桜花
桜花の短編です!
竜の愛心
作・桜花
ヨシュアシティ―この街には、大勢のポケモンが暮らしていた。そんな街に、あるドラゴンタイプの集団がいた。そのドラゴンタイプは種族は、ボーマンダ・カブリアス・カイリューの3匹であった。これはその内の1匹であるボーマンダが、あるドラゴンタイプに出会う話である。
※ ※
ある晴れた日に、1匹のドラゴンポケモンのボーマンダがビルから出てきた。
「ようリドル! どっか行くのか?」
リドルと呼ばれたボーマンダが、声がしたビルの二階を見ると、そこには窓から顔を出している、マッハポケモンのガブリアスがいた。
「なんだランドか・・・」
ガブリアスの名前は、ランドという様だ。
「珍しいな! いつも昼寝しているお前が、真昼間に出かけるなんて!」
ランドの言葉を聞くと、リドルはムッとして言い返した。
「うるせえな! 俺が何時出かけようが、俺の勝手だろ!」
と、大声で言った後、リドルは翼を羽ばたかして、何処かに飛んでってしまった。そんなリドルの姿を見ながら・・・
「・・・はぁー・・・ホントにあれで、『♀』かよ・・・」
と、溜息混じりに、ランドは呟いた。そう・・・リドルは口調は『♂』だが、実際の性別は『♀』であった・・・。
※ ※
「ったく! 俺様が何時どうしようが、ランドの野郎に関係ねえだろ!・・・こういう時は、あそこに行くか!」
と、リドルは独り言を呟きながら、街の外に向かって、飛ぶ進路を向けた。街の外に出ると、一本の木が立っている丘を目指した。その丘の木の下は、リドルの昼寝の特等席であり、リドルは外へ出て昼寝をする時、必ずそこで昼寝をするのだ。しかし・・・
「あっ!?」
その木の下に、緑色の体をした大きなポケモンが寝ているのが、上空からのリドルでも見えた。リドルは地面に降りて、そのポケモンに近づいた。
「・・・フライゴンか・・・」
木の下で寝ていたのは、せいれいポケモンのフライゴンだった。フライゴンは熟睡しており、リドルが近づいても、起きる気配は無かった。しかしリドルは、自分の昼寝ポイントを取られた為に、少々腹が立っており、リドルはそのフライゴンの方に向かって走り、フライゴンの手前でジャンプをして、技ではない『のしかかり』をフライゴンにやった。
「ドン!!!」
「!?」
のしかかられたフライゴンは、その衝撃で目が覚めて、その場から逃げようとしたが、リドルが上に乗っかっている為に、フライゴンは逃げる事が出来ず、ジタバタするしかなかったが、リドルがフライゴンの首筋に爪を当てた為に、フライゴンはじたばたも止めた。
「・・・・・」
「・・・・・」
暫く無言が続いたが、やがてリドルの口が開いた。
「おいテメェ・・・何俺様の昼寝ポイントで寝てんだよ! ここは俺様の所だぞ! ああ!?」
と、ドスの効いた声で、リドルは言った。するとフライゴンは、じわっと紅いレンズカバーの様な物に護られた瞳から涙が溢れ出し、その涙がレンズから漏れた瞬間、怯えた声で喋った。
「ご、ごめんなさい・・・・私・・・旅をしている者で・・・ここがあなたのテリトリーだなんて知らなくて・・・・許してください・・・・」
「・・・・・」
リドルは、フライゴンが今後に及んで、文句を言ってくるかと思ったが、あまりにも予想外の言葉が出たので、少々驚いてしまった。リドルは流石に可哀想だと思い、無言でフライゴンの上から退いた。
「・・・まあ、知らなかったんなら、しょうがない。今回は許してやるから、二度と俺の昼寝ポイントで寝るなよ!」
と言って、リドルは立ち去ろうとしたが、何故かそのフライゴンの事が気になり振り返って、その場から立ち去ろうとしているフライゴンに向かって叫んだ。
「おいお前!」
「?」
フライゴンは振り返って、不思議そうな顔で、リドルを見た。
「名前は何だ?」
