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月と太陽

/月と太陽

駄文執筆者 文書き初心者
※グロテスクな描写があります。苦手な方はご注意下さい。


「行くか……」
俺は家を後にする。
既に街と空は夕焼け色に染まっていた。
俺はそんな中、他の奴等とは逆方向に進む。
きっと奴等はもう仕事を終えて帰路についているだろう。
だけど俺は違う。
これから仕事をしに行くのだ。
夜の汚い仕事を……



俺はたくさんのポケモンとすれ違って進む。
そして、俺は向こうからやって来るとあるポケモンに目に止まった。
そのポケモンは尻尾が途中で2つに分かれて、それになかなか綺麗な雌だった。
俺はそのポケモンとすれ違う。
俺はすれ違った後、そいつを気になって、振り返り、見る。
すると、そいつも振り返っていた。
俺はそいつと眼が合う。
向こうは俺なんかと違って透き通った瞳だった。
少し見つめ合っていて、そいつは後ろに振り返り、進みだした。
俺はそれで気が付き、俺も後ろに振り返り、進む。
俺の進む先には太陽が無かった。



「そっちに行ったぞ!」
「んなもん、分かってらぁ!」
俺は追いかけ、相手と適切な距離にし、シャドーボールを放つ。
「ぐはぁ……」
シャドーボールは見事に命中し、奴は倒れこむ。俺は奴に近付く。
「悪いな、お前は知り過ぎたんだ。怨むんなら自分の運命に怨みな。ヘルガー、後は頼む」
「へっ、任せておきな」
「ぐっ…止めろ……」
「じゃあな……」
ヘルガーは奴に火炎放射をする。
奴は最初は呻き声を上げていたが、次第に声は聞こえなくなった。



「言われたとおりに殺ってきたぞ」
「有難う御座います、御二人方。これは報酬です」
俺は目の前の金を数え
「予定通りの金額だな。後は事件の湮滅もしておけ」
「分かっていますとも。奴を殺って下さったのですから」
「じゃあ俺達は行くからな」
俺達は豪邸を後にした。



「ぶっちゃけ、あんだけ焼いてりゃ誰だか分からんけどな」
ヘルガーは微笑し、俺に言う。
「まぁな。でもそれだけじゃ奴の存在は消えないからな」
「金を使って、奴が居たことも消さないとな。政治家ってのは腐ってるな」
「俺達は依頼主の事情に踏み込んではいけない。淡々と任務をこなすだけだ」
「まぁな……じゃあまた今度も一緒にできたら頼むわ」
「ああ……」
そして俺はヘルガーと別れ、街へと戻っていった。
空は真っ暗だった……

 

それから数日後……
「クソ……何でこんな早く起きちまったんだ?」
俺はベッドの上から、部屋に掛けてある時計を見て言った。
時刻は10時で、いつもなら昼過ぎに起きている。おまけに睡魔が無くて二度寝しようと思っても出来ない。
することも無いため俺は街を適当にうろつくことにした。



街は買い物する奴、営業する奴で、俺からすると五月蠅かった。
よくこんな時間から元気にできるな、と思った。
俺は大通りから静かな路地裏に移動する。
やはり、俺には夜の世界が似合っているんだな、とつくづく思ってしまう。
このまま帰宅しようと思った時に、数日前にすれ違った奴が他の奴と口論していた。
「…いい加減、止めてください」
「…あんな奴らと一緒にいるより俺と一緒にいたほうが楽しいだろ?ほら!」
そしてその雄は引っ張って連行しようとする。
「…誰かっ…助けてっ……」
これは助けるべきなのか?
どうせ助けたって報酬は貰えないし……
でも……
俺はいつの間にか走っていた。
シャドーボールを放ち、電光石火の体勢に入る。
「何だ?」
奴は俺の存在に気付き、振り向く。
だけどもう遅い。
「ぐおっ……」
シャドーボールは雄に命中する。
命中したと同時に俺は電光石火で突っ込む。
奴は防御体勢に入るが、一足お先に俺の電光石火が決まる。
奴は気絶し、倒れこむ。
まぁ、戦闘経験の浅そうな奴なんかこんなもんか。
「君、大丈夫?コイツに連行されそうになったんだろ?」
「あっ、はい大丈夫です。助けてくださって有難う御座います。
あの、お時間ありますか?」
「まぁ、あるけど……」



