駄文執筆者 文書き初心者
※獣姦の描写があります。苦手な方はご注意下さい。
春眠暁を覚えず。
この言葉は古くからある言葉である。
春の夜はまことに眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう、と、いうものだ。
それに付け加えて、元々俺は寝起きが悪いので、起きてもウトウトしている間にまた寝てしまう。
俺にとって春は、恋が始まる季節ではなく、何かを新たに始める季節でもなく、ただ睡眠時間を狂わせるだけのものだった。
「……きろ……起きろ」
誰かが寝ている俺の事を揺すっている。まぁ、誰だか見当はついているが。
「あともう少し頼む……リザードン……」
俺は寝ぼけたままリザードンに言って、意識を夢の中へ戻そうとする。
「何を言っているんだ。もう太陽は真上まで来てるんだぞ」
その後、リザードンに叩き起こされたのは言うまでも無い。
「だって、もう春だぜ? 春眠暁を覚えずって知ってるか?」
俺は遅めの朝食というよりは昼食を取りながらリザードンに聞いた。
「ああ、知ってるさ。お前が毎年、春になると言うからな」
「そうか、なら話が早いな。その所為で俺は早起きが出来ないんだ」
「早起きが出来ないのは元々だろ。それにオレが何回起こしに行ったと思っているんだ」
「一回だけだろ?」
リザードンが俺の返答を聞くと頭を抱えて呆れた態度をとる。
「六回だ。先ず七時に起こしに行って、その後は一時間おきに行った」
え? 記憶にないぞ……。思考回路をフル回転させて思い出そうとするが思い出せない。俺は思わず聞いてみる。
「……マジか、それ?」
「マジだよ」
その後、リザードンは溜息を吐く。朝からリザードンには迷惑をかけてしまった。謝らないと……。
「御免、俺が悪かった……」
リザードンが俺の謝る姿を見ると、申し訳なさそうな態度をとった。
「別に謝らなくてもいいんだよ。オレが勝手に起こしにいっただけだし……。それより今日はどうするんだ? また寝るのか?」
「今日は……」
友達と遊ぶ予定も無いし、学校の課題をする気分じゃないしな。そう思いながら、点けっ放しのテレビを見る。
『本日は晴天でお花見をしている方々が沢山います』
アナウンサーのお姉さんが桜並木を歩きながらが画面越しに言った。
画面には手を振ってる奴も居れば、酒の飲み過ぎで寝ている奴も映っている。
花見か……春だし良いかもな……。
「やっぱ春といったら花見だな」
「よく言うよ。さっきまで春眠暁を覚えずって言っていたくせに」
大きな桜の木の下で俺達は寄り添いながら花見をしていた。見事に咲乱れる桜は綺麗だ。
近所の大きめの公園なので見物客は少し多いが、テレビに映っていた公園よりは遥かに少ない。
「はむっ……」
俺はコンビニで買ってきたあんまんを頬張る。それをリザードンが物欲しそうな目で見る。
「食べるか?」
俺は食い欠けのあんまんを見せながらリザードンに聞く。
「ああ」
リザードンは大きな口を開ける。俺は食い欠けのあんまんを丸ごとリザードンの口に入れる。
そして、リザードンはあんまんを噛んで味わう。
「お前からしたら量は少ないと思うが、味はどうだ?」
「まぁまぁだな。でも、お前は食い過ぎじゃないか? さっき昼食取ったばかりだろ」
リザードンは心配そうな表情で俺の事を見る。昔から世話好きなんだよな、リザードンは。
「俺は育ち盛りだから大丈夫さ。今は同じ位だけど、そのうちお前なんか抜かしてやるんだから」
リザードンの高さは一.七mで俺の身長も大体、一.七mだからあと少しといったところだ。
「ふふ、それは楽しみだな。オレが進化したときは散々泣いたからな」
リザードンの一言で幼き頃の記憶が蘇る。彼女がリザードからリザードンに進化して俺は悲しかった。
理由は身体の大きさが明らかに違うから。それまでは、ずっと抱き合いながら寝てたりとかしていた。
でも、進化の所為でそれが出来なくなった。彼女が進化した日、俺は一晩中泣いていた。
そんな恥かしい過去を思い出し、俺は頬が徐々に火照っていくのを感じた。
「それを言うなよ。今となっては恥かしいし」