「・・・ティナです・・・」
「ティナか・・・おいティナ! お前・・・何所の国の出身だ?」
「えっ?・・・東国ですけど・・・」
と、ティナというフライゴンは、不思議そうな顔をして言った。ここで彼らの世界の説明をしよう。彼らの世界には、『東国』・『西国』・『南国』・『北国』という四つの国があり、リドルは西国、ティナは東国の出身なのだ。
「東国かぁ・・・」
「あのー・・・どうしてそんな事を聞いたんですか?」
「んっ? あーまー・・・♀一人で、どっから来たのか、気になってな!」
リドルが喋り終わると、ティナは驚いた表情を見せた。
「あの・・・私・・・♂ですよ・・・」
「・・・・・・はぁ!?」
と、リドルは驚きの表情を見せながら、大声を上げた。
「ちょっ、ちょっと待てよ! お前♂なのかよ!?(声も綺麗で甲高いし、スタイル良いし、それに・・・・・♀の俺より美人(美竜)じゃねえか・・・)」
「そう言われましても・・・・本当に♂なんです・・・」
「・・・・・」
リドルには、ティナが♀ではなく♂という事が、とても信じられなかった。そこでリドルは、とんでもない事を聞いた。それは・・・
「・・・んじゃお前・・・『あれ』あんのかよ?」
「・・・『あれ』って何ですか?」
ティナには、『あれ』の意味が分からない様だ。
「『あれ』って言ったら、♂にしかない物だよ!」
「・・・・・ええっ!」
ティナはようやく理解した様だ。『あれ』とは♂にある一物の事であった。
「このトンチキ! すぐに理解しろマヌケ!」
即座に理解しなかったティナに対して、リドルは激しく怒った。
「ご、ごめんなさい!」
「謝んのはどうでもいい! でっ? あんのか?」
「あ、ありますけど・・・・その・・・・」
ティナは、顔を紅くして、俯きだした。
「何だよ『その』って? 早く言えよ!」
リドルはイライラしている様だ。
「・・・小さいんです・・・私の・・・」
と、小さな声で恥ずかしがりながら、ティナは呟いた。
「・・・・・ダーハッハッハッ♪♪♪」
ティナが自分のモノが、小さいことを言うと、リドルは大笑いをした。
「ヒーヒッヒッ! モノが小せえフライゴンなんて、初めて聞いたぜ!♪」
「・・・そんなに笑わないで下さいよ・・・」
と、涙目になりながら、ティナは言った。
「悪りぃい、悪りぃい!・・・よし! 気に入った! ティナ! 明日も此処に来い!」
「えっ?・・・ここに来ては、駄目なんじゃないんですか?」
「うるせえな! 俺が良いって言ってんだから、素直に「はい」と言え!」
「ヒッ!・・・は、はい!」
「よし! じゃあ明日な♪」
と、一方的に約束をし、リドルはその場を飛んで去った。
その夜
その夜の夕食の時間、リドルはボ~ッしながら、椅子に座っていた。
「どうした~? リドル!」
机を挟んで、前に居るランドが話しかけてきた。
「あっ?・・・何でもねえよ・・・」
と、ぶっきらぼうにリドルは言ったが、実は昼間のフライゴン・ティナの事を考えていたのだ。それを見透かした様に、ランドはこんな事を言った。
「何だ~まさか、好きな♂でも出来たのか?(笑)」
それを聞いた途端、リドルは顔を真っ赤にして言った。
「ば、馬鹿野朗! 何で俺が誰かを好きになるんだよ! ざけんな!」
「・・・そんなに大声出すことねぇだろ・・・」
と、少々呆れ気味に、ランドは言った。
「どうしたの~」
と、呑気な口調と共に、一頭のカイリューが現れた。
「何でもねえよ、アントン。それより飯はまだか?」
リドルが聞いた。カイリューの名前は、アントンという様だ。
「ん~出来たよ~」
アントンは呑気な口調で返事をし、一旦姿を消し、大きな鍋を持って現れた。鍋の中身はシチューだ。
「美味そうだな♪ いっただきまっす♪」
