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秘めたる刃

/秘めたる刃

※流血表現があります

秘めたる刃 

writer――――カゲフミ

 開けた大地があった。緑豊かな草原とはお世辞にも言い難い。
草は無造作に四方八方に伸びている。所々地面がむき出しになっている場所もあった。
そこはいわゆる荒地といった感じで、長い間人の手が加わっていないことが見て取れた。
 その荒れ地の草陰から顔を覗かせている、一匹のポケモン。
白い体に、両腕には鋭い爪、胸と片目には傷痕のような赤い模様があるザングースと呼ばれているポケモンだ。
彼はクローグという名前だった。息を潜め、草影から前方の様子を伺っている。
「……あの姿は、もしかしたら」
 草の隙間から見える景色の先には、別の白い影が寝そべっていた。
頭には黒い角のような突起があり、四肢にはクローグに負けないぐらい鋭く尖った爪を持っている、アブソルと言うポケモンだった。
どうして彼が息を潜めてアブソルの様子を伺っているのか。それは何年か前の話になる。
 昔、クローグは人間に襲われかけたことがあった。珍しいポケモンを捕獲し高値で売りさばく密猟者で、二人組だった。
二人がかりで一匹を追い詰める卑怯な手段だったが、彼らにそんな理屈は通用しない。珍しいポケモンが手に入りさえすればいいのだ。トレーナーとしての誇りなど無いに等しい。
追い詰められて捕らえられそうになったときのことを、クローグは今でもはっきりと覚えていた。


「散々手間をかけさせやがって」
 密猟者の一人がこちらを睨み、呟く。
「だが、もう終わりだな。逃げ場はない」
 クローグは心の中で舌打ちをした。自分の背後は崖になっている。逃げられそうにはない。
険しい森の中、随分な距離を走ってきた。森の出口かと思って飛びだしたら、そこは切り立った崖という過酷な現実だった。
息の上がりかけたクローグとは対照的に、密猟者たちは体力的にまだまだ余裕がありそうだ。
やはりこういったことを生業としているだけあって、平均以上の肉体能力を持っているのだろう。
最後の手段と思われた強行突破だが、自分よりも明らかに大きな男二人。
さらに、元来クローグは誰かを傷つけるだなんて考えるだけで手が震えてしまうようなタイプだ。
容赦なく攻撃を仕掛けてくるであろう密猟者に戦いを挑むのは無謀な行為だ。
逃げ場はない、かといって突破も不可能。ここで捕まってしまうというのか。
クローグは歯を食いしばり身がまえた。もしも相手がポケモンを出して来たのなら、せめてもの抵抗をするつもりで。
「覚悟しな!」
 密猟者が懐からボールを取り出そうとした、その時だった。
彼らの背後の茂みから突然風のように何かが飛び出して来たのは。
「何……?」
 言いかけた男の口から出て来たのは言葉ではなく、どす黒い血の塊だった。
飛び出してきた何かが男の傍らをすり抜けた瞬間、彼の脇腹は深々と切り裂かれていたのだ。
傷を負わせた主は、一匹のアブソルだった。鋭くとがった角が血でぬらぬらと光っている。
本当に一瞬の出来事だったためクローグも、残されたもう一人の男も呆気にとられ身動きができなかった。
「な……あ、があああ!」
 腹を押さえ地面に倒れこみ苦痛に呻く男を、アブソルは冷めた瞳で見下ろしている。
男は少しの間体を小刻みに痙攣させていたがやがて動かなくなった。
「て、てめえ! 何を」
「黙れ」
 全てを遮断してしまいそうなほど、冷めきった声。
その中に恐ろしい殺意が込められていることをクロードは感じ取った。
アブソルは自分の頭を振り上げる。刹那、風が巻き起こり周囲の木の葉を、木々を揺らす。
突然吹きつけた風に男は戸惑い、わずかだが後ろへよろめいた。
その隙を逃すまいとアブソルは男めがけて勢いよく頭を振りおろす。
白く光る衝撃が男に向かって飛んでいき、衝突し、貫き、弾けた。
 ぴちゃりと音を立てて、クローグの鼻先に何か湿ったものが付着した。
独特の生臭さを伴った赤い物体。それは少し前までは人間だったもの。
おそらくアブソルは『かまいたち』という技を男に向かって放ったのだろう。圧縮された空気は何かにぶつかった瞬間、勢いよく弾け飛ぶ。
『かまいたち』はそんな空気の性質を利用した技だ。刃に貫かれた男は、胸から腹にかけてぽっかりと大きな空洞を作ったまま絶命していた。
「あ、う、ああ……」
 目の前で何が起こっているのか分らない。ついさっきまで喋っていた人間がまるで朽ち果てた木のようにバタバタと倒れていく。
こんなにもたくさんの血と、血の匂いを感じたのは生まれて初めてだった。ねっとりと絡みつくような生々しさと凄惨な光景に危うく気を失いそうになりながらも、ここはどうにか耐えた。
 二人の人間を殺めておきながらも平然とそこに立っていたアブソルがこちらを向いた。
その顔や体の至るところに返り血を浴び、白い体を紅く染めたその姿。悪魔が目の前に舞い降りたと言っても過言ではなかった。
何かを言おうとしても言葉が出てこない。クローグは声を発することもできず、ただ口をパクパクと動かしているだけだった。
「自分を襲ってきた人間を、傷つけることを躊躇うな。生き残りたいのなら、戦え。お前は立派な爪を持っているだろう」
 静かだったが、どこか風格漂う声。密猟者に対して言い放ったときとは比べ物にならないぐらい穏やかなものだった。
そしてクローグに背を向け、立ち去ろうとする。
「ま、待ってください。名前は……あなたの名前は? 俺はクローグって言います!」
 我に返ったクローグは慌ててその背中に声をかける。
手段はどうあれ自分を助けてくれたのだ。アブソルの名前くらいは聞いておきたかった。
「名前など聞いてどうする。お前が私の名を知ったところで何になるというのだ?」
 アブソルはこちらを振り返り、貫くような視線をクローグに投げかけた。
彼の瞳は赤い光を宿していたが、赤という色から連想される温かみはまるで感じられなかった。
そのときのアブソルの瞳が、いつまでたってもクローグは忘れられずにいた。
「無意味だと言われればそうなのかもしれません。それでも、俺はあなたの名前だけでも知っておきたいんです!」
 クローグは食い下がり、再びアブソルに言う。
何者なのか、どうして助けてくれたのか。教えてくれそうな雰囲気ではない。ならばせめて名前だけでも。
アブソルは少しの間黙っていたが、
「ソルトだ」
 そのたった一言を言い残し、彼はその場を去っていったのだ。


