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永久の夢

/永久の夢

駄文執筆者 文書き初心者
※獣姦の描写があります。苦手な方はご注意下さい。


 夢の中で彼女が出てくる様になったのは何時だろうか? 夢の中で必死に彼女を探す様になったのは何時だろうか? 夢の中で彼女を手に入れる為に、自分の色で汚す様になったのは何時だろうか?


「……じんさま……御主人様」
 彼女が僕を呼ぶ声がすると、意識は夢から現実へと帰っていった。
 そして、僕は重たそうに瞼を開ける。ぼやけている視界は眩しく、目を閉じたくなる。
 正直、未だ寝ていたい。折角の夏休みなのだから。でも彼女は僕の事を寝かしてはくれないだろう。根が真面目過ぎるから。
「何時までも寝てると身体に毒ですよ?」
「分かったよ、リーフィア」
 僕は目を擦り、ぼやけている視界を鮮明にしようとしていく。
 徐々に視界は晴れていく。そうすると、どうだろうか。目と鼻の先にはリーフィアの顔があるではないか。
「うわぁっ! 何やってるんだよ」
 僕は慌てて跳ね起きる。おまけに先程までの眠気なんかは何処かに飛んでしまい、一気に覚醒する。
――顔近付けたりしないで。
 これは幾ら何でも心臓に悪過ぎる。寿命が数年縮んでも可笑しくはない。
「えへへ、効果抜群ですね」
 彼女はそんな事を言いながら、悪い事なんてしてない様に無邪気に笑う。
――そんなに無邪気に笑わないで。
「朝から勘弁してくれよ。心臓に悪いから」
 小心者の僕にとっては少し驚かされただけで、人一倍驚いてしまう。だから、学校の皆とかには面白がられるし、大体、からかわれる対象となる。自分では直したいとは思っていても、直す事が出来ず、結局は今に至っている。
「だからあの時、森の洋館に行けなかったんですよ」
「うぐぅ……。もうその話しは止してくれないか? 僕だって引きずっているのに」

 その話し、と言うのは昔に友達同士だけで森の洋館に入ろうとしたことだ。
 当時、心霊スポットとして有名だったから、学校で話題が絶えなかった。あそこには何かが居る、誰かが身を忍ばせてひっそりと暮らしている、あの建物の中で突然死した人がいるとか色々な噂が教室で飛び交った。
 そこで、クラスの中心的な奴が、森の洋館に突撃しようぜ、とふざけたことを言い出したのだ。
 勿論、皆は大賛成。勿論、僕は大反対。
 当然、皆からはチキンとか臆病者とか罵られ、教室を飛び越えて学年全体に広まった。
 行かなかっただけで、こんな仕打ちは可笑しすぎる。先生達にチクったらまた何か言われるだろうし、手の施しようが無かった。
 そんなある日、突如全国に放送された森の洋館の特集番組。
 しかし、内容の七八割以上がデマだったから、皆は怒り反発。親に口伝えで番組に抗議した馬鹿もいた。
 結局、番組のせいで教室からは森の洋館の話題は消え去り、誰も口にしなかった。僕も罵られることは無くなった。

 でも今頃になって、あの洋館が少し気掛かりである。
 探検にも行かず、番組も見なかったせいで、僕はあの洋館については何も知らないから。知りたいという探求心がくすぐられるような感じ。
 それに今日の予定は特に無い。ならば……。
「リーフィア、朝ご飯の後、森の洋館に行くんだけど一緒に来る?」


「一体どうしたのですか? 怖がりの御主人様が」
「別に。ちょっと退屈凌ぎかな」
 静かなハクタイの森で響き渡る僕達の会話。
 日光は木の葉によって遮られて届かない為、森の中は涼しくて気持ちいい。たまには森林浴もいいかも知れない。
 そして、到着する問題の場所。森の景観を損ねることなく鬱蒼と建っている洋館。ただでさえ気味が悪いのに、森という景観のせいで不気味さをさらに漂わせている。
「やっぱり、帰りましょうよ」 
 僕の足元に居る彼女が怯えたように言う。
 そんな彼女の言葉を無視して、僕は洋館のドアノブを握る。そしてゆっくりと恐る恐る回した。
 すると、施錠はされてなく、難無くドアが開いた。
 僕はそのまま、何かに導かれるかの様に足を館内へと運んだ。