リドルはアントンが鍋を置いたと同時に、鍋の縁に掛かっていたオタマでシチューをよそい、机に置いてあった皿に盛り、ガツガツと食べ始めた。それを見たランドは、こう言った。
「お前な~、♀なんだから、もう少し静かに食えよ」
「あっ? 食い方に♂も♀もないだろ!」
と、リドルは言い返した。
深夜
その日の深夜、ランドもアントンも寝ている中、唯一リドルだけが寝れずに、自室のベッドに座っていた。リドルは、ティナの事を考えていたのだ。
「・・・何でアイツのことばっか考えるんだ・・・もう止めだ・・・」
そう呟くと、リドルはベッドに入り、寝ようとしたが、なかなか寝れずに、一時間位して、ようやく眠る事が出来た。
次の日
「ヤベェ!」
次の日の10時頃、リドルは寝坊をした為、大慌てでビルから出てきた。ティナと会う事の時間の約束を、特にしていなかったが、リドルは流石に悪いと思って、全速力で昨日の場所に向かっていた。
しかし・・・
「・・・・・居ねぇ~じゃん・・・」
目的の木の所に、リドルは着いたが、ティナはまだ来ていなかった。
「あっ! 昨日のボーマンダさん!」
と、甲高い声がしたので、そっちの方を見ると、そこにはティナがいた。
「ちっ! 遅ぇよ! 人のことを待たせんなよ!」
と、慌てて来たのに、ティナがまだ来ていなかった事に腹を立て、ティナに怒鳴り散らした。
「す、すみません! 3時間前に来ていたんですか・・・その・・・・オシッコが我慢出来なくて・・・・」
と、最後の方は顔を紅くしながら、ティナは言った。
『! コイツ・・・俺が来る、3時間も前から、ここに居たのか・・・悪い事言ったな・・・』
と、リドルは心では反省した。しかし口では・・・
「フン! 何面倒くせぇ~事やってんだよ! ションベンなんか、ここでやればいいだろ!」
と、思ってもいない事、つい口にしてしまった。
「ご、ごめんなさい・・・」
と、涙目になりながら、ティナは謝った。
「・・・まあいい・・・そういえば、俺の名前を言ったなかったな。俺の名前はリドルだ!」
「グスゥ・・・・リドルさんですか・・・」
まだ泣いている状態で、ティナはリドルの名前を呼んだ。
「ところでティナ! お前昨日の夜は、何所で寝てたんだ?」
「森の中にある、洞窟です・・・」
「そうか・・・そういえばお前、旅をしているんだよな? 何で旅してんだ?」
「特に目的は無いんです・・・ただ旅をしているだけで、何時かは何所かに、身を置こうと考えているんですけどね・・・」
「・・・・じゃあさ! 俺ん所来いよ!」
「・・・・・えっ?・・・・・良いんですか?・・・」
「まあ俺の所には、一言多いガブリアスと能天気なカイリューが居るけどな、空き部屋の多いビルに住んでるから、俺は構わないぜ!」
「そ、そうなんですか・・・てっきり女性である、あなた一人で住んでると思って・・・」
と、何気なくティナは言った。
「そんな訳ね・・・・ってオイ! 今お前、俺の事何て言った!?」
「えっ・・・・女性ですけど・・・」
「な、何で俺が♀って知ってるんだ! 俺はずっと、『俺口調』で喋ってきたんだぞ!」
「そ、それは・・・」
何故かティナは、顔を紅くしながら、理由を言った。
「あ、あなたから・・・その・・・♀のフェロモンが出てるからです・・・」
「!!!」
それを聞いて、リドルの顔は紅くなった。
「ば、馬鹿野朗! 何言ってるんだ!」
「す、すみません・・・」
リドルは顔を赤くしながら怒鳴ると、ティナが咄嗟に謝った。
「・・・まあいい・・・とにかく俺の所に来い! いいな?」
「・・・はい・・・」
「よし!・・・・・じゃあ今から来れるか?」
「いえ、洞窟に荷物がありますので・・・」
「・・・仕方ねえな・・・この先に街があるだろ? 俺は其処の入口で待ってるから、荷物取ってきたら、そこに来いよ!」