「コーヒーです」
「ああ、どうも……」
俺は店内を見回す。
店内の各テーブルには必ず雌の店員がいて、客と喋っている。
「あのさ、この店って喫茶店だよね?何で各テーブルに雌の店員がいるの?」
「私達はお客様とお話ししながら御相手をし、なおかつ喫茶店もやっているという……
まぁ、お客様は大抵、可愛い雌を目当てに来てますね」
「じゃあ、さっきの奴は君のファンみたいなもんか。色々大変だな……」
「いえ、楽しいことの方が多いですから……
それより自己紹介が遅れました、私はエーフィと申します。貴方は?」
「俺はブラッキーだ」
「そうですか。あの、今度ちゃんと御礼がしたいので連絡先教えてくれませんか?」
「ああ、いいよ。ペンは?」
「えっと……はい」
エーフィは俺にボールペンを渡す。
俺はカップの下に敷いてあるコースターを抜き取り、尋ねる。
「コースターの裏に書いちゃっていい?」
「大丈夫です」
俺はコースターにプライベートの連絡先を書く。
「はい」
俺はコースターをエーフィに差し出す。
エーフィはそれを受け取る。
「有難う御座います。私の連絡先も教えておきますね」
「おう」
エーフィもコースターの裏に連絡先を書き、俺に差し出す。
「どうも」
俺はそれを受け取る。
こうして、俺とエーフィは知り合った。
エーフィから受け取ったコースターは俺の大切なものになった。
この日の天気は、空が雲に覆われている何とも言えない天気だった。

 

カラン、カラン
喫茶店の入口のドアについている鈴が鳴る。
店員が俺に近付いて来る。
「いらっしゃいませ……ブラッキーじゃない!!」
「よぉ……」
俺はエーフィに挨拶をする。
「来るなら来るって連絡してって言ってるのに……」
「急なほうがエーフィを驚かせるからな」
「まぁ、此処で立ち話は邪魔だから奥のテーブルに行きましょ」
「ああ」
俺達は奥のテーブルに行き、座る。
「ブラッキーって、曇りの日か夕方にしか来ないよね?」
「そうか?たまたまだろ」
「そうかなぁ?計ってるんじゃないかなぁ?」
「そんな面倒な事はしないよ。それより何時仕事終わるんだよ?」
エーフィは店内の時計を見る。
「あと、一時間よ」
「じゃあ、あとの一時間は俺が全部貰うよ」
「はいはい、かしこまりました」
彼女は嬉しそうに尻尾を振っていた。


 
俺はコースターを交換した次の日から暇さえあればエーフィに会いに行っていた。
初めて会った時から気になっていて、エーフィの事を知りたかったということも
あったからだ。
日にちを重ねるごとにエーフィと段々親しくなっていた。
でも、俺が仕事で殺しをしている事はエーフィに教えていなかった……


 
ザシュ……
俺は爪で相手の急所を切る。
「ぐわっ……」
相手からは血が飛び出し、返り血が俺につく
そして相手は倒れ、血がドクドク流れる。
「はぁ……はぁ……」
俺は何をやっているのだろう……
身体が返り血で血だらけになるまで殺して……
エーフィがこの事を知ったらきっと悲しむだろう……
俺はこの場から立ち去り、ヘルガーと合流することにする。
でも、俺はしてはいけないミスをしていた。
「……貴様も道連れだ!」
俺は振り返る。
相手は身体を血の色に染めて、再び俺に牙を向けていた。
俺は死んだかどうか確かめ忘れていたのだ。
やばい……
このままじゃ死ぬ。
何をしたってこの距離じゃもう間に合わない。
やっぱり俺の様な奴は神様が許しちゃいねぇか……
奴の爪が俺に当たろうとした瞬間
バシン……
「ぐおっ……」
奴は吹っ飛ぶ。
ドスン……
木に強打し、完全に動かなくなった。
「何やってるんだお前は!死にたいのか?」
ヘルガーが俺に言う。
そう、さっき奴を吹っ飛ばしたのはヘルガーのアイアンテールだった。
「……有難う」
すると、ヘルガーは尻尾を光らせ、俺にぶつける
バシン……
「ぐわっ……」
俺は地面に転がり、倒れこむ。
俺は起き上がり、ヘルガーに言う。
「痛……いきなり何すんだよ!」
「お礼なんかどうでもいいんだよ!中途半端な覚悟で仕事してんじゃねぇ!
この仕事は命の取り合いなんだぞ!油断したら即死ぬんだぞ!」
「……ああ、分かってるさ、分かってるけど――」
「けどなんだよ?」
「……こんなに殺して何になるんだろうな?」
俺はヘルガーに俺の疑問を投げ掛ける。
「だったら、もうこの仕事辞めちまえよ」
ヘルガーは冷たく返答する。
「……最後に一つ、お前の彼女はお前が殺しをしているのを知っているのか?」
「何を言ってるんだお前は?俺の彼女はこっち側の奴だぜ?」
「そうか……」
「俺達はもう身も心も闇で染まっているんだよ。今さら、あっち側でやってけねぇよ」
ヘルガーは付け足すように俺に言った。
真っ暗な空には月がポツンと輝いていた。

