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災難な通信士?のお話17

/災難な通信士?のお話17

作者:ぽーにょ
今更だけど、話を作るのはなかなか難しい・・・


カントー基地、中央棟


通路の中を、フリーザーのトゥオとエアームドのヘックが猛スピードで飛んでいく。
「あの大きなドアの向こうが司令室だよ!」
「アルファ1、突入する!」
二人がドアをぶち破って中に入るとそこにブリードの姿は無く、代わりに黒焦げのファイヤーと凍らされたサンダーが倒れていた。
「・・・頭を踏み潰されてる・・・復活も出来ないですね・・・」
「・・・おい、おかしくないか?どうしてファイヤーが『黒焦げ』になって・・・」
「おそらく、さっきの轟音から『かみなり』を受けたので・・・焦げたのでしょう。原因はそれしか無いです」
「そこのサンダーはふぶきか冷凍ビームかにやられたんだな・・・」
「・・・みんな、おやすみなさい・・・」


カントー基地、中央棟地下


「よし!このくらいで十分ですね!」
「ああ、もちろんだ」
コリンとガナードが地下通路を通って中央棟に来ていた。
「俺達のC4が役に立ったみたいだな」
「はい!もう至る所に仕掛けmした!(噛」
二人はこれからする事に目をらんらんと光らせながら司令室を目指す。
「でも・・・いつ起爆sましょうか?(噛」
「そうだな・・・とりあえずエアームドを見付けてからだ。大爆発する基地から脱出するのも悪くねぇ・・・へへへ」
ガナードの笑い方が物凄く怪しい。
「さあ、司令室に着いたぜ」
「誰がいますかー?」
二人がドアを開けると、トゥオとヘックが驚いた顔でガナードとコリンの方を見る。
「サーナイトにアリアドス・・・ノワール司令の部下ですね、話は伺っております!
エアームド、アルファ小隊長のヘックです!」
ヘックが敬礼する。
「味方なんだね?よかったぁ・・・ボクはカントー空軍特攻隊副長のトゥオ!君達は?」
「・・・俺はガナード、『単なる行商人』だ。で、隣のガキがコリン」
「よろしくです!」
コリンがヘックを真似て敬礼する。
「・・・でもヘックさん、聞いた話だと捕虜にされてた筈じゃ・・・」
「トゥオに助けて貰った。どうやらここの上官が裏切ったらしいんだ」
「それって・・・」
コリンが言いかけた時、トゥオの無線にまた通信が入る。
『へぇ・・・まだ生きてたのか。今、君達ねいる基地に向けて「流星群」を放った所だ。
ホウエン基地で待っますよ?・・・ここから生きて出られたらの話ですgブツッ』
HK「くっ・・・切られたか」
TW「ん?どうしたんですか二人とも」
コリンとガナードは冷や汗ダラダラで硬直している。
CL「いや・・・あの・・・来る途中にですね・・・?」
GN「『アレ』、仕掛けたままなんだなコレが」
聞いた相手二人も冷や汗がにじむ。
HK「『仕掛けた』って・・・まさか」
TW「Cふぉ・・・」
トゥオが話す前に、眼前を流星群が天井を貫いて落ちて来た!
「どわわわ・・・とにかく、基地から飛び立つよ!
ヘック、ボクはガナードさんを乗せて飛びます、君はコリンくんを乗せて飛んで!」
「了解した!」
トゥオ達は司令室を抜ける。
TW「航空隊出動用の緊急ハッチから脱出します!ついて来て下さい!」
HK「分かった!(ぐっ・・・意外とこいつ、重い・・・!)」
二羽がハッチを飛んで間もなく、何処からか爆発音が鳴り響いてきた・・・
「やっぱり、あなたたちC4*1を仕掛けたのですね」
「もし俺が解放されてなかったら・・・」
ヘックが怒りと不安が混じった表情でコリン達を見つめる。
「まあ、ゼェ・・・皆無事ならハァ・・・いいんじゃ・・・ないかな?それにしても・・・熱い・・・ね」
ガナード達が後ろを振り向くと、ハッチを通って爆炎が猛スピードで迫って来ている!
これにはトゥオ達も驚きを隠せなかった様だ。
TW「ちょっ、ちょっと二人とも!一体どれだけの爆薬積み込んだの!?」
CL「えっと・・・、・・・(いっけね☆顔)」
HK「まさか・・・判らないほど積んだのか・・・?」
そうこうしてる間にも、爆炎はコリン達を熱で包んでいく。
TW「どうしよう・・・ボク達火に弱い面子ばかりだね・・・」
トゥオ達の疲労もそろそろ限界が近くなって来たのか、高度もスピードも落ちて来ている。
「あっ!あそこです、あそこが出口ですよ!」
しかし炎も迫り、確実に体力を奪っていく・・・
突然ガナードが後ろを振り向き、何かを暗唱した。
「全く、だらしねぇなお前ら・・・コイツはサービスだぜ!」
ガナードが念じる様に両手を突き出すと、そこに巨大な防壁が姿を現す!
「『ひかりのかべ』と『リフレクター』を展開した。これで時間、稼げるだろ?」
「というよりそれくらいしないとね」
そのままハッチを抜けたトゥオ達は、ジョウト基地へと向かって行った。


