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春の訪れと新芽の匂い

/春の訪れと新芽の匂い

もしポケダンの世界のポケモン達に、発情期があったら……。案外、娼婦や男娼ってものがメジャーな仕事の一つになるんじゃないかな……?
という妄想が暴走して書きなぐられた一作目です。R-18

初めての発情期に悩まされる元人間の主人公ルカリオと、娼館の男の娘リーフィアがあれやこれやします。

春の訪れと新芽の匂い 


 サメハダ岩の住処に、朝日が差し込んできた。
 活動の早いポケモン達の声が遠くから聞こえてくる。俺はと言うと、まだまだ眠り足りなく、頭がボーッとしていた。

 季節は春。新芽の匂いが潮の香りに混ざって鼻をくすぐる。

 隣には相棒のリザードンが、藁の上で気持ちよさそうに寝ている。
 俺はそんな彼を起こさないよう、そっと、身体を起こした。

 眠たいが、正直、こんな状態で二度寝なんかできない。

 ……まただ。

 下半身を見下ろすと、そこには、ギンギンに勃った俺のイチモツがあった。何の経験もない、ピンク色の綺麗なやつが。
 途端に、身体の奥底から熱がこみ上げてくる。

「自分のを見て興奮したのかよ……?」

 くそ……ダメだ。どうしようもなくムラムラする。とてもじゃないがーー。

 俺はチラッとリザードンを見ると、逃げるように住処を後にした。

 ポケモンの身体になってもう何年も経つ。その間、色々あった。世界も救ったし、進化もした。けど、まだまだ分からないことだらけだ……。

 1週間前、最初はただの朝勃ちかと思った。リオルの時にも経験していたから、ほっとくつもりだった。人間とポケモンの似ている生理現象に苦笑いしながら。だけど、一向に治らない熱とイチモツに、俺は焦った。
 もうすぐ、リザードンが起きてしまう。見られてしまう。この姿を。俺は急いで住処を飛び出し、そしてーーこの場所に飛び込んだのだ。

 サメハダ岩の住処からほど近く。ほとんど真裏に位置する、岸壁にポッカリと空いた小さな洞窟。外の光が薄暗く照らす。
 ここはリザードンも知らない。俺だけの秘密の部屋。

 リオルの頃の、ヘソクリ部屋。今は……オナニー部屋。センスのかけらもないが、そう呼ぶしかない。

 俺は座り、岩壁にもたれかかる。イチモツを見ると、相変わらず、ビクビクと元気に震えている。萎える様子はない……。

「くっ……」

 俺は躊躇いなく、両手でイチモツを挟み込んだ。

「ふっ……ふっ……うぅん……!」

 電撃。触っただけなのに、腰砕けになるような。そしてーー。

 ヌチュ……ヌチュ……。

 驚くほどの先走りが、イチモツをあっという間に包み込む。俺はそのまま、両手で強く、イチモツを擦った。

「ふゎ……はっ……あっ……!」

 分かってる。ここまできたら、もう、止められない。

「あっ……あっ……」

 グチュ、ヌチュ、ヌチャ、ヌチュ。

「はっ、はっ、はっ、はぁ……!」

 気持ちいい……。気持ちいい……!

「んっ! はぁ……はっ」

 身体が震える。
 喘ぎ声が漏れてる。でも、我慢できない。

 熱い……熱い……熱い!

「んあぁぁ! あっ!」

 グチュ、グチュ、グチャ。

 洞窟に……洞窟に俺のオナニーの音が響いてる……。あぁ、ヤバい……。

 エロい……。

「ああ! あっ、あっ、あっ!」

 大丈夫。大丈夫だ。こんなところ誰も来やしない。
 だから、だから、思いっきり……!

 グチュ! グチュ! グチュ!

 あぁ、気持ちいい! 気持ちいい!

「あっ、あっ、あっ、あ!」

 ビクッ!

「イッ……! う、うあああぁぁぁ!」

 ビュルルッ! ビュル! ビュルルルル!!

「ふわぁっ! あっ、はぁぁ……」

 情けない声が漏れる。
 俺は、イッた。誰もいないことをいいことに、盛大に。

「はぁ……はぁ……う! くっ!」

 ビュル!

 まだ……まだ射精が収まらない。
 勢いよく飛び出した精液は、俺の腹だけじゃなく、顔にまで飛びかかってくる。

 マズルにかかった精液は、キツイ匂いを運んでくる。それが段々垂れてきて、口元に……。
 俺は何も考えず、それを舐めた。

 独特の苦味……とろみ……。そして口の中を通して新たに漂ってくる、匂い。

 エロい、味。

「ふぅ……」

 俺はため息をつき、まだ僅かに震えているイチモツから精液を搾り取るように、最後の刺激を与える。
 イチモツは最後に二、三回小さく震え、少しの精液を吐き出すと、完全に収まった。

「はぁ……」

 なんとも言えない虚脱感。眠気。

「本当に……なんなんだこれは……」

 熱が引き、落ち着いてくる。

 リオルの時はもちろん、ルカリオになってからも、今までこういうことはなかった。
 そして、人間だったときも……。記憶はないが、感じるのだ。こんな我を忘れるほどの異常な昂りは、経験したことがない。

 まるで……まるでケダモノだ。しかも淫乱な。

「はぁ……」

 俺は頭を抱えた。
 オカズを想像して、自己満足のうちに終わるオナニーなら何でもない。けど、俺は違う。ただただ、自分のイチモツを眺めながら、欲しい刺激を乱暴に、何も考えずに与えるだけ。しかもーー。

「おいおい……まじかよ」

 気がつけば、俺のイチモツは再び天高く勃起していた。同時に、また熱がやってくる。息が上がってくる。

 そう……俺は、今、決して満足できない身体になっていた。何度処理しても、時間が経てば、必ず復活する。

 昨日などは、依頼人と話している最中に反応したもんだから、リザードンに丸投げしてこの洞窟に逃げ込んだんだ。
 だが……。

「どうすれば……帰れない……」

 こんな短い時間で復活するのは初めてだった。

「どうなっちまったんだ俺の身体は……」

 そして気付く。辺りに漂う精液の匂いに、紛れもなく、俺は興奮し始めていた。



 時刻は昼過ぎになっていた。
 俺は未だに、洞窟の中で悶々としていた。

 あれから三回出した。いや、我慢しようとはしたのだ。だが、だが……。ほんのちょっと、イチモツに刺激が走っただけで、気がつけば俺は擦っていた。

 そのイチモツはと言うと……熱はある程度引いているのに、まだギンギンだ。
 お陰で洞窟から出るに出れない。いくら真っ裸文化のポケモンの世界でも、勃起させながら往来を歩けば、コイル達の御用だ。たぶん。
 だって、そんなやつ見たことないからな。

「はぁ……リザードン、起きたかな?」

 住処に残した相棒を思う。俺がいなくて、探してなきゃいいけど。いや、大丈夫さ。俺が起こさなきゃ、陽が傾くまで寝てるやつだ。

 ぐううぅぅ……。

 腹が減った……。朝から何も食べてないのに、余計な体力も使いっぱなしだからな。

「くそっ……」

 洞窟の出入り口まで歩いてきて、真下を見下ろす。穏やかな波が、岸壁に打ち付けられている。
 目を凝らして、波動の力を感じる。どうやら、あたりにポケモンはいないようだ。

