ポケモン小説wiki
森の洋館

/森の洋館

獣姦描写があります。ご注意下さい。


 君はハクタイの森に不気味にたたずむ洋館に行った事があるかい?
 一時、その洋館は心霊スポットとして有名だった。
 絵画に描かれている樹からは妖しい光が出るとか、誰も住んでいないのに小さな女の子が歩いているとか、色々な噂があった。
 その噂はたちまち広がっていき人々で有名になった。テレビで特集番組がつくられて放映された程だ。
 でも、その番組がやらせだと分かると一気に熱は冷めていった。
 その後、誰もその洋館を見向きせず、人々の記憶から忘れ去られていった……。





 春の陽気で眠気が襲ってくる昼下がり、僕は必死に机に向かっていた。理由は学校から春休みの課題が出されたからだ。
 眠気覚ましのコーヒーを一口飲む。正直、コーヒーが眠気覚ましになるとは思えないが、何もしないよりはマシだろう。
 まだ、春休みは始まったばかりだが、課題をさっさと終わらせて、休みの後半は楽をしたい。
 それと、リーフィアと過ごす時間を設けたい。普段はまともに構ってやる暇も無くて可哀相だから。休みの時ぐらいリーフィアと一緒に寛ぎたい。
 だから眠気に負ける訳には……。




「……しゅじんさま……御主人様……」
 リーフィアの声が聞こえる。それに、誰かが僕の身体を揺さぶっている。
「……ん……うぅん」
 僕は目を擦りながら、顔を上げる。どうやら居眠りをしてしまったらしい。
 その証拠に目の前には、涎の垂れたテキストがある。僕は急いで、涎を拭いた。幸い、机に置いてあったコーヒーはこぼれていなかった。
「起こしてくれて有難うリーフィア」
 僕は身体をリーフィアの方に向け、撫でながら言った。撫でると、リーフィアは気持ちよさそうに笑みを浮かべる。
「いえ、当然の事をしたまでですよ。それより休憩を設けた方がいいのじゃないのでしょうか?」
 確かにリーフィアの言うとおりだった。僕は朝からずっと課題ばかりやっていた。食事はちゃんと取っているが、食後直ぐに課題を再開しているから休憩なんてろくにしていない。
 少し気を安らいだ方がいいかな……。
「分かった。リーフィアの言うとおり休憩するよ。……それと、今から何処か行きたいところある?」
「どうしてですか?」
「どうせ休憩するなら、リーフィアと一緒に何処かに行こうと思ってさ。普段はリーフィアとあまり構ってやれないし」
 それを聞くと、リーフィアは嬉しそうな表情をして、葉っぱのような尻尾がちぎれそうになるまで振る。僕が見る限り、リーフィアは上機嫌だ。
「じゃあ、久し振りにハクタイの森の洋館に行きましょうよ!」
「よし、分かった。少し待ってて。着替えてくるから」





 初めてあの洋館に入ったのは彼女がイーブイで僕も小学生低学年ぐらいだった。
 まだ、あのやらせの番組が放映する前で、クラスの話題は何時も洋館の事ばかりだった。
 あそこには絶対誰かが住んでるとか、俺は昨日入ったんだぜ、と、いう自慢話とか、色々話してた。今思うと、あの頃が熱のピークだったと思う。
 そして、僕は気になって洋館に入ることにした。以前、イーブイだった彼女とともに。
 でも、入ってみたらそんなに怖く無かった。普通の洋館だった。
 それより僕は、彼女の時々出す悲鳴の方が怖かった……。
 そして、その帰り道のハクタイの森にて、彼女はイーブイからリーフィアに進化した。





「それにしても変わってないなぁ」
「そうですね」
 僕達は洋館を訪れていた。
 相変わらず、電気は点けっ放しだから怖いとも何とも思わない。
 それにしても、電力会社の人は此処の電気を止めないのだろうか? 
 そもそも、此処は空き家なんだから壊して土地を売ればいいのに。
「御主人様~」
 色々考えている内にリーフィアが階段を登って二階にいる。
「今行くよ」
 僕は階段を登ってリーフィアの元へ急いだ。



 今、五つもある部屋を結ぶ廊下に来ている。
「じゃあ、近い真ん中から行きましょうか」
「でも、他の部屋を回るのに効率が悪くなるけど……。まぁ、いいか」
 どうせ時間は沢山あるし、リーフィアの思うままにさせよう。



