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災害ある日の一筋の光

/災害ある日の一筋の光

注意

この作品には官能表現があります



{いたぞー!}
{逃がすな!}
「はぁ、はぁ・・・」
私はルーブ
種族は災いポケモンのアブソル
今日、村で崖崩れがおきることを
ほかのポケモンたちと
今追っている人間に
知らせに来ただけだったのに
また・・・また人間は私を捕まえて殺そうとしてる
逃げないと・・・やられる・・・
そんな考えがでて、
私は恐怖でいっぱいになった
なぜ?
なぜ災害を教えに来ただけで
殺されなきゃいけないの?
災害を知らずに死ぬのと災害を知って生きる
こんなのは後者のほうが絶対良いに決まってる
現に周りの住んでいるポケモンたちはこの村周辺と
崖付近からは避難した
なのに人間はそこから動こうとしない
動いたものは
私を始末しようとするものだけだった
とにかく、私もこのあたりから災害と人間のそばから避難を
しなければ
私の命が危ない























「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
何とかまいたようだ
だが・・・






災害は・・・


















この日を境に
あのあたりには人間が寄ることも
住むこともなくなった

本当は喜ぶべきだ

だって・・・あいつらは・・・

私を殺そうと・・・

なのに・・・

何で涙が・・・?


「うグ・・・ふぐ・・・う・・・うぇええぇぇぇん・・・・」

また、救えなかった・・・

たとえ殺されそうになっても

あの村には

小さな子供たちもたくさんいた

小さな子供たちは私を見ても逃げずにむしろ近寄って

遊んだものだ

その子供たちも

今はここにいない・・・

「もう・・・いやぁ・・・う・・・うぅ・・・」

災いなんか探知したくない・・・

もう誰かを失う感情なんかいらない・・・

もう・・・

だれもいない場所に行こう・・・

そう思い、私は旅に出かけた

このあたりのアブソルは私しかいないから

ここを離れると災いを教えるものはいない

それはすなわち

ここのポケモンたちを見捨てるということになる

だが・・・

もう誰かがいなくなるのを目の前に見るのも

探知するのもいやだ・・・

私は未練があるがここから旅たった




どこまで歩いたのだろう

あれから6時間は歩いただろうか

人間と追いかけっこしてたせいで

体力は少ない




ちょうど洞窟があった

丁度良い

今日はここで休むとしよう

もしほかのポケモンの住処だったら

最悪木の上で寝るとしよう







中は誰もいないし誰かが使った形跡もない


私は肩の力を抜き、

手ごろな岩に伏せて、

一夜を過ごした



朝か・・・


私はこの洞窟から出て、食料を調達しに行った

近くには木の実が生い茂ってあり

当分食べ物には苦労しそうにないと思った

朝と昼と夜、念のため明日の朝の分も採って、

この辺りをあとにした



もう昼か・・・

日の高さからして12時ごろだろう

ちなみに今は夏だから、気温は高い

(どこかに川がないかな?)

私は川を、水辺を探した






歩いていくうちに水の流れる音が聞こえてきた

私は音のするところにいった




だが・・・





キュイィーン・・・



「う・・・」

災いを・・・探知した・・・

この先に、間違いなく災いが起きることを探知した

内容は

ポケモンが足を滑らせ、崖から落ちる光景・・・

この近くに崖があるのか?

私は最初に思ったこととは別に、

災いの光景がどこか

探した



ここだ・・・

ここにポケモンが通り、そして・・・


ここからの先の光景は途切れた


つまり

死を意味する

だとすると炎タイプか?

私はそう思い、炎タイプが通るか見張った

だが、

その場を通ろうとする者は

あくタイプの「グラエナ」だった

まさか・・・

光景の中にポケモンの色は黒だった

もちろんあのグラエナも黒の色

と、思った瞬間


ギュイィイイーーーーーーーーン



!!

災いが、起きる!


私は災いが起きる前に

彼に突進し、

岩が崩れるところから離れさせた

そして、






私はあのグラエナの代わりに

崖に落ちた



ここは?

いったいどこ・・・?