 掃除なんかされていないから館内は埃っぽかった。
 まだ朝だから、怖さはあまり感じないのが救いだ。これが夜だったら、僕では洋館に入ることなんか到底出来ないだろう。
 館内はなかなか立派だ。それなのにどうしてこんなに寂れてしまったのだろう。
「御主人様、置いていかないで下さいよ……」
 一足遅れて、彼女も館内に入ってきては僕に身体を押し寄せる。彼女から振動が伝わってくる。怖さで怯えているのだろう。
――そんなふうに寄り添ったりしないで。
 さてこれからどうしようか。部屋は沢山あるみたいだし、何処から回っていこうか。
 そんなことを考えていたら、何か声の様なものが聞こえてきた。微かだけど一つだけではない、複数の声らしき音。
「今、何か音がしなかった?」
 僕は彼女に訊いた。
「し、してないと思いますよ……」
 彼女は恐怖で声を震わせながら答えた。
 単に気のせいなのか、いや確かに聞こえた筈なのだが……。まぁいいや、これから探索してみればきっと何か分かる筈だ。
 そう思って僕は足を動かす。彼女は慌てて僕についてくる。
 何故だか不思議と怖くなんかなかった。その代わりに、足が自然となにかに引きよせられるかのように動いていた。

「疲れた……」
「私も……」
 二階の寝室だと思われる部屋にて、僕達は休憩していた。僕はベッドに腰掛けていて、彼女はベッドの上で俯せで倒れている。
 結局、声の主は分からなかった。まるで隠れんぼで負けたような感じだ。
 確かにあの時、声が聞こえた。三種類の声が。一つはとても幼い声。もう一つは女性のような声。最後に男性のような声。
 だけど、この洋館で誰かが生活して雰囲気は無い。そうなると単に空耳だったのだろう。
 でも、本当にそうなのだろうか? この部屋だけ埃っぽい匂いはしないし、他と比べて綺麗である。それに、無駄に二つくっつけられて並べられているベッド。何か意味があるのだろうか……。
 彼女にトントンと背中を叩かれて僕は振り向く。
 僕が振り向いてから彼女は口を開いた。
「本当に聞いたのですか?」
 彼女は僕に質問してくる。綺麗な瞳で僕のことを見つめながら。
――綺麗な瞳で見つめないで。これ以上良い人を演じられなくなる。
 いやもう演じなくてもいいか。どうせ、いま此処に居るのは彼女と僕だけだし。おまけにこのベッド、ダブルベッドみたいになってるからやるのには充分だ。
「……御免ね」
 僕は小さな声でボソリと呟いた。
 そして僕はベッドの上に上がりこんでは、彼女に徐々に近付いていく。
「どうしたのですか、御主人様?」
 彼女が心配そうな目差しで見てくる。
 どうもこうもない。もう限界なんだ。自分に嘘をつくのも、夢の中で君を汚すのも。
 僕は彼女の事を無理矢理、仰向きにさせた。そして僕は彼女の身体を自分の身体で覆う。
 彼女は一瞬何が起きたのか分からないらしく、瞬きを繰り返す。
 いまの彼女は無防備の体勢。恥かしい部分を僕に晒けだしている。
「あの……何を――」
 僕はキスで彼女の言葉を中止させる。がっつくように舌を口内へと侵入させていく。そして貪るように彼女の舌と絡ませたり、彼女の口内を堪能する。
 でも反対に彼女は僕みたいに楽しんではいなかった。僕が舌を絡ませてくるのを必死で拒んだりしていた。
