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私のお師匠サマ

/私のお師匠サマ

ポケ×ポケです。作:ピカにゃん


ここはホウエン地方の山奥、その山奥で修行に励むリーフィアの少女がいた。
「ハァッ、ヤッ、エイ!!」
スパッ、スパッ、スパッ
辺りの木の枝をリーフブレードで切っていく。
「ハアハア…、ふぅ」
とりあえず一段落ついていたら、
「おっ…だいぶ当たるようになったな」 「あっ、お師匠サマ」
彼女の横にはジュカインが立っていた。 「今日はこの辺にしな。ほれ水だ。」
「ありがとうございます。」
―10分後―
「お師匠サマ?」
「ん?何だ?」
「私、強くなったでしょうか?」
「そりゃあリーフブレードも使いこなせてきたからな、強くなったよ」
そう言って頭を撫でた。
「えへへ//」
誉めて貰って嬉しいようだ。
「んじゃ、帰ろうか。」
「はい!!」
二匹は家へと向かった。


歩き続けて30分、木でできた一件の家についた。
「じゃあお師匠サマはお風呂を沸かして下さいね。」
「ハイよ。」
「さてと、なに作ろう?」
リーフィアは材料を見ながら言った。
―1時間後―
「お師匠サマ~、ご飯できました~」
「りょーかい。」
ジュカインとリーフィアは食卓についた。
「「頂きます。」」 パクパク…モグモグ…
「料理も上手くなったよなぁ、一年前は食べれたもんじゃ無かったからな」
ジュカインはにやけながら言った。
「むぅ…、私だって一年も料理してたら出来るようになりますよぉ」
ちょっと不機嫌そうに言った。
「悪い悪い。っとご馳走さま。」
「私もご馳走さま。」
「先風呂入れよ。」 「分かりました。」 彼女はお風呂場に向かった。


チャポン…
「ふぅ…」
私はお風呂に入った。
「全く、お師匠サマったら、そりゃあいくら私でも1年も経てば料理ぐらい作れるようになりますよ。」
でも…
「そっかぁ、私がお師匠サマに弟子入りしからもう一年もたったんだ…」
私は湯船に浸かりながら過去の回想に浸っていく…
(ここからは彼女の過去に遡ります。)
―1年前―
「まってよぉ、パパ、ママ」
「ハハハ、遅いぞ」 「もう少しで着くから我慢しようね?」 この時私はパパとママと一緒にパパの友人に会いに遠くへ歩いていた。
「もうダメ…パパぁおんぶ!」
「仕方がないな。ほら」
腰を下ろして私を抱える状態になった。
「わぁい、パパありがと」
「あらあら、甘えん坊さんねぇ。」
私は凄い甘えん坊でいっつも優しいママや強いパパにあまえてた。
そして、パパの友人の家についた。
「いらっしゃい。よく来たね。」
見るとお父さんと同じ位の歳のジュカインと私よりもちょっと歳上のジュプトルが居た。
「沢山歩いて疲れただろう。今日はゆっくり休むといい。」 「ああ、そうさせてもらうよ。」
そうして次の朝、私は妙な音で目が覚めた。
スパッスパッスパッ
見てみると昨日のジュプトルが辺りの木を切り倒していた。 「わぁ…すごい…」 「ハァハァ…ん?君、起きるの早いね。」
「うん。」
私とジュプトルさんはいろんなことを喋っていた。
そんなとき、二匹のグラエナが茂みの中から出てきた。
「おっ…見ろよ、このイーブイ可愛くね?」
「おっ、本当だ、」 二匹のグラエナは私に寄ってきた。
「ねぇねぇ、俺らと遊ばない?」
「面白いからさ…」 そう言って私の手を掴んできた。
「や、やめて…」
すると、
スパッスパッ
「ぐあぁ!!何だてめぇ!!」
「俺らとやる気か?」
ジュプトルがリーフブレードを構えていた。
「その子に近づくな…」
それから…
「く、コイツ…やべえ…」バタン
「化け物かよ…」バタン
「す、すごい…」
一瞬にして二匹を倒してしまった。
「俺はもう直ぐ旅にでる。その為に力を付けていたのさ。」「そうなんだ…」

