ポケモン小説wiki
現実と夢の境目

/現実と夢の境目

人×ポケモンです。(特殊なプレイ(強姦 緊縛 道具)の描写がありますので、苦手な方はお控え願います) ピカピカ



夢なんてものは所詮夢である。

叶うはずのない夢などは最初から叶うはずなどない。

しかし叶うと思っていたものが絶対叶うとも言えない。

僕の夢だって多分そうなんだろう・・・。

僕の二つの夢、その一つは叶うと思ってるもの・・・。

もう一つは絶対叶うはずないと思っているもの・・・。

僕がもしこの二つの夢をどっちも叶えられたのならば・・・。

僕は現実と夢の境目から逃れられるのだろう・・・。


朝日が眩しい。
何で太陽はこんなにも明るく僕を照らすのだろうか・・・?
別に願ってやってもらってる訳じゃあるまいし。
そういえば今日は何か予定をしていたはずだったな。まぁ、別に大した事じゃないだろうからいいか。僕はもう一回目を瞑る。眠気はまだ覚めそうにない。

それから幾分経ったのだろうか?僕は誰かに揺さぶられる。大体こんな起こし方するのは誰かなんて見当がつくが。

「起きて、セツナ。ねぇ・・・」
「もう少し寝かせて。頼む・・・」
「そうもいかないんだよ?今日はスケッチに出かける予定だったじゃない」

んっ?スケッチ?
あぁ、そういえばそんな事昨日話してたっけ。
大した事でもないけど、せっかく起こしに来てもらったんだ。起きないのも悪いだろう。

「分かった、起きるよ・・・。んっ?うわぁっ!!」
「やっと起きたね。ほら、早く準備してよ」
「もう少し顔を離して喋ってもらえるかな?フシギダネ・・・」

僕が起きようと重たい瞼を目を擦りながら目を開けると、そこには僕のパートナー「フシギダネ」が、顔を凄く近づけて僕を見ていた。その差はわずか10センチ足らず。
僕が言った言葉にフシギダネは、きょとんとした顔をして答えた。

「何か悪いの?別に顔くらい近づけてもいいと思うけど・・・ほら」
「・・・!!」

そう言ってフシギダネは僕に更に顔を近づける。僕は顔を真っ赤に紅潮させていたと思うし、何よりもフシギダネがこんなに顔を近くに近づけていることに動揺した。
僕は慌ててフシギダネを抱えて、自分の目の前に座らせた。相変わらずフシギダネはきょとんとしたその愛くるしい瞳で僕を見つめる。

そんな目で僕を見ないでほしい。そう思った・・・。

「あのね、フシギダネ?君は一応僕と違う性別なんだからもう少し意識してよ。ね?」
「一応って失礼だね?僕はれっきとした雌だよ?」
「いや、それは分かってるよ。だけどさ・・・」

僕はそこで言葉が詰まる。この先を言ってしまわない方が良いと頭の中で即座に考えたからだ。この先を言ってしまえば、僕は今までのフシギダネとの関係を壊してしまう。それが怖かった・・・。
そして少し口ごもる僕を見て、フシギダネは名前どおりに不思議そうな顔をして僕に話しかけてくる。

「だけど、何?」
「いや、何でもないよ・・・早く準備して行こっか。」
「え~~っ!?何なに!?気になるよぉ~!!教えてよぉ~!!」

僕はベッドから降りて準備をする。フシギダネは僕の足にしがみついてねぇねぇとしつこく聞いてくる。僕は可哀想だと思いながら無視するのだが、しばらくしてフシギダネはようやく諦めたのか
足から離れる。僕はほっと安堵の息を吐いた。そしてその後に自分で作った朝ごはんを食べて、食器を片付ける。そして洗い物を済ませ、色々と持ち物を詰めたカバンを持つ。
そこでフシギダネが僕に言ってきた。

「セツナ、ちゃんと持ち物は持ったかい?」
「うん、ちゃんと持ってるよ・・・」

僕はフシギダネに聞かれて答えたけど、念のためにもう一回持ち物を確認する。
スケッチブック、鉛筆、筆(2本)、昼ごはん、ロープ、お金、携帯、その他もろもろ・・・。

「ちょっと待ってよ、何でロープが必要なの?」
「今日行く場所は森山だから。もしかしたら役に立つかもしれないからね」
「ふ~ん・・・まぁいっか!!それじゃあ行こう!!」