 イチモツをどうにかしたい気持ちも山々なのだが、今は、身体中にこびれついたカピカピの精液を洗い流したかった。放っておくと、また身体が反応しそうだし。

 改めて見るとヒドい……。青い毛も黒い毛も、もふもふのクリーム色の毛も、首に付けたスカーフも、カピカピだし、少し霞んでいる。匂いも……。
 そこまで感じて、また一瞬、熱がこみ上げてくる気配がして、俺は思わず、崖下の海に飛び込んだ。

「ぷはぁ!」

 潮の匂いで急いで上書きする。加えて、こびれついた精液を擦って洗い流す。イチモツは、少しは冷たい海水で縮み上がればいいものの、そこだけは熱が引かなかった。
 海のポケモンがいなくて助かった……。けど、さっさと洞窟に戻ろう。

「ルカリオさーん!」

 毛が逆立った。上だ。上空から、翼の音がする。
 見上げると、一羽のオオスバメがこちらに向かって急降下しているところだった。

「いや、マジなんなんすか! やっと見つけたと思ったら急に崖から飛び降りるんすもん! ダイビングですか?」

 飄々とした風に話しかけてくるのは、探検隊のサブメンバーのオオスバメだった。

「いや、まあ、な?」

 密かに、肩まで海水に浸かる。

「とにかく、ギルドのペラップさんが呼んでこいって。なんか急な依頼ってことで〜」

「ちょ、それは今すぐか?」

「すぐっす!」

「それはリザードンに頼めないのか?」

「ダメっす! 起きなかったっす!」

「あ、生憎俺は今忙しいんだ……」

「どう見ても遊んでるじゃないっすか! とにかく連れてかないと俺っちが怒られるんで!」

 不意に、彼の鉤爪が襲いかかってきた。

「わ! おい! 待て!」

 逃げようとする。が、水中では思うように身動きが取れない。それでも必死に、俺は海に潜り込んで逃げようとした。それが行けなかった。
 ガッシリ掴まれる右足。そして、引き揚げられる身体。

「よし! じゃあ、いっきまっすよ〜ルカリオ……」

 海水を振り落とし、上を見上げる。するとそこには、俺を掴み上げ、俺のイチモツをガン見するオオスバメがいた。

「……さん」

 俺は渾身の波動弾を放った。

 再び海に落ちる身体。そしてすぐ近くに、鳥の死体が落ちる音。

「ぶはぁ! なにするんすか、ルカリオさん!」
「黙れ、アホウドリ!」

 もう一発波動弾。

「ぶへえ!」
「おい、誓え! 誰にも言わないと!」
「ち、誓います! 誓います!」
「ペラップには代わりのやつを行かせろと!」
「へ、へいもちろん!」

 俺は3発目の波動弾を引っ込めた。
 しかし……しかし、あぁ、もう!

「うひゃあ、ビックリした〜。もう、ヒドいっすよ、ルカリオさん!」

 なんか鳥が喚いている。

「シャイなんだから……。別に発情期なら、発情期って言えばいいじゃないっすか! 子供じゃないんすから」

 ……なに?

「にしても……さすがルカリオさん、なかなか逞しいっすね。男として惚れ直したっす」

「おい、今なんて言った?」

「いやいや、俺っちが処理するなんておこがましいっす! ルカリオさんのランクなら、どんな高級コースだって選び放題じゃないっすか」

「させるか! 馬鹿野郎! それよりもなんだ? 発情期だって?」

「へ? 発情期っすよね?」

「発情期……なのか?」

「へ?」
「は?」

 会話が噛み合わない。



「へぇ!? 一週間も経つのにオナニーしかしてないんっすか? そりゃ、そうなっちゃいますって!」
「馬鹿! 声が大きい!」

 クラブの泡が舞う砂浜で、俺はオオスバメを引っ叩いた。……って、俺は相棒との思い出の場所でなんという会話を……。

「にしてもなるほど〜、人間には発情期ってなかったんすね〜」

 俺は砂浜に、なるべく勃ったイチモツを隠すように腰掛けていた。と言っても、近くにいるのは事情を知ったオオスバメだけだが。

 どうやら、今の俺の状況は、大人になったポケモンには当たり前のことらしい。

 発情期。
 言わずもがな、だ。

 みんな、親とか、師匠とか、友達とか、当たり前のように教えてもらうらしいが、中途半端な年齢でポケモンになった俺に、その知識を得る機会はなかったということだ。

 そして……どうやらポケモン達は思っていたより、性との付き合い方が上手いらしい。
 なぜなら、町に住むほとんどのポケモンは、初めての発情期を感じたその日のうちに出向くらしいからだ。

 ……娼館に。

「隣町にそんなのがあったのか?」

「てゆーか、ないのはトレジャータウンぐらいっすよ。娼館なんて、超メジャーな施設っすからね?」

「マジか……」

 ポケモンとして生き早数年……初めて知る新事実。

「え……お前も経験済み?」

「もちろん。それに、リザードンさんにオススメの女の子教えてあげたのも俺っすね」

「はあ!? あいつが!?」

 あの、純粋無垢な相棒が……?

「あ、リザードの頃でしたね、そういえば。すっげー顔赤らめて帰ってきたの覚えてるっす」

「そんなことあいつ一言も……」

「そりゃ、隠すことでもないっすけど、わざわざ言うことでもないっす」

「え、えぇ〜……」

 なんか、ショックだ。知りたくない一面を知ってしまった……。

「とにかく! ルカリオさんも行くっすよ!」

「い、今からか?」

「さっさと収めないと探検できないっす! 大丈夫っす! オススメ紹介するっす!」

「いや、でも、この状態で……」

「もう! 俺っちの背中に乗ればいいじゃないっすか。言っときますけど、恥ずかしいことじゃないんですから、もっと堂々としてくださいっす!」

 くそっ! もうヤケだ!
 俺は言われるまま、オオスバメに飛び乗った。

 トレジャータウンから、オオスバメのスピードで東に30分。森の中に、なかなか大きな町が見えてきた。
 そして町の端に、小さな建物。家のような、納屋のような……この世界では物珍しい建物だ。

 オオスバメはその小さな入口の前に降り立った。

「ちょっと、降りてくださいっす」

 時刻はようやく、陽が傾き始めた頃。町の喧騒の中に、当たり前のようにこの建物はあった。そして今も、何匹かのポケモン達が何食わぬ顔で出入りしている。
 俺は周囲を警戒してオオスバメから降り、すぐにしゃがみ込んだ。

 オオスバメはテクテクと入口の前に歩いて行くので、着いていく。ふと、その足元によく見慣れた、網の地面があった。

『レベル99! ナンバー100のオオスバメ様!』

 地面の中から大声。すごい既視感だ……。
 てか何のレベルだ……お前そんなに強くないだろ。

「さあ、行くっす! 完全紹介制の、会員限定娼館っす!」

 にっこり笑って振り向くオオスバメ。
 突っ込みはしない……。

「……なあ、もちょっと、背中に乗せてもらえないか」

 その笑顔がなんか……いやらしい笑みになった。

「もちろんっすよ〜! ささ、どうぞどうぞ!」

 まあ、なんかされたらぶん殴ればいいだけなので、俺はそそくさと背中に乗り、そして……娼館に足を踏み入れた。

「いらっしゃいませ、オオスバメ様! ご紹介ですか?」
「そうっす!」

 想像通り……かな、大体。何もない部屋。そして目の前には、地下へと続く大きめの階段。何かを待っている様子のポケモンが数匹。ガヤガヤと賑やかで、パッチールカフェを思い出す。その横に受付があって、驚く事にパッチールが立っていた。

