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注意
この小説はBLらしきものがあります。
そして官能的な描写も含まれています。
「非エロがみたい!!」なんて人はバックトゥザフューチャーしてくだs(イミフ
そして作者は

官能的表現が初めてです








丘にて

「あぁ・・・うどれくらいになるかなぁ・・・」
赤い翼を上下させ、俺は翼に乗っかった雪を落とした。
ドサリ、と音がして、顔に水が少しかかる。
「うおっ、冷てぇっ!」
俺は思わず首をすくめ、前足で顔をぬぐった。
冷たい水が前足を伝わり、じわりと暖かい体を冷やしていった。


もう冬になって、どれくらいたったのか。
なぜだかわからないけど、なかなか季節が変わらないので、おそらく半年ほど雪が降り続いているだろう。


俺はボーマンダのカルス。名前は雌っぽいけど、これでも立派な雄だ。
でも最近進化したばかりだし、進化したときにはすでにこの天気だし、“飛ぶ”ということがどんなことなのか、さっぱりわからなかった。

「あ〜あ、早くおさまらねぇかな・・・雪」

俺はそう呟いた。と、不意に近くの茂みから物音がする。
「誰だっ!?・・・って」

思わず過敏に反応してしまったため、相手が不安にならないかと俺は心配した。
「あ、ごめん、邪魔だったかな」

茂みからでてきたドラピオンが即座に謝る。


一瞬の空白


「何だ、ヴァルか・・・」

俺はそれだけ返した。赤の他人ならまだしも、相手が幼馴染なら別に謝る必要もあるまい。
ヴァルは、幼馴染の雄のドラピオンで、俺がタツベイの時から空を飛ぶのを応援してくれたやつだ。
ヴァルがいなければ、俺はきっとボーマンダに、いや、コモルーにもなれなかったかもしれない。
「何やってんだ?」ヴァルが問いかける。
「いんや、何でもねぇよ、それよりヴァル、おなかすかねぇ?」
俺の感覚が正しければ、もう十二時を回っているころだろう。
「たしかになぁ・・・この雪の中あるかわからないが・・・木の実でも探してくるか?」
ヴァルが返してくる。俺はそれに同意するように首を立てに振った。
「よし、じゃあ行くぞ!」






俺は、ヴァルの背中を見ながら思った。
最近、ヴァルに対して、変な感情が芽生えてきた。
なにかしら熱く、抑えがたい感情。
体の中にある何かが這い出てくるような感覚だ。
後ろ足の付け根辺りが熱を持っているときもあるが、それが何を意味しているのか、ある程度わかっていた。
「はぁ・・・」
すこし息が荒くなる。
「どうした?ここらで休むか?」
ヴァルが顔を覗き込んで言った。本気で心配しているようだが、俺の体の異変には気づいていない。
「はぁ・・・いや、大丈夫・・・・・・だ・・・」
息が荒くなってゆく。これ以上はもう耐えれそうに無い。
俺は近づいてくるヴァルを思わず突き飛ばしてしまった。
「うわぁっ!?ど・・・どうした!?」
ヴァルが驚いた様子で俺を見る。
「ぐ・・・だめだ・・・ヴァル・・・」
俺はそう言い、後ずさった。
「カルス…お前…」
俺の後ろ足の付け根にあるスリットからはみ出した肉竿を見て、ヴァルが呟く。
もう遅かった。きつく言われるのを覚悟し、俺はぎゅっと目を瞑った。




だが




ヴァルの口から出た言葉は、思いがけないものだった。


「……黙っていてすまなかったな、予想以上にお前を苦しめてただなんて、思いも寄らなかった」

そういってヴァルは近づき、俺を抱きしめる。

「好きだ」





一瞬世界が止まったかと思った。
二人の心音だけが、俺の耳に響く。

「本…当…か?」

俺は問い返す。どうか聞き間違いじゃないと願う。

「本当だ、お前が好き、ただそれだけだ」

「ごめんな、今まで黙っていて、俺がこんなこと言って嫌われたら、どうしようかと思ってたんだ…」
ヴァルの目には涙が浮かんでいる。

お前…そう思っていたのか…?

俺は心の中で問いかける。

それに答えるように、ヴァルが笑いかけた。




「ふあぁっ!?」
不意にヴァルが俺の肉竿をつかんだ。同時に強い快感が体を電流のように駆け巡る。
「これはお前を苦しめてしまったことへの謝罪だ・・・いままで、すまなかった」
ヴァルが呟き、肉竿をつかんだ手を、そのまま上下に動かした。
先走りにまみれた竿は、ぐちゅ、くちゅ、ずちゃっ、と水音をたてて動いた。
「くっ…あ…あがぁっ…!」
頭が回らなくなってきた。だんだんと何を考えているのかわからなくなる。
「ん…そろそろか…」
そうヴァルが呟いた直後に、さっきとは比べ物にならない刺激がとびこんでくる。
「あぁぁぁっ!?ヴァ…ヴァル!?」
俺は、頭を起こし、ヴァルのほうを見た。するとヴァルは、俺の肉竿を口に咥え、一生懸命に舐めていた。
「そっ…そんな汚いモノ…」
「友人のモノだ、別にいい。それに、お前可愛すぎるから…つい…」
答えになってない、と言おうとしたが、再開された肉竿への刺激に、言葉が遮られる。
「うがぁっ…ぁ…がぁっ!…ふぁっ…」
ザラッとした舌が竿を擦るたびに、口から自分のとは思えないあえぎ声が漏れた。
そして、何かが竿に集まってくるのを感じた。
「うあっ!…もう…だめだぁっ…あっ・・がぁっ…」
「出して…いいぞっ!」
「あがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
最後に強くヴァルが吸い上げる。同時に白濁が竿から噴出し、ヴァルの紫色の体を白く汚していった。
















「や・・・やりすぎたか・・・?」
いつの間に気絶していたのか、暗い視界をゆっくりと空けると、精液がかかったままのヴァルが覗き込んできた。
「いや・・・気持ちよかったけど・・・きつい」
おれはそういって笑いかけ、ヴァルにかかった精液を舐め、思ったことを最後に口にした

「好き・・・いや、大好きだよ、ヴァル」


「・・・今日は・・・晴れたな」
ヴァルが空を見上げて呟いた。
さっきまで振っていた雪が収まっている。
「今日こそ・・・とべそうだ・・・・・・・・・」





さわやかな風が、二匹をやさしく包み込んだ





はい、ようやく一作目です。
ボーマンダとドラピオンという変な組み合わせですが、よめ・・・ました?
官能的表現は初めてなので、おかしいところがあればコメントよろしくお願いします。


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Last-modified: 2010-02-07 (日) 00:00:00
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