僕は先に家を出るフシギダネを追う前に、家の鍵をかける。親は今、旅行に行ってて居ないし。多少は遅れて帰ってきてもいいだろう。
僕は鍵をかけたのを確認すると、フシギダネの後を歩く。フシギダネは嬉しそうに歩いていく。それに続いて僕も何だか少し嬉しくなる。

「今日はどんな絵を描いてくれるの?セツナ」
「さぁね、僕は気に入った背景をスケッチするだけだから・・・」
「そう、でも楽しみだなぁ・・・。セツナは本当に絵が上手いもんね!!」

そう、僕はあまり自慢できる事がないのだけれど、たった一つ自慢できる事。
それは「絵」なんだ。昔から描く事が好きで、気に入った絵を描いては親に見せて褒めてもらっていた。僕はそれがたまらなく嬉しくて、いつの間にか画家になる事を夢見ていた。その事についても親はまったく反対せず、むしろ喜んでくれた。これが僕の一つの夢。
今日のスケッチもその夢に向かっての予行演習と言った所。

僕達は30分ぐらい歩いてようやく森に着いた。生い茂った草花、木、自然が好きな僕にとってこれほど安らぐ所はなかった。

「やっと着いたね、セツナ。あっちの方に湖があるよ!!」

フシギダネは着いて早々、僕のズボンの裾を引っ張って、湖に連れて行く。

「へぇ・・・こんな所にこんなにも綺麗な湖があるなんて。自然の力って凄いなぁ・・・」

僕は感心してその湖を見る。その綺麗な湖にはゴミ一つ浮かんでいない水は清く澄んでおり、それにつられたのか、他のポケモンたちが僕が居るにも関わらず、水を飲み始めていた。
僕はその光景が凄く気に入ってしまって、知らず知らずの内にスケッチブックを用意して、鉛筆で描き始めていた。

「セツナ・・・」

僕はその時フシギダネが僕の名前を呟いている事も知らずに、スケッチに夢中になっていた。
そしてスケッチをしている間は暇なフシギダネも、湖の水を飲み始めていた。

それから数時間ぐらい経った時だった。

ーポツッ・・・ポツッ・・・ー

「あっ・・・雨・・・?」
「このままだと結構降るなぁ・・・。フシギダネ、どこかで雨宿りしよう」
「うん。そうしよう。」

僕は急いでスケッチ道具をしまい、森の中を走った。しかし何とか雨宿りできそうな木が見当たらない。僕とフシギダネは少しずつ濡れ始めていた。そして後ろからフシギダネの声が聞こえた。

「うぅ・・・寒いよぉ・・・セツナぁ・・・」
「大丈夫?しょうがないなぁ。よいしょっと。」

僕はフシギダネを抱えてぎゅっと抱きしめながら、走った。その間フシギダネは潤んだ瞳で僕を見ていた。

そんなに見つめないでほしい・・・そう思った。

それ以上僕の理性を壊さないでほしい・・・そう思った。

やがてしばらく歩いていると、一つの古びた木で出来た家が見つかった。僕は迷うことなくその家に駆け込む。

「ふぅ・・・助かったぁ・・・」
「ここ、どこだろう?」

僕はフシギダネを降ろす。さて、これからどうしたものだろうか。

「セツナ、ここ使われてないみたいだね・・・」
「うん、あちこち古びてるし・・・埃も溜まってるね・・・」

僕は部屋のベッドを見てみる。これまた凄い埃だな。僕はそれを全部掃う。
すると僕の周りに埃が集中し、喉を痛める。

「ゲホッゲホッ!!」
「あはは!!セツナったらドジなんだから・・・」
「う、うるさいなぁ・・・。しょうがないだろ?」

フシギダネが屈託なく笑う。その顔に僕は胸の鼓動が熱くなるのを感じた。

あぁ、本当に理性が吹き飛びそうだ・・・。

お願いだからその笑顔から普通の顔に戻って。

「はは・・・可笑しかったぁ・・・。ねぇ、セツナ?しばらくここで雨宿りするんでしょ?」
「あ、うん・・・まぁ、雨が止むまでね。」
「一先ず体を拭かなくちゃね・・・濡れたままだったら風邪ひいちゃうもの」
「そうだね、そういえばさっきカバンの中にタオルを入れておいたはず。あっ、あったあった・・・。よし、おいで。フシギダネ」