「お名前を!」

 オオスバメの背中に乗ったまま、俺は口を開いた。

「あ、えと、ルカリオ……です」

「ご職業は?」

「え〜、探検隊?」

「ほう! 失礼ですが、ランクは?」

「ギルドマスターランクです」

 ひょいと、スカーフのバッジを見せる。

「な、なんと!」

「パッチールさん、彼はあのポケダンズのリーダーっす」

「なななんと! あなたの所属、本当だったんですね、オオスバメさん!」

「信じてなかったんすか! まあ、いいや、パッチールさん。わかってるっすよね?」

「もちろん! そこのルカリオさんはもちろん、レベル100に到達したオオスバメさんも、御一泊極上コースに御招待でーす!」

「いえー!」

「はあ!?」

「お部屋はそれぞれ、10号室と5号室です〜」

「やった! ついに貴賓室が利用できるように……!」

「おい、説明しろ! てかお前も来るんかい!」

「そりゃ……ルカリオさん。背中にそんなものずっと当ててて、ムラムラしない方がおかしいってやつですよ」

「な、何言って……! 発情期はどうした!」

「別に発情期の人だけが利用するわけじゃないっすよ? あ、パッチールさん。俺っちの相手なんですけど……」

 なにやらゴニョゴニョと話すオオスバメ。

「了解で〜す! それじゃ、行ってらっしゃ〜い!」

「行ってきまーすっす!」

「お、おい!」

「大丈夫っす! ルカリオさんには、超可愛い女の子がたくさん付くっす!」

「たくさん!?」

 完全にビビった俺を無視して、オオスバメは階段を降りて行った。


「はぁ……」

 フカフカのベッドに腰掛ける俺。
 いつの間にか、ついに、ここまで来てしまった。

 娼館は賑やかで、どこの部屋からも、ポケモンの気配がした。そして中には楽しそうな会話をする部屋もあったが……大半は、オスかメスの喘ぎ声だった。ドアもないのに、誰も、隠す事なく、大声で……。

 造りもどことなくギルドに似ている廊下を、俺は駆け足で駆け抜け、すぐに奥のこの部屋を見つけ出した。

 貴賓室と言っていたこの10号室は、それは素晴らしい造りだった。果物やグミが山ほどあるし、広いし、有難いことにドアがあるし、羽毛のベッドはデカくてフワフワだし……。たぶん、バンギラスサイズでも余裕だ。
 やや薄暗く、何本かの蝋燭の光がそれらしい雰囲気を作っている。
 だから……落ち着かない。

 藁のベッドが恋しい……。

 だが、気持ちに反して、俺のイチモツは臨戦態勢だ。これじゃ、めちゃくちゃ期待してるみたいで、恥ずかしい……。
 てか俺って、ポケモン相手にちゃんと出来るのか!? いや、確かに身体はポケモンだし、もうポケモンとして生きていくつもりだけど……心は人間のままのような気がする……。
 殊更、そういうことに関しては……。いや、俺と同じ二足歩行のポケモンならなんとか……。

 ああ、もう! どうしよう! なんで俺こんなことに!? 逃げたい!! そうだ、逃げよう!! 出会ったやつは片っ端から気付く前に気絶させてやる!!

 俺は立ち上がった。


 コンコン。

「はい!」

 やべ、驚いて声が上ずった。

「お待たせしました。入ってもいいですか?」

 うわ、なんだ……めっちゃ可愛い声がする。

「は、はい」

「失礼します」

 綺麗に飾り付けられた扉が、ゆっくりと開いた。

 うぅ、めっちゃドキドキする。ち、ちくしょう。動けない。

 だが、開けられた扉の先には何もいない……いや、違う。……なんか、大きな葉っぱが揺れている。

「……?」

「あの……」

 不意に、下から声がした。視線を向けると、そこに、いた。四足歩行のポケモンが。

「すごく待たせちゃったみたいですね、すいません」

 そう言うと、俺のイチモツを見ていたそのポケモン、リーフィアはクスリと微笑んだ。



 たくさんってのは冗談だったのか……よかった。いや、それでも……。

「なにか食べます?」

「いや、大丈夫……」

 確かに、お腹はすごく空いているが、食欲はまったく湧かない……。

 そんな俺に、クスリと笑いかける音がして、胸が高鳴った。

 ベッドに腰掛けた俺の隣には、リーフィアが座っていた。

「あのポケダンズさんなんですよね? すっごいです。私感激です」

「あ、あの、そのことは秘密にしておいてくれると」

「もちろんですよ」

 リーフィアは笑う。俺は思わず、目を逸らしてしまった。き、気不味い……。

 けど俺は思っていた。めちゃくちゃ可愛いと。四足歩行だったけど。そんなの関係なかった! 俺は、俺は心もちゃんと、ポケモンになっていたようだ……。

「ふふっ……」

 突然、リーフィアが俺にもたれかかって来た。匂いが、彼女の草木の匂いが、鼻をくすぐる。

「緊張してますね」

 ああ、分かってます。心臓がバクバクいってます。そして、身体が……身体が……。どうしようもない、熱が……。

 ふと、俺が装備していたスカーフが、スルスルと外された。そのまま、パサ……と床に落ちる。

「あ、あの……」

 ムニュ。

「ひゃあ!」

 突然、腰の辺りに電撃が走った。
 見ると、リーフィアが俺のイチモツを右前足で撫でていた。

「そんなに驚かないでください」

 ヤバい。全然、ソフトタッチだって言うのに……なんて刺激なんだ。
 う、わ……先走りが……。

「ウフフ。我慢汁凄いですね」

 ネチョ……ヌチョ……。

 気が付けば、リーフィアは両前足の、それも小さな肉球で、俺のイチモツを触っていた。

「あ、あああ、あの! 先に身体洗ったりとか、そんなのはーー! 俺、ちょっと潮臭いし!」

「我慢できるんですか?」

 ふと、すぐ横のリーフィアが上目遣いで、右前足に付着した俺の先走りを、舌を出して、いやらしい音を出して、舐めとった。

「あーー」

 俺は言葉を失う。
 そんな俺の隙をリーフィアは見逃さず、俺の腹に、顔を押し付けてきた。

「それに、分かりますよ。ここに来る前、たくさん出しちゃったんでしょ? すごく、エッチな匂いがしますよ」

 リーフィアは顔を上げて、段々と、俺の方へ……。

「身体中から……」

 そして唇と唇が近づく。

「それにここからも」

 リーフィアが呟くように言った。次の瞬間。

「!! んん!」

 俺たちはキスをした。

「ん……」

 リーフィアが凄い力で、押してくる。そしてついに、俺はベッドに押し倒される。

「うっ……! んん!!」

 倒された衝撃でほんの少し息を吐き出した瞬間、彼女の舌が入ってきた。

「ん……」
「ふっ……ん……!」

 俺の長いマズルに、リーフィアの短いマズルがガッシリと重なり合う。思わず押し退けようと彼女の肩を掴むが、俺の中の何かがそうさせてくれない。
 我慢できず、目をつぶってしまう。

