ねぇ…
どうして君は僕に黙って一人で旅に行っちゃったの?
いきなり過ぎて何が何だか分からないや…
外は大雨が降ってるけど、僕の心をそのまま映し出したみたい。
信じたくない、信じたくないけど…現実なんだね。
君が横に居ない事は。
何でだろう…
沢山泣いたのに涙が尽きることがないや。
僕ブースターなのに…
こんな姿ばっかり見させてごめんね。
一人ぼっちの旅に出かけて寂しかったり辛くない?
お金は大丈夫?ちゃんとご飯食べてる?寝る前に歯磨いてる?
君ってドジッ子だから僕心配だよ。
雨…止まないね。
君が泣いているからこの雨が止まないんじゃないかな?
笑わないと幸せが逃げちゃうよ?
僕も笑うから君も笑おうよ、ね?
何か今でも君の笑い声が聞こえてきそうだよ。
昨日まで当たり前の様に聞いてたのにね。
今は時計の針の音しか聞こえないや。
この場に君が居ないと何か物寂しいね。
最初に行ったあの覚えてる?
ほら、僕達が始めてデートした場所。
自然に囲まれた公園だったから君はテンションハイだったね。
光合成って楽しいのかなぁ~なんて思いながら横になってたら君にいきなりキスされて。
思えばそれが僕の人生初だったな///
最後に行ったところも確かそこだったね。
三年目の記念日だったから行ったんだっけ。
それが最初で最後になっちゃった。
あ、雨が上がったよ。
何か嬉しい事でもあったのかな?
きっと君が笑顏になったから雨が虹に変わったんだね。
実は君にまだ伝えてない事が沢山あるんだ。
でも…全て胸に閉まっておくよ。
いつか君に会った時に話せるように…
あっ、一つだけ誤っておきたい事があるんだ。
君が大切にしてたネックレス、実は僕が壊しちゃったんだ。
それが、お母さんの形見だとも知らずに新しいの買えば良いじゃないなんて言っちゃって…
僕には何で君が悲しんでるのか分からなかったよ。
本当にごめんね。
かけがえのない君へ、、、
今まで色々とありがとう。
いっぱい笑って、いっぱい喧嘩して、たった三年間の時間だったけど僕の中では一生分の時間だったよ。
僕はとても幸せでした。
お父さんお母さんと僕の事…見守っててね。
いつか僕もそっちに行くから、それまでゆっくり休んでて良いよ。
…本当にありがとう おやすみなさい…
追伸
もし旅先で会えたら…その時は僕達で幸せになろうね。
by ブースター