「分かりました・・・それでは・・・」
と言って、ティナは翼を広げて、森の方へ飛んでいった。それを見送ると、リドルも街の方へ飛んでいった。
街の入口
街の入口で、リドルはティナを待っていた。すると・・・
「すみません~」
と、大慌てでティナが飛んで遣ってきた。その首には、鞄がぶら下がっていた。
「結構早かったな!」
自分の真ん前に降り立ったティナに、リドルは言った。
「だ、だって・・・ハア・・・ハア・・・じょ、女性を待たせるなんて・・・ぜえ・・ぜえ・・・出来ませんから・・・」
と、息を切らせながら、ティナは言った。その瞬間、女性と言われたリドルは、顔を赤くした。
「ッッ!!!・・・と、とにかく行くぞ!」
恥ずかしさを堪えながら、ティナに背を向けて、リドルは歩き出した。その後をティナが追う。やがてビルの前に着いた。
「此処が俺と俺の仲間が住んでるビルだ! 入ろうぜ!」
「はい!」
リドルの言葉に、ティナは元気良く返事をした。ビルに入り、階段を上がり、部屋の中に入った。部屋に入ると、長椅子で昼寝をしている、ランドの姿が見えた。そんなランドに、リドルは雑誌を持って来て、寝ているランドの顔面の所に、雑誌を落下させた。
「ぶえっ! な、何だ!?」
いきなりの事に、ランドは軽くパニックになり、辺りを見回した。
「ハハハ!!! 真昼間に昼寝なんかしてるからだよ!」
と、腹を押えて笑いながら、リドルは言った。
「リドル! 何しやが・・・!」
ランドは、ティナの存在に気付き、言葉を止めた。
「おいリドル。お前の後ろにいる、凄っげぇカワイコちゃんのフライゴンは誰だ?」
「は、初めまして! ティナと申します!」
と、お辞儀をしながら、ティナは言った。
「コイツよ~行く当てがないから、ここに置いてもいいだろ?」
と、ティナの頭をポンポン叩きながら、リドルは言った。
「別に構わないが・・・ところでリドル。この可愛い女の子とは、どこで知り合ったんだ?」
と、ランドが聞いてきたが、リドルは溜息混じりに言った。
「あのなランド・・・コイツは外見は♀だが、本当は♂だからな!」
「・・・ええっ! 嘘だろ!」
少し間を置いて、ランドは大声を上げた。
「嘘つくんじゃねえよ! リドル! コイツが♂な訳ないだろ! 声も容姿も♀じゃねえか!」
「デケェ声を上げんな! 俺がそんな嘘つくと思うか?」
リドルが怒鳴る。
「・・・・ねえよな・・・」
と言ってランドは、ティナの顔を見た。
「お前・・・ホントに♂なのか?」
「・・・ハイ・・・」
ランドに質問され、ティナは素直に答えた。
「なあランド。コイツここに置いてもいいだろ? 悪い奴じゃないし、いいだろ?」
と、リドルが聞いた。
「・・・まあいいだろ! リドルが連れて来たなら、安全な奴だろう。ティナ、もう知っていると思うが、俺の名前はランドだ! よろしくな!」
そう言ってランドは、手を差し出した。
「よろしくお願いします!」
そう言ってティナは、ランドの差し出した手を握った。その後リドルは、アントンにもティナを紹介した。幸いにものんびり屋のアントンには、ランド程手間は掛からなかった。そして夜になり、ティナの歓迎会を開き、アントンの作ったご馳走を堪能しながら、様々な雑談を交わし、歓迎会は深夜まで続き、深夜1時頃に歓迎会は終わりを告げた。
※ ※
その後ティナは、ビルの一部屋を貰い、そこを自室とし、ベットの上で仰向けに転がっていた。しかし歓迎会でのテンションが残り、眠れずにいた。すると・・・
「ティナ、まだ起きてるか?」
扉の向こうから、リドルの声が聞こえた。その声に反応し、ティナは起き上がった。
「あっリドルさん・・・起きてますよ!」
ティナが答えると、リドルが部屋に入って来た。
「リドルさんも、眠れないんですか?」
「まあな・・・それにお前に、少し話があるからな・・・」