体中が痛い・・・

身体がだるい・・・

眠い・・・



う、うーん・・・


「気がついたか?」

目の前にはグラエナ・・・

助けたグラエナだった

「何処か身体が痛むところはないか?」

私はふと身体を見てみた

手当てが施されてた

「大丈夫です・・・」

私は身体はだるいが痛みはないからそういった

「そうか、助かった・・・」

グラエナはほっとしたのか

身体の力を抜いたようだ

「ありがとな、崖のときは」

「あ、はい・・・」

どうやら彼は私が助けたお礼に助けてくれたようだ

だけど・・・

「ありがとうございます・・・では・・・」

私は親しくならないうちに

この場を去ろうとした

「おい、待て。その怪我で動いたら危ないぞ」

「いえ・・・大丈夫です・・・」

私は彼の忠告も流して急いでここを去ろうとしたが

彼が道を塞ぎ、私を寝かした

ちなみに今は布団に入ってる

暖かい・・・

「無茶をするな。あの崖の下は岩がとてつもなく固く、尖っているやつもあるほどだ
お前は運良く平たい岩に落ちたからまだ生きれたんだ。まずは怪我を治してからにしろ」

「・・・わかった・・・」

私はおとなしく寝た

「そうだ、俺の名前はロウガ、よろしく」

「私はルーブ、よろしくお願いします・・・」

私たちは名前を教えあい、

今日を過ごした



{殺せー!}{災いを運んでくる前に殺せ!}
{お前なんか誰も必要されねぇんだよ!}
{近寄るな!}{銃で撃てー!}

いや・・・もう・・・い・・・や・・・・だ・・・
がばっ
「いや!・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「どうした!?」
どうやら・・・夢を見てたようだ・・・
でも・・・また・・・だ・・・
またあの夢だ・・・
人間が私たちに向けて声を出した台詞が
頭の中で響き、
そして私は耳をふさぎながら
倒れていく夢・・・
「大丈夫です・・・夢を見てただけです・・・」
「そう・・か・・・ふぅ、びっくりした」
彼は私が災いから助けたグラエナ、ロウガだ
私はアブソルのルーブ
私が崖に落ちる災いを探知して、彼を助けたら
私が崖に落ちて、
平らな岩に落下して
大怪我を負った
彼は私が助けたお礼に怪我の看病をしてくれてる
私はそれを断ったけど、あまりに大きな怪我だったので
仕方なくここで治療を受けてる
あれから10日経った
怪我はもう治った
だけど私はここに残ってる
彼から離れるのがなんだか気が引けたからだ


彼は前の災害の崖崩れが起きたことをきっかけに
ここに住んだそうだ
驚くことにここは最初に旅をしたときに
泊まった洞窟だったのだ
実はそこを住処にしたのは
私が泊まって外に出たとき1時間後に
住み始めたようだ
といっても
このあたりは木の実は豊富だが、
地形は優れてないのだ
幸い近くに木の実の木があるから
食料には困らないようだ

「ルーブ、そういえばもう傷は大丈夫か?」
「あ、はい、もう傷はふさがりました」
私はドキッとした
「そうか・・・それでこれからどうするんだ?」
「・・・」
私は迷ってた
親しい人がいなくなれば悲しみは無くなると思って旅をした
でも、彼と一緒にいたい
矛盾が起きた
「もし行き先や目的がなかったらここにすまないか?」
「え?」
彼は私と一緒にここで住もうと誘っていた
「最近災害も多いしここにいたほうが安全だ」
「で、でも・・・」
彼は♂、私は♀、
その中で一緒に住むのは少し抵抗があった
でも、彼と一緒に住めると思った瞬間
「じゃあ・・・お言葉に甘えさせていただきます」
私はここにすむことを選んだ
「そうか、よかった・・・」
彼はなぜあんなにホッとしてるのだろう
私に恩返しはもうしたはずなのに・・・
まだ、恩返しがしたいから?
それとも・・・私をだまそうと・・・
いや、それはない
彼は10日間見てきたが
嘘をついたときは
頭を掻き、目をそらす癖があった
もし一緒にいてよかったことで
そんなやましい事があるなら
頭を掻いてるだろう
私は少しホッとした
少なくとも彼は信用できる
今までの人間たちとは違う、何かがある
「それじゃあ、改めてよろしくお願いします」
「あぁ、よろしく」
こうして彼との生活が始まった



一緒に住むという考えが出てから私は
彼の性格と
彼の特徴、
彼の好みと
彼の苦手なもの
などを
しらべた
彼は
せっかちな性格で
辛いものが好きで
少し抜けてるところがあるけど
自分のやることはしっかりやるようだ
力が自慢なのか
結構重いものを運んでる
苦手なものは
酸っぱい物らしい

ちなみに私は
ずぶとい性格で
渋いものが好きだけど
甘いものも好きだ
結構遠慮が多いけど
決心したことはやり遂げたいと思ってる
まぁ彼に
その決心は破られたけど
苦手なものは
酸っぱい物
彼とかぶった