僕が呼ぶとフシギダネは近づいてきて、僕に体を拭いてもらう。
僕はあまり意識しないように無心でフシギダネの体を拭いた。そして体についていた水滴などを全部拭き取ると、今度は自分の体を拭く。

「ありがと、セツナ!!」
「うん、どういたしまして」

フシギダネにお礼を言われて少し有頂天気味になる僕。
僕はカバンの中をさらに漁った結果、幸運な事に着替えが一着だけあった。僕は服を脱ぎ、そこら辺にあった椅子にかけとく。着替え終わった僕は何もする事がない。

「何もすることないから僕、先に寝るよ?」

突然フシギダネがそんな事をいうもんだから、僕はただ「うん」と答えてしまった。
するとフシギダネがベッドに飛び乗って少し蹲(うずくま)る様にして目を瞑った。
そのフシギダネの顔を見ているだけで僕の理性は吹き飛び、彼女を・・・フシギダネを・・・

襲いたい衝動に駆られる・・・

そう、僕のもう一つの叶うはずのない夢。それは・・・

フシギダネと交わる事・・・

いつからだろう、こんな気持ちが生まれてしまったのは。
僕は自分でも気がつかないうちに彼女を、フシギダネを意識し始めていた。
何回も何回もフシギダネを思って自慰を繰り返した。
そして僕の汚れたモノから毎回自分の欲望が出てくる度に罪悪感に陥ってしまう。
何回僕は自分の妄想で彼女を汚したか分からない。

でも、本当に好きで好きでたまらないんだ。フシギダネのことが。
フシギダネの喜怒哀楽の表情、そのどれもを見るたびに僕は何回理性が吹き飛びそうになったか分からない・・・。
今までだって何回襲いそうになったか分からない。今朝だって下手すれば襲っていたかもしれない。でも我慢した。フシギダネとの関係を壊したくなくて。繋がってしまったらフシギダネがどこか行ってしまうんじゃないかと思って・・・。

僕は怖かったんだ。フシギダネと離れるのが・・・

僕は怖かったんだ。フシギダネを壊してしまうのが・・・

そう、僕はずっと一人で現実と夢の境目に居たんだ・・・

でも、もう僕は我慢の限界だ。もう自分を抑えられるほどの力が残っていない・・・

僕は知らず知らずのうちに、カバンからロープを取り出していた。
そしてフシギダネを丁寧に、あまり痛くならない程度に縛る。途中でフシギダネは何回も声を上げていたが、起きる様子はなかった。
そして縛り終えると、フシギダネを仰向けに寝かせて、体をじっくり見る。
縄は胸や秘所にくい込み、少しでも縄を引っ張ればさらにくい込むところまで縛り上げられていた。

「フシギダネ、ごめんよ・・・。でも、僕はもう我慢の限界なんだ・・・。」

僕はフシギダネに顔を近づけて軽く口付けをする。フシギダネは少し口を曲げて声を上げる。

「フシギダネは僕の物だ。誰にも渡さない・・・。」

僕はカバンから筆を2本とも取り出す。筆は少し湿り気を帯びていて、毛がまとまっている。
僕は筆をフシギダネの両胸の突起物に這わせた。

「んっ・・・」

フシギダネは喘ぎ声をあげる。僕は構わず筆を使い突起物に刺激を与えた。
フシギダネの体が少し浮き、その度に縄は秘所や胸にくい込む。

「んぁっ・・・!!う・・ん・・・」

筆で突起物を刺激するたびに突起物は筆の進行方向に沿って動く。
そこで少し刺激を強くする・・・筆で突起物を撫で上げたり、潰したりする。

「ひぁッ・・・!!な、何なの!?」

そこでフシギダネが目を覚ました。今の自分の置かれている状況に理解できていない様子だった。

「起きた・・・?」
「な、何してるの・・・!?早く縄を解いてよ!!」
「駄目。今、解いたらフシギダネは逃げるでしょ・・・?」
「何言って・・・あんっ・・・!!」

僕は筆を置き、突起物を自身の舌で刺激する。突起物は柔らかく、赤く勃っていた。突起が舌と絡み合い、唾液で湿気を帯びる。
僕は縛られているフシギダネの胸を鷲づかみして、強めに揉む。