今はもう、身体が同じ位の大きさになっているが、昔のように抱き合いながら寝ていない。
背中合わせでは寝ているが。俺だって身体だけではなく精神面も成長する。
それにポケモンとはいえ異性だし、もう幼い頃の様には出来ない。
「でもさ、オレは嬉しかったよ」
心地良い春風で桜の花弁が美しく乱れ散る中、リザードンが懐かしむ様に言った。
「何で?」
予想もしていないリザードンの返答で、俺は思わず聞いてしまった。
「オレはお前に大切にされていたんだなぁって強く感じたよ」
「当たり前だ。リザードンは大切な家族だし、俺の……」
姉貴みたいな存在だから、と、言おうと思ったのに声に出せなかった。理由は自分の心の奥底にある。
「俺の……何だ?」
リザードンは無邪気に笑いながら問い掛けた。
リザードンの無邪気な笑みが俺の胸に突き刺さり、口にするのを躊躇わせる。
「……いや、何でもない」
そして、俺は逃げてしまう。リザードンに言う必要なんて無いだろう。俺の勝手な感情なんだから……。
「何だよ、気になるだろ!」
そう言って、リザードンは俺の頭を撫でる、と言うよりは俺の髪の毛をくしゃくしゃにする。
髪型が崩れるから嫌だけど、今の俺は気にしていなかった。
俺は仲良く楽しそうに歩くカップルを羨ましそうに眺めていたから。
「昔のように抱き合いながら寝ないか?」
布団を二枚敷いて、俺が何時も通りに背中合わせで寝ようとしたときにリザードンが言った。
「何言ってるんだ! もう昔のようには――」
「今日だけでいいから頼む」
リザードンが駄々を捏ねるような目差しで俺の事を見るから、断ろうと思っても、ついつい躊躇ってしまう。
「……今日だけだからな」
とうとう、俺の意志が折れ、リザードンの要望に答えることにする。
部屋の電灯を消す。お互い身体を横にして寝て、向き合う。この時点で俺の鼓動が高鳴っていく。
リザードンが俺を見つめながら、手を俺の背中に回してくる。
どうして、リザードンはこんなに平然としていられるのだろう。俺なんか見つめ合うだけで恥かしいのに。
俺は目を逸らしながら、リザードンの背中に手を回す。
さっさと寝てしまえばいい。明日になればもうしなくて済むんだ。
……だけど明日になればもう出来ない、これが最後かもしれない。
抱き合っているだけで混乱していく思考回路。昔はこんなことなんて無かった。
「そういえば昔、こうやって抱き合いながらキスしたこともあったよな」
リザードンが懐かしむように言った。花見のときの様に過去の記憶が蘇ってくる。
「あったな、そんなことも……」
幼い頃の俺は何でも大人の真似がしたかった。例としては、親が買う電車の切符を持ちたくて、改札に入れたがったりした。
そして、昼下がりのドラマでやっていた、ベッドで抱き合いながら二人の男女がするキスも真似したがった。
その頃は、何故キスをするのか意図が分からなかったから、ポケモンの彼女とすることに抵抗は無かった。
そして、その晩、彼女と抱き合いながらキスをした。だけど、俺が感じた事は、何故こんなことをするのかという疑問だった。
でも、他に感じたこともある。彼女の身体の温もりがこんなにも心地良い事が。彼女も俺の身体の温もりが心地良かったらしい。
その晩を境に毎晩、抱き合って寝ていた。キスは初めて抱き合いながら寝た晩を境にしなかったが。
「もう一回しないか? 今ならキスの意味も分かる筈だろ?」
リザードンが俺を誘うように言った。
「……あれは恋人同士がするもんだ。俺達がしたって分からないさ」
俺はリザードンを突き放すように言った。
これ以上、俺と関わるとリザードンの未来が危うくなる。ファーストキスを奪った俺なんかとはしない方が良い。
「リザードン、これだけはあきらめっ……んっ――」
彼女に口を塞がれる。手ではなくて口で。
幼い頃にしたキスとは似ては似つかぬキス。幼い頃に感じたのは疑問だけだった。だけど今は心地良く感じる。
そして、彼女の大きな舌が俺の口内に入ってくる。もう幼い頃にしたキスとはかけ離れていた。
彼女の舌が俺の舌に絡みつき、俺は彼女に弄ばれる。
思考では拒絶したいと思ってる。でも、身体は正直で受け入れていた。
