ポケモン小説wiki
残念、これは現実だ

/残念、これは現実だ

注意。この作品には、
BL、ポケ×人、拘束、3P等の表現が含まれています。
苦手な方は速やかに御戻り下さい。

ワタリガラ ?



ある人間男性は、平然と町中を歩いていた。
刹那、彼は澱んだ森の中に立っていた。

「…………え?」
状況を上手く把握出来ず、彼は辺りを見回し、近くにある木に触れてみた。
ごつごつした確かに木の感触だ。何処と息が無く深く吸い込めるような風味も完全に森だ。
「……誰かー!いませんかー!」
次に男は口元に手を当て叫び、周りに誰が、或いは何がいるのか調べようとした。
「……すいませーん!」
声は返ってこない。
「……っ、誰かいませんかー!」
「くすくす」
「!?」

誰かの笑い声が確かに耳に届いて、男は辺りを見回す。しかし人影は見付けられない。
「くすくす」
「っ!…すいませーん!」
再び耳に笑い声が。まるでこちらが滑稽に見えているような、そんな声だった。
「くすくす」
「……!」
ついに男は、人を発見した。具体的には、人の一部分が目に入っただけだが。
艶やかな赤色のような焦茶のようなロングヘアだけが目に移った。恐らく女性か酔狂な男性かだろう。
ともかく男はサンダルにシャツ、七分丈のズボンというラフな服装でその人影を追い始めた。
走り出して十数歩で足は汚れてしまったが、それは気にしなかった。

・・・・

分け行っても分け行っても、森の中は途切れる事を知らなくて。
いやに開けたと思えばビルの立ち並ぶような光景にも会う事無く。

「…は……はぁ…」
男は喉の乾きに耐えながら、額に浮かぶ汗を拭った。
少々澱んでいても構わないから水が飲みたい。
熟れ過ぎて腐りかけでも良いから木の実が食べたい。
そんな考えが浮かびながら腕に浮き出る汗を舐め取ろうとした時の事。

「………え?」

男は海の上に立っていた。


「だから何でこんな事に」
吐き捨てるように呟く男は、次の足場となる適当な石を探していた。
視線の下には赤々と燃える太陽が。一つの星を囲んで、遠目から見れば環に見える小惑星帯を進んでいた。
呼吸出来ない訳ではないのが、星の重力に引かれているのか身体が横に堕ちそうになる。
「…」
そこで男は気付いた。このまま進み続けても一周するだけじゃないか。
しかし何処へどう行こうか、そう考えている内に足を踏み外した。
ゆっくりとした速度で男は頭を下にして星に堕ちていく。
次第に早さは増し、見えない壁のような物が頭頂部に感じられた。
「!!」
ついに男の頭が燃え始めた。別段熱は感じないのだが、身体中を巡る炎に叫ぶ。
身体を暴れさせる。その身体が灰になる。そしてぴたりと止まり、身体が動かせなくなった。

「くすくす」「……!何が目的だぁ!」
再びの笑い声を鋭く感知して、音の無い筈の宇宙に怒鳴り声を響かせる。
森の中でも工場内でもスポンジケーキの中でも聞き覚えのある声だ。聞く度に男は立つ場所が変わった。

「くすくす、帰りたい?」「何ぃ?そりゃあ帰りたいに決まってんだろ!」
「ジコセキニンでイイ?」「帰れるんならさっさとし」
言い終わらない内に虚空に広がり続ける宇宙空間の一部分が縮み出した。
びりびりと壁紙が破れるような、そのようにして隠されていた物が露になってゆく。
色褪せた壁。穴の空いた天井。
古びているものの重厚な椅子。その肘掛けに取り付けられた手枷、足枷。
その枷がしっかり嵌められた男の手足。

男は拘束されていた。

「え……えぇぇっ!?」
光景に驚き、慌てて腕やら足をばたつかせる。鎖がじゃらじゃら音を立てるが外れる様子は無い。
「くすくす」
「!誰だっ!誰なんだっ!」
またあの声だ。男は鎖を鳴らしながら声を荒げる。
「くすくす」
「誘拐か?それとも、ま、まさか殺……」
足音が近付いている最中、自分の中で想像して、一人相撲で身体を震わせる。
「くすくす」
「な、な………?」
「……クスクス」
男は目を疑った。目の前に居るのは艶やかな赤いロングヘアー、のような。
問題は一糸纏わぬ姿である事だ。爪が鋭く伸び過ぎている事だ。全身異様に毛深い事だ。
口吻が長い事だ。指が幾分か少ない事だ。耳がぴんと真上に立っている事だ。牙がかなり鋭いことだ。
人間ではなくポケモンである事だ。

