序章
『時』
それは、誰もが生まれながらにして持っており、誰にでも平等に流れる存在。
そしてその『時』には幾つかの法則がある。
1,時は永遠に流れ続ける。何人とも塞き止めることのできない流れ、それが『時』
2,時は全ての存在を押し流す。何人とも抗えぬ流れ、それが『時』
3,時は常に過去から未来へと流れる。何人とも変えることのできない流れ、それが『時』
もし、これらの法則が何者かの手によって崩壊してしまったら世界はどうなってしまうのだろうか。時を止め、時の流れに逆らい、その流れを変える。すると、『時』という川は下流から上流、つまり、未来から過去へとポポロッカの如く逆流を始める。今まで発展、進化してきたものが今度は退化し、過ちの歴史をもう一度繰り返す。世界は破滅の流れに乗ることになるだろう。
未来が過去になり、過去が未来になる。
常識では考えられないことだが、その危機が今まさに現実のものになろうとしているのである。
これは、世界を救った青年達とそのポケモンの勇気の物語である。
感想、助言、罵言何でもどうぞ。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照