「? 話・・・ですか?・・・」
ティナが不思議そうな顔している時、リドルがティナの近くまで来た。
「なあ・・・お前・・・好きな奴・・・いるか?」
「えっ?・・・いませんけど・・・」
「そうか・・・なら・・・」
そこまで言うと、リドルはティナを真剣な表情で見た。
「お・・・俺と・・・俺と付き合えよ!」
「・・・・・」
リドルが告白すると、ティナは驚いた様な顔をした。ティナの表情を見て、リドルはハッとした。
『・・・バカか俺は・・・こんな台詞でコクッたって、こんな『俺口調』の女がコクッたって、好きになる奴なんて居ないだろ・・・』
と、リドルは心の中で呟いて、ティナから目を背けて言った。
「あ、あはははは! なんて冗談だよ! 早く寝ろよ!」
リドルは足早に、部屋を出ようとした。
「ちょっと待って下さい!」
ティナが叫んだ。リドルは反射的に振り返る。するとティナが、ベットから降りて立っていた。
「な、何だよ!」
と、少し強い口調で言ったが、ティナは怯える様子もなく、静かに口を開いた。
「リドルさんって、ランドさんが好きなんじゃないんですか?・・・・」
「!!!」
ティナに言われ、リドルの頭の中に、一瞬ランドの顔が浮かんだ。
「ふ、ふざけんな!!! 何で俺が、あんな単細胞馬鹿を好きになるんだよ!?」
凄まじい剣幕で、リドルはティナを怒鳴ったが、ティナは口先に笑みを浮かべ、静かに言った。
「よかった・・・そうだったんですね・・・それなら大丈夫です・・・私も・・・リドルさんの事が好きです・・・」
と、顔を赤く染めながら、恥ずかしそうにティナは言った。その言葉に、リドルは驚いた。
「ほ・・・ホントか!? ホントに俺が好きなのか?・・・・」
「・・・・ハイ・・・」
ティナは恥ずかしそうに顔を背けながら、きちんと答えた。そんなティナを、リドルはベットの上に押し倒した。
「リ、リドルさん!?」
ティナはリドルに押し倒されて、とても驚いていた。
「ハア・・・・ティナ・・・俺もう・・・我慢出来ねえよ・・・キスするぜ・・・」
そう言ってリドルは、ティナの口に口付けをした。それもかなり激しい口付けを・・・
「んんっ!!!」
グチュ・・・ニチャ・・・チュ・・・
激しいキスであったが、ティナにはそのキスに、リドルの優しさがあるのが分かった。やがてリドルの口が離れ、二人の間には銀の糸が掛かっており、その糸はやがて、ティナの胸にと落ちていった。
「・・・気持ちよかったか?・・・」
と、とても優しい口調で、リドルはティナに聞いた。
「・・・ハイ・・・」
ティナも、満足そうな顔で返事をした。
「もっと気持ちよくしてやるからな・・・」
そう言うとリドルは、自身の頭と下半部の方の位置を逆転し、リドルの頭がティナの下半部へ、リドルの下半部がティナの頭の所に移動した。
「リ、リドルさん・・・何を・・・ヒャア!」
ティナが言った瞬間、ティナは下半身に、擦られる感覚を感じた。リドルが指で、ティナの下半身のスリット・性器の収納口を擦ったのだ。
「リリリ、リドルさん! そんなとこ擦っちゃ・・・」
「いいだろ・・・俺は、お前のチンコが見たいんだ・・・」
ティナの言葉を遮って、リドルは言った。
「おっ!・・・出てきた・・・」
その時ティナに、リドルが小さな何かを持っているのが見えた。それが自分の生殖器だと知り、ティナは顔を赤くした。
「はは・・・・お前の言ったとおり、お前のチンコって小さいや!」
手に掴んでいる、ティナの生殖器を見ながら、リドルは言った。そしてその直後、リドルはティナの生殖器の先を、そっと舌で舐めた。その瞬間ティナの体が、ビクンと震えた。
「リ、リドルさん・・・それ・・・舐めちゃ・・・」
「あっ? 舐められるの嫌なのか? じゃあこうしてやるよ!」
カプ!
