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扉を開けりゃ姉ちゃん地獄 一日目 1

/扉を開けりゃ姉ちゃん地獄 一日目 1

簡易的なあらすじ

保険所に居た俺は鼻のでかい生命体にひきとられ、このでかい屋敷に来た。


「うぉ…うおおおおーっ!」
案の定、中も素晴らしい。素晴らしすぎる。大理石の床に長く続く赤の絨毯。高い天井にはまるで要塞みたいなシャンデリア。その下には丁寧に象られた手すりがついた、半円の様な長い階段。
絵に描いた様な大豪邸だった。

…を持っているのがコレ

あぁ…勿体ないの枢軸だな…
「左側の一番奥の和室に行って、のんびりしてなさい。」
外来種が言う。
和室なんてあるのか。スゲェな。
てことで俺は長い廊下を走り出そうとする。
また外来種が俺を止める。
「おっといい忘れたよ。えーと…あれだ。和室に五匹ポケモンがいるからね。皆優しいから仲良くするんだよ。」
なんだ、ポケモンが居るのか。確かに俺と外来種とその他諸々じゃ勿体ないもんな。
「私は用事があるから失礼する。今度は…夕食の時に。」
と言って外来種は再び玄関の方へ歩いていった。
じゃあね。外来種。用事はいいけど生態系を崩さないでくれよ。
まあいいや。とりあえず和室に行こう。
タッタッタッ

…長いな…この廊下…何mあるんだ?
一番奥に永遠にたどり着けない気がする…
「ファイトだ俺!全力ダーシュウウウゥ!」
完全な場違いだが、気がつけば和室の前。どんな奴が待ってるんだろう…クッソ弱い奴だったら即パシリにしてやるぜぇ…へへへ…
バタン
「こーんにーち…!?」
あ、外来種の言った通り五匹いるわ。影で顔分かんないけどパシリ作戦実…!?ちょ…皆俺より普通に大きい…
と、向こう側が一気に
「アハハ!初対面なのに何それー!」

「あら、随分と威勢がいいですね。サナさんみたいに」

「…こんに…ちは」

「頸骨を灰にしてやろか?ガキが」

「…ウザッ。フンッ」

話掛けられる。
待て待て待て待て待て

落ち着けよ大馬鹿かお前ら…一人ずつ順番に言おうね♪うん。昔の寺建てた偉い人じゃないんですから。
あと四番目に話された方から嫌な感じの殺気が放たれているんですが本当に和室ってここですよね?
とりあえず皆さんの手前に座ろう。目を合わせないと始まんないもんな。
俺はちょっと怯えて皆さんの手前に座った。あっ、今気づいたけど畳が異様にいい臭いする。

チッ チッ チッ チッ

さっきから時計の音だけがなり響く。
最悪だよ…この空気だれか浄化して下さい。
皆様は右からベイリーフ、ミミロップ、ライチュウ、マリルリ、クチートだ。間違いはない。
皆、俺より一回りも二回りも大きい。ムム…なんか屈辱だな…っつ
と、さっきの会話で嫌な感じのアレを放っていたライチュウが口を開いた。
「…名前は何だ」
ひぃぃぃぃ!名前を聞かれたぁぁぁぁ!誰か助けて…!
あ、名前か、びっくりした…頸骨を灰にするかと思った…
怖いが初対面なので好感を持ってもらわないと。ちょっとしたジョークを混ぜて、
「フッ…お前らに名乗る名前などない…」
ってカッコつけて言った。決まったぜ★
「ひゅんっ」
「ぶぶっ」