 今、自分の視線の先で寝そべっているアブソルがあの時のソルトという者なのかどうかは分からない。
同じ種族同士ならば見た目も似ているため、外見だけで判断するのは難しい。
クローグがアブソルの様子を伺っていたのは、話をして名前を聞こうと思っていたからだ。
出会いのきっかけが衝撃的なものだったため、草むらでの心の準備が必要だった。
クローグはゆっくりと足を進め、アブソルとの距離を縮める。気配を感じてもおかしくない距離まで近づいたが、アブソルは今だ目を閉じていて静かな寝息を立てていた。
「あ、あの!」
 緊張気味で少しぎくしゃくしていたかもしれないが、クローグはアブソルに話しかけた。
ようやく彼の存在に気が付いたのかアブソルは目を開け、まだ眠そうな顔をこちらに向ける。
「……ん、ああ」
 眠気混じりの声を洩らしたあと、頭を左右に軽く振る。眠気を覚ましているつもりなのだろう。
そしてクローグの方を向き、
「私に何か用かな?」
 穏やかな中にも威厳が漂う声で、アブソルは言った。

 クローグを見つめる彼の眼差しは穏やかなものだった。
以前、密猟者達を前にした時とは似ても似つかないような暖かさのこもった瞳。
別のアブソルなのかなと思いつつも、一応訪ねておこうとクローグは口を開く。
「あの、俺、探してるポケモンがいるんです。あなたと同じ種族だと思うんですが」
「同じ種族同士なら、見た目も似ているからね。手がかりがないのなら見つけるのは難しいと思うけど……そのポケモンの手がかりはあるのかい?」
 誰かを探すのに手がかりは必要不可欠である。
同じ種族のポケモンの中から一匹を探し出すのだ。手がかりが全くないとなれば雲をつかむような話だろう。
とはいえ、クローグの持っている手がかりと言えば『ソルト』という名前だけだったが。
「たぶん聞けばすぐに分かると思います。名前を知ってますから」
「なんだ、それなら話は早い。そのアブソルの名前はなんて言うんだい?」
「ソルト、という名前です。ご存じありませんか?」
 クローグの口からその言葉を聞いた瞬間、アブソルから表情が消える。
木漏れ日のような暖かさを纏った彼の面持ちはもう見えなくなっていた。
「……どうしたんです?」
 ひとたび視線を地面に移し少しの間黙っていたアブソルだったが、やがて顔を上げクローグの方を向く。
「君の名前はクローグ。違うかい?」
「どうして……って、もしかしてあなたが……」
 驚きを隠せないクローグに対して、アブソルは静かに頷いた。
彼の瞳は寂しそうな色が映っていたが、クローグはそれに気づかない。
探し続けていた恩人にようやく出会えたのだ。冷静でいろというのが無理な注文だ。
「やっと……やっと見つけた。俺、ずっとあなたのことを探してたんです。お礼が言いたくて」
「お礼、だって?」
「あのとき、あなたが俺を助けてくれなかったら、俺は確実に人間に捕まってました。だからあなたは俺の恩人なんです、だからお礼が言いたくて……」
 興奮気味に語るクローグとは裏腹に、ソルトは落ち着き払っている。
沈んでいると言ってもおかしくないぐらいに彼は沈黙を崩そうとはしなかった。
伏し目がちに口を開こうともしないソルトに、さすがのクローグもどうしたんだろうと思い始める。
「あの、俺何か……」
「必要ないよ」
 気に触るようなこと言いましたか、と続けようとしたクローグを遮りソルトは呟くように言う。
「え、必要ないって?」
「私は君を助けようとしたわけじゃないんだ。だから、私にお礼なんか必要ないよ」
 顔を上げ、ソルトはクローグをまっすぐに見つめる。
彼があまりに淡々とした口調だったため、最初は何と言っているのか分からなかった。
「でもあなたは密猟者から俺を……」
「違うんだ。私は君を助けようとして奴らを殺したわけじゃない。私が奴らを手にかけたのは……ただ、切りたかった。それだけなんだ」
 戸惑いながらもソルトが口にした言葉。聞いた瞬間、クローグは自分の体に戦慄を覚えた。
周囲の気温が突然下がったような薄ら寒いものさえ感じる。それは彼のたった一言が呼び起したものだ。
「今、何て?」
