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私の前にいかないで

/私の前にいかないで

Writer:&fervor


R-18小説につきご注意下さい。


 月満ちる島の片隅に、影を落とす三日月の化身。枯れることのない水面には、もう一つの三日月が浮いている。三日月を成す影の下には、仰向けに倒れる生き物の姿。
「クレセリア……いいよ」
 その生き物は優しく手を伸ばし、三日月のつるんと弾力のある身体に触れる。ヴェールの様な羽がぱたりと星を振りまいた。
「……ええ、私も」
 上気した顔が互いを見つめ合い、何かを確かめ合うかのようにそっと頷く。
 三日月が徐々に地へと落ち、二つの生き物は身体を一つに重ね合う。静かに昂ぶる心と身体が、歓喜に震え小さく跳ねる。
 沈んだ三日月が少し浮かび上がり、また落ちていく。空高く昇る三日月と、その輝きに照らされるもう一つの三日月を眺めながら、その生き物は小さく呻いた。
「ごめ、くれせ……ぁっ……!」
 伸ばした手を三日月に絡め、ぎゅっと抱き寄せて目をつぶる。かつては区別などされなかった二つの身体が、一つの三日月を形作る。
「マスター……」
 ポケモンと人は同じだった。けれども三日月と人との間には、どうしても越えられぬ大きな壁が立ちはだかっていた。
 今ではポケモンと人は明確に区別され、結婚はおろか付き合うことすら奇妙なこと。世間から見れば、彼らは確かに異質な存在。
 しかしそんなことはどうでも良く、三日月にとっての悩みごとはただ一つ。
「……また、なのね」

私の前に()かないで 

「ごめん、ごめんってば……なあ、機嫌直してくれよ」
 月満ちる島の真ん中に、膝を折りたたんで畏まる人間。枯れることのない水面には、ふわりと生暖かい風が波を立てる。そしてその前に浮かぶ私。
 いわゆる正座の状態で、その人間は深々と腰を折った。古来より伝わる謝罪のポーズ、綺麗な土下座の完成だ。
「言ったよね? 『今日こそ耐えてみせるから』って。もう何回目だと思ってるの? あなたばっかりいい思いして、気持ちよさそうにへらへら笑って……!」
 もちろんそんなことはこの私には全く関係の無いことである。目の前のマスターをぺちぺちと羽で軽く叩くと、おずおずと顔を上げた。
 ……ちょっと嬉しそうなのがムカついたので、もう一発、割と本気でしばいておいた。
「だから、その……あの、君の中、ほんとに気持ちよくって、それで……」
「その話も何回も聞いてるし。そりゃ私だって、最初はそう言われて嬉しかったよ? 私の身体で気持ちよくなってくれてるんだ、感じてくれてるんだ、って」
 いつだっただろうか、私を捕まえにこの島まではるばるやってきたのは。あの時はすぐに飛び去ってしまったが、その後私を探して各地を飛び回り、最終的には彼と共に旅をすることとなった。
 彼と話をするうちに、彼と時を共にするうちに、いつしか彼も私も、お互いに恋に落ちていた。
 皆が寝静まった夜、我慢できなくなった私が彼の身体に飛びかかり、サイコキネシスで無理矢理服を脱がせて襲った時は流石に驚いていたけれど。それでも彼は私を受け入れてくれた。