 チュ……チュク……クチュ……。

 い、息が……。

「ん……はぁ……」
「ぷはぁ!」

 彼女が顔を上げる。
 俺は激しく胸を上下させて、呼吸を整える。

「もう、ちゃんとお鼻で息してください。それじゃ気持ちよくないでしょう?」
「え、は……はい」

 彼女はクスリとまた笑い、そしてまた、口付けしてきた。押し倒されたままの形で、つい身体が強張る。
 今度は彼女は、両前足で俺の頭を抱き抱えるようにし、より力強く口付けをしてきた。

「ふ……」
「ん……!」

 舌が、絡み合う。

 クチュ……チュ……。

 苦しいが、なんとか、鼻で息をする。そして……そして俺も、舌を動かした。

「ん……ん!」
「ふ……んふ……」

 俺は彼女の舌を追っかけるように、激しく、激しく舌を絡めようとした。

 チュ……チュパ……チュ……クチュ。

 気が付けば、俺も彼女と同じように、彼女を抱きしめていた。
 そして、同時に、腹の辺りが濡れていることに気付く。俺のイチモツが、俺と彼女のお腹に挟まって、擦られている。また、また先走りが溢れてるんだ……。

 チュ……ンチュ…………ゴクン。

 唾液が止まらない……けど、キスも止められない。俺はもう、何も考えずに舌を絡めて、そして口の中から俺たちの混ざり合った唾液が零れそうになった瞬間、それを飲み込んだ。

「んあ……」
「はぁ……」

 銀色の唾液の糸が、繋がり、すぐに切れる。
 呆然とする俺。だが彼女は、違う。うっとりとして、そしてーー。

「美味しかったです。けど、もっと欲しいな……」

 小さな声でそう言うと、彼女は俺の首筋を舐める。俺は……動けない。

 彼女の小さな舌は、肩を、胸を、胸の棘を、腹を、ペロペロと、順番に舐めていく。たっぷりの唾液が染み込んだ毛皮はテラテラと輝く。

「ん……」

 こそばゆい……。

 やがて、もうすでにテラテラと輝いている下腹部まで到達すると、彼女は一息ついた。そして……俺を見ることもせずに、うっとりとした様子で、その口に、ゆっくりと、ゆっくりと、たっぷりの唾液で改めて濡らしながら、俺のイチモツを含ませた。

 クチュ……。

「んあああぁぁぁ!!」

 分かっていた、のに、俺は情けなく喘いでしまった。
 ヤバい。なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ。

「ん! ああ! ふっ、ああ!」

 チュバ……クチャ……チュバ……チュプ。

「あっ、あっ、あっ」

 見る。
 彼女は俺の腰に手を置いて、ゆっくりとピストン運動をしていた。目を潤ませて、愛おしそうに。

 俺のイチモツが、彼女の口の中に、入ったり出たりしている。

 イチモツが、生暖かい感触に包まれる時、彼女は全部を咥えている。

 イチモツが、ヒンヤリとした空気に触れる時、彼女の唾液でテラテラと輝いている。

 また感じる、生暖かい感触。そして見えないが、激しく感じる、彼女の舌の動き。
 下腹部にあたる、吐息。

「うう!!」

 チュウウウウゥゥゥゥ……。

 圧迫感。吸われている。キツく、キツく……! なのに、ヌルヌルした感触。

 激しく、激しく舌を動かして扱く。

「や、やああぁぁ!」

 イチモツが震える。

「ん、ふ……ん」
「あう……あっ、んん!」

 チュバ……チュウ……ンチュ……グチュ……。

 再開されるピストン。

「ん! あ! あの! ふわぁ!」

 グチュ! グポッ! ヂュッ!

 激しさを増す。
 そして、感じてしまう。限界を。

 ジュポッ! チュバッ! チュッ!

「あ! あの! あっ! もう……でっ!」

 呂律が……。
 だが彼女は感じ取ったのか、再び、イチモツに吸い付いた。

 チュウウウウゥゥゥゥ……!

「ああ!」

 そして同時に、また舌で、激しく扱いてきた。

 チュッ、チュッ、チュッ、チュッ。

「ああ! で、ああ! ふわあああああああああぁぁぁぁぁ!!」

 ドプッ! ビュル! ビュルルルル!!

「ん! んん!」
「あ! ふわぁ! ああ!」

 頭が真っ白になった。
 ただ、分かるのは、射精していること。どうしようもなく、気持ちよく。

 いつもと違うのは、精液が、確かに出されている精液が、飛び散らないこと。そして目の前に、俺の脈動するイチモツを咥え続けているリーフィア……。

「んっ、んっ、んっ」

 ゴクッ……ゴクッ……ゴクッ……。

 飲んでいる。俺の、精液を。

 苦しそうに、嬉しそうに、美味しそうに。

「はっ、ああ!」

 射精が収まり始めると、彼女はイチモツを咥え直した。そしてーー。

 チュウウウウゥゥゥゥ……。

「うわっ、はぁ! ん!」

 最後の一滴まで、搾り取るように、また吸い付いた。
 すでに腰砕けになっていたのに、トドメの一撃だ。とうとう、腰が震えだした。

「んっ、はぁ……。たくさん、出しましたね」

 彼女はそう言うと、口を大きく開けて俺に見せてきた。

 ヌチャア……。

 わざとらしく卑猥な音をたてた口の中には、まだ俺の出した精液が溢れていた。口の中で白い糸を引いていて、めちゃくちゃエロい……。
 早くも、またイチモツに熱が集まるのを感じる。

 ふと、彼女は俺に向き直る。刹那、俺に口付けしてきた。唐突の出来事に、俺は無抵抗に、彼女の舌を受け入れてしまう。

「んぐっ!」

 ンチュ……チュク……ゴクッ。

 飲み込んだ瞬間、キツイ匂いが、鼻腔内を満たす。けど……。

 俺はやめられず、また激しくキスを交わした。お互いに、強く、強く抱き合って。

「ん……ぷは」
「はぁっ! はぁ……はぁ……」

 お互いに見つめ合う。
 やがてゆっくりと、彼女は俺の鼻先を舐めた。

「とっても濃かったでしょ?」
「は、はい……」

 まだ息が整わない……。

「でも、とっても美味しかった……」

 その一言に、俺のイチモツが反応する。

「……初めてなんですか? 発情期」

「え、あ、はい……」

「でも、流石ですね。出しても出しても物足りないって感じで……。やっぱり、強い方はそれだけ……ね?」

 彼女は微笑むと、左前足をゆっくりと、俺の下半身に伸ばした。

「んあ!」

 不意打ちに、思わず喘いでしまう。
 気づけば、またイチモツはギンギンになっていたようだ。

「でも安心してください。今日はとっても長い日になりますよ。必ず、満足していただきますから。でも……」

 不意に、リーフィアは抱きついてきて、俺の身体を引っ張りながら、仰向けに倒れこんだ。無意識に俺はベッドに手をつく。
 図らずも、俺がリーフィアを押し倒したみたいな格好になった。