「あの頃の私は戦いに取り憑かれた怪物のようなものだったよ。人間を切れるのなら、誰でもよかったんだ。自分の血を満たしてくれる相手を探し求めて彷徨い、残忍な行為を繰り返してきた。何人殺したか分からないくらいにね」
 誰でもよかった。血を求めていた。何人殺したか分からない。
信じ難い言葉がクローグの頭の中でぐるぐると渦を巻いている。
ふいにソルトがこちらを向いた。思わず身を退きそうになったが、緊張で足が思うように動かなかった。
「そんなに緊張しなくてもいい。私は君をどうこうするつもりはないから。まあ、こんな話を聞いた後じゃ無理かも知れないけど、ね」
 耳に響いて来たのは、ソルトの優しい声。
ハッとしたようにクローグは彼の目を見、自分の胸に手を当て、ひと呼吸して気持ちを落ち着ける。
「あなたが言っていることは本当……なんですか?」
「信じられないかい?」
 クローグは頷く。ここでソルトに会って話したときから優しい雰囲気がそれとなく伝わってきたのを覚えている。
そんな彼が数えきれないくらいの人間を殺めてきただなんて、到底信じられない。
「なら、これを見てほしい」
 ソルトは自分の前脚をクローグの目の前に差し出す。
深い紺に彩られた鋭い爪。光が当たっていないにも関わらず、不気味な輝きを放っているような気がする。
これで切り裂かれれば、人間ならばひとたまりもないだろう。
「爪の付け根をよく見てほしい」
 クローグは目を凝らす。白い体毛と紺の爪の間に、いくつかの赤黒いものがこびりついているようだった。
「人間の血だよ」
「!」
 反射的に身を仰け反らせ、尻餅をついていたことにクローグは少し後になって気が付いた。
胸の鼓動が速い。突然告げられただけに、不意打ちのようでショックは大きかった。
「これはどんなに洗っても決して拭うことができないんだ。私の手は紅く染まっているんだよ」
 ソルトは前脚を地面に下ろす。その爪で、何人もの人間を殺してきたというのだろうか。
さっき見た血の跡を考えると、彼の言っていたことに偽りはないとみえる。だが、やはりどうしてもそれを完全に信じきれない自分がいるのだ。
「どうして……なんです?」
 クローグにはソルトがわけもなく人を殺していたとはどうしても思えなかった。人間はすべてがいい人間とも限らない。
過去の密猟者のように、罰せられて当然の行いを平気でしている人間も中にはいるのだ。
「私の種族が人間に災いポケモンと呼ばれているのは知っているかい?」
 ポケモンにはそれぞれ種族名の他にイメージされる呼び名のようなものがある。
外見からつけられたものであったり、性質をあらわしていたりと様々だ。すべてを知っているわけではなかったが、アブソルの呼び名についてはクローグも知っていた。
「はい、知ってます。けど、実際は災いを予感できるだけで……」
「そう、何も私達が直接災いを呼んでいるわけじゃない。それを感知する能力が他より優れているだけなんだ。
でも、人間にはそのことが分からなかった。だから私達を災いの元凶だと決めつけ、追い払おうとする」
「……もしかして、あなたも?」
「ああ。昔、私の住んでいた森の傍に村があった。その人間からずいぶんひどい扱いを受けたのを覚えているよ。
罵られ、蔑まれ……時には石をぶつけられたり、ポケモンを使っての攻撃を受けたこともあった。私は誤解を解こうと、何度も話し合おうとした。
だが、人々は私の話を聞こうともしない。そんな状況が続き、私は精神的にも肉体的にも追い詰められていったんだ」
 クローグは何も言うことができない。
今できるのは湧き上がってくる悲愴感と共に、ソルトの話に耳を傾けることだけだった。
「そんな環境は私の中の暗い感情を育むのに十分だったよ。分かり合おうともしない人間、自分にひどい仕打ちをした人間……それらに対する憎しみが私を支配していったんだ。
初めて人を殺すに至るまで、そこからそんなに時間はかからなかった。村を襲い、表にいた人間を片っ端から切り刻んでいった。
最初は自分を迫害した村の人間に対する復讐だったのかもしれない。でも、回数を重ねていくうちにそんなものはどうでも良くなっていったんだ。