 真ん中の部屋は本棚が二つにゴミ箱一つ置かれていて、それとベッドが二つ、くっつけられて並べられている。
 昔は幼くて部屋の造りに何も思わなかったが、恐らく寝室だろう。ベッドが二つあるという事は夫婦で暮らしていたのかな?
 でも、部屋に入った瞬間、僕は違和感を感じている。
 昔は二つのベッドが離されて並べられていたと思うし、それに今まで埃っぽい匂いがしていた筈なのに、それがしない。
 誰かが、この部屋だけを掃除して、ベッドを移動させたという感じだ。でも何の為に?
「御主人様、このベッドフカフカですよ!」
 リーフィアはベッドで仰向けになって寝ている。
「汚いから止めておくんだ……ん?」
 僕はそう言ってリーフィアの寝ているベッドに近付く。すると、ベッドが綺麗な事にも気付いた。
 やっぱり可笑し過ぎる。誰も住んでいない筈なのに。
「やっぱり、帰ろうリーフィア。この部屋が……っ……綺麗なんて可笑しすぎるよ」
 僕は寝ているリーフィアに言うが、途中でリーフィアから目を逸らした。理由はリーフィアの秘部を見てしまったから。
 僕の頬が徐々に赤く染まっていくのが感じる。
「……帰らせませんよ」
 リーフィアがそう言うと、僕の足元に草が絡み付く。これはリーフィアの草結び……。
「うわっ……」
 そして、僕はリーフィアの居るベッドの方向へ転ばされた。このままじゃリーフィアに僕の体重がかかってしまう。
 そう思った矢先にリーフィアは身軽に仰向け状態から身体を起す。そして、ベッドから飛び降りる。
 無事に僕の身体がベッドに俯せで倒れた。
 でも、リーフィアの草結びはまだ続いている。両手と両足を草で結ばれ、身動きが出来なくなってしまった。
「何するんだリーフィア! 早く解くんだ!」
 リーフィアはふざけてやっているのだろうが、幾ら何でも冗談には程がある。
 すると、ベッドが軋んだ。リーフィアがベッドに上ってきたのだろう。
 そして、リーフィアに前脚で僕の身体を反転させられ、身体は仰向けにさせられた。僕の身体がリーフィアに覆われる。
 リーフィアの表情を見ると、妖しい笑みを浮かべていた。
「ぐっ……くぅ……」
 今度は首が草で締め付けられていく。呼吸が出来ない。このままじゃ窒息死してしまう。
 でも、両手は拘束されていて何も出来ない。
 苦しさで意識が朦朧とする中、やっと首の締め付けから解放された。
「はぁ……はぁ……」
 僕は急いで酸素を補給する。
 僕の苦しむ光景を見ても、リーフィアの表情は依然として変わっていない。妖しい笑みのまま。
 そして、リーフィアの口が開いた。
「……御主人様、今の私に命令しない方がいいと思いますよ? 御主人様の命なんか容易く消すことが出来るのですから」
 普段のリーフィアからは予想も出来ない言葉。僕の背中からは冷や汗が流れる。
 彼女は引き続き言った。
「今の御主人様は私のマリオネット。つまり、私のおもちゃ。私の淋しさを紛らわす為のもの」
 そう言うと、リーフィアは僕の唇にキスをする。
「んんっ……」
 突然のリーフィアからのキス。数秒間、唇を重ねた後は僕の口内に舌を入れてくる。
 僕の舌と絡ませたり、僕の歯を舐めてきたりして、リーフィアは僕の口内を味わう。
 拒もうとすれば、リーフィアは僕の首筋に草を絡ませて脅してくる。
 だから、僕はリーフィアとディープキスせざるを得なかった。
 リーフィアが口を離すと、僕とリーフィアの間に唾液でできた橋が掛かる。
 だけど、唾液の量が多すぎて橋は直ぐに崩れる。そして、僕の口元に垂れた。
 リーフィアが僕の口元に垂れた唾液を舐めてくる。舐めた後は、舌を這わせながら首筋へとずらしていく。
 リーフィアは首筋を一舐めしてくる。僕はビクッと身体を震わせた。
 そして、リーフィアは僕の首筋を甘噛む。
「あっ……ああ……」
 情けない自分の喘ぎ声が部屋に響く。
 甘噛むだけかと思ったら、僕の皮膚を吸ってくる。
 まるで吸血でもされているんじゃないかと思うくらいに。
 暫く、この行為が続く。僕はただ喘ぎ声を出すことしか出来なかった。
 リーフィアは首筋から口を離すと、またもや妖しい笑みを浮かべて言った。
「自分のおもちゃには持ち主の目印をつけないとね」
 正直、リーフィアが怖かった。だけど、逃げることすら許されない。夢なら早く覚めて欲しい。
 だけど、感覚が何もかも本物だ。これは現実なんだ。
「御主人様の表情、怖いですよ? もうちょっとリラックスしないと」
 リーフィアが後退りして、僕の足元に行く。
 その刹那、立て続けに何かを裂く様な音がすると、 着ていた服、下着がビリビリに裂かれていた。
 リーフィアはリーフブレードを使ったのだ。
 リーフィアは前脚を使って、破った服の生地を払い除けていく。
 そして、僕は裸になってしまった。
「今から気持ち良くして、リラックスさせてあげますからね御主人様」
 前脚で僕のモノを軽く触りながら言う。
 そのまま、弄り始めるのかと思ったら、リーフィアは身体を百八十度回転させて御尻の方を僕に向けてくる。
 簡単に言えば、シックスナインの体勢になり、目の前にはリーフィアの秘部が見えたので、僕は急いで目を閉じた。
 だけど、リーフィアの秘部が目に焼き付いて、僕のモノを肥大化させてしまう。
「ふふ、御主人様は私の恥かしい所を見て興奮しているのですね。
 でも、ちゃんと私の所を舐めて下さいよ? そうしないと、また首を締めますからね」
 リーフィアがそう言うと、前脚で僕のモノを弄り始める。
 僕の袋をふにふにと弄ったり、竿の方を上下に弄ってシゴく。快感が全身に走り始める。
 リーフィアに言う事に逆らえば自分の命は危ない。仕方なく僕は一瞬だけ目を開けて、リーフィアの秘部の位置を確認する。
 そして、目を閉じながら秘部を舐めた。液体を舐めた感じがしたから、秘部からは愛液が滲み出ているのだろう。
「あっ……うんっ……その調子でっ……舐めてくださいっ……」
  すると、リーフィアは艶のある声をあげる。リーフィアも快感を味わっているのだろう。
「御主人の良い匂い……我慢汁も出てきた……」
 リーフィアはうわ言の様に言ったあとは、僕のモノを咥え始めた。口で僕のモノをシゴいたり、舌で舐めていく。
「ああっ……くぅっ……」
 僕は喘ぎ声をあげて、リーフィアの秘部から舌を離してしまう。
 先程よりも強い快感が走る。口でされたことなんてないから尚更だった。
「……しゃぼらないでくらさい」
 リーフィアが咥えながら言うと、僕の首に草が絡み付いてくる。
 僕は慌てて、リーフィアの秘部を舐めるのを再開する。
 ……悪循環だ。どうにかして終止符を打たなくてはならない。でもどうやって? 為すべきことが分からない。
 度重なる僕のモノから伝わる快感。それで善がる自分。
 そして崩壊していく自分の精神。さっきまで嫌々とリーフィアの秘部を舐めていたのに、今は貪るように舐めている。
 リーフィアの可愛いクリトリスを舐めていく。舌で転がしたりして。
「んふっ……はっ……」
 リーフィアは僕のモノを咥えながら喘ぐ。
 対するリーフィアの方は僕の我慢汁を吸ったり、裏筋の辺りを舐めてくる。
「はぁっ……んっ……」
 喘ぎ声と同時に熱い吐息が出てくる。
 口内はリーフィアの愛液で潤されている筈なのに。潤いが足りないのかな。
 そう思って、僕は垂れ流れてくるリーフィアの愛液を舐めて飲んでいく。
 リーフィアの愛液はどんな飲み物より美味しくて、病付きになりそうだな。まるでお酒の様だ。
 リーフィアの愛液がお酒とすれば、おつまみは勿論、リーフィアのクリトリス。
 僕はリーフィアのクリトリスを甘噛んだ。
「んんっ……やっ……らめめぇっっっ……」
 リーフィアは口から僕のモノを離すと、呂律の回っていない言葉を出す。
 そして、秘部から大量の愛液が出てきて、僕の顔に掛かった。
 リーフィアは身体を震わせて倒れこむ。
 リーフィアの様子からして絶頂を迎えたらしい。
 だけど、リーフィアは僕のモノを再び咥えてくる。そして、裏筋の部分だけを集中的に舐めてきた。
 敏感な所を舐められては耐えきれる筈もない。
「くあぁっっ……」
 僕はリーフィアの口内に向かって精液を吐き出した。
 リーフィアは口内に吐き出された精液を喉を鳴らしながら飲んでいく。
 飲み終わっても、僕のモノを綺麗に舐めて、精液を一滴残さず味わう。
 そして、リーフィアは僕のモノを口内から解放した。
 僕達は激しい行為の後の余韻を味わう。お互い何もしないし、何も話さない。
 それに、お互い絶頂を迎えたばかりだったから一時の休憩が欲しかったのかも知れない。
 でも、どうしてこうなったんだっけ? リーフィアに草で両手と両足を結ばれて、そのあと……。
 僕は記憶を思い返していく。そして、崩壊していた理性が戻っていく。
 そうだ、リーフィアを止めなくてはならないんだ。彼女の淋しさからこんな事になったんだ。
 その淋しさをつくったのは僕だ。事の全ては僕が原因なんだ。落とし前は自分で付けないと。
 彼女がぐったりとしている所為なのか技の効果が無くなり、両手を拘束していた草は解かれている。
 自由になった両手を使って彼女の身体を持ち上げた。そして、彼女の顔がこちらに向くように空中で回転させて降ろした。
「御主人様、私の草結びは? ちゃんと縛っておいた筈なのに……」
 彼女は少し疲れた表情をしながら言った。
 そして、彼女は草結びをしてくる。だけど草達の生命力は無く、僕でも引きちぎることが出来た。
「何でっ? まだ帰りたくないのにっ……。今日は御主人様を独り占めする事が出来るのに……」
 彼女は僕の胸で泣きじゃくる。そして、力の籠って無い彼女の前脚が僕の腕を押さえようとする。
 そして、僕は前脚を除けて、彼女の事を強く抱き締めた。
「リーフィア御免……。淋しかったよね。
 君は僕と毎日接してくれるのに、僕の反応は上の空で……。
 リーフィアの事は嫌いじゃないよ。寧ろ好きだから何となく距離を置きたくて……」
「じゃあ、何で距離を置くのですかっ? 私は御主人様の事が大好きなのに」
「君はポケモンで、僕は人間。最終的にはポケモンはポケモン同士とくっついて、人間も人間同士でくっつく。
 だから、ポケモンと人間が友達以上の関係になっちゃいけない。それなのに僕は友達より上の関係になりたかったから……」
「私だって御主人様と友達より上の関係を望んでいますよ……」
「じゃあ、ふたりで禁忌を犯そうか……」
 僕は彼女の口に口を近づけていく。
 彼女も口を僕の口に近づけていく。
 ふたりで近づけるから、口と口が重なり合うのにそんなに時間は掛からなかった。
 重なった瞬間、互いの舌を絡めていく。
 彼女は嬉しそうな表情をしながら泣いて、僕の口内を味わっていく。
 僕も彼女の口内を貪るように味わっていく。
 僕達は甘美な陶酔に浸っていった。