 優しく抱き寄せて、僕も君のことが……なんて甘い言葉をかけられて、彼の滾る肉棒が私の身体を貫いて……と、ここまでは良かった。
 数回身体を動かしたところで、あっけなく彼は果ててしまった。君の身体が気持ちよすぎて、とかいう言葉に載せられて、その時はそれで満足したものの。
「けど、毎回毎回、流石に雄として情けなさ過ぎでしょ。何そのふにゃちんは。ものの一分でフィニッシュして、それではいもう勃ちませんなんて恥ずかしくないの?」
「ごめん。でも、僕の力じゃ……」
「……そうね、そうよね。分かってる、けど」
 やはり溜息しか出ない。もう何度もこのやりとりを繰り返しているが、改善の見込みは全くないのが更に腹立たしい。
「鍛えておくから、とか言ってたくせに、未だにオナニーすら数分でイってるド早漏のあなたに期待した私がバカだったわ」
たまに君、口悪いよね
「何か言った?」
「……いえなにも」
 ぼそりと何かを呟いていたが、私の一睨みにビビったのかすぐおとなしくなった。
「っていうか、僕の一人の時間も覗いてたの!?」
「ええ。他のポケモンでシコってたのはこの際見逃してあげる。これ以降は許さないけど」
「悪夢だ……クレセリアなのに」
 彼の秘蔵コレクションはそのうち処分してもらうとして、彼の早漏っぷりにはほんとに目を疑うほど。
 滋養強壮に良さそうなものやいかにもな栄養剤、あえてちょっと分厚いゴムを付けてもらう……などなど試しても、一向に改善しなかった。
 最初の方こそ前戯もありでムーディな夜を演出していたが、私が楽しめないので今では私だけ準備をしてもらってからいきなり本番にしている。
 ……それでもダメなのは、何度もヤってきたから今更言うまでもない。
「ともかく、いい加減私もあなたに頑張って欲しいの。で、実は前からずっと考えてた作戦があるんだけど」
 道具ではどうしようもない。となれば次は技でなんとかするしかない。いや性技とかそういう意味ではなく。
 私はサイコキネシスで彼のバッグを開き、一つのディスクを取り出す。それを彼の前にぽとりと落とした。
「ええと……これ、トリックルーム、の技マシンだよね」
「そ。これなら早漏のあなたも、多少はイかずにセックス出来るんじゃないかって思ったわけ」
 我ながらそれなりに名案だと思う。バトル以外でトリックルームの効果を確かめたことなんて一度もないけど、セックスもバトルも似たようなものでしょ。
「ど、どうかなあ……バトルならともかく、こういうことにも効果あるかは」
「つべこべ言わずやってみる! 元はと言えばあなたのその体たらくのせいでしょ」
 慌てて技マシンを起動して、私にぺたりとくっつける。キュイインと甲高い機械音が聞こえて、私の中にその技の出し方が流れ込んできた。
「……はい、大丈夫そうね。後は実際にやってみるだけ、だけど」
 未だに一糸まとわぬ姿の彼。その雄槍は小さく縮み、部分的に生えた体毛の間に隠れてしまっている。改めて見ても粗末なイチモツだ。
「また日を開けた方が良さそうね」
「申し訳ないです……」
 その小さな息子と同じくらい、彼の身体も小さく縮んで見える。はぁ、とわざとらしく溜息をついて、私は自らボールの中へと戻るのだった。