 
 
次の日……
この日も天気が曇りだった。
俺は適当に食事を取り、その後、依頼の確認をする。
どうやら依頼は無い。
次に郵便受けチェックする。新聞と手紙が入っていた。
俺は手紙を確認する。差出人はエーフィだ。
俺は封を切り、内容を読む。



10時に公園に来て



と、これしか書かれて無かった。
俺は時刻を確認する。
9時50分だ。ということは後10分しか無い。
俺は急いで家を飛び出し、公園に向かった。


 
 
俺は公園に到着し、エーフィを捜す。
エーフィは噴水前に居た。
「エーフィ!」
俺は名前を呼びながら、走って近付く。
「10時ジャストね……こういうときは約束時間の10分前に来るものよ?」
エーフィは公園にある時計を見て言う。
「手紙見るのが遅かったんだよ……でも、間に合ったからいいだろ?」
「そうね。許してあげる」
「大体、何でこんな急にデートなんか……」
エーフィはニッコリと笑って
「いつものお返しよ」



街はやはり色々なポケモン達で賑わっていた。
俺達は適当に街中を歩く
「何処行くんだよ」
「さぁ?」
「さぁ?って……」
「私はブラッキーと一緒なら何処でもいいんだ」
「……」
俺も、と言おうと思ったが言えなかった。
一緒か……
俺達は本当に一緒にいられるのだろうか?
この幸せも何時まで続くのだろうか……
「嬉しくて声が出ないの?」
エーフィはからかうように俺に言う。
「まぁな」
俺は無理矢理に笑顔をつくって言う。
「本当に?」
「本当だって」
取りあえず、今はこの幸せを大事に感じておこう……



街中を適当にうろついてから一時間が経った。
別に寄る店も無く、ただ歩きながら喋っていた。
でも、急にエーフィが立ち止まったんだ。
多分、5分ぐらい釘付けになってそれを見ていると思う。
完璧に俺の存在を忘れているだろう。
俺はエーフィに軽く触れてみる。
「きゃっ……」
エーフィは身体をビクンと震わせる。
「欲しいのか?」
コクンとエーフィは首を縦に振る。
「じゃあ買ってきてやるよ」
「え、でも……」
「大丈夫。金の事は心配すんな」
俺は店に入っていった。



俺は買い物を済ませ、店から出る。
外ではエーフィが待っていた。
「はいよ」
俺は御丁寧に包装された箱を渡す。
「あ、有難う……」
エーフィはそれを受け取る。
エーフィはとても嬉しそうで、俺は買って良かったなと思う。
「あ、あの……」
「ん?」
「私の家来ない?」
「どうして?」
「ブラッキーにだけこれを付けた私を見せたいから……」
俺にだけの特権……
「おう……」
俺は勿論行くことにした。



