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明るい心

/明るい心

砂水




今回はマグマラシ目線です。(最後はフタチマルに変わります。)



「う…ん~…けほっけほっ…」

何だか体がダルくて寒気もする…
それに背中と胸の辺りが濡れてるような感覚がある…。
昨日は朝しか水浴びしてないし…それに背中と胸の辺りだけ濡れてるのもおかしいし…。
「おい、マグマラシ。」
「ん…?けほっけほっ」
「ちょっと悪いな。」
フタチマルが私のおでこに触ってきたけどフタチマルの手が冷たいから気持ちいい…。

「っ…かなりの高温だぞ、マグマラシ。」
「そうなの…?」
「とにかく俺は木の実を取ってくる。確かチーゴの実は火傷の他に解熱作用もあったからな。」
「うん…あってるよ…けほっごほっ」
「じゃあいってくる。ちゃんと寝てるんだぞ!」
「うん…。」

ダルいから体を動かす気にもならないから寝るしかないけど…今日のフタチマルの様子がおかしかったなぁ…
いつもならあんなに慌てて外にいくことなかったのに…
私が病気の時でもあそこまで大慌てになってなかったのに…。

とにかく、寝よう…






「マグマラシ、起きてるか?」
「う…ん…起きてるよ…。」
「チーゴの実をとってきたから食べろ。」
「うん…」
苦い味もあんまり好きじゃないけど…食べないとフタチマルを心配させちゃうから一口ぐらいは食べなきゃ…。


パクッ
「う…苦い…」
でも食べなきゃ…ゴクンッ
「マグマラシ、頑張って全部食べるんだ。あとそれをあわせて3つあるからな。」
「うぇ~…苦いからそんなにたべれないよぅ…けほっ」
「とにかく、食べるんだ。俺も手伝うからな。」
「手伝うって…どういう風に…?」
あ、それはナナシの実とフィラの実…
「味の打ち消しを利用して、苦いを酸っぱいに、酸っぱいを辛いに変えるんだ。本当はキーの実が一番いいけどこの辺りにはねぇからこれで我慢するんだ。」
「え…酸っぱいのを食べなきゃいけないの…?」
「仕方がないからこうしてるんだ。我慢しろ。」
「う~…じゃあジュースにして…それなら辛いだけで酸っぱくならないと思うし…」
つまり、苦い+酸っぱい+辛いのジュースにして味の打ち消しで辛いに変えるの…。

「わかった。でも全部飲むんだぞ。」
「うん…でもなんでフィラの実なの…?けほっ」
「と、とにかくジュースを作ってくる。フィラの実については後で教えてやるから。」
「う…ん、わかったよ…。」




「作ったぞ、マグマラシ。」
「うん…ありがとう…。」
ジュースは大きな葉っぱに乗っている…。匂いは辛そうな匂いがする。
「それじゃあいただきま~す…。」
ゴクッゴクッゴクン
「ふぅ…辛かったけど酸っぱい味も苦い味も無かったからおいしかったよ…、フタチマル。」
「そうか、よかった。」
「そう言えばフタチマル…。なんでフィラの実を使ったの?クラボの実もあったのに…。」
「急いでたし、お前が熱を出すと大変なことになるからな。主に俺が。」
あ~…そう言えば昔私が熱を出しすぎてフタチマルを火傷にしちゃったのよね…。その時は私も熱を出しすぎて体温が低くなりすぎて大変だったね…。
「でも混乱はしないかな…?」
「混乱したらその時はその時だ。とにかく寝てろ。」
「うん…わかったよ。」
ダルさもなくなりかけてきたからあと一晩寝てれば直るかな…?
まぁ、寝ることにしようかな。
「おやすみ…」
「あぁ、おやすみ。」

そういえば結局背中と胸の辺りが濡れてたのはなんだったんだろう…?










寝た…か?


相変わらず気持ち良さそうに寝てるな。


こいつが混乱したら覚悟を決めて言わねぇとな…


にしても俺の体は寝ているときは肌が乾燥しないように水を少しずつだして潤いを保っている性質のせいでこいつを風邪引かせてしまったのは心痛いと思ったぜ。こいつはこの性質を知ってるはずだけどきずいてねぇな…。


まぁ、今夜でこいつが混乱する時を待つか…。


第三話終了です

短い小説ですが次回は長めに書くと思います。

今回は次回官能表現に持ち込むための話です。


次回を楽しみにしていてください。
投稿時期は不定ですが…。

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Last-modified: 2012-09-02 (日) 00:00:00
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