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水晶の軌跡 二話

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二話

   ギルドB2 弟子の部屋 朝7:00 シャープの部屋

 ふぁ~おはよう。いつもこの時間に起きてるんだ。朝礼の時間の一時間前だからね。
 話が変わるけど、このギルドは名誉あるギルドらしい。なんでも初代ギルマスのとき世界を救ったらしいよ。しかも、その片方が未来から来た人間だってよ?信じられる?まあ、5代も続いてるからほんとかどうか分からないけどね。
 僕は朝に読書をしてるんだ。だから少し待っててね。

   ギルドB2 弟子の部屋 朝7:55 シャープの部屋

 ふぅ。そろそろ行かないと遅刻しちゃうな…そうだ! 朝礼の時間にこのギルドの説明をするよ。

   ギルドB2 中央広間

「え~これから朝礼を始める」

 チッ、北京ダックがしゃべり始めたよ…
 おっと、説明するんだったね。このギルドは現在5代目まで続いてるギルドなんだ。で、ギルドに入団している人数は100人位いるらしい。まあ誰も全員把握してないけどね。今は、出張とか他の任務・遠征等でいないからギルドに残ってるのは、5人。僕とメープルあとギルマスのボイス、種族はプクリン。副マスターの北京ダック。前にも紹介したよね。残りの一人は、プアー。種族は、ビッパ。語尾にゲスってつけてるからゲス太郎って呼ばれてる。

「え~最後に連絡する。このイケメンソプラさまが…っまっまてシャープ。その銃を下ろせ!ふう。ゴホン、近々このギルドメンバーで遠征をやる。各自体調を崩さないように。今日の連絡は、終わりだ。解散!」

 ふーん、遠征か…久しぶりだな。僕も遠征に行ったことがあるけど一回だけだしな。まあ理由は、簡単に言うと探検隊連盟、通称T.R.から苦情が来てるから。え?なんでだって?いや~技使って洞窟を崩したり、僕が通った後に血の道ができたりして安心して探検できないと苦情が来てそれ以来遠征に行ってないんだ。ちなみにメープルは一応新人だから行ったことは無いみたい。今、メープルの目が輝いてるよ。まあ次の遠征場所は洞窟じゃあないことをねっがってるよ。そうすれば技が自由に使えるからね。今、新しい技を考えてるからね。

「シャープ!遠征だってよ!!楽しみだね!!」
「僕は、遠征場所が洞窟じゃないことを祈ってるよ」

 今メープルが「あぁー確かに…」みたいな顔になったよ!?酷くない?
 今日は予定がないから海岸でも行こうかな。

「ねえ?暇だから海岸にいかない?」
「あれ?依頼は?」
「今日はお休みの日じゃなかったけ?」
「あっそうか」

 僕たちのこなしている依頼を送ってきている所は一か月に一回休みがあって、その日はギルマスに休めって言われてるんだ。まあ、一番稼いでるらしいしね。確か…月一億ぐらいかな?まあとりあえず海岸へ行こうかな。

   海岸

 うぅ~あぁ~ふぅ。何かリラックスできるよね。休みの日は大体海岸に行ってるんだ。あ、そうだ。

「メープル技の練習するけど来る?」
「えっ?シャープから誘うなんて珍しいね。うん、行く」

 よし、決定。でもそんなに珍しいかな…?
 さて、これからやるけど何やろうかな?この前作った銃でも使おうかな。僕の部屋は、半分が研究室とか図工室。だから、色々作れるんだ。防音の壁にしてるから騒音被害はないんだ。で、今回作った銃は、空気を発射するんだ。名付けて&rudy(エアーガン){空気の銃};。これを下に向けて発射して飛び上がってなんかの技をすれば相手が戸惑い簡単に倒せるって戦法。で、その技の候補がボルテッカーと電撃波と電撃砲なんだよね~画面の前の人は作者頭大丈夫か?とか思われてるだろうね。でも、僕の体は異常体質。通常使えない技が使えるようになったり、個体値があり得ないぐらいになったりと色々あるんだよ。まあ僕だけじゃないみたい。メープルの特攻と攻撃が異常らしいよ。なんでだろうね。最初は紋章が原因だと思ったんだけどメープルには無いみたいだし僕の仮設は崩れるよね。まあ、隠してるかもしれないけど…おっと、論点からずれたね。とりあえず全部やってみようかな。あっ、でもメープルのこと考えなきゃ。

「メープル、守る使える?」
「うん、使えるよ!あっでもシャープの攻撃は受け止められないと思うよ。まさか受け止めろとか言わないよね?」

 う~ん。無理なのかな…ん?でも、改良すれば。まず、角度は僕のいる方向にパワーを集中させて…後は訓練次第かな?