彼女は俺の口内を味わうように舐めてくる。俺の唾液を吸ったりとかもする。
彼女が一通り終えた後は俺の番。彼女の口内に舌を侵入させていく。
彼女の歯を舐めたり、彼女の唾液を吸ったり、さっき、彼女が俺にしたことをしていく。
互いの息遣いは部屋に響くほど荒い。互いに興奮している。
俺は行為を終え、口を離す。唾液の糸が彼女と俺の口を結んだ。
彼女が口を開き、結んでいた糸は崩れる。
「キスの意味は分かっただろ?」
彼女に言われて、俺は目頭が熱くなることを感じた。
「ああ、分かった……。あと、自分の気持ちには嘘つけない事も分かった……」
愛しい人とするキスは格別だという事。
俺は彼女の事が愛しかった。でも、その事を必死に隠して、必死に誤魔化して、必死に感情を抑えて……。
今なら花見の時に言えなかった言葉が言える。
「リザードンは俺の愛しい人だ……」
この言葉を口にすると、俺はあの日のように涙を流していた。
「オレも愛してるよ……」
彼女はあの日のように俺の事を強く抱きしめて慰めていた。
俺は泣き止むと、彼女は妖しげな笑みを浮かべながら言った。
「身体の方も慰めてやる……」
彼女の手が俺の肉棒の辺りに行き、着衣越しに俺の肉棒に触る。
彼女に触られて俺の肉棒は序所に肥大化していく。
「拒んでもやるんだろ?」
俺は微笑しながら彼女に問いかける。
「正解」
そして、寝巻きの下と下着が彼女によって下ろされていく。
下半身だけ裸というのもアレなので、俺は寝巻きの上を脱いで、糸一つも纏わぬ裸になる。
何時の間にか、彼女が覆う様な状態になっている。
まるで小さなポケモンが大きなポケモンに喰われるというシーンを連想させる。
まぁ、俺も彼女に性的な意味で喰われてしまうのだが……。
彼女が俺の肉棒をまじまじと見つめる。正直、恥ずかしい。
「小さい頃は可愛かったが、今は雄雄しいな」
さらに、彼女がそんな事を言うものだから、俺の頬が熱くなっていくのを感じた。
そして、彼女の手が俺の肉棒に触れる。
彼女の爪は鋭い。でも、俺にとっては怖くない。彼女が俺の事を傷つけるなんて事はしないから。
彼女は力を調節しながら、俺の肉棒を握っていく。
爪が肉棒を丁度良い具合に刺激して、俺は声を漏らす。
「ああっ……」
俺の刺激に善がる姿を見て、彼女は悦の表情をする。
「まだ、始まったばかり。本番はこれから……」
彼女はそう言って手を動かす。上下に動き、俺の肉棒をシゴいていく。
肉棒から伝わる快感が俺の全身を駆けていく。自分でやるよりも気持ち良い。
快感の為、肉棒の先端から透明液が出てくるのを感じる。
「結構、溜まってるんじゃないか?」
彼女はそう言い、肉棒に彼女の顔が近づく。挨拶代わりの様に肉棒をひと舐めする。
「んっ……」
肉棒を舐められたことなんて無いから新鮮な刺激が走る。もしかしたら、シゴかれるよりかも気持ち良いかもしれない。
彼女が俺の肉棒の匂いを嗅ぐ。
「竿から興奮させる匂いが出ているな。うん、この淫らな竿でも咥えるとしよう」
彼女が艶っぽい表情をして言い、俺の肉棒を咥えていく。彼女の口は大きいから俺の肉棒が全て納まってしまう。
そして、彼女の大きな舌が俺の肉棒を美味しそうに舐める。下から上へと肉棒全体を舐めていく。
「うぅ……」
やっぱり、シゴかれるよりも気持ち良い。
彼女はジュルジュルと肉棒の先端から溢れてくる透明液を吸っていく。そして、俺の敏感である裏筋の辺りを舐める。
「あっ……くうっ……」
快感続きで、俺は善がってばかりだった。
そして、序所に射精感がこみ上げてくる。
「リザードン……出るから口を離して」
このままじゃ彼女の口内を俺の汚い精液で汚してしまう。
だけど、リザードンに首を横に振られ、さらに、『出せ』と、言ってるかの様に裏筋の部分だけを責めてくる。
敏感の所を集中的に舐められては耐え切れず筈も無い。
「くっ……あっ……あああっ……」
俺の肉棒から汚い精液が彼女の口内に向かって吐き出される。
彼女は俺の精液を嬉しそうに喉を鳴らしながら飲んでいく。
肉棒の先端に付いている精液でさえも舐めては飲んでいく。お陰で肉棒は綺麗になる。
彼女の口から俺の肉棒が出てくる。俺の肉棒は彼女の口内から解放された。