「……なぁぁぁっ!?」
「くすくす、だから言ったのにな」
そのポケモンは如何にも狡猾そうな目で男を見ながら近付いてくる。
前にもまして必死で体を捩る。もがく。鎖が激しく鳴らされ、それでも決して千切れず。
「何が目的だ!金か?それとも……」
「…最近、暇だったから」
「……な?」
「遊び相手って奴だよ……悪いけど、遊んで、くれる?」
男は眉を潜めて目の前のポケモンを見つめる。口調と声の高さから察するに、雄だろうか。
「……拘束を解いてくれるか?」「勿論」
「…それなら……」
「やったやった。それじゃあ友達と一緒にで、良い?」
「えっ」
後ろに気配が、と思った次の瞬間、男の頭部ががっちり固定され動かせないように。
「誰だこ、むぐぐ……っ…!…ほ…っ…!?はんはほへはっ…!」
男の口には奇妙な物が取り付けられていた。所謂開口器で、男は口を閉じられなくなる。
精一杯見上げてみれば、逆さまに胸元と手元に鋭い突起、青色を基調とした身体。
黒いマスクをはめたようにも見える長いマズルに三角形の耳。

「……っ!?」「……へっへー…」

巷では勇者だのと良く呼ばれているものの、そんな風ではない確実に裏がある笑顔を浮かべるポケモンが。
「うぉぃっ、なんら、うぉぃっ……!」
口を開いたままでは繊細な発音が出来ず、そんな舌足らずの声が二匹に受けている。
「では、まず僕が、下で」「俺が上だなっ。それでは」