「あぁっ・・・んぁっ・・・!!や、やめて・・・セツナぁ・・・!!」

フシギダネの目には涙が溜まっており、頬を伝う。僕はそれを舐めてフシギダネと唇を重ねる。
フシギダネの口の舌と、自分の舌を絡ませて、唾液の交換をしあう。フシギダネは苦しそうに喘ぐ。

「ん~っ!!んぅ~~っ!!」

舌を絡ませる音が部屋に響き、僕は舌を絡ませ続けながら両手で胸を揉み、指で突起物を刺激し続ける・・・。僕が口を離せば、フシギダネと僕の間に透明な橋がかかる。しかしフシギダネが荒々しく呼吸をすると、その橋はむなしく崩れ去る。

「お願いだよぉ・・・セツナぁ・・・もう、やめて・・・」
「駄目だって言ってるじゃないか・・・どの口が言うのかな?んっ?」

僕は意地悪な声を出して縄を引っ張る。すると秘所に縄がくい込み、少し液が漏れる。

「んっ!!引っ張んないでぇ・・・出ちゃうよぉ・・・」
「へぇ?じゃあ出させてあげるよ・・・!!」

僕は縄を上下に動かし、秘所を縄で激しく擦る。同時に陰核も強く刺激されていき、愛液が少しずつ飛び散りベッドを汚していく。

「ひああっ!!やぁっ!!ダメぇっ!!」

僕は縄を横にずらし、今度は自分の舌で膣口を舐め上げる。そして膣内に舌をズブリと侵入させた。

「ひゃぁぁっ!!し、舌が入ってっ・・・やだぁっ!!」

フシギダネは体をビクビク動かして喘ぎに喘ぐ。そして体を震わせて愛液を沢山放出する。

「はぁはぁ・・・出ちゃったぁ・・・グスッ・・・」
「フシギダネ、まだ終わってないよ・・・?次は僕を気持ちよくさせてよ・・・」

僕はズボンを降ろし、自身のモノをフシギダネの目の前に持っていく。初めてモノを見たであろうフシギダネは顔を真っ赤にしながら驚きのせいか口を開けたままにしていた。
そしてその開いた口に肥大化した自身のモノを思いっきり入れた。

「ふぐぅっ・・・!!んんっ・・・うぇっ・・・」
「ほら・・・僕のを舐めてよ・・・舐めないとどうなるか・・・」
「・・・!!んぅぅ・・・チュ・・・」

フシギダネは仕方なさそうに僕のモノを舐めた。全体的にモノを舐めあげる姿は可愛くて愛しく、涙を目に溜めて僕を見上げる。顔はさっきよりも紅潮していた。
態勢で言えば、ベッドに膝をついている僕が、仰向きのフシギダネの口にモノを押し込んでいる形だ。縄で縛られているせいか、舐め方は荒い。でもその荒さが僕にとっては快感なのだ。

「うっ・・・!!で、出るよっ・・・全部飲んで・・・!!」
「チュプ・・・ふぅぅ・・・ん・・・チュ・・・」

僕の体とモノは震えて、欲望をフシギダネの口内に吐き出す。フシギダネは目を瞑ってそれを飲み込もうとした。しかし大半は飲みきれずに口からこぼれる。

「うっ・・・おぇ・・・苦くてまずいよぉ・・・」
「全部飲んでって言ったのに。悪い子だ・・・お仕置きが必要かな・・・?」

僕は再び秘所にくい込んでいる縄をずらし、自身のモノを近づける。

「さぁ、繋がるよ・・・いいね?」
「・・・ひっく・・・いや・・・まだ・・・」

フシギダネは僕を見て怯えている。その表情だって僕にとっては愛しい人の表情でしかない。でも僕はこの時少しの考えが頭に浮かんでいた。

本当にこんなことをして僕の夢は叶うのかな・・・?