精液を吐き出したばかりだと言うのに、肉棒は萎える気配が無い。
彼女がその光景を見て、微笑しながら言った。
「まだ元気なのか。でもそれは本番のときの楽しみにしておくよ。今度はオレを楽しませてくれ」
そして、彼女は抵抗が出来ない仰向けになり、俺は彼女を覆う。
俺より少し身体の大きい彼女。胸の膨らみは大きくて、秘部からは淫らに愛液が垂れている。
彼女は艶っぽい表情をしていて『どうぞ弄んでください』と、でも言ってそうだ。
「じゃあ、いきますか」
そして、俺は迷いもなく彼女の大きな乳房を手で触り、揉んでみる。
「んっ……」
彼女は甘い声を漏らす。
次に俺は、彼女の胸の突起物に触れる。指で抓ったり、弾いたり。
「さっきから……胸ばかり……お前は赤子か……」
口ではからかっているが、彼女の表情は快感で善がっていて、説得力が無い。
ならば、本当の赤子になってみよう。顔を彼女の乳房に近づけていく。
まず最初に舌で突起物を転がしたり、突起物を甘噛む。
「あっ……んっ……」
普段は雄の口調なのに、喘ぎ声はちゃんと雌っぽい。もっと彼女の声が聞きたい。
そう思いながら、母乳を飲む赤子の様に彼女の突起物を口で吸う。
「らめだってぇ……ああっ……」
快感に支配され、呂律が回っていない彼女は可愛いかった。その姿は俺にだけ曝け出している。
俺は彼女に駄目と言われても、突起物を吸うのは止めたくなかった。
俺は空いている手を彼女のお腹から這わせて、彼女の秘部に序所に近づけていく。
そして、手が彼女の秘部の辺りに来ると、俺は真っ先に指を入れた。入れるときにピチャッと水っぽい音が響いて嫌らしかった。
「あんっ……やっ……両方はっ……」
彼女の秘部は熱くて指が溶けそうだ。それにしても、愛液の量が凄い。それ程、感じていることなのだろう。
俺は指をピストン運動させる。秘部からピチャピチャと響き、部屋に響く。
「ああっ……止めてぇ……」
彼女はそろそろ絶頂を迎えるのだろう。でも、本当に止めて欲しいのだろうか?
俺は突起物を吸うのも、秘部を苛めるのを止める。
「何でっ……止めるの?」
彼女が物欲しそうな目で俺の事を見てくる。
そりゃそうだろう。絶頂を迎える寸前で止めたんだから。
「止めてって言ったのは君だろ? だから止めた」
本当は続けるつもりだった。でも、俺は何となく彼女に意地悪したくなった。
たまに小説とかで出てくる、好きな人に意地悪したくなるという人の心理が分かったような気がする。
「……お願い」
彼女が泣きそうな表情で頼んでくる。
「何を?」
対する俺の方はしらばっくれた態度を取る。でも流石に彼女が可哀想になってきた。
「オレを……あんっ……不意打ちなんてっ……ずるいぞっ……」
彼女が言ってる最中に俺は行為を再開する。
ずるいなんて文句を言ってるけど、彼女は嬉しそうな表情をしている。
でも、さらに不意打ちをする。一本だけ入れていた指を二本に増やす。
「あっ……指増やしちゃらめっっ……あああああっっ…………」
彼女が絶頂を向かえ、秘部から愛液が吐き出される。勿論、秘部に入れていた指は愛液まみれになった。
愛液は布団にシミをつくる。おねしょでもしたかのように。
俺は彼女の乳房から顔を離して、彼女の顔を見る。口元から涎が垂れていて目が空ろになっている。
どうやら、度を過ぎたらしい。この後、彼女に何をされるか分からない。
「ぐはっ……」
俺は、目を覚ました彼女にいきなり胸を叩かれた。
そして、痛みで抵抗が出来なくなった後は、彼女は軽々と俺の身体を持って、無理矢理仰向けに寝かされた。
「お前はやり過ぎなんだ。まぁ、気持ち良かったが……。でも心配だからオレがペースメーカーだからな!」
彼女に指を指されながら説教を喰らう。
性行為にペースメーカーなんて必要無いだろって言いたくなったが、敢えて言わないでおく。
ただ、単純に彼女は俺の事を責めたいだけなのだろう。その証拠に尻尾を嬉しそうに振っている。
「いくよ」
彼女の秘部が俺の肉棒の真下にくる。
俺の肉棒の先端から透明液が滲み出ていて、彼女の秘部は十分に湿っている。準備万端、と、言ったところだ。
「何時でもどうぞ」
