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私と小鳥と鈴と

/私と小鳥と鈴と

後悔はしているが反省はしない。
by(*・ω・)


詩の原作:金子みすゞ 




わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面をはやくは走れない。


「そう?」

「……ドードー…君は例外。」




わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。


「…あんたも『うたう』使えないよね?」

「リーシャン、言わないで。」




「遊ぼう」っていうと
「アソボウ」っていう。

「ばか」っていうと
「バカ」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「アソバナイ」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ゴメンネ」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、ペラップです。


「…ふざけすぎでしょ。」

「……ごめん。」




はちはお花の中に、
お花はお庭のなかに、
お庭は土べいのなかに、
土べいは町のなかに、
町は地方のなかに、
地方は世界のなかに
世界は神さまのなかに。

そうして、そうして、神さまは、
小ちゃなはちのなかに。


「なら僕達には三人も神様がいるの?」

「ミツハニー、これは詩だから……。」




にくまれっ子、
にくまれっ子、
いつでも、かつでも、だれからも。

雨がふらなきゃ、草たちが、
「なんだ、蛙め、なまけて。」と、
それをおいらが知る事か。
雨がふり出しゃ子どもらが、
「あいつ、鳴くからふるんだ。」と、
みんなで石をぶっつける。
それがかなしさ、口おしさ、
今度はふれ、ふれ、ふれ、となく。
なけばからりと晴れあがり、
ばかにしたよな、にじが出る。


「……俺だったら『ほろびのうた』を歌うかな」

「初めてニョロトノが怖いと思った。」



詩の原作:相田みつを 




ただいるだけで

あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる
あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ
そんな
あなたにわたしも
なりたい


「『へんしん』を覚えれば?」

「メタモン……君じゃなきゃ無理だよ…。」



自分の花

名もない草も
実をつける
いのちいっぱいに
自分の花を
咲かせて

「そうそう。僕だっていずれ……。」

「……。」(クサイハナになるのは黙っておこう……。)



だれにだって

だれにだって
あるんだよ
ひとにはいえない
くるしみが
だれにだってあるんだよ
ひとにはいえない
かなしみが
ただだまっている
だけなんだよ
いえばぐちに
なるから

「……そうだね…。」

「ミツハニー(♂)……。」



うばい合えば

うばい合えば
足らぬ
わけ合えば
あまる

「つまり無理矢理奪う(ギガドレイン)より分け合う(いたみわけ)の方が良いって事ね。」

「いや……まぁ…うん。」


詩の原作:にしむらえいじ 



たまにひとりになると
ほっとするけれど、
ひとりがうれしく思えるのは、
本当はひとりじゃないからなんだ。

「たまにも一人になれないが?」
「一人か…羨ましい。」
「お前らが居なきゃなぁ……。」
「……君たちはナッシーなんだから仕方ないよ。」



期待で胸をいっぱいに
ふくらまして、
ぼくらも遠くまで飛んでいこうよ。

「乗ってく?」
「…さすがにフワライドに乗るのは博打過ぎない?」



カラをやぶってでておいで。
中にいれば安心だけど、
ころんだり泣いたりするのも
悪くはないよ。

「そもそも私『二枚貝ポケモン』だから…。」
「パールルは無理しないで進化待ちだね。」



釣れるかどうかは
わからないけど、
ただこうして待っている
こんな時間もたいせつだよ。

「だよー…。」
「ヤドンランの説得力すごいなぁ……。」



かなづちは浮かばなくても、
くぎが打てればいいんだよ。
かなづちにはかなづちの個性が
あるんだから。

「魚の個性のはずの水が苦手。」
「…ならマッギョってどこに住んでるの?」


……何コレ。



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Last-modified: 2011-10-10 (月) 00:00:00
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