こんなにフシギダネを自分の思うようにしか使っていないのに。

こんなのが僕の望んでいた事だったっけ・・・?

コレガ・・・ボクノユメ・・・ダッタッケ?

違う。違う。違うんだ。僕は只・・・

純粋にフシギダネを愛したいだけなのに・・・

こんなのは愛してるなんて言わない・・・

只の自己満足の世界だ・・・

僕は、はっとして首を横に振った。
何をしてるんだよ僕は。本当にダメな奴だな、僕という存在は・・・
そうだよ。僕の最初の気持ち。いや、夢は純粋にフシギダネを「愛する」ことだったんだ・・・。
どこで何を間違ったかなんて分からない。それは過ぎた事。だけど今やっていることは僕の夢なんかじゃない・・・。

「セ・・・ツナ・・・?」
「ごめ・・・ん・・・フシギダネ・・・」
「セツナ・・・泣いてるの?」

僕は自分が犯した過ち、罪の重さに気づき、涙を流していた・・・。
そして静かに僕はフシギダネの縄を解く・・・。
フシギダネは僕の顔を見て心配そうな顔をしていた・・・。

「セツナ・・・どうして・・・」
「フシギダネ・・・ごめんよ・・・僕はただ君を好きなだけだったんだ・・・」
「・・・!!」
「でもどこかで僕は間違ってしまった。君を愛したい気持ちからこんな汚れた気持ちへと変わってしまった・・・!!」
「セツナ・・・」

僕の言った言葉にフシギダネは驚く反面、少し顔を赤くしていた。
んっ?何で顔を赤くしてるんだ・・・?

「セツナ、嬉しいよ・・・。僕の事をそんなに思っていてくれたなんて・・・」
「フシギダネ・・・怒ってないの?あんな事をした僕を・・・」
「確かにさっきのセツナ、凄く怖かった・・・。でも今は違うよ。ちゃんと自分の過ちに気がつけたじゃない。僕を好きだって言ってくれたじゃないか・・・」
「フシギダネ・・・」

僕がフシギダネの言葉を聞いて、ベッドの上で座ったまま泣いていると、フシギダネは僕の涙を蔓で拭き取ってくれた。
そして僕がそれに気づいて顔を上げた時だった。

フシギダネは僕と唇を重ねていた。

短い時間の中、僕はそこに温かいものを感じた。
さっきしたものとは全然違うその感触に僕はまた一粒、涙を流した・・・。
そしてフシギダネが唇を離すと、フシギダネは言った。

「僕も好きだよ、セツナの事。もちろんパートナーとしても好きだけど、それ以前に恋の方でも・・・ね」
「・・・!!フシギダネ、それは本当なの?」
「うん、本当だよ。でも実を言うと、もっと先になってから言いたかったんだ・・・」
「・・・?それは何で?」
「今、僕がそんな事を言ったらセツナの夢の妨げになると思ったから。セツナが将来、画家になった時に言うつもりだったんだ。でも、言おうか言わないかでも迷ってたんだけどね。」

フシギダネの言葉に僕はまた首を傾げる。そしてそれはどうしてかも聞く。
するとフシギダネは寂しげな表情で言った。

「だって、言ったらセツナとの関係が壊れてしまいそうだったから。セツナに嫌われると思ったから。でもそれも、もう心配しなくてもいいんだよね・・・?」
「そうだね。僕もそう思ってたんだ。もし君に打ち明けたら君がどこか行ってしまうんじゃないかって。君に嫌われると思って・・・」
「大丈夫だよ、もしセツナに言われても僕はどこにも行ったりしないから」
「そうだね、僕もフシギダネに言われても君を嫌ったりしない・・・」