「いっただっきまーす!」
じっと自分を見つめる二匹の瞳が、男には獣じみた異様なものに見えた。



「ふぇっ!?」
まず椅子のリクライニングで頭が下げられ、腕はそのままの位置のため痛む。
更に胸辺りに青いポケモンが馬乗りになって、赤のポケモンが見えなくなった。
「ふんふふ〜ん♪」
「!ちょ、まふぇぇ!にゃにひようほひへんふぁっ!」
何を言っているか理解不能な男のベルトをかちゃかちゃと弄り。
ズボンをその下着ごとずり下ろせば、柔らかなままの男の逸物がポケモンの前に。
仰向けにならされた男からは見えないが、股間にすーすーとした感触が走る。
どうやらポケモンがそこに顔を近付け、匂いを嗅いでいるようだ。
「……普通に雄の匂いだね。普通に好きな匂いでもあるケドね」
「……うぁっ!やめおぉっ…!」
血の通ってない萎えたソコをポケモンが優しく愛撫する。双球を優しく揉み、根本から裏筋をつぅと撫でる。
男はくぐもった叫びを上げながら身体を捩らせるが、効果は今一つ。
それどころか馬乗りになったポケモンがそれを見てにやけた。
「う……んうぅぅっ!やめ……っ…」
「おやおや。くすくす……」
次第に男のモノに血が通い始め、それをポケモンがまじまじと見つめている。
それが、男を更に興奮させ、いつの間にかそれの先端から先走りすら流していた。
「元気良いね。早速……」
「…あいぃっ!?」
モノに表面がざらついた、滑る何かが這う感触が一瞬。
次いで根本から先端にべろりと。そして先走りを舐め取るように這い回る。
「ひぃぃっ!?やめぇれぅぅ、っ!」
男の予想通り、ポケモンが舌を使いモノを舐め回していた。
その快感に、目をぎゅっと強く閉じて喘ぐ事しか出来ない。
「え…ひやぁぁっ!…なんれ……はに、ふるもっ……」
その閉じていた視界の分、嗅覚は一時ばかり鋭敏になったのか、濃厚な雄の匂いをキャッチした。
「…だって乗っかるだけじゃ気持ち良くないよね……ねぇ?」
「むおぉぇ…っ!?ん、んぅぅぅ!?」
いきなり熱と滑りと長さと太さを持ち、更には独特の臭気を持った物体が男の口に入り込む。
塩辛いような味が口全体に広がり、その先端から変な粘液が、唇にはふさふさした毛のような感触。
「んぷっ!?ん、んんーっ!」
後頭部ががっしり押さえつけられ、それが口に激しく抜き差しされる。それを歯で噛む事は出来ず、
舌で押し返そうとすればあ溢れ出る粘液の量が増した。
「……はっ、はっ………」
青いポケモンが漏らす喘ぎは、頭の上辺りで聞こえて。
男は今を夢だと信じた、幻と考えた、しかし目を開いてみると。
青い毛皮が間近に、物体が抜かれてその赤い槍のような外見が僅かに見て取れて。
「んぉ……んぅぅぅっ!?」
嫌悪しても、強制的にポケモンの雄棒を味わわされる。男は叫んだが、雄棒に塞がれくぐもった呻き声になった。
「……あ、ビクビクしてきたよ」
「…俺も、案外っ、やばいなっ…!」
「んおぉっ!やぅぅぅっ!」一人と一匹の絶頂は、まるで打ち合わせでも事前に行ったかのように同時であった。
ポケモンの舌が裏筋に這い、限界が更に近付くが理性がそれを迎えようとしない。
ポケモンに絶頂まで導かれるという事は恥。その考えだけで必死に耐えている。
青いポケモンは腰の動きを増して、水音が辺りに響くような荒々しいピストンを男の口内で。
飛沫が男の胸元まで飛んで、更に雄の匂いがきつくなる。
「……どっちにしろ出した方が効率良いのにな…」
「ん……んぉぉぅっ!?」
男がモノを弄られなくなったと安堵するのもつかの間、妙な感触がしたのだ。
モノより少し後ろの、普段排泄に使われる部分を。仮に男性の下半身に存在する唯一の孔を。
「ここ、使われるのは始めてだよね。綺麗に閉じっぱなしだよ……」
「むもぅっ!?ん゛ーっ!」
鋭い爪がその孔の表面を撫でた。予想外の感触にぶるりと背筋が冷たくなる。
次第に触れていた爪に力が入り、唾液で湿らされていたらしいそれはぐい、と
易々と指が一本、孔の中に飲み込まれて。
「っ…!…むっ、ぐぅぅぅぅっ!」
その感覚に。快感かどうか解らない感触に男のモノが跳ねた。決壊した。
孔を締め付け、ポケモンの目の前で無様に白濁で身体を汚した。
「ふっ、ふっ……ぐ、おぉぉっ!」
「んぶ……ごぉ…っ…!?」
少し遅れて、青いポケモンも限界を迎え、男の口内へリズミカルに白濁を打ち込んだ。
口を閉じる事の出来ない男はそれを直に喉で受けてしまい、咳き込んで噎せる。
頭を仰向けに固定されたまま、口にたっぷりと放たれた濃密な白濁をどう処理すれば良いか。
男はその方法が分かり、あえてそれを拒もうとしたが、青いポケモンが鼻を摘まんだ。口呼吸しか出来ない。
「……うぇ…っ…ぐ…っ…」
喉の奥深くまで突き入れられたせいか、目元から涙を流しながら口内の白濁を飲み込む。
そうしなければ窒息してお陀仏となってしまう。泣く泣くそうせざるを得ない。
生臭さと塩辛いような味と独特の粘り。嗅ぎ慣れた精臭。
何度もティッシュで拭いはしたが、まさか味わうとは思っていなくて。
「出した?なら交代かな?」
「そうだな。二発目は薄くなるんだけど、段々出す早さは上がってるんだよなぁ…」
男が後口に呻いている間に、青いポケモンが身体の上から離れて、同じく赤いポケモンが近付いてきた。
霞んだ頭に広がる目に写ったのは、赤いポケモンの股間にぶら下がった獣の逸物。
青いポケモンの吐息が、達したばかりの敏感な逸物に触れて、男の予想した通りに物事は悪く進む。