あれっ暗い。ここは何処だろう。
「ぶべっ」
横腹が何か痛い。痛い。痛い痛い痛い。
気がつくと俺は部屋の隅の掛軸に頭を突っ込んでいた。
え?何が起きたの?
自然に顔が掛軸から外れ、後ろを向いたら、
スゲエ怖い顔したライチュウが立っていた。
奴は俺の首をグッと掴んで、
「テメエ下らねぇ事抜かしてんじゃねえぞ?もれなく目ン玉も灰にするぞ?」
怒鳴られた。超怖えぇ…
「もう一度聞く。名前はなんだぁ?」
奴の手から俺の首が解放される。
「コ…コタですぅ」
息が荒かったせいか、間抜けな声が思わず出てしまった!マズイ!殺られる!
「…コタか」ライチュウはそれだけ言った。但し俺は今人生最大の命の危険を感じました。
「レミ~!ダメだって~!そんくらいで年下にアイアンテール入れるなんて!」
後方からベイリーフが話なれた様子でレミと呼んだライチュウに話す。
「あ、君はコタってんだね!多分分かると思うけど私はベイリーフ。名前はサナよ!宜しくね♪」
「こ…こちらこそです」
随分と絡みやすそうで気さくだな、サナさん。しかも今の笑顔可愛かったし…って初対面の人の何を妄想してんだ俺は。
「あの~ってアオォォォッ!?」
俺の目の前にサナさんの顔がある…!
やややややっぱ可愛いいいいいいい
「エヘヘ。照れくさそうにしちゃって!可愛いんだね。」
可愛い人に可愛いって言われた…俺の雄ッスよ?
でもサナさんに言われたら何か興奮してきた…ヤバイ…ぼっぼぼぼっぼっkすr
「ほーらリオ!コタ君キュートだよ!」
今度はこの中で一番背の高いミミロップが出てきた。
「あーら本当だ!コタ君!自信持ちなさい!可愛いですぅ~そだ!自己紹介です!私はミオです!これから宜しくです!」ミオさん結構ですを消費するんですね。あ、俺雄雄。うん。
体は…細く長い足。丁度良すぎる肉付き先に白いモフモフがついてる妖艶な耳。う…また可愛い…!サナさんといい勝負だな…!
と、下へ見下ろす。その顔の下にあったのはとても大きな…


胸。


「……!!」
俺はソレに釘付けになった。大きい…大きすぎる…閻魔とサナさんとは比べ物にならん…ソレのおまけに誘惑するような目。ヤバイ…この人はヤバすぎる…!バトルしなくても普通に勝てるでしょ…雄には妄想を、雌には屈辱を与えるに違いないソレ。いつかあの
胸に思いっきし顔を埋めてみたー…
「あら?コタ君どうしたんですですか私の体に何かついてますか?鼻血、出てますよ?」
「え?…わ…うわ!すすすすんまそそん!!」
慌てて鼻血を腕で拭き取る。妄想がいきすぎた…
「ちょっとコタ…ミオのドコ見てんのよっ!」
大王様の制裁だ…恐ろしい…
「いや別に!なぁーんにも見てません!胸なんて特に見てません!」
「あはは~!胸見てたの?随分Hだね~?しかもミオ!」
「いや誤解です誤解です誤解です!」
「え…?私のはそんなに大きいですか?」
ミオさん、今の言葉全宇宙の雌ポケモンにタコ殴りにされますよ…
「あ、そう言えば後ろの二人は…」
「ああ、クチートのナツと、マリルリのアキだよ!折角だから挨拶してきなよ!…胸見ないよね?」
「絶対見ませんぅぅぅ!」
説明どうもでしたが…随分鋭いですね…
俺は二人の方に近づく。やっぱ挨拶は欠かせなそうだな。
「ど…どうもです。見てわかる通りフシギダネ。名前はコタです。こ…これからここに住むんですが…とにかく宜しくです」
礼儀正しく挨拶しようとしたけど、ちょっと堅苦しかったかな…
アキさんがこちらへ近づいた。
「マリルリなんですが…宜しく…」
アキさんが先にペコリと小さくお辞儀をし、挨拶してくれた。
その顔の頬は少し赤らめられてた。声も小さかったし、恥ずかしがりなのかな?
じゃ、次はナツさん。
「あ…あの…」
「はい?何か言いましたぁ?」
うっ…そう来たか…いきなり険悪だなぁ…なんか嫌みが籠ってる感じ…
「…ナツさんは初対面の人には態度変わるんですよ」
あ、アキさんでしたか。どうも。じゃあナツさんとは地道に話してって心を開いてもらおう。きっと俺にも気軽に話かけてくれるようになるハズ。