そう言葉を交わして僕達は再び唇を重ねる。

そうだ。僕が望んでいた事はこれだよ・・・。

やっと叶える事が出来たんだ。それも最高の形で・・・。

僕達は唇を離す。そしてフシギダネが仰向きに寝転がる。
僕はそれに覆いかぶさるようにフシギダネを包んだ。

「来て、セツナ・・・」
「うん、行くよ?フシギダネ・・・」

僕は自分のモノをフシギダネの秘所に宛がう。
すると秘所は僕のモノを受け入れるように難なく進入を許した。

「あぁっ・・・!!」
「くっ・・・フシギダネ・・・」

僕はモノを奥まで進めていく。
すると壁のようなものが進入を遮った。

「フシギダネ、本当にいいんだね・・・?僕なんかで・・・」
「いいよ。僕はセツナじゃなきゃダメなんだから。もっと来て・・・」
「うん、分かった・・・」

僕は再度モノを奥へと進める。壁のようなものは難なく破れ、そして音を放つ。
その時、フシギダネが苦痛で表情を歪めた。

「だ、大丈夫!?フシギダネ!!」
「くぅっ・・・平気、だよ・・・もっと僕のところに来て。僕をセツナのものだけにしてほしいの・・・」
「フシギダネ・・・」

僕はフシギダネの膣(なか)を進んでいく。さっきの行為のせいか膣内は滑りが良くて、僕のモノをどんどん先へと進んでいくように催促しているようだった。
そして膣の最奥に届いたのか、僕のモノは何かにぶつかってそれ以上先に進まなかった。

「はぁ・・・入ったよ。全部・・・」
「うん・・・嬉しいよ・・・セツナが僕の膣(なか)に居るんだね・・・」
「フシギダネの膣(なか)、凄く温かいよ・・・」
「僕もだよ。セツナを感じる。凄く熱いくらい・・・。」

僕達は少し呼吸を整えて、それから行為を再開した。

「よし、動くよフシギダネ・・・?」
「いいよ・・・僕を気持ちよくさせて・・・」
「もちろんだよ。行くよ・・・」

僕はフシギダネの膣(なか)を動く。
膣(なか)でモノと膣が擦れ合うたびに僕達は快感を得て、それによって喘ぎ声を出す。

「あっ・・・あっ・・・いいよぉ・・・セツナぁ・・・!!」
「くっ・・・フシギダネぇ・・・僕も気持ちいいよ・・・!!」
「んっ・・・ふぁっ・・・!!僕もセツナのが中で擦れて気持ちいいよぉ・・・」

やがて動くたびに水が弾ける音が部屋中に響くようになった。
もう、僕とフシギダネは互いに絶頂が近かった。

「フシギダネっ・・・僕もう・・・出そうだよっ・・・!!」
「ぼ、僕も・・・イきそう。出すなら・・・中で・・・僕の膣(なか)で出して・・・!!」
「うん・・・分かった。ぐっ・・・うぁぁ・・・!!」
「んっ・・・!!あぁっ・・・!!」

僕のモノはフシギダネの奥を何回も突付く。
そして絶頂を迎える瞬間、僕はモノを一番奥へと押し込んだ。

「くっ・・・フシギダネっ・・・!!」
「あああぁぁぁっっ・・・!!セツナぁっ!!」

二人同時に絶頂を迎え、フシギダネの膣がキュッと締まった瞬間、僕はフシギダネの中に出した。中で勢いよく出ている音がして、フシギダネの膣を満たしていく。
僕はモノを引き抜くと、フシギダネの横に倒れこんだ。
フシギダネの秘所からはその純粋の証とも言える赤いものと、僕の精が混ざり合わさって出来たピンク色のものが溢れ出していた。

「はぁ・・・はぁ・・・セツナ・・・好きだよ。」
「僕もだよ・・・フシギダネ・・・」
「これで・・・僕とセツナの夢が叶ったかな?なんてね・・・」

フシギダネはそう言ってニッコリ笑い、僕に寄りそうようにして眠った。
僕はフシギダネのおでこの辺りにキスをしてフシギダネを離さないようにしっかり抱き抱えて目を瞑った。