契りの前に()るだけで 

「……で、今日という今日こそ、準備は万端なんでしょうね」
 それから数日。空に浮かぶもう一つの三日月は、形を変えて半月に近く。私の身体より幾分か太ましいフォルムが、水面に反射して沈んでいる。
「毎回準備はしてるんだよ。ただその……いつもダメなんだけど」
「知ってる」
 服を脱いだ彼の雄は、少しばかり鎌首をもたげている様子。気持ちの昂ぶりはそれなり、といったところか。
 寧ろ今回は、私の方が余り準備が整っていない。私の発情期である三日月の時期から少し外れてしまったのもあるけれど。
 それ以上に、本当にトリックルームが効果があるのか不安で仕方なかった。結局ダメだったとしたら、次の手を考えないといけない。
 精液の流れをせき止めてしまえば……とか考えてはみたものの、加減を間違えば大変なことになりそうなので今のところは止めとこうと思っている。
「さて……まずはいつも通り、にしましょっか。トリックルームもいつまでも続くわけじゃないし、本番の時にね」
「ああ、分かった。それじゃ、クレセリア」
 彼に促されるまま、私は身体を浮かせたまま回転し、腹部を見せつけるような格好に。最初こそ恥ずかしかったが、今はそんな気持ちも薄れてしまった。
 つるつるの身体に彼の手が這わされる。最初はお腹を、そしてその手が徐々に下へ。一筋の切れ込みが、黄色の間に見えている、のだろう。
 彼の指が優しくその周囲をつつく。思わせぶりな手の動きに、分かってはいても身体は正直に涎を垂らす。
 その割れ目に彼は一本、指を捻じ入れた。くちゅ、と柔らかな抵抗と共に、私はそれを中へと受け入れる。
 割れ目の中、更に小さなヒダの間に、収めるモノを探して蠢く孔が一つ。いつもなら適当なオモチャでも入れて不満を解消しているのだけれど、今日こそは。
 彼の手はその孔の中へ、一本が二本、二本が三本に増えていく。最初は閉じていたその洞が徐々に開いていくのが分かる。外の空気がひんやりと冷たい。
 ぬぽんと淫猥な音と共に引き抜かれた彼の指には、私の涎が絡んで月明かりに負けじと輝いている。けれど、こんなものでは全然足りない。
 彼の手が再び私の中へと入ってくる。はぁ、と一つ吐息を漏らし、私はその小さな快感に酔いしれる。もっと欲しい、こんなモノじゃ足りない、本当に欲しいのは。
 けれども彼はまだ前戯に夢中だ。すっかり解された割れ目は、だらしなく口を開けてその中へ彼を誘っている。
 彼はそんな割れ目の上端、小さな突起をくりくりと捏ね回しながら、私をそっと抱き寄せた。
「……ほんと、クレセリアの身体、綺麗だよ」
「褒めたって、許してあげないんだから。そうじゃなくて、きちんと身体で証明してよね。あなたがちゃんと、出来るってこと」
「わ、分かってるよ」
 この程度の刺激では物足りない。既に臨戦態勢の彼の肉棒は、普段と同じくそれなりの大きさでそびえ立っている。多分あんまり大きくはないけど。
 正直なところ、大きさだけならその辺のバイブやディルドで十分なんだけど、そうじゃなくて、もっとこう……気持ちがノるような、そういうモノがいい。
 そう考えたとき、やはり私が一番欲しいと思うのは、彼のその普通な代物なのだ。いや、普通よりも少し……考えるのはよそう。
「それじゃ、クレセリア。その……頼むよ。もしダメだったら、なんて言うか……ごめん」
「その時はもう、気絶させてでも搾り取るから。サイコキネシスで無理矢理勃たせたまま引っ張れば良いだけでしょ」
「……勘弁してよ」
 冗談でしょ、みたいな顔をされたけれど、一度くらいやってみてもいいんじゃないかと思っている。イきっぱなしだと男も潮を吹くとか言うし、ちょっと見てみたい気持ちもある。
 ただ、どうやら私の本気の目を見て焦っているようなので、冗談よ、と言っておいた。
「じゃあ、準備はいい?」
 私がエスパーの力を込めると、周囲に不思議な薄い膜が広がっていく。時間の流れやものの動きが歪む不思議な空間、トリックルーム。
 地面に生えた小さな草が、わずかな風で大きく揺れる。吹いたはずの風と木の葉は、その中に入った瞬間動きを緩めて落ちていく。
 そして彼は、意を決して私の身体を抱く。肉棒が私の割れ目に触れ、ずるずると擦りつけられながら収まるべき場所を探す。
「あっ、まっ、や、ぁ……っ!」
 何が起こっているのか、自分でも全く分からなかった。
 ただ、一つ言えることは。
 初めて私は、彼にイかされた様だった。