エーフィの家は独り暮らしなら丁度いいくらいの家で、俺なんかと違って雌らし
い部屋だった。
そして今、エーフィは買ってあげたペンダントを付けて、俺の前に立っている。
「どうかな?」
エーフィは頬を赤らめ言う。
「ああ、よく似合ってるよ」
ペンダントは太陽を象ったもので、エーフィにはよく似合っていた。
多分、俺にとってエーフィは太陽みたいな存在だからだろう……
「そういえば、もう一つのペンダントはどうすんだ?」
俺がエーフィに買ってあげたのは二つで1セットだ。
確か、もう一つの方は……
「動かないでね」
エーフィは俺の方に近付き、後ろにまわる。
何をするのだろう、と思った瞬間俺の首回りに冷たい感覚が走った。
俺はそれがペンダントということに気付いた。
ペンダントは月を象ったもので、まるでエーフィの太陽とは対照的だった。
「こっちのペンダントはブラッキーがつけてた方がいいよ」
「でも…エーフィに買ってあげたものだし……」
「私にとって、ブラッキーはお月様の様な存在だから」
エーフィは微笑みながら言う。
月か……
俺は月みたいに綺麗な存在なのか?
むしろ俺は何もかも闇に染まってる様な奴だ。
俺はヘルガーの言葉を思い出していた。
―――俺達はもう身も心も闇で染まっているんだよ。今さら、あっち側でやってけねぇよ―――
「俺は月みたいに綺麗じゃなくて、むしろ真っ黒に染まってるんだよ……」
俺はペンダントに触りながら言う。
「どうしてそんなこと言うの?」
正直、言うのはつらい……
でも隠しているのもつらい……
俺はエーフィと向き合い、口を開く。
「俺が…殺し屋だから……」
「えっ……」
エーフィは驚いた様子で俺のことを見る。
「そんなの嘘でしょ?」
「御免、嘘じゃないんだ……。だからまじめに聞いて欲しい……」
エーフィは何か言いたそうだったが首をコクリと縦に振った。
「俺は小さい頃から独りだった。多分捨てられたんだと思う。
物心がついた頃にはもう誰かを殺していた……。毎日、毎日、相手が死ぬまで爪でひっかいたりして……。
その度に大人から金を貰って、なんとか生活をしていた。
当時の俺にとって、殺すことに抵抗なんか無かった。俺はただ動かなくなるだけだと思っていたんだ。
歳を重ねるにつれてこの行為は命を奪うことということを知った。
一時期止めようと思った。だが大人達は
『君のしていることは悪い事じゃない。この世の悪い奴を殺している正義の味方だ』
って言ったんだ。
俺はまだ幼かったせいかこの言葉を信じてどんどん殺していった。
でも、何時まで経ってもこの世の悪い奴が消えないから俺は大人達に言ったんだ。
『どうして悪い奴が消えないの?』ってね。
一人の大人が笑いながら俺に言ったんだ。
『まだ分からないのか?俺達はお前を利用していただけだ』と。
この時、俺はようやく気付いたんだ。利用されていたことを。
俺は腹が立ってそいつらを殺そうとした。でも殺せなかった。
俺はそいつらの汚れた金で生活してたからだ……。
その後、嫌になって俺はその集落から逃げてこの街に来た。
此処ではまじめに働いて生活していこうと思った。でも俺にとってまじめに働くことは平凡過ぎたんだ。
まじめに働こうと思っても身体と心は血を求めていた。
そして俺は再び殺すことにした。依頼を受け、誰にも見つからないように殺していった。
そんなときに俺は君と知り合った。君は俺なんかと違って輝いてみえたんだ。
人目あったその時から何かを感じていたんだ。でもその何かが分かんなかった……。
君と親しくなる度にその何かが強くなっていった。さらに殺すことに抵抗を覚えた。
そして、その何かが頂点に達した途端、分かったんだ。これは好きという感情だと。
俺は今まで誰かを好きになったことが無かった。君のお陰で誰かを好きになる事を知ったんだ。
でも、知ったから言えなくなったんだ……。俺が殺し屋だと……。
君には嫌われたく無かったんだ。初めて手にした温もりも離したくなかった。
でも、隠しているのは辛かった……。何も知らない君を見るのはもっと辛かった……」
「そうだったの……」
俺はうつむいていた。彼女に会わす顔が無いからだ。
すると、彼女は俺のことをギュッと抱き締める。
「今まで辛かったね……。ずっと独りで悲しんだり、苦しんだりして……。大丈夫……。貴方はもう独りじゃないわ……。
貴方の悲しみ、苦しみは私が背負ってあげる……」
彼女は俺の頭を撫でながらそう言った。
こんなに俺のことを想い、優しくしてくれたのは彼女が初めてだった。
「有難う…エーフィ……」
俺は彼女の胸の中で泣いた。
彼女はいつまでも俺のことを抱き締め、俺の頭を撫でていた。