それから何ヶ月か経ったある日、とある高校の放課後、教室で二人の男子が話をしていた。

「ねぇ、聞いた?隣のクラスのセツナって子がまた絵のコンクールで賞をとったらしいよ」
「へぇ?凄いね・・・」
「何でも描いた絵の題名が「僕の宝物」っていうものらしいんだよ」
「ふ~ん。ちょっと見に行ってみようよ?」
「そうだね。今その子、美術室にいるらしいよ。絵も持ち帰ってるみたいだし。」

そう言って二人は教室を出て美術室へと向かった。
そこには彫刻のスケッチを書いている一人の男子が居た。

「あの、すみません。君がセツナ君ですか?」

一人の男子が言うと、その男子は振り返ってニッコリ笑って答えた。

「そうだけど、何か僕に用かい?」
「うん。あの、君が賞を取った絵を見せてほしいんだ」
「別に絵を見せるのは構わないけど、君達の名前は?」

セツナがそう言うと、二人の男子は気づいたように話す。

「紹介が遅れたね。僕の名前はログ。君と同じ高校一年生だよ。パートナーにカメックスがいるんだ。よろしくね」
「うん、よろしくね、ログ。で、そっちの君は?」
「僕はタカト。ログや君と同じ高校一年生。パートナーにはリザードンとボーマンダがいるよ。よろしくね、セツナ君」
「よろしく、タカト。後、君付けはしなくていいよ。何かくすぐったくなるから。」
「そ、そうかい?じゃあセツナ。改めて絵を見せてもらえるかな?」

タカトがそう言うと、セツナはニッコリ笑ったまま美術室の奥の準備室に二人を呼んだ。
ログとタカトの二人はそれについていく。

「これが僕の絵だよ」
「うわぁ、凄いや・・・」
「本当だ。こんなに綺麗な絵、初めてみた・・・」

ログとタカトの見た絵、それは綺麗な湖が描かれており、ポケモンたちが水を飲んだり、戯れている姿があった。
そしてログとタカトの二人はあることに気づく。

「このフシギダネ。よく見たら凄く細かく描かれているね・・・。もしかして君のパートナー?」
「本当だ。凄く近くにいるね・・・?」
「へぇ、分かるんだ?君達が初めてだよ。このフシギダネの事に気づいたのは。」
「君がどれだけフシギダネを大事にしているかが分かるよ。だってこのフシギダネ・・・」

タカトは絵を見て自信あり気に言った。

「笑ってるもの。君を見て・・・」
「このフシギダネも君の事を大切に思ってるんだろうね。」
「うん、そうなんだ。ありがとう、二人とも。」

セツナは初めてこの絵を見て大切なことに気づいてくれた二人にそう感謝を述べた。

「ログ、タカト?」
「「んっ?何?」」

二人が同時にセツナを見る。そして絵を見ている二人に近づいて絵を見て言った。

「僕ね、夢は大体叶わないんだって決め付けてた。でもそれは違うんだなって分かったんだ。それをこのフシギダネに教えられたんだ。」
「「何を・・・?」」
「夢は叶わない、そう決め付けるんじゃなくって自分で叶えることなんだって。そう教えてもらったんだ・・・」
「そう、大事な事だね・・・」

そう言ったセツナの顔は何となくだが、二人には輝いてるように見えた。
そしてセツナは二人の間に入って肩を組んだ。

「ログ、タカト、いきなりだけどさ?僕と友達になってくれるかな・・・?」
「へっ・・・?」
「この絵を分かってくれたのは君達が初めてなんだ。だからさ・・・ね?」
「うん。もちろんだよ。ねっ?タカト」
「うん、その通りだよ!!」
「ありがとう。二人とも・・・」

その日、三人は仲良く帰った。
ポケモンを自分の横に歩かせて、喋りながら。
その時に見えたセツナとフシギダネの顔は今までにないくらいの笑顔だった。



今、僕は夢を叶えるために歩いてる。

一つは叶った。だからこれからはもう一つの夢のために歩く・・・。

僕は今、現実と夢の境目には居ない。抜け出すことが出来たんだ。

ちゃんとした今の道を歩いてる・・・。

友達やフシギダネと一緒に。



トップページ   編集 凍結 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2022-04-29 (金) 04:56:06
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.