「いくよ……」
 興奮しきった僕のモノが、仰向けになっている彼女を目掛けて指している。
 少し怯えた様な彼女の表情。だけど、彼女は僕のモノから目を離さない。
「来てください……」 
 彼女は僕のモノを受け入れる事にした。ついに僕達は禁忌を犯そうとしている。
 僕はこんな話を聞いた事がある。太陽に近すぎた英雄は、蝋で固めた翼を溶かされ、地に堕ちた、と。
 僕達にだって、それくらいの代償が返ってくる筈だ。でも、ふたりなら怖くない。
 それに、愛しい人と結ばれるのだったらどんな代償でも払ってやる。
 僕は僕のモノを彼女の秘部に宛てがう。
 そして、ゆっくりと慎重に僕のモノを彼女の中に沈めていく。
 彼女の中は十分に愛液で濡れている。だから、イメージ的にはスムーズに入っても可笑しくはない。
 だけど、彼女は処女だ。彼女の中は必死に僕のモノを拒んでくる。
 それでも僕は抗う。少しだけでもいいから彼女の中に僕のモノを沈める。
 僕のモノが何かを突き破った。恐らく彼女の処女膜だろう。
 そして、僕の肉と彼女の肉がぶつかりあった。ついに、彼女の中に僕のモノを沈めきったのだ。
「入ったよ……」
「嬉しいです。御主人様と結ばれて……」
 彼女は瞳から一筋の涙を流した。
 僕達は嬉しくて、祝福のキスをする。禁忌を犯してるのに幸せだった。