俺は彼女に言う。拒む必要なんか無いし、寧ろ彼女と繋がりたい……。
彼女は腰を下ろして、ゆっくりと、秘部が肉棒に近づいていく。これを見ていると時間の流れが遅く感じる。
彼女の秘部が俺の肉棒と触れ合う。そして肉棒が飲み込まれていく。
その刹那、肉棒が何かを突き破る。彼女は顔を顰める。それでも、彼女は行為を止めなかった。
そして、肉棒が完璧に秘部に飲み込まれた。
俺と彼女は繋がったのだ。でも、痛々しい血が結合部から垂れた。血を見れば誰だって血相を変える。
「大丈夫か?」
俺はそう言いながら、彼女の表情を伺う。
彼女はまだ痛みで顔を顰めている。
「大丈夫だ。今から動くから……」
本当は痛い筈なのに、彼女は無理をしてでも上下に動く。
彼女は強情だから止めてはくれないだろう。でも、少しでも痛みを和らがせたかった。
「キスしよう」
俺はキスなら、少しは痛みから意識がずれる筈と思ったから。
俺がそう言うと、彼女は顔を俺の方に近づける。
そして、口と口が重なり合い、舌と舌を絡ませあう。
ディープキスをしながら彼女の表情を伺う。少し楽になったようで、顔を顰めてはいなかった。
暫く、ゆっくり上下運動しながらディープキスをする行為が続く。
「あっ……んっ……」
彼女が艶っぽいを声を上げる。どうやら痛みから快感へと変わったらしい。
彼女は積極的に腰を動かしてくる。肉と肉が激しくぶつかり合う。
彼女に締め付けられ肉棒からは快感が激しく伝わる。
「くっ……」
部屋には結合部から奏でられる淫らな音と俺達の喘ぎ声が響きわたる。
彼女の中を例えると太陽だった。熱くて肉棒が溶けてしまいそうだった。
彼女が炎タイプのポケモンだからということもあるだろう。
身体が快感に溺れていく。俺達は淫らに乱れて、快感を満たして、快感が欲しいから狂っていく。
自我なんてほとんど保てていない。その証拠に何時の間にか彼女の事を下から突いていた。
頭の中が真っ白になりそうな状態が続いていく。
熱くて全身から汗が垂れてくる。口からは興奮しきった熱い吐息出る。
そして、射精感が込み上げてくる。空ろな意識の中、彼女を見ると表情から絶頂が近いことを伺えた。
彼女はピストン運動を止める気配が無い。だから俺も止めなかった。このまま彼女の中に出してしまいたかった。
序所にピストン運動の速度が上がっていく。お互いに最高の快楽を目指していた。
俺は最後に彼女の事を大きく突いた。彼女は大きく腰を下ろした。
そして、最高の快楽を迎えた。
力の尽きた彼女は俺の方に倒れてくる。俺は彼女を受け止めて抱き寄せた。
俺の精液が大量に吐き出されて彼女の中を満たしてく。
彼女の愛液が大量に吐き出されて布団を汚していく。
最後は愛液と精液が混じったものが結合部から垂れた。
俺は疲れたから目を閉じた。目の前が真っ暗になっていくのを感じた。
翌朝、目を覚ますと彼女が目の前で寝ていた。どうやら俺は珍しく早起きしたらしい。
彼女の翼が毛布の代わりとなっていて寒気はしなかった。
そして、彼女が目を覚ます。
「お早う」
彼女に向かって朝の挨拶。
俺は久しぶりに朝の挨拶をしたような気がした。
「ああ、お早う」
彼女が驚きながら挨拶をした。
そりゃそうだ、俺が珍しく彼女より早く起きているんだから。
「なぁ、昨日やったばかりなのにもう欲求不満なのか?」
彼女はそう言って目線を俺の下腹部にずらした。
何で、朝からそんな事を言うのだろう。そう思って彼女の目線の位置を見る。
全身裸なので朝起ち状態の肉棒が見えている。さらに彼女のお腹辺りに肉棒が当たっていた。
俺は頬が熱くなっていくのを感じた。
「これは生理現象であって欲求不満じゃないぞ!」
「オレが一緒に処理してやるから、拒まなくてもいいんだぞ?」
そう言って、彼女は乱暴に俺を仰向けにして、覆う。おまけに俺の腕をしっかり抑えて逃げられないようにする。
彼女に必死に抵抗するが、やはり力の差がありすぎて意味が無い。
残るは説得しかない。
「拒んでなんか無い! だから生理……アッーーーーー!」
俺の悲鳴が朝の静寂を破った。
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