あなたがこんなに()るなんて 

「クレセリア、大丈夫?」
 クレセリアの私が、悪夢でも見たというのだろうか。目を覚ますと、彼が少し心配そうな顔をして、地面に横たわる私を見つめていた。
「ビックリしたよ。急に潮吹いたかと思ったら、そのままぼーっとして地面に落ちちゃうなんて」
「私……だって、すごく急に、その……気持ちよくなっちゃって」
 自分でもまだ分からない。ただ言えることは、彼がその肉棒を入れようとしたその瞬間、ただ割れ目をなぞられただけで、こんなにも早くイかされてしまった。
 戸惑いを隠せず狼狽える私を、珍しく得意げな彼が優しく撫でる。なんだろう、普段とはまるで逆みたい。
「ね、もう一回やってみようよ。今度はちゃんと、最後まで、ね」
「……え、ああ、そう、ね。そうよね」
 そもそも私が言い出したことなのだから、断る理由はどこにもない。でも、もしかしたら、これは嫌な予感がしないでもない。
 願わくばそれが当たっていませんように。そう祈りながら、私はもう一度、トリックルームを発動する。
「今度はそのまま、クレセリアは地面に寝てて良いよ。繋がったまま君が急に落っこちて、僕のコレ折られたりしたくないし……」
 確かにそれはリアルにやだな、と思ったので、おとなしく地面に寝そべる私。羽が地面と擦れて曲がり、キラリと光の礫を振りまいた。
「それじゃ、今度こそいくよ。ほら、落ち着いて深呼吸」
「わ、分かってるって」
 私自身、初めての経験に実際焦っていた。挿れられて、イかされた。ただそれだけのことが、こんなに気持ちいいことだとは思わなかった。
 彼の腕が私に絡み付く。その肉棒が私の割れ目を押し広げる。頭に、電撃が走った。
「っう、ぁっ!」
 どこからか嬌声が聞こえ、空が揺れた。
 身体が大きく跳ね、割れ目から液体が零れる。
「クレセリア、進むよ?」
「待って、まっ、やぁっ」
 まだ、入りきってない? そんなはずはない、だって、こんなにも苦しくて、気持ちよくて。
 けれども割れ目の奥に、どんどんと熱い何かが入ってくる。ずるると肉壁を押し広げて、ゆっくりとそれは私の中を満たしていく。
「はっ、あぁ、ん……っ!」
 もう一度身体が跳ねた。ぷしゅ、と彼のお腹に蜜がかかる。幸福感と倦怠感が同時に押し寄せて、私は顔を綻ばせる。
「ね、クレセリア……今の君、綺麗っていうより、かわいいよ。凄く」
「っ……ぁあ!」
 彼の声が頭に響く。快楽が支配する頭に、その言葉は毒のように染み渡り。
 私は言葉で、言葉だけで、イってしまった。
「それじゃ、動くからね……辛くない? 大丈夫?」
「だ、だいじょ……や、っ」
「そっか、それじゃあ……」
 大丈夫じゃないから、少し休ませて。言葉は出ず、彼は嬉しそうに腰を引いた。
 星が煌めいている。じゅぷり、と肉棒が私を満たす。
 一度抜かれるだけでひぅぅ、と情けなく声を漏らし蜜を零す。一度突かれるだけであぁっ、とだらしなく声を上げて身体を震わす。
 初めて見る私のこんな姿に、彼はどうやら喜びを感じているらしい。
 自然と早くなる腰の動き。私は身体を捩らせて何とかそこから逃げようとするが、かえってそれは快感を増幅させるだけ。
「は、あっ、も、やぁ、ます、た、ぁ」
「クレセリア、気持ちいいかい? 僕も、凄い、君の中、熱くて、気持ちよくて……っ!」
 目を潤ませて、今まで感じたこともない悦楽に身を任せるほかない私。こんなにイったことは一度も無い。気持ちよすぎておかしくなりそうだ。
 止めて欲しい、けれども止めて欲しくない。理性と本能が矛盾していて、けれども身体は素直すぎて。
 水たまりが増えるんじゃないか、と思うほどに愛液を零す私。尻尾の先からぽたぽたと蜜が垂れていくのが分かる。
「凄い、君の顔、えっちだね……」
 ぱちゅぱちゅと叩き付けられる彼の腰に、私はただただされるがまま。
 ぺろり、と身体を舐められただけで、嬌声を漏らして善がる私の身体。
「いいよ、クレセリア。イっちゃいなよ、そのまま」
 もうとっくに絶頂を迎えているというのに、どこまで鈍感なんだろうか。アソコは敏感なくせに。
 しかしそんな減らず口を叩く余裕すらなく、私はもう何度目かも分からない潮を吹き、くたりと首を地面に落とした。
 ……そろそろ、切れる頃、かな。
「くれせ……あぁっ!」
 周囲の歪みが消え去ると同時に、彼は私の中でどくんと脈打った。とくとくと注がれる彼の子種を中に感じ、快感の余韻に浸る私。
 彼もまた、初めての達成感と共に快楽の残滓を楽しんでいる。
 割れ目の中で徐々に力尽きていく彼の肉棒を感じ、私は少し嬉しくなって。
 ぴくんと最後に跳ねたのは、トリックルームのせい、じゃないのかも。