 僕は腰を動かしはじめる。すると、顰める彼女の顔。
 僕のモノを入れることが出来ても、中は僕のモノに対応しきっていない。
「……っ……痛っ……」
 痛さのあまりに彼女は苦しさの声をあげる。
 それもその筈、結合部からは少量の血が垂れている。彼女の苦しみを物語っている。
 堪らず僕は、動かすのを止めてしまった。
「この痛みは御主人様と結ばれるのに必要な痛みだから、抗いたくないんです……」
 と、彼女は言った。僕より小さい身体なのに精神は僕より強い。
 だったら、僕も立ち止まる訳には行かなかった。彼女の事を後押ししなくちゃ。
 僕は腰を動かすのを再開する。だけど、彼女に負担は掛けない様にペースはゆっくりと。 
「あっ……くっ……」
 彼女の中を刺激する度に僕は快感を味わう。だけど、彼女は痛みを味わう。理不尽だけど今は堪えなくてはならない。
 僕は彼女の乳房を揉んだ。少しは痛みから意識がずれると思って。
「あんっ……やぁ……」
 僕のモノを彼女の中に沈めてから初めて聞いた彼女の甘い声。
 取り敢えず、悪影響にはなってない。寧ろ良い方向に向かっている。
 その後、僕は彼女の固くなった乳首を指で摘んだり、抓ったり、弾いたりしたりする。
「ああっ……らめっ……」
 彼女の喘ぎ声に艶が増していく。それに伴い、彼女の中が少し緩くなった気もする。
 彼女の中は僕のモノを受け入れるようになっていた。
 そして、僕は加減をしないで彼女の事を突き始める。
 結合部からは液体が垂れて、ベッドにシミをつくらせてく。
 身体から滲み出てくる汗。部屋の温度は気温より高いかもしれない。
 ベッドの軋む音、結合部から発生する淫らな音、そして僕達の喘ぎ声が部屋に響き渡る。
 部屋の窓は開いているから、外にも響いているだろう。もしかしたら、音を聞いて誰かがこの洋館に入ってくるかもしれない。
 もしそうなったとしても、僕達は行為を続けるだろう。愛しい人として何が悪い。
 そんな事を考えた所為か、僕は彼女のことを乱暴に突く。
 全身に走る快感が増していく。
 ベッドの軋む音、結合部から発する音は激しさを増していく。
 彼女は甘美な声を上げて善がる。
 まさしく、僕達は性欲に飢えた獣の様だった。



