-modified: 2015-06-01 (月) 19:06:14
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