「もう大丈夫?」
彼女は俺が泣きやんだのを確認して心配そうに言う。
「ああ…大丈夫……。エーフィに抱き締められながら撫でられていると安心する……」
「これはね、お母さんがよく私にしてくれたんだ。
私が泣いたときとかはいつもこんなふうに抱き締めて、優しく撫でてくれたんだ……」
彼女は懐かしそうに言う。
「エーフィは両親に愛情を注がれて育ってきたんだな……。
俺なんか誰からも愛されてこなかった……」
「でも今はちゃんと愛されているでしょ?」
「ああ…俺もエーフィを愛してる」
俺は彼女のことを抱き締める。
俺達は互いの顔を見つめあい、唇と唇の距離を縮めていく。
途中で彼女が目を閉じたのを確認すると俺も閉じる。
そして唇と唇が触れ合う。
すると、彼女はいきなり俺の口内に舌を侵入させ、俺の口内を味わうように舌を絡める。
俺は答えるように彼女の舌に舌を絡ませる。
こんな淫らな行為でも俺にとっては心地よかった。
彼女に愛されてると実感出来たからだ。
口を離すと彼女と俺の間に唾液で出来た橋が掛かる。
それはまるで俺と彼女を繋ぐ糸のように見えた。
「うわっ……」
彼女は急に俺の事を押し倒し、俺の肉棒が天井を指す。
「これがブラッキーのかぁ……」
彼女は興味津津でジロジロ見たり、ツンツンと触ったりする。
「そんなにジロジロ見るなよ……」
彼女に自分の肉棒を見られ、頬が赤く染まる。
「大丈夫。結構立派よ?」
「そう意味じゃなくてさぁ……」
「じゃあ、早速……」
彼女は慣れない手つきで俺の肉棒を上下に動かし始める。
「んっ…あ……」
俺は味わったことのない快感に喘ぎ声を漏らす。
「ちゃんとできてるかな?」
彼女は慣れてない作業のためか心配そうに俺に聞く。
「大丈夫…ちゃんとできてるぞ……」
「良かったぁ……」
彼女は安堵の色を浮かべる。
彼女は俺の肉棒から溢れてきたものに気付く。
「なんか透明な液が出てきた……」
「それは――「ジュル……」
俺が言おうとした途端、彼女は俺の肉棒に口を近付けて透明液を吸う。
「くぅ……」
その反動で刺激が伝わり、俺は喘ぎ声を漏らす。
彼女は俺の反応を見て、今度は肉棒の先端を舐める。
「ぐっ……」
さっきよりも刺激が増す。
彼女は俺の反応を見て言う。
「口の方がいいの?」
俺は首を縦に振る。
「もう……」
彼女は頬を赤く染め、恥かしそうに俺の肉棒を咥える。
彼女は頭を上下に動かし口でシゴき上げる。
「あっ…ぐぅ……」
手でやるのとは別の快感が俺を襲う。
時々、溢れ出てくる透明液をジュルジュルと淫らな音をたてて吸っていく。
その淫らな光景を見て、早くも射精感が込み上げる。
「エーフィ、一旦、口を離せ……」
俺は彼女に言う。
だが、彼女はすっかり夢中になり口を離す気配が無い。
それどころか舌も巧みに使い始め、さらに俺を追い詰める。
「もう…持たない……」
俺は彼女の口内に精液を放つ。
「んっ…んっ……」
彼女は頑張って俺の精液を全部飲もうとするが、量が多すぎて一部の精液が口から垂れた。
そして、彼女は味わいながら口内に入った精液を飲む。
そんな光景を見て、射精していて萎えていた肉棒が一気に復活する。
「まだ足りないの?」
彼女は笑みを浮かべ、俺に言う。
「そんなことねぇよ」
俺は身体を起し、微笑しながら言う。
「それより仰向けになれよ」
「うん……」
そして、彼女は仰向けになる。
俺は彼女の身体をじっくりと見る。
「そんなに見ないでよ……」
彼女は頬を真っ赤に染めながら、恥かしいそうに言う。
「さっきの仕返しさ」
見られた分はしっかり見ないとな。
「じゃあまずは胸からいきますか」
俺は彼女の胸に手をあてる。
胸の突起物は既に起っていた。
胸は大きくもなく小さくもなく丁度良い大きさだ。
俺は彼女の胸を揉む。
「あっ…ん……」
彼女は甘い声を漏らす。
彼女の胸を揉みながら、口は彼女の耳の方に持っていく。
そして、彼女の耳を舌で舐める。
「ひゃっ……」
彼女の敏感なとこらしく、身体をくねらせながら喘ぐ。
彼女のその反応が可愛くて、俺は積極的に耳を舐め、甘噛みしたりする。
「耳は止めて…敏感なの……」
「今さら止められねぇよ。こんなに可愛く喘いでいるのに。」
「お願い……」
「……しょうがない止めてやるよ。けど……」
俺は手の位置を下にずらしていく。
そして手が彼女の秘部に触れる。
「ああんっ……」
「今度はこっちを弄ってやるよ」
彼女の秘部は既に濡れており、秘部から床に愛液が垂れていた。
「エーフィって結構エロいんだな。もうこんなに此処を濡らして」
俺は手を彼女の秘部を弄りながら言う。
秘部からは淫らな音が出る。
「……」
彼女は言い返すことが出来ないためか頬を真っ赤に染める。
俺は口を彼女の胸の方に持っていく。
そして胸の突起物を舌で転がす。
「……っ」
舌で転がした後、赤子の様に吸ってみる。
「やめてっ…もう……」
今度は甘噛む。
「あああっっ……」
彼女の秘部からは大量の愛液が飛び出す。
その大半は俺の手にかかり、後は床を汚す。
俺は身体を起して、手にかかった愛液を舐める。
「はぁ…はぁ……」
彼女の呼吸は荒く、彼女の呼吸が整うまで待つことにする。