「ふぁううっ!んごぅぅぅ!」
「……っと…っ!」
男は口内の逸物から注がれるポケモンの白濁の熱と、
自身の孔にずっぽりと入り込み尚も拡げようと蠢く快感に身体を反らせ、また射精した。
延々と指、或いは舌で十二分に(男の体感にして凡そ半日以上)解された孔は快楽器官へと開発され、
眼は既に光無く、突き入れられた逸物にしゃぶりつき、白濁を嬉々として飲み下すようになっていた。
「っふ…あぁ……っ…」
口から引き抜かれる逸物を名残惜しそうに見つめ、急に弄られなくなった孔をひくひくと痙攣させる。
それを見て二匹のポケモンは改めて不適に笑った。
「ねぇ、こうされるの気持ちイイ?」
にやけながら赤いポケモンが指を数本纏め、一気に男の孔を刺激する。
「…はぁ…っ!」
男はその刺激に身体を震わせ、内壁で指を精一杯締め付けながら首を縦に振って。
「……もう同時にヤって良いかな?」
「良いんじゃないか?俺だってもうヤりたいしね……」
「そうだね、全くね……」
ばきん、ばきんと男が繋げられていた鎖が、急に砕け散り男は晴れて自由の身に。
と、思いきや青いポケモンが男の身体を引き起こし、どんと前に押し倒す。
「っ……!」「ひょー」
男は赤いポケモンを身体の下に敷きながら四つん這いのような、要するに青いポケモンに尻を突き出すような体勢に。
「ひゃぃっ!?」
最終確認か、青いポケモンが両手の指を孔に突き入れ、そのまま左右に指を引いて。
粘着質な音と共に、解されてすっかり緩んだ男の内壁がポケモンにまじまじと見つめられる。
「…ふぅー……」
「ひ……っ!?」
息を吹き掛けてみれば、まるで誘っているように厭らしく内壁が蠢いて。
早速今にも弾けそうな逸物の先端を当てがい、

「……せーの、でイイかな?」
赤いポケモンも同じ様に腰の位置を調節して、少しでも腰を突き出せば逸物が男の孔を貫くように。
「じゃあ、せーの……」
「せっ!」
瞬間、男の孔を二本の逸物が抉り、みちみちと内壁を目一杯拡げながら侵入し、
その弾みで男はまた絶頂を迎えた。強すぎる快感に喘ぎ声も出ない。ただ身体を痙攣させた。
無理矢理押し込んだ締め付けに難儀しながら、二匹は腰を揺らし男を何度も貫く。
時折同時に奥を穿つと面白いように男は達して白濁を赤いポケモンに飛ばす。
内壁を削るように逸物が動けば、面白い程にきつく締め付けてくれる。
濁った意識で男は快楽に墜ち切り、ただ徐々に強まってきた快感を受け入れるだけとなって。
激しい水音に耳に届く荒い獣の吐息、容赦なく内壁を抉り続け掻き回し続けて、
次第に膨れ上がりびくびく脈打ち出した内部の逸物、二匹の動きが更に早まり、そして

男は注がれ壊れ。


特に目立つ所もない、敢えて言うならば何処にでもいそうな男が道を歩いている。
彼は途中で足を挫くかもしれないし、小石に躓いて盛大に転ぶかもしれない。
しかしそんな中でも注意しなければいけない危険というのは、
「……あれ…?」
「くすくす……」
……やはり、野生のポケモンに襲われるかもしれないという事か。



だってゾロアークを映画で見てないんよ。あのプロポーションはすごいけど。
幻影の表現の仕方はこれで良いのか。馬鹿め、そっちは本体だ!

何かご意見あればどうぞ。

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 仲良いですね、この二匹。
    ―― 2010-08-29 (日) 09:42:11
  • 残念、それは私のおいなりさんだ
    ―― 2010-08-29 (日) 10:36:39
  • ワタリガラさんの小説、毎回楽しみにさせて頂いてますo(^^)o

    やっぱり、ゾロアークはこういう力も使えないとですよね。
    変身の能力ばかりが目立つゾロアークですが、幻影の2つ名を冠するからにはこういう力も使えるんじゃないかと、僕は勝手に思っていました←

    他者からのリクエストなのにもかかわらず、ここまで読者を魅了する話をかけるなんて……全くもって羨ましいです。
    ――多比ネ才氏 2010-08-30 (月) 08:15:25
お名前:

トップページ   編集 凍結 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2010-08-28 (土) 00:00:00
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.