「じゃあ、特訓しようか」
「え``?わ、私死んじゃうよ!?」
「いや、特訓すれば何とかいくって」
「いや、何とかいくっててwwwの間違えじゃない!?」
「え、じゃぁ全体攻撃する時攻撃食らって死にたいの?言っとくけど手加減しないよ?」
「う``…」

 メープルには悪いけど言ってることを実行するつもりだよ。おっ、その眼はやる覚悟ができたみたいだね。う~ん、練習メニューはどうしようかな。

   ギルド所有地 練習場 11:00

「よーし、じゃあ始めようか。」

 メープルが、すごい怯えてるよ。まあ大丈夫でしょ。さてまずは、

「電磁波から行こうか!」
「はい…」

 まずは、弱い技からぶつけてから段々強い技をぶつけていく。それが僕のやり方なんだ。例えば、最初は電磁波。最後は、建物を壊さない程度の電磁砲をぶつける。これさえ耐えればすぐに僕の弾丸まで耐えれるようになれるね。まあ本気の技撃ったら町二つは軽く吹き飛ぶか消し飛ぶよ。さて練習に集中しようかなかな。

   ギルド所有地 練習場 19:00

「よーし、今日は終わり!」
「はぁ…はぁ…はぁ…」

 うん、今日はよく頑張ったね。できれば遠征前に完成させたいね。僕の技も完成させたいしね。

   ギルド食堂

「食べる前に連絡があるよ!!」

 おっと、ギルマスが話すのは初めてになるね。改めて、僕たちのギルドマスターのプクリンのボイス。そして、かなり強いよ。初代から種族は同じだよね。この時間はボイスの一番大好きな時間だからそれよりも先に連絡があるとは、よっぽど大切な連絡みたいだね。さて、どんな事だか。

「遠征の日が決まったよ!9日後にしたんだ!そのほうが天気もいいし調整にはもってこいの日にちだし色々と都合がいいんだよ!」
「都合ってなんゲス?」
「3人遠征から帰ってくるんだよ!だから留守番頼もうと思ってね!」

 ふ~ん。3人も帰ってくるんだ。う~ん、誰が返って来るんだろ?多すぎて見当もつかないや…9日後に僕とメープルの技が完成するかな?てか、完成しないとやばいしね。メープルが死ぬ。まあ僕が技を使わなければいいだけだけど。さて場所は決まったのかな?

「場所は決まったの?」
「いい質問だね、シャープ。ふふふ…場所は、霧の野原だ!!」
「え?あの、霧が深すぎて霧払いも通用しなくて入ったら絶対迷って探検隊バッチを使ってしか脱出できない。しかも探検隊バッチは最新の防水用のバッチを使わないと湿気が多すぎて、壊れてしまう。だから、全然開拓が進んでない土地でしょ。そこを開拓するならたくさんの費用が必要でしょ。どうするの?」

 まぁ、大体は分かってるけど。どうせ、8日までにノルマクリアがあるでしょ。僕の稼ぎならノルマクリアはできてるでしょ。

「シャープ、分かってて質問してるでしょ?この8日間、ノルマクリアを達成してもらうよ!ただ、シャープとメープルはもう稼ぎが終わってるから、訓練なり休息なりしててね。そのほかは最新型のバッチ代金10000円稼いでね」

 やっぱりね。払えなかった分はギルドに借りるとかさせるでしょ。計算上では、報酬金2000の依頼を6回かな。1割は自分の懐に入るはずだからね。う~ん、でもこのメンバーなら大丈夫かな?ゲス太郎は、案外強いしね。初代のころにもビッパはいたらしいけど、そのビッパよりこっちのビッパのほうが強いらしいよ。まあ才能もあると思うし。

「じゃあ、改めまして…いただきます!!」
「「「いただきます」」」「いただきます…ってメープル。もうちょっと上品に食べてよ…」

 まったく…それでも、12歳の女の子なの?彼氏とかできないよ?

「シャープ?今、失礼なこと考えたでしょ?」
「いっ、いや~?」
「ふ~ん」

 うわー、ビビった…ばれたらどうなるか…正当防衛で血の海だね。
 それにしても、何か嫌な予感がするんだよな。面倒なことが起きなければいいけど…

                                    二話終わり



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Last-modified: 2013-11-05 (火) 13:07:00
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