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戦争のなかで

/戦争のなかで

 はい、これが私の処女作です。
 期待せずにみてください。




 ハァ、ハァ・・・
「おい!そっちにいったぞ!」
 何で僕は追われているの・・・?
「ハッ、やっと追いついたぜ?サンダース君?」
 だ、ダメだ・・・。目の前が暗く・・・。



 よぉ、俺はサンダースのデンだ。悪いが今は仕事中なのでね。詳しいことはあとでな。ん?仕事の内容?それは・・・

「デン~?私は用意できたよ~?」

と、人の話の途中で話しかけてくんのが、ピジョットのフウコだ。一応、雌な。

「俺ももう大丈夫だ。いつでもいいぞ、デン。」

っと、今話してきたのはキリキザンのテツガだ。

「オッケー。んじゃ、そろそろいきますか!」

 そういえば、仕事の内容をいってなかったな。俺達の仕事は、依頼を受けて行動する、<よろず屋(?)>みたいなもんだ。それで今は、とある国に頼まれて、その国をまもっているのさ。で、その相手の兵を成敗してやるところだ。何、殺しはしないさ。やさしいだろ?

「さて、いつも通り、俺が先に行く。したら頼むぜ?フウコ。」
「だーいじょぶだって!」

 まぁ、作戦開始!!まずは俺が飛び出して行く。うん、敵も味方も混乱してるのが分かるぜ。じゃあまず一発目、いくぜ!

「ミサイル針!」

 何?電気技は使わないのかって?使えるけど使わんさ。相手を殺すわけでもないし。
 さて、話を戻そう。俺の放ったミサイル針は、正確に敵の足に刺さっていく。

「何っ!?くそ・・・。」

 そうするともちろん、敵は動けなくなる。そこを味方が捕らえる。しかし、今の攻撃で俺達を味方として判断してくれるのは嬉しいねぇ。
 っと、フウコがこっちに向かって飛んでくる!

「よーし、みんなどいてね~。かぜおこし!」

 本当にここの兵士は優秀だなぁ。すぐに避けてくれたぞ。でも、敵もまけてはいないな。この風の中を耐えているぞ。

「お前たち、ふんばるんだ!」

と、敵の隊長らしきエルレイドが声を部下にかけている。だけどなぁ・・・。

「・・・テツガ。」
「わかってるさ・・・。」

とだけ言うと、かぜおこしの中に飛び込んでいく。そして、

「つじぎり。」

とだけ言うと、敵をなぎはらっていく。

「何!?ぐはぁっ!」

と聞こえ、耐えれる訳がなく、かぜおこしでとんでいく。そして、これを見た敵兵の多くは、恐れおののいて退却していったのだった。さて、後は味方の兵士に任せて、王様んとこにでも行くとするかねえ。そこで闘ってるゾロアークなんて強そうだし。後で名前でも聞くかねぇ?機会があれば、だけど。

「おーい、テツガ、フウロ、後は任せて王様んとこ行って報告するぞ。」
「はーい。」
「了解した。」

 さて出発するかね。



 ふぅ、俺たちは今、城門の前まできている。しっかし、ここまで来るのに結構な時間がかかったな。救援に向かう兵士やら、近辺に住む住民の避難やらで、夕方までかかっちまったぜ。まぁ、戦争には一応勝ったらしいから、今は静かになってきているな。
 っと、門番らしきライボルトが声をかけてきた。

「おい、お前たちは何者だ?」
「ああ、俺達は『フリーダム』だ。分からないのなら、王様にでもとりあってくれ。多分わかってるから。」

 すると、少し戸惑いながらも、「分かりました。」と言って、城の中に入っていく。こういう奴だと話が早くて助かるな。
 ん?『フリーダム』は何かってか?それはな、俺達デン、テツガ、フウコの三人でやってるチーム名みたいなもんだ。ちなみに意味は『自由』だな。まぁ、俺達は気ままにやってるから、結構似合ってると思うんだけどな。

「ねえ、お腹すいたよ~。」

とだだをこねてくる。子供か!子供なのか。

「まあ待てフウロ。後少しだからな。」

と、テツガがフウロをなだめる。親子か!って、マジでツッコみたい。
 っと、さっきのライボルトが戻ってきた。話はついたのか?