 口を離すと口と口との間に唾液が糸を引く。でも短い時間しか持たず、ベッドのシーツに汚れを作ってしまう。
 暫しの時間無言になる。だけど彼女が沈黙を破る。
「あの……私……御主人様の――っんぅ」
「五月蠅い口だな。少し黙ってもらおうか」
 それ以上聞きたくなかった。
 僕は覆う体勢からベッドに座りこむ。そして、片方の手でズボンのチャックを開けては、もう片方の手で彼女の頭を掴む。強引に且つ乱暴に彼女の口内に肉棒を入れた。
 彼女は苦しそうな表情をして、喘ぐ。
 彼女がそうしている間に、僕は苛ついて、彼女の後頭部を手で押して肉棒を彼女の喉奥まで突っ込ませる。
「さっさと舐めてよ。苦しがってないでさ」
 低くドスの入った口調で僕は言う。まるで彼女の事を奴隷として命じるかのように。
 もう既に彼女の瞳は涙で潤んでいた。
 彼女は僕の肉棒を必死に舐めていく。そうしなければ、自分がどうなるか分かっているから。
 彼女が舐めてるのは殆ど先端の辺り。もう少し全体を舐めて欲しいし、口でシゴいて欲しい。
「もうちょっと、御主人様を満足させるようなことは出来ないのかな?」
 彼女の耳をちぎれるくらいに引っ張って、脅す。
「ぁああっっ……痛いいぃっ……」
 すると、彼女は大声を上げて苦しむ。彼女の瞳からは雫がポタポタと垂れて、ベッドシーツを濡らした。
「じゃあ、さっさとやってくれる?」
 僕はそう言って彼女の耳を引っ張るのを止めた。
 脅したお陰で、彼女は渋々肉棒全体を舐めたり、口でシゴいたりする。おまけに僕の袋を手で弄ったりもする。
「あぁ……いい……とっても……」
「ひっく……ぅん……ちゅる……」
 自慰では味わうことの出来ない快感。初めて味わう快感。
 何度この快感を味わいたいと思ったことか。何度彼女を頭の中で犯したことか。
「じゅる……っく……」
 彼女は僕の肉棒から滲みでてくる我慢汁を吸っていく。
 絶えず吸っては舐めて吸っては舐めての繰り返し。このサイクルが続いて限界が近付く。
「ぁああっ……」
 僕は彼女の口内に向かって精液を出した。何時もより多くの精液が肉棒から吐き出された。やはり、空想と現実では、現実の方が勝っているということだろう。
 彼女の口内は精液で汚れていく。
 彼女は自らの意志で僕の精液を飲んでいく。喉を鳴らしながらゴクゴクと。表情を見る限りでは嫌々やっているようには見えなかった。
 最早、彼女は堕ちたのだろう。僕の肉奴隷として。
 その証拠に、肉棒についた精液を物欲しそうに見つめては、それを舐めてしまう。命令なんかしてないのに。
 けど彼女が舐めてくれたお陰で肉棒は再び固さを取り戻していく。何時でも彼女を汚せるように。
 でもその前に、彼女の身体を弄ぼうか。時間はまだまだ沢山あるし、なにより彼女の身体を余す事なく隅々まで堪能したい。これは夢じゃなくて現実だからさ。
「ひゃあっ……」
 ドン、と彼女を押して先程と同様に仰向けにさせる。そして、彼女の身体中を見渡す。無駄の無い肉付きで華奢な身体、ふくよかな丘、淫らな露を乗せるとても美しい花弁、何もかもが絶妙なスタイル。これを犯さない牡なんて存在するのだろうか、いや存在しないわけが無い。
 僕は躊躇うこと無く、欲望の赴くままに彼女に向かって手を伸ばした。