「ああ!!」
突然リドルはティナの生殖器を、すべて口に含んだ。そしてそのまま、生殖器をしゃぶり始めた。
「だ、駄目、リドルさん! そんな・・・」
「ジュル・・・うぷ・・・ティナ・・・お前も・・・俺のを舐めろよ・・・俺の・・・秘所を・・・」
と言ってリドルは、ティナの目の前に、自分の秘所を位置を、ティナの目の前に調節した。
「えっ?・・・ええっ!」
ティナは顔を赤くした。
「少し汚いだろうが・・・我慢しろよな・・・」
「そ、そんな・・・汚くないです!・・・とっても・・・綺麗です・・・私には・・・勿体無いくらいに・・・」
ティナは恥ずかしがりながらも、きちんと感想を述べた。
「ティナ・・・ありがとな・・・そんなお前だからこそ、舐めてもらいたいんだ・・・舐めてくれ・・・」
「・・・分かりました・・・」
そう返事をし、ティナはリドルを秘所を舐め始めた。
ペチャペチャ・・・ピチャチャ・・・
「んあぁ・・・い、いいぜ・・・気持ちいいぜ・・・」
リドルは快感を感じながら、ちょっとずつティナの生殖器を舐めた。生殖器を舐められているティナに、異変が起きた。
「リドルさぁん・・・も、もう私・・・駄目です・・・」
そう呟いた次の瞬間、ティナの生殖器からリドルの口内に、白い液体が放たれた。
「ぶっ!・・・お、俺もイキそうだ・・・ああぁー!!!」
リドルも限界を突破し、秘所から液体が噴出し、ティナの顔をと目のレンズを濡らした。お互いが達した後、ティナとリドルは向き合った。
「ティナ・・・気持ちよかったか?・・・」
リドルが聞いた。
「はい・・・とっても・・・リドルさんは?・・・」
「良かったぜ・・・お前舌使い・・・最高だったぜ!」
「・・・・・」
その言葉に、ティナは赤面をした。そんなティナに、リドルはそっと言った。
「ティナ・・・俺達・・・一つになろうぜ・・・」
「・・・ハイ・・・」
ティナが返事をすると、リドルは仰向けに寝転がった。
「ティナ・・・・来い・・・」
「・・・ハイ・・・」
そう言って、ティナは自分の生殖器を、リドルの秘所にゆっくり入れた・・・
「んああ!!」
ティナの生殖器が、リドルの秘所に半分くらい入った時、リドルが悲鳴を上げた。そしてそれと同時に、リドルの秘所から微量の血が出た。
「リドルさん・・・・大丈夫ですか?・・・・」
ティナが心配そうに聞いて、生殖器を抜こうとしたが、リドルが押えた。
「抜くな・・・そのまま・・・奥に行け・・・」
「・・・ハイ・・・」
リドルに言われ、ティナはさらに生殖器を、リドルの奥に入れた。暫くして、完全に入れ終わった。生殖器を入れ終わったティナを、リドルが優しく抱きしめながら言った。
「ティナ・・・そのまま、腰を動かせ・・・」
「・・・分かりました・・・」
リドルに言われ、ティナは腰を動かした。
ジュブ・・・ジュブ・・・
腰を動かす毎に、リドルの秘所から液体の擦る音が聞こえた。
「ぐ・・・あぁ! ティ・・・ティナ・・・・」
「リドルさん・・・私・・・とっても気持ちいです・・・」
2人は快感の声を漏らし、ティナに至っては、翼を開いたり閉じたりしている。
「リ・・・リドルさぁん・・・私もう・・・出そうです・・・抜きますか?・・・」
「駄目だ・・・俺の中で出せ・・・お前と俺のガキなら・・・俺は拒まない・・・」
「ああっ! リドルさ・・・リドルゥゥゥゥゥ・・・」
とうとうティナは、リドルの事を呼び捨てにする程、快感に浸ってしまった。
「はは・・・お前・・・俺の事呼び捨てにしたな・・・もういいや・・・好きに呼べ!」
「リドル!!! 私、愛しているよ!!!」
「ティナ!!! 俺も愛してるぜ!!!」
お互いの名前を呼び合った。そしてティナの生殖器からリドルの秘所に、白い精液が放たれた・・・
数分後
少しして息が整ったが、2頭はまだ繋がったままであった。
「ティナ・・・気持ち良かったか?・・・」
リドルが聞いたが、ティナからの返事は無かった。何故かと思い、ティナの顔を見ると、小さく寝息を立てて寝ていた。
「・・・バァーカ・・・」
そう言って、リドルはティナの口に、そっとキスをした。そしてリドルは、ある願いをして、そのまま眠りについた。自分と最愛の竜の永遠の愛を願った・・・それが・・・リドルの愛心・・・竜の愛心である・・・。
あとがき
やっと終わりました・・・竜の愛心・・・6ヶ月近く懸かりましたが、何とか終える事が出来ました♪ 最後は若干グタグタになりましたが、今まで読んでくれた皆さん! 本当にありがとうございました♪ それでは♪