人を切るという感触から抜け出せなくなって、やがて何の罪もない人間までも巻き込むようになっていった。切れるのならば、それで構わない、とね」
 ソルトの口から実際に聞いてもやはりクローグには信じられなかった。
今、目の前にいるアブソルが残虐な行為を繰り返してきたという。悪い冗談だと言われれば本当に信じてしまいそうだった。
どうしても、優しい声で話すソルトがクローグの目に焼き付いて離れなかったのだ。
「やっぱり俺には信じられません。今のあなたからは想像もつかない……」
「そう言ってくれると嬉しいね。少なくとも私は変わることができたということになる」
 憂いを含んだ笑顔を見せるソルト。ほんの少し前まで見えていた暖かな微笑みは、そこにはない。
封じ込めていた過去の闇を無理やり呼び出して、彼に暗い影を落としてしまったようで申し訳ない気持ちが溢れてくる。
「すみません……俺のせいで嫌なことを思いださせてしまって」
「君が気に病む必要はないよ。私は君の質問に答えた。それだけのことなんだから。
君とこうしてもう一度出会ったのも何かの縁だ。最後まで話しておこうか。そのほうが君も私もすっきりする」
 ソルトの方から話を切り出してくるなんて意外だった。思いだすのも辛い過去であることは間違いないはずなのに。
しかしクローグは拒もうとはしなかった。ソルトが変わったのはきっと何かきっかけがあったから。
もちろん彼に悪いことをしてしまったという気もあったが、何があったのか最後まで聞きたいという気持ちも少なからずあったのだ。
「私には大切な友がいた。辛い日々を送っていた私の唯一の話し相手だったかもしれない。
彼女の言葉に何度も救われたのを覚えているよ。しかし、それを差し引いても人間からの仕打ちは耐えられるものではなかったんだ」
「今、その友達は……?」
 ソルトは黙って首を横に振る。それが何を意味しているのかクローグにも分かった。
「彼女は自殺したんだ。私はあいつの言葉に耳を傾けることが出来なかった。人を切ることに取り憑かれた私に、彼女の言葉など耳に入らない。もう何を言っても届かないと思った彼女は、私の目の前で……崖から飛び降りた」
 息を呑むクローグ。ソルトは自分の大切な友に目の前で死なれたのだ。それも自分が原因で。
「私は彼女の死で、ようやく目が覚めたよ。そして気づかされた。自分のしてきたことがどれだけ愚かだったかを、ね」
 友の死が残したメッセージはいささか強烈すぎる薬となった。今までの行動を悔い改めた結果、今のソルトがここに在るのだろう。
「いくら後悔しても彼女は戻らない。ならばせめて、天国にいる彼女を悲しませるようなことだけはしまいと思ったんだ」
「そう、だったんですか。……もし、今のあなたをその友達が見たら、きっと安心すると思いますよ」
「だと、いいんだけれどね。さて、昔話はこの辺にしておこうか。話せることはすべて話した」
 さっきまで漂っていた憂いはどこかに消え、もとの優しい笑顔のソルトが戻っていた。
「過去に何があろうとあなたは俺の恩人です。それだけは何があっても変わりません。俺はあなたに会えて、話ができてよかったって思えます」
 抱いていたイメージとは大分違ったものがあったが、それでも自分を助けてくれた恩人であることには変わりはないのだ。クローグが彼に感謝する気持ちは薄れたりはしない。
「あのとき俺を助けてくれて、ありがとう」
 一番伝えたかった言葉。彼が何を背負っていようとそんなものは関係ない。
ただ、自分を救ってくれたことに対するひたむきな想い。迷いのない瞳でクローグは言った。
「……ああ。どういたしまして」
 ソルトも屈託のない笑顔で、それに応じた。

      END



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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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