 幾度も彼女の事を突けば、射精感が込み上げてくる。僕はもう限界に近かった。
「中に出すよっ……」
「来て下さいっ……」
 彼女の答えを聞いて、僕はラストスパートに入る。
 必死に彼女の事を突く。体力的にも結構限界だった。
 最後に彼女の事を大きく突いた。そして、ふたり同時に果てた。
「くぅあああっっ……」
「ああああああぁぁぁっっっ……」
 僕のモノからは大量の精液が勢いよく吐き出され、彼女の中を満たしていく。
 彼女の秘部からは大量の愛液が吐き出されてく。
 やがて、結合部からは愛液と精液が仲良く混じった液体が垂れていく。そして、シミのあるところに流れてく。
 僕は疲れのあまりに彼女の横に倒れた。
 彼女は前脚で僕の事を抱くと言った。
「今は一緒に……休みましょうね……」
 僕は首を縦に振って、瞼を閉じた。






 あの後、僕達に襲い掛かってきた代償は周囲からの罵声だった。
 人とポケモンが交わるとか信じられないとか、神経がイカれてるとか。
 何時の間にか僕の周りには人が居なかった。友人、親でさえも僕の事を非難した。
 それは彼女も一緒だった。彼女と仲の良かったポケモン達は彼女から離れていった。
 だけど、お互い後悔はしていない。僕達が決めた道だから。
















 今日も誰も居ないはずの森の洋館から二匹と一人の声が聞こえてきた。



トップページ   編集 凍結 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2014-01-08 (水) 14:51:00
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.