 ……彼女の前足が、そっと俺の頬を撫でた。

「私も、すっごく興奮しちゃって……。あの、普段はこんなこと頼まないんですけど……」

「は、はい……」

「私のも、舐めてもらえませんか?」

 潤んだ瞳で、少し息を荒くして、彼女はジッと俺を見つめていた。

「え、えと……舐めるって……」

 そ、そういうことだよな……。

「すいません、嫌……ですよね」

 ふと、彼女が少し寂しげに呟く。

「い、いや! そんなこと!! け、けど、その……俺、そんなの初心者だし……あんまり、気持ちよく出来ないかも……」

 そう言うと、彼女は微笑んだ。

「そんなことありませんよ。キスもあんなに上手だったじゃないですか」

 おもむろに、彼女の左前足が俺の右腕に触れる。そしてそのまま、俺の手を誘導する。彼女の……下半身の方に。

「お願いします。そんなに緊張しないで……あなたの好きなように……してください」

 ゴクリ……と唾を飲み込んだ。

「ほら、ここを。お願いします」

 ついに、俺の肉球が、彼女のそれに触れた。

 ムニュ……。

 ……ん?

「あっ……」

 彼女が小さく喘いだ。

 ムニュ……ムニュ……。

「んっ……あっ……」

 ……んん!?
 な、なんか、想像と違うぞ!?

 俺はそれを、強く、彼女のお腹押し付けるように、擦った。

 ムニュゥ!

「んあぁ!」

 甲高い、喘ぎ声。
 ……俺はそっと、身を引いて、仰向けの彼女の股間を見た。

「あ……焦らさないで、早くしてください」

 潤んだ瞳で、少し恥ずかしそうに、両前足で口を押さえながら言うリーフィア。とても、とても可愛らしい。

「ルカリオさぁん……」

 おもむろに身をよじる。
 すると同時に、ピクリと震えた。リーフィアの股間から生えた、立派なイチモツが。
 先走りに濡れ、淫らに照らされて。

 俺は固まってしまった。



「すいません、私たちの手違いがあったようで……」

 目の前で一匹のリーフィアがしょんぼりとしていた。彼女……じゃない、彼はベッドの上で申し訳なさそうに座っている。

「いや、そんな、気にしないで……」

 ビックリしたけど。

「え、でも、君は本当にオスなのか? 声も凄く可愛らしいし、その……身体も……」

 途端に、彼は葉っぱの尻尾を丸めた。もしかして、照れてる……?

「はい、私はオスです。僭越ながら、当館一の男娼をやらしてもらっています」

「男娼……で、君は本当は、オオスバメに指名されたってこと?」

「はい」

 俺は困惑した。つまり、オオスバメって……。
 黙る俺を見て、リーフィアが口を開く。

「あの、ルカリオさん、発情期って初めてなんですよね?

「え、ああ、はい……」

「何回も経験すれば、分かると思うんですけど、同性と交尾するのって、珍しくもなんともないんですよ」

 キョトン、と俺はしてしまう。

「娼館って、一種のレジャー施設ですから。毎回同じ遊びじゃ飽きちゃいますよね? ですから、皆さん色んな遊び方をします」

「レ、レジャー……なのか?」

 コクリ、と彼は頷き、少し微笑む。

「私、女性からも男性からも、けっこう人気者なんですよ?」

 まったく、予想だにしなかったポケモンの価値観。
 性処理を、遊びと捉える、なんだか危険な認識が、この世界では当たり前だというのか……?

「でも最初の交尾は、女の子がいいですよね。本当はルカリオさんには、五匹の女の子が付くはずでした……」

「ご……!?」

 もはや恐ろしさを感じる。となると、今オオスバメの所は……。ひぇ……。

「すいませんでした。すぐに代わりの女の子と交代しますね」

「え? ああ、うん……ちょっと待って!」

 立ち上がろうとした彼を、俺は何故か呼び止めてしまった。
 リーフィアは少し落ち込んだ顔を俺に向けけきた。

 沈黙。思わず、目を伏せる。

 衝撃の事実を与えられた俺。だがしかし、おれのイチモツは、萎えることはなく。熱も引かず。彼の目の前にて、相変わらず勃っている。
 そして……リーフィアのイチモツも。俺と同じくらい逞しいモノが。
 
 お互い、消化不良のまま。もっとヤリたいと主張をし続けたまま。

 ずっと……意識を離せなかった。馬鹿でも分かる。俺は今、女の子でも男の子でもない。この目の前の、リーフィアというポケモンに、どうしようもなく興奮している。

 思い出す。飲まされた、俺の精液の味。
 想像してしまう。リーフィアの、精液の味。

 ゴクリと、喉が鳴る。

 さっきの続きが……したい。

「その、当たり前のことなんだろ? オス同士で、その……遊ぶのも。だったら、いいよ」

「え?」

「その……続き、しようよ」

 恥ずかしさのあまり沸騰しそうだった……。が、消え入りそうな声で、俺は……誘った。後で考えれば、もうこの時、理性があんまり働いてなかったんだろうな……。

 ゆっくり伏せていた視線を上げると、ふと、リーフィアと目が合った。
 彼は、本当に本当に嬉しそうに、笑った。



「あの、無理に私のを舐めなくてもいいんですよ?」

「いや、やらせてくれ」

 リーフィアは重ねた枕を背もたれにして、仰向けに寝っ転がっている。そして、隠すこともなく、天を突く立派なイチモツをさらけ出していた。
 それは、クリーム色の毛皮によく映えるほど、綺麗なピンク色をしていた。

 俺は彼の正面に座り、身を屈め、ゆっくりと、両手でそれを包み込んだ。

 クチュ……。

「ん!」

 彼の腰が震えたのが分かった。

「はぁ……ん! はぁ……っ!」

 何回聞いても、可愛い女の子の喘ぎ声にしか聞こえない。だが紛れもなく、今、正面のリーフィアは自分に生えたイチモツを弄られて感じている。

 手の中の彼のイチモツから、先走りが溢れる。……感じる。俺のも、同じことになっている。

 もう、我慢できない。
 俺は弄るのを止める。

 そして、イチモツに右手を添えたまま、更に、身を屈める。やがて、それは文字通り目と鼻の先に……。

「あ……ルカリオさん……」

 俺はほんの少しだけ、それを嗅いだ。
 分かる。似ている。俺の匂い。あの、エロい匂いが漂う洞窟の匂いに。

 愛おしい。
 ああ、愛おしい。このイチモツが。

 躊躇いなんかなかった。

 ゆっくりと、だけど止まることもなく、俺は……リーフィアのモノを咥え込んだ。

「ああ! ルカリオさ……あぁん!」

 喉の奥に、先走りの塩っぱい味が。
 舌全体に、苦味が。
 口の中に、熱い、熱い熱が。
 そして、あの匂いが、鼻を抜けていく。

 一気に溢れる。唾液が。
 予想以上の大きさに咥えきれなくて、その唾液が隙間から零れる。

 チュ……ジュルルルルルル。

「んあぁ! チンポが! ああ!」

 必死に舌を絡ませながら、吸い付きながら、イチモツを吐き出す。

 ゴクン。

 そして溢れた唾液と、吸い取った先走りを飲み込み、すぐに、また咥える。そして、また同じように。

「ああ! ルカリオさんが! 私の……はぁあん! チ、チンポおぉ!」
「ん……!」

 ジュルルルルルル……。

 溢れる、先走り。広がる、エグ味。でも、止めたくない。

 クポ……ジュルルルルルル……!

