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水晶の軌跡 一話

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一話

   水の森B3

 どうも。僕は、ピカチュウの「シャープ」です。今僕は、イーブイの「メープル」と森の中にいるよ。
 え?なんでかって?じゃぁ説明しようかな。三時間前のことなんだけど…

    -三時間前僕達は依頼をこなしていたんだ-

「いくよ。メープル」
「うん」

 えっと…今日の依頼は…え?落し物探し…?

「シャープ!今日の依頼なに?」

 僕は、無言で依頼書を渡した。うわ…ガッツポーズしてる…
 はぁ…なんで僕が落ち込んでメープルが喜んでいるかと言うと…

「頑張ろうね!シャープ!」

 単純にやりがいが無いから。いつもは、お尋ね者を捕まえたり新しいダンジョンを開拓したり速攻で殺さないといけない脱走者を殺したり…あっ、殺し屋じゃないよ!…色々な依頼をこなしているんだ。それに比べて今日の依頼って…依頼間違ったかな?いや、ちゃんとお尋ね者の依頼を頼んだはず。ってことは、あいつが間違えたのかな。あの北京ダッグめ。帰ったら焼き鳥にしてやる!しょうがないか…

「さっさと終わらせて依頼者に届けるよ!」
「うん!!」

 さて行きますか!

   水の森B1

 やっぱりここの敵は、弱いよ…
 そうだ、少しだけ僕のことを教えるよ。
 最初は、体のことね。
 そうだなー、じゃあ最初は「目」のことね。僕実はオッドアイなんだ。右が黄色で左が赤だよ。
 次は、服だね。僕はいつも赤いコートを着ているよ。ポケモン界では珍しいからいつも「このコートはなんだ?」って聞かれるんだ。でも、一部のポケモンには知れ渡っているけどね。
 最後は、は腕だね。僕の腕には変な紋章があるだ形は何とも言えない不思議な形だよ。線の色は黒で
黄色の体毛には物凄く目立つ。だから、コートで隠しているんだ。コートを着てる理由は、それでもあるね。隠さないと聞かれて色々面倒だしね。    
 次は、戦闘スタイルについて説明しようかな。僕の攻撃方法は大体が銃撃戦。理由?そんなの簡単。簡単に殺れるからだよ。あと、前に一回洞窟で技を使ったら洞窟が崩れて生き埋めになったからできるだけ使わないようにしているんだ。

「あっ、階段だ!行こ!シャープ!」
 もう階段か…確か落し物は地下二階だったかな?

「油断しないでよ。入った瞬間モンスターハウスだの☆5ランクのお尋ね者だのいるかもしれないからね!」
「怖いこと言わないでよ…シャープ…」

 残念メープル。身に覚えがあるから無いとは言い切れないよ。まあいつまでもここにはいれないから早く行こうか

   水の森B2

「うそ…」
「うそだとどんなに良かったか…」

 今、モンスターハウスに遭遇しました。でもさ…階段下った瞬間モンスターハウスってふつうある!?いや、まああったけど…

「あはははは…じゃあメープルがんばろっか」
「なんでこうなるの?」
「僕に聞かれても…ねぇ…」

 はぁ…なんでこうなったんだ?しょうがないか…
 戦闘開始だね。
 あれ?サニーゴしかいない。まずは相手から仕掛けてきたね。体当たりか。僕はかわして、蹴り飛ばす。おお、周りの敵全員吹き飛んだ。あれ?もう終わり?ずいぶんとあっけないね。メープルの方は…シェルターだけ!?ずいぶんと種族の数が少ないな…おお、シャドーボールで吹き飛ばしてる…ずいぶんと弱いな…

「終わった?」
「うん。ほら」

 僕は、吹き飛んだサニーゴ達をみた。メープル…苦笑いしないでよ…
 じゃあ、落し物探し再開…

「あったよ~」

 メープル…地味にひどいよ…人がせっかくやる気になったのに…
 …まぁ、いっか。 いつまでもくよくよしてられないからね。さて帰ろうか。

「帰るよ。メープル」
「うん!」

   ギルド内B2

「ありがとうございます!」
「いえいえ。これからは、気を付けてね」
「はい」

 う~ん。メープルがいないから一人ですましたけどこ行ったんだ?おっと忘れるところだった。

「お~い北京ダック」

 とりあえず説明するけど、ペラップのソプラ。僕は、北京ダッグって呼んでる。

「なんだ?質問か?ならこのイケメンソプラ様にまk…」
「 死 ん で 」
「え…?ぎゃぁーーーーーーーーーーーー」

 うん。スッキリした。え?なにしたって?弱い電磁波でできた電磁波弾を五発あてただけだから。大丈夫だよ。死なないから。多分…
 それにしてもメープルはどこ行ったんだろ?探してみるか。