彼女の呼吸が整い、彼女は俺に言う。
「ブラッキー来て……」
「ああ……」
俺は彼女を覆う体勢になり、彼女の秘部に俺の肉棒をあてがう。
「じゃあ入れるぞ……」
「うん……」
俺は彼女の秘部に肉棒をゆっくりと少しずつ埋めていく。
すると、何かに当たり、突破った様な感覚がした。
「痛っ……」
結合部からは血が流れ始める。
「大丈夫か?」
「続けて……」
「ああ……」
さらに肉棒を沈めていく。
そして、完璧に肉棒が収まる。
「全部入ったぞ……」
「ゆっくり動いて……」
「ああ……」
俺は彼女に言われたとおりにゆっくりと動きだす。
彼女の表情は、最初は痛そうだったが、途中から快感を感じて和らいでいった。
「あんっ……あっ……」
「くぅ……くっ……」
俺が突く度に両方のペンダントは揺れ、結合部からは淫らな音が発生し、淫液が垂れる。
「キスして……」
彼女は俺に抱き付き、口を塞ぐ。
俺達は舌を絡め、唾液を交換し合う。
尻尾も絡ませ、何もかもが彼女と一緒になる。
心地よかった……何もかもが……
彼女と一緒になって……
俺達は互いに身体を求めあって、互いに快楽に溺れていった。
でも、必ず物事には終わりがある。
「私っ……もう……」
「俺もだ……」
「私の中に……出してっ……」
「分かった……」
俺はさっきよりも速く彼女の膣奥を肉棒で刺激する。
彼女は再び、俺の口を塞いで、キスをする。
先に彼女が達して、身体を痙攣させる。
彼女が達したためか、膣内は締まり、俺は耐えきれず精を放つ。
凄まじい勢いで膣内を汚し、結合部からは愛液と精液が混じった液体が垂れる。
「はぁ……ブラッキーの来てる……」
彼女は自分のお腹を撫でながら言う。
「でも、大丈夫なのか?中に出しちゃったけど……」
「ブラッキーが責任取ってくれるんでしょ?」
「俺でよければ……」
彼女と俺は唇を重ねる。

 

窓からは光が差していた


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Last-modified: 2011-03-21 (月) 00:00:00
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