ジョウト基地


「ノワール様、コリン達が戻って来ました」
ユキメノコのアシュリーがギラティナのノワールに状況を伝えると、ノワールはゆっくりと司令室を後にし基地の門へ飛んで行った。
「さて・・・どうしたものか・・・ん?」
一室の片隅で、ボスゴドラのメロディが窓をじっと眺めていた。
「(確か・・・男性恐怖症だと聞いていたが・・・)どうした、メロディ?」
ノワールが声を掛けた瞬間、メロディは怯えた表情で彼を見つめる。よくよく見ると、身体も小さく震えている。
「ひ・・・い、嫌・・・」
メロディはドアを閉め、小さくうずくまって啜り泣く・・・
「(やはり・・・しばらくそっとしておいた方が良さそうだな・・・)」
ノワールは彼女の『処遇』について悩みながらも、ゆっくりとその場を後にした。


メロディの部屋


「ぐすっ・・・ひっく・・・(私は・・・一体どうしたら・・・いいの?)」
独り悩むメロディの部屋に、ノックする音が響いた。
「・・・ジャックだが・・・入っていいか?」
「・・・・・・・・・」
気まずい空気が流れる。
「あ・・・す、すまないな・・・また後で」
「・・・待って・・・ください・・・」
「!」
「入って・・・いいです」
「・・・分かった」
ジャックが静かにドアを開け、メロディの隣に座った。
「・・・」
「・・・」
ただ、時間だけが過ぎていく・・・
と、突然メロディの目から大粒の涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。
「私・・・怖いのです・・・オレンジ諸島での出来事が・・・夢に出て来て・・・
そこで殺した・・・アバカンさんの亡霊が・・・私を犯し続ける・・・」
「メロディ・・・」
「いつ、私が皆を傷付けるかわからなくて・・・認めたくなくて・・・」
メロディが言いかけた直後、ジャックはメロディを抱き、呟いた。
「大丈夫だ・・・もし君が皆を傷付けようなら、俺が全力で君を止める。
もし君が傷付けられようなら、俺は喜んでこの命を捧げよう」
「ジャック・・・さん・・・」

メロディはジャックにそっと肩を寄せた。
「ありがとう・・・ジャック・・・」

メロディの笑顔が
ジャックには一番嬉しかった・・・。


>>災難な通信士?のお話18
なかなか話を上手く進められない!

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 笑いがあったり、シリアスになったり、長いお話ですが不思議と飽きませんね(・∀・)

    メロディ、良くなってくれて良かったです。
    ――サーナイト好き ? 2010-02-28 (日) 10:55:20
  • >サーナイト好きさん
    だんだんストーリーが破綻してきているのを薄々感じています。
    けど、こうしてコメントしてくれる人が居てくれるのが一番の励みになりますね。
    これからも頑張ります!!(b^ー°)
    ――ぽーにょ 2010-02-28 (日) 11:11:58
お名前:

*1 プラスチック爆薬

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Last-modified: 2010-02-27 (土) 00:00:00
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