 なんだよこれ……すげー……美味しい。

「はぁああ!」
「んん……」

 ガポッ……レロレロレロレロ……。

「ああぁん! 気持ちいいよぉ! ルカリオさん!」

 美味しくて、それに感じてくれて嬉しくて、自分の尻尾が揺れていた。

 ジュルルル……ガポッ……!?

 突然、頭が押さえつけられた。

「んん! ごほっ、んん!」
「ルカリオさん! あぁん! お願い、もっとおおお!」
「んんん!」

 辛うじて、鼻で呼吸する。が、溢れ出る先走りを飲み込まなければならなかったので、苦しくて仕方がない。
 でも……でも……。

 俺はリーフィアの腰に手を回し、より深くイチモツを咥え込もうとした。

 レロ……ゴクン。チュル……ゴクンッ!

「んっ、ごほっ、ん……んん!」

 チュウウ!

「ああ! ルカリオさん! 出る! 出る! ああ!」

 尻込みする必要なんかない。

 チュウウウウウゥゥゥゥ……! チュッ、チュッ、チュッ!

 俺は、フェラをしていたリーフィアの真似をした。

「ああ! はあああぁぁぁぁんん!」

 ビュルルルルルルルルルル!!

 突如、口の中に熱い熱い液体が流れ込んできた。
 それはあっという間に口内を満たす。俺はそれを、飲み込んだ。

 ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ……。

「んん! ごほっ!! がはっ!!」

 も、もうダメだ……。
 そのドロリとした精液は、いくら飲んでもどんどん溢れてきて……俺は断念した。

 ビュ! ビュルル!

 口内ではまだ射精が続いている……が、それらは俺の口から垂れ、リーフィアのお腹とシーツを、グチョグチョに汚していた。

「はぁ……はぁ……」
「ふぅ……ふっ……」

 リーフィアの吐息が聞こえる……。俺も同じ激しい呼吸を、鼻で繰り返す。


 ビュルル……。

 やがて、射精の勢いは衰え、硬かった口の中のイチモツも少し柔らかくなる。

「ん……」
「あっ……」

 チュ……チュウ、レロ……。

 俺は、俺の吐き出した精液で汚れてしまったイチモツを綺麗にするように、また、最後の一滴を絞るように、仕上げの一舐めをした。

 もう、拘束は解かれていて、俺は顔を上げる。

 虚ろな目をしたリーフィアと目が合った。
 俺は彼に向かって微笑むと、口の中に残った精液を垂らしながら、大きな口を開けて、そして、彼にのしかかって、キスをした。

 青臭い匂いと、いやらしい音が、頭の中一杯に響き渡った。
 俺はお腹に当たる彼のイチモツが再び熱を持つのを、感じていた。


 ……プハッ。

 どれくらい、キスをしていたんだろう。

「ルカリオさん、すっごく、気持ち良かったです」

「そ、そう。よかった……」

 身体を離す。彼は潤んだ瞳で、少し息を乱して、俺を見た。また思わず、視線を下にそらしてしまう。が、思いがけず、そこにあった俺のイチモツと彼のイチモツが視界に入る。

 彼の精液と、お互いの先走りと、お互い唾液で、グチャグチャになった毛皮。そして、テラテラと輝くイチモツ。どちらも再び、まだまだイケると、硬さを取り戻していた。
 すぐに視線を戻すと、どうやら、リーフィアも俺と同じものを見ていたようだ。

「ちょうどいいです」

 ふと、彼が呟いた。

「え?」

 聞き返すと、突然、彼女は身体を起こし、そしてその四肢でしっかりとベッドの上に立ち上がり、尻の方を、俺の方は向けてきた。

「リーフィア?」

「いいですよね? ルカリオさん……」

 彼は尻を高く上げ、つんのめるような姿勢になる。そして……そしてゆっくりと、その葉っぱの尻尾を持ち上げた。

 そして、目の前に現れる。クリーム色の毛皮の真ん中に隠されていた、ピンク色の、ヒクヒクと蠢く、アナル。

 今までにない熱が、身体からこみ上げてきた。

「なにもいりません。そのまま……挿れてください。激しく、激しく、犯してください。私の……ケツマンコを」

 またヒクリと、その穴が蠢いた。



「本当に、挿れていいのか?」

「もちろんです。私も……我慢できませんから」

 そう言いつつも、俺はすでに、彼の腰を抱えて、ベッドの上で膝立ちをしていた。
 今にも、俺のイチモツは彼のアナルに触れそうになっている。

 ……さっきから、触ってもないのに先走りが凄い。ビクビクと震えも止まらない。

 お互い、もう覚悟が決まっていることなどお見通しだ。どっちも、早く、早く、と心の中で囁いている。

 もう一度、アナルを見る。
 初めて、まじまじと観察するポケモンのそれは、今の俺には無性に欲情を誘われるものでしかなかった。

 窄まって、プックリとした、ピンク色の、濡れていて、ヒクつく穴。エロくて堪らない。
 この穴を、イチモツを挿れる以外の何に使うと言うんだ?

 そして想像する……あの中の暖かさを。気持ち良さを……。

「リーフィアさん……」

 腰を、近付ける。ゆっくり。

 チュ。

「ん……」

 やがて、キスをした。
 俺のイチモツの先と、彼のアナルが。

 わずかな湿り気を、モノの先で感じる。俺は離して、それらをまた近付けた。

 チュ。

「あっ……」

 彼が喘ぐ。

 チュッ。

「ん……」

 チュ。

「ん……もう、焦らさないでください」

「ごめんごめん」

 クチュ。

「はっ、あ……」

 俺はゆっくりと、力を込めていく。その大きさに見合わないイチモツが、進入しようとしている様を、俺は見つめる。
 やがて、感じてくる。アナルの熱を。
 俺はもう少しだけ、力を強めた。

 次の瞬間。

 ニュルン。

 先っぽが、挿入った。

「ああ!」
「んあ!」

 感じたことのない刺激に、思わず動きを止める。が、熱い。ものすごい熱さが、先っぽに集中してくる。

「はっ……ああ……。どうしたんですか、ルカリオさん? んっ……まだ、まだ挿れてください」

 上気させた顔で振り返って、彼は言う。

「あ、ああ……!」

 意を決して、もっと腰を落とす。

 グチュ……ヌチュチュ……。

「ん、ああ! おっきい!」
「あっ! ふわっ!」

 異常な熱が、イチモツを包み込んでくる。それも、強く、強く圧迫しながら。なのに、めちゃくちゃヌルヌルしてる。舌で舐められるのとは違う、不思議な感じ。腰が……腰の力が抜ける……!