あなたと共に()きたくて 

「ごめん、ごめんってば……なあ、機嫌直してくれよ」
 月満ちる島の真ん中に、膝を折りたたんで畏まる人間。枯れることのない水面と、もう一つ小さな水の跡。その上に浮かぶ三日月が上下に二つ。
 いわゆる正座の状態で、その人間はまた深々と腰を折った。古からの謝罪の代名詞、綺麗な土下座の完成だ。
「言ったよね? 私、待って、って。それなのにあんなに調子に乗って、私を何度も何度も……っ!」
 イかされて、と言いかけたが、言葉にするとなおさら悔しいので言わないでおいた。
 案の定、今回ばかりは反省の色が薄い。絶対に薄い。ちょっとニヤついてるのがムカつく。ムカついたので一発しばいておいた。
 しばかれた彼は一度顔を押さえた後、しゅんと真面目な顔に戻った。あ、流石に言い過ぎたかな……。
「その、ええと。あの時の君、ほんとに、いつもよりずっと、かわいらしいっていうか。初めて、僕に弱さを見せてくれて……つい」
「……何よその顔」
 ニヤついてる、とも違う、本当に嬉しそうな、ぱぁっと明るい表情。優しそうな彼のその顔に、ついドキっとしてしまう。
「ううん。ただ、君の新しい一面が見れて、嬉しかったってだけだよ。あと……やっと、君の希望を叶えることが出来たし」
 確かに、当初の目的は達成できた。というか私がほぼ一方的にイかされてただけだけど。
 最終的には、彼と同じ達成感を得ることが出来たんじゃないか、と思う。
「君に辛い思いさせてばっかりで。一緒に生きるパートナーとして、少しぐらい恩返しできたら、って思ってたから。よかったよ、ほんと」
 彼は満足そうに、そして恥ずかしがらずにそんなかっこいいことをサラッと言ってのけた。歯に衣着せぬその物言いは、聞いてるこっちが恥ずかしいほど。
 だから私は、この人のことを好きになったんだろうな。私のことを、真剣に考えてくれる人だから。
「……今回は許してあげる。次からは気をつけてよね」
 もちろん、と彼は頷いた。立ち上がると、私の首を両手で寄せて、鼻先に小さく口付けを。
 真っ直ぐな彼の瞳に吸い込まれるように、もう一度、私は深く口と口を寄せて口付けを返した。

 宙に張り付いた太めの三日月を隠すようにして、私は彼だけの三日月になる。
「マスター、次は私が上、だからね?」

あとがき 

たぶんもう分かりきってたことかと思いますが自分です。今回もタイトルで勝負をかけました(?
内容に関してですが、早漏を何とかするお話→じゃあどうすれば良いか→早いのを遅くする→トリルだ! という流れで思いつきました。
最初は素早さの高いポケモンが相手かなあなんて思ってたんですが、技マシンを使う関係上、第三者にそんなこと頼む流れがどうしても想像出来なかったのでトレーナーになりました。
でも結果としてクレセリアとの関係が良い感じに書けたので気に入ってます。ちょっと下品な感じがかえって似合う不思議。
あとまんげつじまの描写、クレセリアと月の対比は今回の頑張ったポイントです。美しさが皆様の脳内に見えてたら嬉しいなあと。
あと今回はほんとに間に合わないかと思ったのですが滑り込めて良かったです。投稿締め切り当日まで忙しかったんですよ……(白目

ということで頂いていたコメント返信です。
>なるほどトリックルームにはそういった使い方もあるのかと考えさせられた作品。
>一人と一匹の掛け合いも、攻められちゃって余裕のないクレセリアさんもとても好きだったので投票させていただきました! (2019/03/29(金) 22:54)
他の方々の楽しい掛け合いを見ていて書きたくなったので頑張りました。あと思ったより凄い相手に余裕を崩されていくのって良いですよね。
一応トリルの結果、ちょい遅のクレセリアさんがちょい早になったのでイきやすくなってた……という設定があったりなかったり。

>50年後私の前に逝かないでとなると思うと泣けます (2019/03/30(土) 01:47)
なるほどそのはっそうはなかった(
でも確かに準伝なので長生きしそうです。次を見つけつつもきっと思い出として大切にしてくれるタイプだと思います。タブンネ。

結果は2票いただいて6位でした。不参加か遅刻か……みたいな所があったので、票が頂けただけでも感謝です。どうもありがとうございました!
また次回の大会でも頑張らせて頂きます。もはや大会専門の人になってる……(

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Last-modified: 2019-04-07 (日) 00:07:24
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