 御主人様が私の乳房を触る。手の平で擦りながら、私に刺激という快感を与える。
「はぁんっ……」
 あまりの気持ち良さに堪らず、私は声を上げてしまう。そして、もっともっとして弄んで欲しい、ぐちゃぐちゃに壊して欲しいという自虐的願望がふつふつと湧いてくる。
「ぅうん……」
 そして、お望み通りに御主人様が乳房を乱暴に鷲掴みをする。乳房を御主人に弄られて感じている自分がいる。痛みは多少している、だけど御主人様自らに虐げられているという喜びの方が大きい。
 もう自分で苛めるのには飽きた、もう夢という仮想空間で御主人様に犯されるのにも飽きた。飽きたというより、それだけでは身体や心は満たされなくなってしまった。
 だから、こうして御主人様の肉奴隷として、身体と身体を触れ合うことが出来て嬉しい。先程の御主人様は怖くて泣いてしまったけど、慣れてしまえば、またそれも欲を満たすものとなる。
「あんっ……ぁああっ……」
 御主人様が突起物を弄くりまわしてくる。摘んでは指先でぐりぐりと転がす。
 それに対して、私は唯、だらしなく口元から涎を垂らしながら快感を受け入れる。
 私の様子を見て、御主人様は口元をにやりとさせた。何か良いことでも浮かんだかの様に。
 そして、御主人様のもう片方の手が動きだす。私の方へと徐々に向かいながら。
 御主人の手が私の秘部の辺りに辿り着く。すると、躊躇う事なく指を秘部へと突っ込んだ。
「ぁああっ……」
 水っぽい音を立てながら、指は私の秘部に収まり、入れられた瞬間に全身に快感が駆け巡った。
 御主人様は、動きを止める事なくそのまま、指を出し入れ、所謂ピストン運動を行う。
 指で何度も刺激をされて、私の秘部からは愛液が止まることなく垂れ続ける。垂れた愛液はそのままシーツを汚して染みをつくらせていく。
「もういいかな……こんだけ濡れていれば……」
 そう言いながら、御主人は指の運動を止めて、秘部から抜いた。引き抜かれた指は愛液でびしょ濡れになって、指先から愛液の雫がシーツに落ちた。
 生殺しだ、と私は思ってしまう。あと少しで絶頂を迎えることが出来たのに、それを御預けとされたからだ。
 いまの私にとって、御主人様の指が尊い存在であった。物欲しげに見つめてしまう程に。
 しかし、その指は動いてしまう。どんどん遠ざかっていったかと思うと、途端に静止した。
 焦点を遠ざけてみれば、御主人様は手に肉棒を握り締めていた。そそり立ちながら、欲望で膨れ上がった肉棒を。
 いつの間にか、私の執着心は指から肉棒へと移っていた。指よりかも太い肉棒の方が気持ちが良いのは当然だろうし、一刻も早く私は御主人様と繋がりたかった。繋がってしまえば、引き離すことの出来ない契となるから。
 遂に、私の秘部に肉棒が宛行われた。そしてそのまま、御主人様は何も言わずに腰を沈めていく。
「ぃいっ……」
 途端に痛みが走り、私は苦しみの声を上げてしまう。いくら愛液と言う潤滑油があったとしても、私の膣内は肉棒に対応しきれて無かった。
 それでも、御主人様は動きを止める事なく、肉棒を侵入させていく。私がどんなに喘ぎ声を出したとしても。
 何とか、肉棒が膣内に収まる。御主人様は私に上から被さる様な体勢になる。
 思わず私は泣いていた。痛みの所為だろうか、それとも嬉しさの所為なのかは分からなかったけど。
「――――きだよ」
 涙でぼやけて、御主人様の表情は読み取れない。おまけに、掠れた声だったので、全ては聞き取れなかった。
 そして先程とは打って変わって、優しくゆったりと肉棒が動き始める。膣内が肉棒に慣れさせるように。
 身体を通して伝わってくる御主人様の温もり。この人にならば、身体を燃やされても良いと思ってしまう。この人にならば、どんなに痛みつけられても何時までも側に居たいと思ってしまう。それ程、手放したく無い、奪われたくない確かな温もり。私は恋の奴隷。
 徐々に身体が御主人様に慣れていく。抵抗する力が弱まっていき、受け入れる体勢へと変わっていく。
「あぁっん……ぁあああ」
 遂に痛みが快感へと移る。濁っていた喘ぎ声は、艶のあるものへと変わる。
 それで御主人様も安心したのか、膣奥を一心不乱に突き始める。
 室内は営みによって生じる卑猥な音、絶えず喘ぐ私達の声で満ち溢れていく。もしかしたら外にまで、森の方まで聞こえるかも知れないくらいに。
 熱い吐息が出ている口を御主人様に塞がれてしまう。そして、舌を侵入させてくる。
 対する私も、御主人様の舌に絡ませていく。さらには唾液を交換しあったりする。
 さっきのキスよりかも遥かに心地が良く、陶酔状態へと陥ってしまう。頭の中はボーっとしてきて、思考回路なんてろくに働かなくなるくらいに。
 夢のときとは違う安らかな一時。
 でもいつかは過ぎてしまう。
 幾度となく押し寄せる快感に、私の身体は最早限界に近かった。もうそろそろで壊れてしまう。
 御主人様も余裕なんて無さそうな雰囲気をしている。一心不乱と言うよりは目茶苦茶に突くようになっている。
「り、りーふぃあ……」
 うわ言の様に呟く御主人様。
「ごしゅじんさまぁ……すきぃ……」
 対する私も御主人様と同じように呟く。そして先程、綴ることの出来なかった言葉を口にする。それも無意識の内に。
 私の思いは御主人様に届いたのだろうか?
 御主人様はピストン運動を速めていく。はぁはぁ、と息遣いを荒くして、未だ体験したことの無い絶頂を迎える為に。
 そして、御主人様が最後に大きなモーションで膣奥を突いた時に私の身体中には快感が走った。
「あぁん……ぁああああっっ……」
「うわああぁっ……」
 私も御主人様も絶叫しながら、快楽へと陥っていく。
 肉棒からは精液が凄まじい勢いで発射されて、膣内を満たしていく。孕んでも可笑しくないくらいに。
 そして、徐々に暗くてなっていく視界。疲れが原因なのか、それとも別の所為なのかは分からずに突然睡魔に襲われる。
 そして、瞼を閉じる寸前に、御主人様が何だかダブって見えた。

 
 

 あの日に彼女と交わってしまった事は後悔していない。寧ろ喜ばしいことだった。
 そのお陰で僕は、いや僕達は幸せな夢を見続けることが出来る。現在も未来も。
 目が覚めても、幸せでいられる。彼女とは喧嘩をしたりするときも有るけど、その時は娘が宥めてくれて、皆で笑って過ごせる。
 最近、娘が弟か妹が欲しい、と言うものだから、近々頑張っちゃおうか、なんて事を彼女が口にする。
 そんな有り触れた生活でも、僕達にとっては素晴らしきこと。

 覚めない夢。終わらない夢。永久の夢――――。


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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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