 ヌチュ……チュ……。

「あっ……はぁ……全部、挿れてくれました?」
「ん……なんとか……」

 ついに、全てが包まれて、動きが止まった。
 見ると、俺の腰と彼の尻は、ピッタリと密着している。そして本来、俺にあるはずのモノが見当たらない。
 俺のイチモツは今、彼の中に挿入っている。そしてイチモツに襲い掛かってくる熱さが、その光景が現実のことなのだと認識させる。

「めっちゃ暖かい……リーフィアの中」

 そう呟いたら、グニュ、とアナルの中が蠢いた。

「ルカリオさんのも……とても熱いです」

 エッチな囁き声。

「んっ……ふふ、ルカリオさん。今チンポがビクリって動きましたよ」

「んっ……ははっ」

 余裕のない、誤魔化しの笑い。
 俺たちはそのまま、ほんの少しの時間、黙って繋がっていた。が、やがてーー。

「ルカリオさん、動いてください」

 リーフィアの甘える声。

「……分かった」

 断る理由もない。俺は再び、彼の腰を強く掴む。そして、ゆっくりと、イチモツをアナルから抜いていく。

 ジュプ……ジュププ……ヌチュ……。

「ん……んん!」
「ん……あぁ……!」

 吸い付かれる感覚に思わず喘ぐ。そして、イチモツが冷たい空気に触れる。俺はすぐに、あの暖かさを求めるよう、アナルにモノを沈めた。

 クチュ……ジュプ……!

「ああ! チンポ! ルカリオさんのが! あっん……!」
「うっ……ふっ!」

 また、抜く。

 ジュププププ……。

「あぁん!」

 また、挿れる。

 グチュ……チュチュチュ……。

「くっ……ん!」

 抜く。

 ジュププ……!

「やあぁん!」

 挿れる。

 グチュ……!

「ふっ……!」

 抜いて……。

 ジュプ!

 挿れて……。

 グチュ!

「はぁん! やっ! あっ! んん! はぁ! んん!」
「はっ! ん……はっ! はっ! はっ! んあ! はっ!」
 グチュ! ヌチュ! グチュ! グチュ! グチョ! クチュ!

「あっ、あぁん! ルカリオさん! 激しっ……! あっ、はぁあん!」
「はっ! うっ、くっ! はっ、あぁ! リ、リーフィア!」

 腰が、止まらない。

「ああ! き、気持ちいい! 気持ちいい……! もっと……もっとおおぉぉ!!」
「はぁっ! 俺もっ! 気持ちっ! いぃ!」
 ヌチュ! グチュ! ジュプ! ジュポ! ジュプ! ジュプ!

「ください! あぁ! ルカリオさん! たくさん!」

 パン、パン、パン、と力強く、腰を、打ち付ける。耐えられないほど、叫びたいほど、気持ちよくて……なのに、勝手に動く。

 本能のままに……。

 これが……これがポケモンの交尾か……。

「あぁ! 激しい! 激しいよぉ!」
「ふ……ん! んああ!」

 結合部がグチャグチャになって、ただただ、淫らな音とリーフィアの喘ぎ声だけが耳に届いてくる。

「んんんん!」

 尻を高く上げたまま、アナルを俺に押しつけながら、彼はうずくまり、枕に顔を押しつけ、呻く。

「ああ! リーフィア!!」

 俺はリーフィアの腰を、もっと強く掴み、もっともっと、深く突けるようにする。
 気が付けば、俺は彼を後ろから抱き締める形になっていて、彼のフワフワの背中に顔を埋めていた。

 草木の、爽やかな香りが彼の身体からする。けどその奥から漂ってくる隠された匂い……この、どうしようもなく愛おしく、手放したくなくなる、不思議な匂い。

 ズッチュ!

 好きで好きで堪らない。手に入れたくて、俺のものにしたくて……。注ぎたい……たくさん。彼の中に。

 無我夢中で、腰を振る。

「気持ちいい! ケツマンコ気持ちいいよぉ!」

 リーフィアも、欲望のまま、与えられた刺激を享受するため、乱れる。淫らに叫ぶ。

 ジュプ! ジュボ! ズッチュ! ズッチュ! ズッチュ! ズッチュ!

 彼の背中に抱き付いて。激しく、激しく動く。息も絶え絶えに、大口を開けて呼吸する。だらしなくヨダレが飛び散っている。けど、構ってられない。
 俺のヨダレが、彼の背中を濡らす。抱きしめているもんだから、俺の顔も濡れる。
 上も、下も、グチャグチャになる。

「あ、ああ! リーフィアァァ!」
「はぁん!」

 馬鹿みたいに彼の中で暴れまわっているイチモツが、ついに、震えた。
 ダメだ、と一瞬そんな考えが頭を過ぎったが、本能を抑え込むような術がないことを、俺は悟った。

 こんなに、こんなに疲れているのに、俺はますます腰を速めた。

 ズチュズチュズチュズチュズチュズチュ!!

「ああ! ごめ、リーフィア! と、止まらない! も、もう……!」
「んああ! 出して! 私の中に! あっ、たくさんんん! お願い!」

 途端、締まりが強くなったのをイチモツで感じた。こんなに、ヌルヌルなのに……手放したくないと主張するように、強く……。熱く……。

「ああ、リーフィア! リーフィア!」
「ルカリオさん! ルカリオさん! んん!」

 刹那、耐えていた何かがジワッと決壊した。

 ビュル!

「ああ!」

 反射的に俺はイチモツを最奥部まで突き刺す。そしてーー。

 ビュルルルルルルルル!!

「くっ……ああ……!」
「んあああああ! 熱いいいいい!!」

 ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ!

 全力疾走直後の、息切れ。そしてもう、自分の意志とは関係なく、欲望をぶちまける、射精。

 ビュルル! ビュルル! ビュルル!

「はぁ……あぁ……」
「ん! あ! やっ! イッちゃ……あああぁぁぁんん!!」

 オナニーやフェラとは比べ物にならないくらい、暴れまわるイチモツ。際限なく吐き出される精液。それが、どんどん、飲まれていっている。全部。俺の精液が、彼の中に……。染み込んでいっている……。ああ、もっと……もっと注ぎたい。
 無意識のうちに俺は、更に腰を密着させる。彼を抱きしめ直す。

「はっ……あ、ああん……熱い……よぉ」

 ふと、俺の手に何かがかかった。暖かい、ドロリとした何かが。溢れ出る、快楽の塊が。
 限界点に達したリーフィアは、幸せそうに、力なく、喘ぎ声続ける。

 やがて、先に俺の射精が収まる。

「んん……お腹……いっぱい……」

 結局、彼は俺の精液を、全て飲み込んでしまった。いや、それは俺が、彼のアナルにイチモツで栓をし続けているからだ。外してしまえばきっと……。
 嫌だ。全部、全部飲み込んで欲しい……。