アキさん。その言い方で背筋に氷河期が訪れたよ…
「ナツさん…すいませんっ!」
それに返答は無かったけど、やっぱ地道に地道に。

…サナさんの言うこと無視して無意識に胸見てたけど…二人とも普通だねうん。
全員の自己紹介が終わった。超簡単にまとめるとこうか?

サナさん    明るく元気

ミオさん    天然巨乳

大王様     地獄の総指令官

アキさん    物静か

ナツさん    気難しい(俺に)

俺       お粗末

なんか引っかかるけどまあいいか。

と、向こうの3人がこちらへ駆けてくる。
「そちらは自己紹介終わりましたか?コタ君、何か質問あるですか?」
ミオさんが言う。 …見ない見ない!
おっと、まだ年齢を聞いていなかった。
「あ…じゃあ…言いにくいんですけど…」
「だったら言うな」
大王が遮る。酷いや!酷いや!
俺の事をまだ屑だと思ってる様子だな…
「レミ…話続けていいよ。」
にっこり微笑んでアキさんが言う。地獄をまとめる者とは違って、優しいなぁ…
「皆さんて…オイクツですか?」
「そっか!まだいってなかったね。皆同い年!16だよ!」
…皆16かぁ…なるほど…
ってええっ!?全員俺より年上!?パシリの夢が一瞬で砕け散った…
「んん。ちなみにコタ君は何歳?」
ギクギクギクッ! やっぱりこの流れじゃ
言うしかないのか…
「じゅ、13…」
「フン。ガキか」
「あら。年下ですか?じゃあコタ君のままでいいですよね?」
「は…はい」
黙れ大王黙れ大王黙れ大王黙れ大王黙れ大王。逆らえんけど。
ミオさんは違うからね!絶対に!心の底から!

屈辱屈辱屈辱屈辱屈辱屈辱屈辱屈辱。

…あぁ最悪誰かこの屈辱残さず食ってくれ。
いつまでも一人事はいいや。あともうひとつ質問が。
「あと一つあるんですけど…皆さん全員女ですか?」
「あ、そうですよ。みーんな女の子ですぅ!レミさんは男っぽいですけど」
「ぬわんだとうぅぅ!殴るぞミオォォォォ!」

ミオさん、その答えは正しく過ぎるよ!全ポケモンが同感する!

やっぱ…全員…女子なんだ。言ってみれば
「年上の女子と一緒に生活」
何この気持ち…嬉しさと変な妄想…
正直、嬉しい。とっても嬉しい!
「あれ?コタ君。女子ばかりでウキウキなんですか?」
「いいえいいえいいえ!そんな訳無いの!うん!」
「ウフ…顔真っ赤だよ」
俺の顔は嘘をつけなかったみたいだ。

いきなりアキさんっ!?余計な事ブチまかないでくださいよ…
嬉しいのは確かだし…フフ…
きっと、これから素晴らしい生活が幕を開ける!

…想像異常のだった









最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • ハーレムフラグ乱立www
    ―― 2012-05-10 (木) 00:19:41
  • 中々面白そうな発想だと思います。
    期待の一作と言えましょう。頑張ってください。
    ――ヤシの実 2012-05-11 (金) 00:49:20
  • ヤシの実さん»有り難うございます。期待に答えられるように頑張りたいです!



    …読み返してみると確かにフラグは五万と立ってますねw
    ――T ? 2012-05-11 (金) 19:05:07
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Last-modified: 2012-05-09 (水) 00:00:00
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