私たちは
一緒に住み始めて3日が経った
私は
彼にある思いを抱いた
彼はいったい何者だろう
彼はとてつもないぐらい戦闘能力が高い
私と戦ってみて
1分もしないうちに私は降参をするはめになった
まず、どくどくを使い、
体力を蝕む作戦に来た
そしていばるを使い、
混乱をさせたあと、
駄目押しを使った
ちなみに彼は
何か重い玉を持って戦闘を開始した
いったいなんだろうと思ったが、
戦闘で動きが鈍くなったから
戦闘では私が先制をくだした
でも・・・
彼は不意打ちを使い続けた
たとえあく技でも
どくどくといばるでの混乱、
そして先制によるハンデでおきる
デメリット
駄目押しはもともとダブルバトルで使うべき技だ
相手がターン中にすでにダメージを受けてたとき
駄目押しを受けるとダメージ量は2倍になる
混乱が解けたら不意打ちで先制をとり、
そして私は負けた
ちなみに私は
つじぎり
サイコカッター
きりさく
かまいたち
を覚えてる



こんな戦い方はトレーナーと一緒にいたときしか思いつかない
彼は・・・トレーナーのポケモン?
私は彼の正体が気になったが、
なんとなく鎌がうずまってきたから
探るのをやめた



彼は私を救ってくれた
彼と一緒にいると災いを探知したときでも
いつものような不安がない
そして、人間に襲われたときでも
彼は私を第一に優先して人間と戦ってくれた
私は・・・
彼のことが好きだ


3日前・・・
私は大きな災いをまた探知した
災害の内容は
隕石の落下
このごろ災害が多かった
影崩れが起きた災害の前にも
3回大きな災害が起きた
そして今探知した災いは
これまでの災害と比べて大きな被害を出ると
予想できた
隕石自体は小さいが
何せ海や山に落ちるのではなく
ポケモン達の住処の森
そこに
複数落ちるのだ
たぶん森を捨てて違うところに行かない限り
隕石からの被害からは逃げれないだろう
だが・・・
森を捨てることは住処を捨てること
隕石には有害なガスも帯びている
森は絶対に腐敗し、
生き物が住めるようになるには少なくとも2年はたつほどだ
短いようでこれはとてつもない被害だ
2年もの間そこに住めないっていうことは
2年間別のところにすまなければいけないのだ
人間のように住処をすぐに探せれるほど、
自然は甘くない
しかもその災害はあと1日で起きてしまう 


私はとにかく森中のポケモン達に
知らせた
大半のものは名残惜しそうに
この地を去るものが多かった
だが
拒否するものも・・・
少なからずいた・・・
その気持ちも分からない事もない
何せずっと住んできた場所だ
捨てることなんてできないと思うだろう
私はそういうポケモン達を
何とか説得した
ロウガさんも
私と一緒に説得をしてくれた
そして何とか森のみんなを森から外に出させることができた
災害まであと2時間
私たちは急いでこの森から逃げることにした
私たちが住む洞窟は森から離れてるから
災害の影響を受けることはない
私たちは急いでかいることにした
しかし・・・
人間に遭遇してしまった


災害まであと1時間
普通ならもう森を抜けれるところまでいけたはずだ・・・
だけど・・・
今は人間に遭遇してしまった

{アブソルだ!}
{やべぇよ災いを呼ぶ前に殺せ!}
{急げ!}
人間の数は3人
だけど相手は武器を持っている
もちろん武器はポケモンだ
ポケモンを武器と呼ぶのは気が引ける
だがあのポケモン達の様子はもう感情も心もない
まさに道具となっている・・・
1人目はストライクを使ってくる
2人目はゴーリキー
3人目はペルシアンを使ってきた
2対3では圧倒的に不利だ
私たちはまず逃げることにした
この地形は酷いから人間が追ってくることは難しい
しかし相手はポケモンを使ってる
ポケモンならこの地形なんてあんまり気にならない
でも、途中でペルシアンは人間のところに残っていった
状況では2対2だが
相手は虫タイプとかくとうタイプ
ルーブもロウガも苦手な相手だ
長引くと災害の被害を受けてしまう
かといって逃げ続けてもこのままじゃやられる
私たちはある作戦を提案して実行した
ロウガさんのどくどくを浴びさせ、
私のかまいたちで牽制しながら逃げることにした
これなら逃げても相手は体力がなくなっていく
もし追いつかれたらかまいたちで
逃げる
この方法はとてつもなくいい作戦だ
何せこっち





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Last-modified: 2012-05-12 (土) 00:00:00
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