 俺たちは繋がったまま、バサっと、横に倒れこんだ。抱き締めた手を、離さないまま。

 ピュッと、俺の手にリーフィアの最後の射精がかかった。どうやら、彼も収まったようだ。

「ルカリオさん……」
「ごめん……なんか、止まらなくて」

 お互いに消え入るような声。

「いいえ……とっても最高でした」
「俺も……」

 ……静寂。お互いの、まだ少し荒い吐息だけが、聞こえてくる。

「少し……休みましょうか」

 やがて、リーフィアが言った。

「……賛成だ」

 そうして、俺は彼を抱き締めたまま、ゆっくりと目を閉じた。



「朝でーすよー!!!! みなさーん!! チェックアウトまで二時間でーす!! よろしくお願いしまーす!!」

 なんだが聞き覚えのある怒鳴り声が廊下から響き、俺は目を覚ました。だが、この部屋に朝日など差し込むはずもなく、快適な目覚めとは言い難い状況だった。

 うっすらと目を開ける。

 すると、真横で寝ていていたリーフィアと目が合った。

「おはようございます、ルカリオさん」

「お、おはよう……」

 彼は俺に微笑み、思わず、ドキッとしてしまう。その口元には、昨日の激しい遊びの跡が残されていて、ついつい、そっぽを向いて身体を起こしてしまう。きっと、俺の口元も似たようなもんだ……。

 ヌメェ……。

「うひゃ……」

 起き上がるために手をついた場所にも、昨日の惨状が残されたままだった。これは……どっちのだ……。

「ルカリオさん……」
「え、あっ……んちゅ!」

 唐突に、いつの間にか身体を起こしていたリーフィアにキスをされる。舌を絡ませ合ったが、なんか、それでもずいぶんと軽いキスに感じた。

「へへ……身体、洗いましょうか?」
「ああ、そうしよう」

 お互いに、身体の毛がヒドくボサボサになっていた。カピカピになっている箇所もあれば、未だにヌルヌルと濡れていたりする。
 ……ヒドい。

 あの後、ほんの少し休んだ俺たちは、また身体を求め合った。一体、何時間交尾を続けていたのか分からない。記憶も……正直曖昧だ。
 ただ分かるのは、三日三晩寝ずにダンジョンを踏破したときのような疲労感があること。
 気絶するように、もはや精液の沼と化したベッドで眠り、俺たちは一夜を明かしたのだ。

 そのおかげか、俺のイチモツは今、こんなにキツい匂いに当てられているというのに、すっかり鳴りを潜めている。

「ちゃんと落ち着いたみたいですね。良かった。大事なのは、誰かを抱くって事なんですよ。それで、初めての発情期はどうでした?」

 貴賓室にしかない水浴び場の、綺麗な水で溢れるその手作りの池に浸かり身体を清めながら、リーフィアは聞いた。

「いや……なんというか、凄かったとしか……」

 俺は目の下まで、ブクブクと浸かる。そんな俺を見て、彼は微笑む。

「満足していただけて良かったです! それに、私もすっごく楽しませていただいて……ありがとうございました」

「ど、どういたしまして……?」

 改めて見ると、やっぱり彼は可愛い。流石にモノはもう落ち着いているものの、やっぱりドキドキする。

「その……リーフィアって凄く、その……慣れてるけど、ずっとここで働いてるのか?」

 いきなりの質問に、彼はキョトンとするものの察してくれたようで、すぐに答えてくれた。

「私のこの性格は同じ男娼だった師匠の教えなんです。それに働き始めたのは、リーフィアになってからで。それまでは野生で……。実は、私も発情期には困ってたんです。ほら、野生は強いポケモンだけが自由に発散できるじゃないですか。私って弱くて……」

 そ、そうなのか……。野生のやつらは……。

「そんな時、たまたま拾ったお金で、町の娼館に行ったんです。そこで私、この仕事に心奪われてしまって……。気付いたんです。誰かを喜ばせることが私の生きがいだって」

 彼は誇り高そうに、胸を張る。

「発情期は誰もが当たり前に迎えるもの。もちろん、それは新しい命を授かる大切な時期でもありますが……。それだけではなく、日々のストレス発散や健康維持。それに、ルカリオさんのような若い方は、自分を見つめ直す機会にもなります」

「へえ……俺は、その……全然そんなこと考えてなかった。恥ずかしいな……」

 バツが悪そうにする俺に対して、リーフィアはゆっくりと首を振った。

「そんな事ないです。発情期は、生きていく上で上手に付き合っていかなきゃいけないもので、ポケモンそれぞれです。私……今回、ルカリオさんのそのお手伝いができて、嬉しかったです」

 そして、彼は微笑んだ。

「あの、ルカリオさん?」

「なに? リーフィア」

「また、来てくれますか?」

 俺も微笑み返した。

「もちろん」


 時刻は昼。
 俺は空を飛んでいた。

「いや、まじヤバかったっす! 6匹での乱交!」

「声がデカい!」

 ぶん殴る。

「てかなにそのままヤッてるんだ!」

「いやいや、あんな超絶美女達に囲まれたら、そのままヤっちゃいますって! 男の娘とヤリたい気分は吹き飛んじゃいました!」

 ぶん殴る。

「てかよかったっす。無事発情期が収まって。ルカリオさん、どんな美女とヤッたんすか?」

「は? いや、俺は……」

「なんすか? もしかして俺っちが指名した子とそのままヤッたんすか!?」

「なんだよ! 別にいいだろ! お前だってヤろうとしてたんだから!」

「いや、ヤバいっすよ、初めてであの子は! 他の女の子抱けなくなっちゃいますって!」

「どういう意味だ!」

「そーゆー意味っす!」

 ワイワイガヤガヤと俺たちは問答を繰り返し、あっという間にサメハダ岩に辿り着いた。そして降り立った瞬間ーー。

「ルカリオー!!」

 住処からリザードンが飛び出して来た。彼は突然、その巨体で俺に縋るように抱き付いてくる。

「もう! どこ行ってたのさ! 大変だったんだからね、昨日!」

「あ、ああ、ごめん。オオスバメとちょっとな……」

「遊びに行ってたんでしょ! オオスバメ!! ペラップがカンカンに怒ってたよ!!」

「うわ、忘れてたっす!! まじヤバいっす!! 殺されるっす!!」

 リザードンの言葉に顔を真っ青にして、オオスバメは飛び立って行った。その様子を、俺たちは眺める……。

「もう……僕も連れて行ってよ」

「ごめんって」

 項垂れる相棒のリザードンを宥め、俺は笑う。うーん、なんか、とても清々しい気分だ! なんだろう、なんか、生きる活力に溢れるっていう感じ。
 よしよし、今日はどんな依頼もこなせる気がする! その前に腹ごしらえだ。朝、娼館でちょっと果物を摘まんだだけだったからな。

 俺は意気揚々と、住処へと降りようとする。が、ふと、リザードンが俺の腕を掴んで引き留める。

「あのさ、ルカリオ……聞きたいんだけど……」

「なんだ?」

 なんか、モゴモゴとするリザードン。目を伏せて、尻尾の炎を大きくして、少し顔を赤くして……?

「いや、やっぱなんでもない!」

 そう言うと、彼は俺を追い越して、住処へと降りて行った。

 俺は疑問符を頭に浮かべたまま、リザードンの後に続くのだった。


ご意見ご感想お待ちしてます! 

お名前:
  • とても愛惜しいくらいに可愛いツンデレみたいなルカリオと激しめのリザードン…作者さんに感謝の一言ですm(*_ _)mこんな素敵な作品を載せて頂きありがとうございます。 -- ポケモン愛好家 Iさん ?

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Last-modified: 2018-02-14 (水) 07:02:29
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