「…さ、親が心配しているから帰ろうか。」
「うん!!」
それから私は会った事をパパとママに話した。
そんなことをしていたら、あっという間に帰る日が来た。
「さてと…じゃあまた来るよ。」
「お邪魔しました。」
「……」
私は思っていた事をパパとママに伝えた。
「パパ…ママ…」
「ん?なんだ?」
「私…ジュプトルに弟子入りする!!」
これが私の選んだ道…
「なっ…正気か?」 ジュプトルは私に行ってきた。
「うん。」
「でもご両親が…」 「俺達は反対しないぜ。」
「えっ…でも…」
「私達の娘を…宜しくお願いします。」 「…ジュプトルよ…彼女も旅につれてってあげなさい。」
「父さん…分かりました。この子は何が合っても守り抜きます。」
「じゃあ俺らはこれで。」
「………グスン…」
パパとママは歩き出した。
「……パパ、ママ!!」
パパとママは振り向いた。
「私…必ず立派になって帰ります!!」
最後に二人は笑ってくれた。
「じゃあ…俺らもいくぞ!!」
「グスッ…ゴシゴシ」
私は涙を拭いた。
「はいっ…お師匠サマ!! 」


あれから一年、私はイーブイからリーフィアに進化して今はリーフブレードの練習をしている。
「一年前の私、パパとママに甘えっきりだったなぁ。」
リーフィアは恥ずかしそうに言った。
「………さてと、そろそろあがろっかな。」
そんなとき、
ガラッ
「ん?…………!!」
「え……………?」 突然ドアを開けてジュカインが入ってきた。
「お、お師匠サマ?」
「わ、わわわ、悪い!!」
バタンッ
どうやらリーフィアがまだ入って居るとは気づかなかったようだ。
「クスッ…別にいいですよお師匠サマ。」
リーフィアが風呂からあがるとリビングに顔を真っ赤にしたジュカインがいた。
「お師匠サマ、お風呂どうぞ。」
「あ、ああ。」
ジュカインはお風呂場に行った。
ジュカインもあがって、寝る時間になった。
「お休みなさい。お師匠サマ。」
「ああ、お休み。」
―そして次の朝―
「おい、朝だぞ。起きろ!」
一足早く起きたジュカインがリーフィアを起こす。
「ふみゅう…お早うございます、お師匠サマ。」
「ああ、お早う。」 二人は何気ない会話をしながら朝食を食べ出した。
「お師匠サマ。」
「ん?何だ?」
「今日は一日中稽古を付けて下さいよ?」
「わかった。」
食べ終わっていつもの修行場所に行く。
「やあ、えい!!」

スパッ、スパッ
「甘い…!!」
ヒュン…
早速組み手を始めた二人
「今度はこちらからいくぞ!!」
そういってリーフィアにソーラービームを放つ。
「クッ…キャアァ!!」

ドサッ
リーフィアは気を失ってしまった。
「やれやれ、しょうがないな。」
ジュカインはリーフィアが目覚めるまで待つことにした。
……1時間後…
「うぅん…」
「気がついたか?」 やっと目覚めるリーフィアに呆れたように話しかけた。
「お師匠サマ…また負けちゃいましたね…」
リーフィアは悲しそうに言う。
「でもだいぶ強くなったよ。ま、俺に勝つのはまだまだだけどな。」
ジュカインは笑いながらいった。
「でも…次は勝ちますから!!」
「ま、頑張れよ。」 二人はお互いに笑い、勝負の約束をした。
「ちょっと昼寝して行こっか。」
「そうですね。」
そうして二人は夢の世界へ旅立った。


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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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