   ギルド内B2 弟子の部屋

 う~ん、食堂やトレジャータウンに行ってきたけどどこにもいないね…まあ、残りは弟子の部屋だね。ここは、弟子全員に部屋が用意されているだよね。しかも、残り100部屋ぐらいあるんだよね。ここって初代から比べてかなり広がったからこんなに部屋があるんだよね。……今考えたら三分の二が弟子の部屋かも…おっと、色々考えてたらもうメープルの部屋についたよ。ちなみに、僕の部屋は隣だよ。メープルの部屋と、僕の部屋は隣が空いてるんだ。部屋はチームでまとまったほうがいいって僕達のギルドマスターが言い出してからこの部屋割りになったんだよ。

「メープル。いる?入るよ?」

 メープルから返事がないなんて珍しいな…もしかしていなかったり…探すのがめんどくさいよ。だって考え付く所は全て探したんだけどな…はぁ…

「メープル?いるの?返事し…うわ!何これ!!」

 メープルの部屋に入った瞬間、すごい光景が広がったよ。まるでゴミ屋敷みたいなほど散らかってたんだ。いつもは、綺麗にかたずいているのにな…何があったんだろ?

「ないよ~~~~」

 ん?奥のほうからメープの声がする。どうしたんだろ?

「どうしたの?」
「きゃぁーーーーー」
「え?」

 なんだ?今の声?人がせっかく来てやったのに叫び声とは、無礼な。っとまあそんなことを考えながら僕はメープルに聞いた。

「何してんの?」
「え?なんだ。シャープか…良かった強盗とかだと思ったよ」

 人を強盗というとは、無礼な。

「ちょっと探し物してたの。あれ?もしかして依頼者にお礼とかの手続き終わっちゃた?」
「メープルがいなかったから先すましちゃったよ。それと、探し物は、依頼者とのことが先だよ。それと、探すとしても先に言ってよね。トレジャータウンまで行っちゃたよ。」
「ごめんね。にしても見つからないなぁ…」
「なにが?」
「気に入りのペンダントだよ」

 あぁ。あれか。確かにメープル気に入ってたもんね…ん~でもここでは見つからないなら…

「ねぇ、メープル。ここに無いなら森にあるんじゃないかな?」
「あっ、確かに!!…シャープ一緒に行ってくれないかな?」
「別にこの後暇だからいいよ。」
「ありがとう!」

 うん。この後は暇だしいいよね。大体、ペンダント無くしたまま依頼やったて全然手につかないだろうし。

「じゃあ行こう!!」
「うん」

   水の森B3

 って訳なんだ。

「みつかった?」
「全然。そっちは?」
「こっちもダメだったよ…」

 なかなか見つからない…今、地下三階にいるよ。おかしいでしょ?だって依頼では、地下二階までしか行ってないもんね。メープルが言い出したんだけど、「敵が持って他の階に行ったかもしれない」って言うんだよね。それから他の階に行くことになったんだ。そんなことずっと言ってたら奥地に着いちゃうよね~

「ん?なんだ、あれ?」
「水晶?だね…行ってみる?」
「そうしよう。危険物だと、次探検する人に迷惑が掛かるしね。」
「怖いこと言わないでよ…」

 実際に経験があるから言ってるんでしょ。まあ、とりあえず行こう。どうせ、行かなかったらグダグダするだけだしね。
 とりあえず近ずいてみたけど、危険物ではないみたいだね。ってメープルが持ってるよ…触ったら爆発するかもしれないのに。

「メープル、爆発するかもしれないのによく持てたね。」
「だって、シャープが何にも言わないから平気なのかな?って思って…いつも、危険物だったらいち早く近ずくな!!って言うじゃん。」
「確かにそうだけど、あってるかわからないよ?」

 まったく、過信しないでよ…プレッシャーになるよ…

「シャープも持ってみれば?凄く綺麗だよ!」

 まったく…まぁ言われるとうりに持ってみるか…

「かして」
「うん」

 さて持って…うっ…腕が…

「しゃ、シャープ?どうした…腕が光ってるよ!?」

 え?うっ痛い!!!

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「シャープ!?あっ、そうだ!シャープ腕みるよ?」
「うあっぐあっぁぁ」
「え?何これ!?」

 ぐぅっ、見られた…後でめんどくさいだろうな…うっ…ふぅ…だいぶ治まってきたな…でもどうなってたんだろ?

「うぅ…メープル、僕どうなってた?」
「大丈夫…みたいだね。ふぅ…落ち着かなきゃ…うん、シャープの腕の紋章?かな?それが凄く光っててそれでシャープが痛み出して…ごめんね…私が水晶を渡したから…」
「大丈夫だよ。地割れを食らうよりはましだから。」

 うん。地割れよりは、まだマシだよね。多分…
 にしても紋章は、何だろう?生まれつき付いてたみたいだけど…でも考えるだけ無駄かな。情報が無さすぎるもんね。私生活に問題無ければ大丈夫だし。

「えっと…」
「うん、大体聞きたいことは、分かるよ。紋章のことでしょ?帰ったら教えるよ。皆には秘密ね。」

 流石に質問攻めにされるのは、やだからね。それにしてもこの紋章は何なんだろう?

                                    一話終わり




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Last-modified: 2013-11-04 (月) 02:42:00
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