「よぉ、いいのかな?」
「はい。先程は失礼しました。あなた達が例の助っ人(ポケ)だったのですね。では、中へどうぞ。後はサーナイトが案内をするので。」

 そういうと、門が開いていく。すると、中には一匹のサーナイトがいるのが見える。

「では、こちらへどうぞ。」

というと、歩き始めるので、それについて行く。
 いやぁ、周りを見てみると、贅沢な物が置いていない。こういうのを見ると、だいたいはちゃんとした人なんだよな。いやぁ、助けた甲斐があったな。

「着きました。この扉のむこうに、王がいます。」

 おや、考え事をしてたら、もうついたのか。そして扉が開いていく。

「ふむ、お主達がフリーダムか。助太刀を感謝する。私はリザードンのホドンだ。お主達の活躍で、今回の戦争は我がトルズ王国は勝つことが出来た。約束通り、報酬金は『依頼屋』に送っている。」

と、リザードンが話かけてくる。どうやら、このリザードン、ホドンが国王のようだな。

「いえいえ、無事で何よりです。私達の名前は・・・。」
「ああ、わかっておる。デン殿、テツガ殿、フウコ殿であろう?」

 おお、分かっているとは・・・。話が早い。

「では、私の事は何か知っておられますか?」
「む、そなたのことか?それは分からないが・・・。それがどうかしたのか?」
「いえ、何でもありません。」

 はぁ、この人も何も知らないか。ん?何で聞いてるかってか?それは後の話でな。
 そしてしばらく話をしていると、扉が開いてくる。

「おーい、ホドン様ー、って、あれ?」

 ん?このゾロアークは・・・戦場にいた奴か。

「これ、クロノ、客人の前だぞ。」
「すいませんね。」
「おぉ、さっき戦場にいたゾロアークだろ?お前結構やるじゃねえか。」
「お!?いいね~、俺の強さが分かるのか!?」
「当たり前だろ!なんたって・・・。」

と、俺達が話に花を咲かせているとき、フロウはというと・・・

「・・ねぇ、お腹すいた。」
「だからもう少し待ってな?」

と、この調子である・・・。



「それじゃあな、クロノ!」
「おう!今度会うときは闘おうぜ!」

 見ての通り、俺とクロノは意気投合し、かなり仲が良くなってる。久々に面白い奴に出会ったな。
 外に出てみると、もう少しだけ空が暗くなってきている。

「ねえ、お腹・・・」
「分かったから!テツガ、俺のバッグをとって寄越してくれ!!」
「了解。・・ほれ。」

と、テツガがバッグを投げてくる。それをナァイスキャッチ!をして、そこから煎餅を取り出す。

「ほれ、フウ・・・」
「ぃやったぁ~♪」

といって食いつく。これで少しは静かになるだろ。

「よし、さっさと帰って飯食うぞー。」
「オーー!」



 家に帰る前に、少し寄るところがあったな。俺達は今、『依頼屋』に来ている。依頼屋とは、その名の通り、依頼を受ける場所だ。その依頼をこなし、俺達は生計を立てているのさ。

「お、お前ら、依頼は達成出来たみたいだな。報酬金が届いてるぜ。」

 そう言って、俺達を迎え入れてくれているのが、依頼屋の店主、ドンカラスのゼンさんだ。

「おう、今日も中々簡単だったぜ?」

と言うと、ハッハッハ、とゼンさんが笑う。

「いやぁ、頼もしいな、お前らは。いつでも依頼をこなしていって、今では人気NO.1だぜ?なんでも叶う、ってな。」
「それはいいですね。でも、何が何でも出来る訳ではないですよ?」
「ハッハッハ、それもそうだな。」

 そして報酬金の額を確認する。・・・よし、全額ちゃんとあるな。

「じゃあ、ゼンさんまた明日。お休みなさい。」
「おう、お休みな。」

 そして俺達は再び帰路につく。



 さて、やっと家に着いた。場所は町から少し離れた場所にある。大きくは無いけど、三人なら十分な大きさだな。もとはテツガが住んでたらしいけど、今ではこの三人で暮らしている。
 さて、そろそろフウロがまた騒ぎ始めそうだけど、ここでテツガが動き始める。こう見えてもテツガは料理上手なんだぜ?って、俺が偉く言うのもおかしいか。
 さて、ここで話ておかなければならないことがある。それは、俺の過去について、だ・・・。





 とりあえずここまで。
 少しずつだけど・・・大丈夫・・・かなぁ?
 まずは、これで第一話を終わりとさせていただきます。続きに期待してね!!

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Last-modified: 2013-07-20 (土) 00:00:00
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